月別アーカイブ: 2009年8月

今週は忙しくなりそう

1ヶ月ほど休業していた社員食堂(正確に言うと会社と同じ建物に入居しているケータリング会社が運営している食堂、したがって一般人も入れます)が、今日から営業再開。正直言って、味はここ1ヶ月ほど通っていた「Dwenger」の方がはるかにいいのですが、まあ少しは安いし、同じ建物の中なのでたくさん歩かなくてもいいし、食べ放題(ビュッフェスタイル)だし、ということを自分に言い聞かせて妥協しています。

先週から兆しはあったのですが、今週は集中して議論することがあるのでけっこう忙しくなりそうです。

最近は自宅で夕食をとるようにしているので、以前のような「食い倒れ日記」にはなっていません。楽しみにしている方、ごめんなさい。今日は日曜日に作っておいたカリーブルストの残りと、冷蔵庫の中のありものでサラダを作って食べました。

ダラダラ

いやあ、本当に涼しくなってきましたね。

昨日はすごく切りが悪いところで中断してしまったので、引き続き cakePHP と MySQL をごちゃごちゃと。「全日本吹奏楽コンクール」と「作品リスト」のデータベースをうまく連結するとだいぶ使いやすくなると思うのですが、改造が大規模になりそうなのでまだちゃんと手をつけていません。今のホームページのユーザーインターフェイスも使いにくいところがあるので直したいと思っているのですが。

総選挙の結果が知りたかったので午後からウェブを確認。これだけ歴史的選挙(と言っていいんでしょうね)に投票したくても投票できなかった(在外投票権申請中)というのも、一つの記念碑ではないでしょうか(笑)。

CNN などでも報じられていました。ザッピングしていたら、いつの間にか衛星放送のチャンネルリストが更新されていて「NHK World」を見られるようになったことに気付きました。NHK の番組に英語でのナレーションをかぶせて放送しています。

寒かったし、食材は昨日買ってきたし、で結局ゴミを捨てに行く以外ずっとアパートにいてゴロゴロしていました …

久しぶりのケーキ焼き

ハンブルクでは、今週後半から明らかに日差しの強さが弱まっています。こころなしか太陽の高度が下がっているようで、いつもよりアパートに差し込む日光が多くなっているような気がします。あっという間に秋が近づいています。

全日本吹奏楽コンクールの出場団体がぼちぼち決まりつつあるようなので、そろそろホームページ更新の用意をしないといけないなあ、と思い、すごく久しぶりに cakePHP やら MySQL やらをいじってみることにしました。

全日本吹奏楽コンクールデータベースは、今まで(とはいっても cakePHP に切り替えてからですが)

  1. 基本的には Excel で編集
  2. それを csv 形式で保存して
  3. それを MySQL にインポートする

という形をとっていました。Mac に乗り換えた時点で MS Office から OpenOffice に乗り換えたのですが、どうも Office と勝手が違うので編集しにくい。MySQL 上のファイルを直接編集するフロントエンドでも作ろうか?と漠然と考えていたのですが、ふとファイルメーカー(こちらは CD データベースを構築しています)を SQL データベースのフロントエンドに出来るのではないかと考えたのです。

ちょこっと調べてみたら、MySQL 用の ODBC ドライバーというものをインストールすればファイルメーカー上で SQL データを直接編集できそうです。昼間っから Mac に向かっていそいそと試行していました。

さて、今日は土曜日。明日はほとんどのお店が閉まってしまうので、今日中に少し食料を買い込んでおかないといけません。4時過ぎに出かけようと思ったらいきなり大雨。とはいえ、食料は買いに行かないといけないので雨が弱まったところを見計らって、とにかく車を出しました。

行ったのは近所の Wandsbek のカールシュタット。町の中心部にあるカールシュタットの食材がよかったので、近所の支店にも同じような店が入っているかどうか確認したかったのです。規模は小さいながら、品質的には同じようなものが手に入りそうです。こちらの方が駐車場代も安いし(ひょっとして無料駐車場もあるかも)、近いし、いいかも。結局、何かよくわからない白身魚の切り身やら、ソーセージやら、オリーヴやらパンやらを買ってみました。

9/12のベルリンフィル公演に備えて、ショスタコーヴィチの《交響曲第4番》の予習開始。妻がドイツに来る際に持ってきてもらったスコアを見ながら何とか最後まで聞きとおしたのですが … 考えてみれば最後までちゃんと聞いたのは初めてだったかも知れません。

演奏会その6: シュターツカペレ・ドレスデン

およそ2カ月に渡って開催されてきた Schleswig-Holstein Musik Festival もそろそろ大詰め。最後の最後に著名なオーケストラの客演があります。今日はハンブルクのライスハレで行われたシュターツカペレ・ドレスデンの演奏会に行ってきました。ちなみに来週の金曜日(9/4)にはリューベックでラトル/ベルリンフィルの演奏会があります。金曜日の仕事が終わった後に午後8時からのリューベックでの演奏会にはとても間に合いそうにないと思っていたのでチケットを取らなかったのですが、リューベックまでは車で1時間もかからないことがわかったので行けばよかったなあ、と今さらながらに思っています。ちなみに演目は今日ベルリンで開催されたオープニングコンサート(ネットで視聴できるはずだった …)と同じです。

会社から早めに帰って着替えてから車で行くことにしました。そもそもライスハレ周辺に車を停められるかどうかわからなかったのですが、幸運にもライスハレまで歩いて3分くらいのところでちょうど駐車スペースから出ようとしている車があったので、そこに入れることにしました。縦列駐車はまだまだ修行の余地あり。3回ほど車を降りて前後のスペースを確認して、やっとスペースに収まりました。

ライスハレ周辺には食事するところがないのでカイザー・ヴィルヘルム通りを歩いて探すことにしました。ハンブルクに来たばかりの頃に連れて来てもらった日本料理店「小紋」もこの通りにあるのですが今回はパス。歩いて行くと独日センターがあるあたりまで出てしまったので(そうか、道がこうつながっているのか)、その近くにある、以前食べておいしかったカリーブルストのお店に入ることにしました。軽く食べようと思って、カリーブルスト、Schöfferhoferのアルコールフライ、サラダを注文したのですが … サラダでか過ぎ。けっこうお腹いっぱいになってしまいました。

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7時30分ちょっと前に会場入り(開演は午後8時です)。前半と後半の間の休憩中に、今日のソリスト(ピアノ)のラン・ランくんがサイン会をやるというのでCDを買ってみることにしました。彼のCDは現在ドイツ・グラモフォンからリリースされているのですが、その前はテラークからリリースされていたようです。その時期に録音されたラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を買ってみることにしました。(予習用に買ったショパンのピアノ協奏曲集があったのでそれを持ってくればよかったなあ。)

Hamburg Laeiszhalle
Freitag  20 Uhr   K 129

Gipfelstürmer

Lang Lang Klavier
Sächsische Staatskapelle Dresden
Fabio Luisi Dirigent
Frédéric Chopin / Klavierkonzert Nr. 2 f-Moll op. 21
Richard Strauss / Eine Alpensinfonie op. 64

まずはショパンのピアノ協奏曲第2番。ソリストのラン・ランは1982年生まれの中国人ピアニスト。最近かなり「売れっ子」のようです。予習用CDとこの演奏を聴く限り、タッチの粒立ちがとてもはっきりしていると思いました。流れるようなパッセージでもそれぞれの音が明確に聞こえます。かといって、メカニカル一辺倒というわけでもない。ピアニストを幅広く聞いているわけではないので大きなことは言えませんが、このタッチはかなり特徴的なのではないでしょうか。ファビオ・ルイージの指揮はオーケストラをコントロールするのに注力していたようで、振りは控えめだったように思います。第3楽章のルバートの処理(オケとソロを合わせる部分)などはわかりやすい振り方で、さすがと思いました。

で、休憩時間のサイン会。別にCDを買わなくても希望者はサインをもらえたようです。チケットにサインしてもらっている人もいました(いいのか?それで?)。私はプログラムにしてもらいました。信じてもらえないかも知れませんが(笑)これが直筆サインです。ラン・ランは漢字で「郎朗」と書くらしいので、それらのどちらかの字のように読めますね。隣の画像はサイン中のラン・ランくんを上から写したところ。オフステージの彼は演奏している姿よりもずっと若く感じました。

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後半はリヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲。ちなみにアルプス交響曲は作曲者自身の指揮で、このオーケストラによって初演されています(1915年)。ショパンとは打って変わってルイージは積極的にオーケストラをドライブします。「日の出」とか「登山」のあたりはイメージよりテンポが速めだったのでちょっと戸惑いましたが、それも全体を見通してのテンポ設定だったのだと思います。「頂上」「哀歌」「終末」などではかなり旋律を歌わせますが、重たい感じではなくかなりすっきりしています。アルプス交響曲の実演は小沢征爾指揮ウィーンフィル(@アクトシティ浜松大ホール)以来なのですが、かなり湿度の高い小澤の音楽と比べると、ルイージの音楽は乾燥しているけど掘りが深い、といった感じでしょうか。各場面の特徴のコントラストを楽しむことができました。この曲を聴く時に毎回思うのですが、最後の「夜」の主題が聞こえてくると旅行を終える時のような淋しさがこみ上げてきます。

しかし、ルイージはオーケストラ・コントロールがうまいです。今回は前から3列目の席だったので管楽器がほとんど見えず、必然的に指揮者ばかりを見ていたのですが、計算し尽くされた絶妙なフレージングを見たように思います。それから初めて聞くシュターツカペレ・ドレスデンの音がほぼ想像していた通りだったのがうれしかったです。弦の少しくぐもった美しい響き、マッシブでもうるさくならない管楽器の音色、鮮やかではないのですが深みのある音です。大満足の演奏会でした。

ちなみにこういう席に座っていました。

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細かいことですが、

  • 金管のパンダはおらず、ステージ上の演奏者がミュートをつけて代用していました。
  • 画像でもわかりますが、オルガンは上の画像のようにステージ上に用意されているので、音にもかなり存在感がありました。
  • ヘッケルフォンは残念ながら拝むことができませんでした。本当に管楽器奏者はほとんど見えませんでした …

カッターナイフ

昼食を食べに行くグループはだいたい面子が決まっているのですが、今日は珍しくフランス人の Yvan が一緒。久しぶりに話をしました。例によって「夏休みはどこか行った?」「家族が来たの?ハンブルクはどうだって?」「気に入っていた?それはよかった」みたいな話をしたあと、話題は宗教へ。(前も Yvan と宗教の話をしたような気がするなあ …)「日本ではどんな宗教が多いの?」と聞かれたので「Buddhist が多いのかなあ?大部分の人はプラクティカルじゃないと思うけどね。私も一応 Buddhist だけど、先祖が Buddhist だったからそうなっているだけで …」と答えたら、「実は今 Buddha に関する本を読んでいるんだけど …」とかで、「神を崇めるのではなくて、自分自身の内なるものを信仰対象にしたから仏教は支持を得たんじゃないかなあ?」と言われました。うぅ、すみません、私には難しすぎます …

昼食(今日は4人で行ってみんながシュニッツェル)時もマルチカルチュアルな話が。フランス(Yvan はフランス人です)では自宅でエスカルゴを調理することがあるのだとか。場合によっては野生(?)のエスカルゴをつかまえてきて、不純物を抜くために数日餌を与えないようにしておいて、それから調理するのだそうです。あれが動いている様子を見たら絶対食べられないような気がするんですけどね。

例によって「ドイツ語勉強しているの?」という質問が(汗)。「名詞とかは少しずつ覚えているんだけど文法が全然わかんない」と言ったら「多少文法が違っていても俺たちわかるから、とりあえず使ってみろよ」というありがたいお言葉が。そのようにします …

ところで、ドイツでなかなか見つけられなかったものに「カッターナイフ」があります。引っ越し荷物を開けようとしてちょっと困りました。スーパーマーケットで探してもないし、デパートの文房具売り場で探してもないし。庶務の女性に聞いたところ、ドイツでは主にカーペットを切る時に使うので Teppichmesser (そのまま Carpet Knife という意味です)と言うのだそうです。先輩駐在員に聞いたところ「え?昨日文房具屋に行ったけど売ってたよ」とのこと。そういえば、帰り道に大きな文房具店があることを思い出したので寄ってみることにしました。

まあ、このくらい大きな文房具屋になると、さすがに売っています。この店だけなのかも知れませんが、ハサミの近くではなく、ホチキスとかパンチの近くにあったので探すのに時間がかかりましたが。今までの苦労は何だったんだろう?

ということで一件落着。

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そういえば、クラフトワークがオリジナルアルバムのリマスターボックスをリリースするそうで、初めて amazon.de でポチッ。

The Catalogue

職場復帰

2回の週末をはさんで7日間の有給休暇を取ったので、11連休後の職場復帰です。

今日は午前9時から日本との打ち合わせ、午前10時から午後5時まで例の3週間おきのハードなミーティングが入っています。休み中にたまっているだろうと思われるメールを片付けるためにいつもより早く8時くらいに出社したのですが、案の定メールは全然片付きません。というか、休み明けの頭にいきなり多くの情報量を叩き込んでも全然頭に入りません。

ハードなミーティングの準備も中途半端になってしまい、ちょっと反省。まあ、少しずつリハビリしないと。

昼食は久しぶりの「Dwenger」。ハンバーグの元祖のようなハックステーキを食べました。以前食べたのは挽肉を集めて焼いた、まさにハンバーグという感じだったのですが、今日のは牛肉のかたまりの筋を細かく切ったような歯ごたえのステーキでした。付け合せはボイルした野菜(にんじん、ブロッコリー、カリフラワーなど)と、フライドポテト。

案の定というか、いろいろな人から「vacation はどうだった?」と聞かれます。家族と一緒にいろいろなところへ行ったと言うと、みんな「家族はハンブルクを気に入ったかい?」と聞き、「とても気に入ったようだ」と答えると、誰もがうれしそうな顔をしてくれるので、こちらもうれしくなります。

ところで、今週末の8/28からベルリンフィルの2009/2010年シーズンの演奏会が始まります。先日ベルリンフィルの定期演奏会のチケットを購入したついでにメールマガジンの配信を受けるようにしていたのですが、今日「オープニングコンサートご招待」の案内メールが来ました。とはいってもコンサート会場ではなく、ベルリンフィルが有料で配信しているサービスである「Digital Concert Hall」への招待状です。申し込み先着順(4000人)でこのオープニングコンサートを無料で聴けるということだったので、さっそく申し込んでみました。プログラムはベンジャミン・ブリテンの《青少年のための管弦楽入門》、カイヤ・サーリアホの《Laterna Magica(魔法のランプ)》(委嘱初演)、エクトール・ベルリオーズの《幻想交響曲》です … と書いている途中で気がつきましたが、この日はシュターツカペレ・ドレスデンの演奏会を聞きに行くのでした … ダメじゃん …

夏休みその11: 不在の存在

  • 洗面所のコップ2つ分の空間
  • 冷蔵庫の中に残された余りものの食材
  • 洗濯機に入っている前夜使ったバスタオル
  • 作りかけのレゴ
  • iPhone をいたずらした時に残されたボイスメモ
  • 結局置いていった「Daniel Wischer」でもらったアイスクリームの容器2個

夏休みその10: 最後の晩餐

午前中はこまごまとした買い物をするために市内へ。そのあと、ハンブルガー・パンフィッシュが食べたいという妻の所望により「フリーセンケラー」で昼食をとりました。ここは市庁舎広場近くにあり、いろいろなガイドブックに載っているお店です。外に面した席ではアルスター湖につながる池(?)を見ながら食事をとることができます。ビールはイェーファー(Jever)のピルスナーと、シェーファーホッファー(Schöfferhofer)のヴァイツェン。ハンブルガー・パンフィッシュはあまりに洗練され過ぎていて、いわゆる普通のハンブルガー・パンフィッシュのイメージとはちょっと違います。もちろん、おいしいことはおいしいのですが。

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そういえば、息子は「鉄ちゃん」なので、駅の名前を一所懸命覚えようとしています。最初は、

  • らーるしゅてっと:お父さんの会社の最寄り駅。ハンブルクに着いた翌日に行った。
  • はっせるぶろーく:お父さんのアパートの最寄り駅。基本的に街中に出かける時にはここからSバーンに乗る。

あたりを覚えようとしていたのですが、これらをマスターしたあとは、

  • べるりなー・とー:Hasselbrook の2つ隣の駅。Uバーンへの乗り換え至便。
  • はうぷとばーんほふ:中央駅。たくさんの電車(息子いちばんのお気に入りの ICE も含む)を見ることができた。

などもがんばって覚えようと復唱しています。「Berliner Tor」はミニチュア・ワンダーランドのジオラマの中にも見つけて(私は今まで気がつきませんでした)、「お父さん、お父さん、べるりなー・とー、あった。」と教えてくれましたし、「Hasselbrook」の駅名を見て「Sが二つあるから、はっせせぶろーく、だと思ったよ。」とか言っていました。まあ、日本に帰ったら残念ながら忘れてしまうのだと思いますが。

さて、夕食の用意をしながら妻と息子は帰りの荷造り。一応、息子も日本へ帰るということは認識しているようで、

「明日から淋しくなるね」とか、
「浜松に帰ったら何でもがんばるからね」とか、
(デジカメ画像を取り込んでいる Mac を指差して)「この中に思い出がいっぱい入っているんだよね」とか、
いちいち涙腺をダイレクトに刺激する言葉を吐き出しています。

何となくいつもと違う様子で、わざと叱られるような行動を取っているように見えるのは、甘えたいからなのでしょうか?それとも、まだ自分の感情がうまくコントロールできないからなのでしょうか?

夏休みその9: ミニチュア・ワンダーランド再び

前日はハンブルガー・ドームに行って夜更かしをしてしまったのですが、今日は再びミニチュア・ワンダーランドへ行くために少し無理をして早起きしました。ミニチュア・ワンダーランドのホームページには入場待ち予測が出ていて、それによると、朝早く、しかも週末だと比較的待ち行列が短いのだそうです。早起きしたとはいってもみんなグダグダしていたので、結局アパートを出発したのは 9:30 頃になってしまいました。

先日は Jungfernsteig からバスに乗って行ったのですが、今日は(日曜日だから?)ミニチュア・ワンダーランドの近くまで行くバスがないようです。しょうがないのでUバーンで行くことにしました。結局、ミニチュア・ワンダーランドに到着したのは10時30分過ぎ。この時点で入場は50分待ちと言われました。選択肢は二つあって、1つは待ち行列に並んで50分待つ、もう1つは入場時間を予約するチケット(Fast Ticket)を買って予約した時間まで暇をつぶす、というものです。我々はその時点でいちばん早かった正午からの Fast Ticket を購入して、少し周辺を散策してみることにしました。

ここは、港の近くにある昔の倉庫街だった建物を利用しているので、周りには水路がたくさんあって、主に観光客を乗せた船がたくさん通ります。

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何とか体力を温存したまま時間をつぶして、予定通り正午に入場しました。とりあえず腹ごしらえ。画像を見直すとけっこうな量を頼んでいますね。実は、このあとちょっと足りなかったので、さらにシュニッツェルを追加注文したのですが …

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その後、展示へ。息子は、そろそろハンブルクを走る列車もわかるようになってきたので、やはりそのあたりのジオラマに食いついています。ハンブルク中央駅やミニチュア・ワンダーランド周辺のジオラマもあります。今回気付いたのですが、ミニチュア・ワンダーランドの模型の中ではちゃんと鉄道模型が走っていました。画像だとちょっとわかりにくいですが … 妻は途中で眠くなったと言ってビデオを上映している部屋へ仮眠しに行きました。30 分ほどして妻が帰って来たあとも息子は食いついたままです。このままだと閉館までいそうな勢いなので、見るジオラマを決めさせて、それを見たら帰るという約束をさせてから回り直しました。結局ミニチュア・ワンダーランドを出たのは午後5時。食事の時間をのぞいてもほぼ4時間以上ジオラマを見続けていたことになります。鉄ちゃん恐るべし。

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帰宅してから、夕食の待ち時間に一昨日借りて来た鉃道の DVD を見ました。ナレーションは英語だったし、途中で飽きるかと思っていたのですが2回まるまる見ました。さすがに夕食時には電池が切れたのか、食べながらコックリ …

夏休みその8: ハンブルガー・ドーム

午前中は特に出歩かずにまったりと過ごしました。昼食は「ASIA MARKT」で買ってみた日本そば。粉わさびと麺つゆも買って来たのでばっちりでした。ネギと刻みノリがあれば完璧だったのですが、これらも売っているのかな?

今日のメインイベントはハンブルガー・ドーム。ハンブルクで年3回(春、夏、冬)開催されている北ドイツ最大の移動遊園地です。以前、日本からの出張ついでにドームを見に来たうちの会社の社員が「ねえ、全然動いているように見えないんだけど、どこが移動遊園地なの?」と言ったとか言わなかったとか。

息子の年齢(および身長)だとあまり激しいアトラクションには乗れないので、必然的に電車とかメリーゴーランドとかおとなしいものになります。独りで乗るのは嫌らしいのですが、逆にお父さんやお母さんと一緒に乗れるのであればどんなものでも楽しいように見受けられました。巨大なオルゴール(?)のようなものに合わせて動くメリーゴーランドのようなものがありました。まさにレスピーギの交響詩《ローマの祭り》の終楽章のような雰囲気です。

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個人的に楽しみだったのは観覧車です。日本の観覧車はゆっくりと一周するとおしまいですが、こちらの観覧車はかなりのスピードで何回も回ります。(ちゃんと数えていませんでしたが少なくとも5周以上はしたはず。)当然、その間にも乗客は随時入れ替える必要があるので、その時は観覧車が一時停止します。場合によってはてっぺんに近いところでしばらく止まっていることもあるので、風も心地いいし(あ、完全に密閉された空間ではなく、窓がない構造です)眺めもいいです。これはコストパフォーマンス的にもかなりいいんじゃないかなあ?

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夕食は「バイエルン・ハウス」なるビアホールへ。まさに小規模なビアホールという感じで、長机がずっと並んでいて、ステージでは大音量でバンドが演奏し、お客さん(酔っぱらい)はそれに合わせて歌う、という光景です。ザンクト・パウリのユニフォームを来た集団もいて何やら叫んでいます。(ザンクト・パウリはハンブルクを本拠地とするブンデスリーガ2部のサッカーチームで、ハンブルガー・ドームはザンクト・パウリのホームグラウンドのすぐそばで開催されています)我々はビール(ああ、銘柄失念)と、ニュルンベルク風ソーセージ(もちろんザウアークラウト添え)を注文しました。カリーブルスト以外のソーセージを食べたのはすごく久しぶりかも知れません。

その後はブラブラしながらアトラクションに乗ったり、何かを買って食べたり。ふわふわした揚げたてのドーナツのようなものに粉砂糖をかけたものがおいしかったです。

我々は 20:00 過ぎに帰って来たのですが、大人の時間(笑)はその後なのでしょうね。