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今日届いたもの

届くときはいっぺんに届くの法則。

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先週注文したワーグナーの《ニュルンベルクのマイスタージンガー》のブルーレイディスク。イギリスのグラインドボーン音楽祭での収録である。「正統的ドイツ」というよりは「イギリス」っぽさがジャケット写真からも垣間見えるが、まあよかろう。

ニュルンベルクへ行く前に見終わることができるといいのだが …

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1988年から1992年にかけてアメリカのラジオ局 Westwood One が「The Lost Lennon Tapes」という番組を放送していた。そのタイトル通り、ジョン・レノンが残したテープ、つまりインタビューやデモやアウトテイクなどを流しながらジョン・レノンの生涯をたどる、というなかなか大規模なプロジェクトだったようだ。ビートルズのアンソロジープロジェクトがスタートしたのが1995年、ジョン・レノンのアンソロジーアルバムが出たのが1998年だから、放送の中で流れた未発表曲/未発表テイクはかなりのインパクトを持って受け止められたのではないかと思う。

(残念ながら私はリアムタイムで聞いていなかったので推定でしか語れないのであるが …)

放送されたマテリアルは、本放送開始前の3時間プレビューと全部で218回放送された50分の本放送からなる。この本はそれらの放送の中で流された曲、インタビューなどのリストである。

まあ、ひとまず資料として持っておきたかった。

ビートルズ巡り

前日「ビートルズの朝食、食べに行かへん?」と誘われて、ハンブルクの繁華街であるレーパーバーン周辺へビートルズ巡りに出かけた。

ご存知、ハンブルクはビートルズがデビュー前にライブ修行(まさに修行と言っていいだろう)を重ねたことでバンドとしての演奏能力を高めていったことで知られており、ビートルズの第二の故郷とでも言えるところである。

確か、ビートルズ側が販売差し止めを要求したので今後公式に発売されることはないと思うが、デビュー直後(1962年12月)にハンブルクのスター・クラブというライブハウスで行われたライブも録音されており、かつては発売されていた。あまり音質はよくないのだが演奏自体は勢いがあってかなりよい。

ハンブルクにはビートルズにまつわるスポットがいくつかあるのだが、私はといえばこちらに来た当初に「ビートルマニア」という博物館のような施設に行ってみただけだった。(ちなみに、この「ビートルマニア」は経営不振のために2012年6月末をもって閉館になったらしい。確かに値段のわりにしょぼいとは思っていたのだが … 行っておいてよかった …)

今回、いろいろ連れて行っていただいたわけである。

まずは、その「ビートルマニア」の並びにある小さなレストラン。ビートルズが朝食を食べに来ていた、というレストランで、それにちなんだメニューがあるらしいので、まずはそれを食べてみた。まあ、紅茶とハムエッグトーストという、ごく普通のものなのだが、そういえばドイツ的というよりはイギリス的な朝食メニューなのかも知れない。

その後はビートルズが演奏したことで知られている著名なライブハウス(正確に言うとそのほとんどは跡地だが)を訪ねた。

出発はレーパーバーンに面した「Beatles Platz(ビートルズ広場)」から。各メンバーを模した金属のモニュメントが立っている。もちろん、ドラムはリンゴ・スターではなくピート・ベストだし、ここには写っていないがちょっと離れたところにはスチュアート・サトクリフがいる。この通りを北に上がっていく(画像の奥方向)と、いろいろなライブハウスがある。

まずはカイザーケラー。

それから、上にも書いたスター・クラブ。裏通りに入ったところにレリーフが建っている。

インドラ。1960年にハンブルクに来たビートルズが初めて演奏した場所として有名。当時から場所は移動しているそうで、現在地は繁華街の外れにある。

レーパーバーンに面していて、いちばん立地条件のよかった「トップ・テン・クラブ」は現在ピザハットになっている。

バンビ・キノ。ビートルズが映写室の裏の狭い部屋で寝泊まりしていたという映画館である。もはや映画館の面影もないほどひっそりしているが、建物の窓には往時のビートルズの写真が飾られていたりして、わずかな「わかる人だけがわかればいい」といった感じの痕跡をとどめている。

それから、ジョン・レノンが1975年に発表したアルバム「ロックン・ロール」のジャケット写真もレーパーバーンの近くで撮影されたものだ。

アルバムジャケットを見ると、通りに面した建物の前で撮影されたように見えるが、実際には集合住宅の入り口で、正直あまり裕福でない人たちが住んでいるような雰囲気である。以下の写真にあるようなゲートを越えたところにこの建物は立っている。普通、この門をくぐって扉を開ける勇気はないなあ …

それから、車をとばしておよそ30分、ハンブルクの南にあるハイムフェルト(Heimfeld)という街へ。この街にある Friedrich-Ebbert-Hall というコミュニティホールで、ビートルズ初の商業レコーディングが行われた。すなわち1961年6月22日から23日にかけて行われた、独ポリドールへの録音、トニー・シェリダンのバックバンドとして「ビート・ブラザーズ」名義で演奏した録音のことである。

今回いろいろ調べていたところ、やはりトニー・シェリダンとの2回目のセッション(1962年)は、私の勤務先の前のオフィスの近くにある Studio Hamburg というところだということがわかった。今度行ってみようかな?

私の知人で、これらのスポットを満喫できる人がどのくらいいるかわかりませんが(笑)、これで私もガイドできるようになったのでお立ち寄りの際はご所望ください。

イエロー・サブマリン

イギリスの amazon.co.uk から買った「イエロー・サブマリン」のブルーレイディスクが届いた。

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パッケージがドイツ語であるよりは英語がである方がいいかな?と思い、イギリス版パッケージを買ったのであるが、先週ハンブルク市内の家電ショップ「SATURN」で見かけたのも同じパッケージだったような気がするなあ … まあ、店頭で買うよりイギリスから取り寄せた方が安かったのでよかったのだが …

*****

家族全員で毎日毎日眠い眠いと言っている今日この頃。しかも夕食時にアルコールを飲んだりするとすぐに力尽きて寝てしまうので、なかなかブルーレイの視聴が進まない。

旅行疲れは取れているはずだし、特に体調が悪いわけでもない。花粉か何かがとんでいるのかなあ?

 

LENNONYC

そういえば見るのを中断したままだったなあ、と思い再開することにした。

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どうでもいい話だが、パッケージの中にメディアはなく、テレビの下に積まれた別のDVDのパッケージの中にあった。このまま棚に片づけたりすると何年も見つからないという事態に陥ってしまうのだな(経験あり)。

原題は「LENNONYC」。タイトル通りジョン・レノンがニューヨークに移住した1971年8月から、そこで生涯を終えた1980年までを追いかけたドキュメンタリーである。私はジョンのドキュメンタリーというと映画「イマジン」くらいしか見たことがない(と思う)。《イマジン》という曲に代表される、平和主義者的な側面だけにスポットを当てることに違和感を感じているので、その手のドキュメンタリーは避けているのかも知れない。

この映画では、ジョンがニューヨークに渡ってから比較的ラディカルな政治活動に関わっていたりだとか、ヨーコさんと別居してロサンゼルスで奔放(というか自堕落というか)な生活を送っていたとか、上記の映画「イマジン」を補完するような形で見ることができる。というわけでかなりストライクゾーンが狭い映画のような気がするので、そのあたりに興味がなかったり、最低限の予備知識がなかったりすると楽しめないかも知れない。

構成は「イマジン」と同じような感じで、関係の深かった人たちの証言と当時の映像を織り交ぜて進行していく。ただ、本人やヨーコさんの証言は少なく、バックミュージシャンなどの証言の方が多いので迫力に欠ける。映像についてももうちょっと演奏しているものが多いとよかったのだが。

ジョンが死んだ夜、アパートの前で夜通し歌われていた《平和を我らに》が「うるさくて困った」というヨーコさんの告白には苦笑。また、ヨーコさんとプロデューサーのジャック・ダグラスがスタジオに閉じこもってセッションテープを聞き倒した、というエピソードもいい。

*****

そういや、ジョージ・ハリソンのやつも買ったんだった。見ないと。

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ビートルズ/ペルト

amazon.deから買ったビートルズとアルヴォ・ペルトのCDが到着。jpc.deに注文したところバックオーダーで数日間待ったのだが、amazon.deではどちらも在庫があったのでjpc.deをキャンセルしてamazon.deで注文し直したしだい。

THE BEATLES 1962 – 1970

昨年リマスターされた新音源での「赤盤」「青盤」。それぞれのデジパックを簡易ボックスに入れたパッケージがamazon.deは30.99ユーロ。やはり私はこれらのベスト盤からビートルズに入ったので、この曲順がしっくりくる。

昨年の090909ではモノラル盤の方を聞き倒していたので、ステレオミックスも実は新鮮だったりする。

細かいところを言えば、オリジナルアルバムでは前の曲とクロスフェードする《A Day in the Life》とか、後ろの曲とクロスフェードする《Back in the U.S.S.R.》あたりが初めてお目見えしたミックスということになるのか。

Tabula Rasa [Deluxe Re-issue]

20年くらい前のペルト・ブームの火付け役になった盤 … だったと思う。これはペルトの生誕75周年を記念してブックレット付きでリリースされたもの。最近、いわゆる「デラックス・エディション」はなるべく買わないようにしていたのだが、ブックレットにはペルトの自筆譜も収録されているということを知って、あわてて注文した。

自筆譜はカラーで紹介されているし、その他にも収録されている全曲のスタディスコアも収録されているし、ECMからリリースされているペルト作品のディスコグラフィー(もちろんカラー)もあるし、でブックレットの内容は期待以上だった。

自筆譜が載っているのが、2本のヴァイオリン、プリペアド・ピアノ、弦楽合奏のための《タブラ・ラサ》。静謐な響きによるパターンを繰り返しながらじわじわクライマックスを作っていく、という形式は(他の作品にも見られるのかも知れないけど)《深き淵より》と似たものを感じる。楽譜を見ながら聞いていると、繰り返されるパターンの間に置かれるG.P.がちゃんと時間的に少しずつ短くなっている(つまりはどんどん切迫していく)のがよくわかる。一方、弦楽合奏の上に2本のヴァイオリンが乗っかってフレーズを交換する、という図式は音だけではなかなか捉えにくいのでは?とも思った。

私の大好きなペルト作品集「アルボス(樹)」も同じような体裁で出してくれないかなあ?このアルバムに収録されている同名の金管アンサンブル作品の楽譜を以前探したところ、同じ編成の楽譜はなく、リコーダー(3本だったかな?)とトライアングルという編成の楽譜しか出版されていなかった。これはこれで聞いてみたい気はするのだが …

ダイエット/クラウス・フォアマン

今週はずっと晴れの日が続いてきたのですが、夕方、車に乗って帰る途中で少し雨が降ってきました。また週末は雨なのかなあ …

何か、常々言っているような気がしますが、ちょっと真面目に体重を減らさないとやばそうなので(今のところ日本出国時から3kg増)、夕飯はそれなりに軽くしてみました。ちなみにメニューは、

  • 赤ワイン グラス1.5杯:この間、ドイツで初めて買った赤ワインを開けてみました。銘柄は … よくわかりません … ドイツの赤は全然知識ないので … ラベル裏には揚げもの、デザートなどに合うと書いてありましたが、かなり甘めだったので合わせる食事を選びそうです。今日のメニューではさほど気になりませんでしたが。
  • 野菜サラダ + ヨーグルトドレッシング
  • 胚芽クラッカー + エダムチーズ + ペッパーサラミ
  • カップマッシュポテト:お湯を注いでかき混ぜるとマッシュポテトができるもので、日本のカップヌードルみたいな感覚でしょうか。以前、試しに食べてみて意外にいけたのと、バリエーションがたくさんあって楽しいのでちょっと買い置きしてあります。今日食べたのはブロッコリー入りでしたが、サラミを細切れにしたものが入っているやつとか、アジア風に唐辛子などを効かせたやつなどもあります。
  • ヨーグルト
  • バナナ

こんなもんで大丈夫でしょうか?(どなたか鑑定して下さい(笑))

*****

今日読了した本。

ザ・ビートルズ / リメンバー ―親友クラウス・フォアマンが語る本当のビートルズ (ノーウェア/ザ・ビートルズ決定版シリーズ)

ビートルズ、そしてハンブルクと言えば欠かせないのが、この本の著者クラウス・フォアマンです。ハンブルクでビートルズのライヴを見に行ったことからメンバーとの交流が始まり、例えば、アルバム「REVOLVER」のジャケットデザイン、「アンソロジー・プロジェクト」のジャケットデザイン、それからジョン、リンゴ、ジョージのソロ・アルバムへのベーシストとしての参加など、多くの時間をビートルズおよびそのメンバーと共有してきました。そんなクラウス・フォアマンがざっくばらんに当時を回想した本です。

傲慢な暴露本にはなっておらず、身近にいた偉大な存在を常に見上げるような視点で回想しているのに好感が持てました。謙虚な人柄が見て取れるような感じです。ジョン・レノンやジョージ・ハリソンの訃報に関しては多くを語っていませんが、だからこそ感じ取れるせつなさがありました。

というわけで、こんなものを買ってみることにしました。

Sideman’s Journey

そんなクラウス・フォアマンの交友関係の広さを物語るソロ・アルバム。リンゴ、ポールはもちろん、ヴァン・ダイク・パークス、ジム・ケルトナー、ジョー・ウォルシュなどが参加しています。このスペシャル・パッケージでは CD に追加収録曲、さらに DVD に特製本や直筆サインがついています。ハンブルク市内のいくつかの CD ショップにもあったので前から気になっていたのですが、どこも200ユーロ前後で売っていたのでさすがにちょっと躊躇していました。

で、たまたま amazon.com で見つけたら$100ちょっとで売られていたのでポチっと。しかし、この価格差は何なんでしょう?送料を入れてもほぼ半額です。ビートルズボックスの時と同様ちょっと関税にビクビクしていますが(笑)、今回も少なくとも価格が逆転することはあり得ないでしょう。

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なんと明日から4日連続で演奏会へ出かけます …

読書日記(ビートルズ/海外子育て)

相変わらずまったりと仕事です。

日本に注文していた本がどっさりと届きました。ということで読んだ本。

真実のビートルズ・サウンド (学研新書)

アマゾンでのレビューが高評価だったので買ってみました。注文した時には気付かなかったのですが、著者の川瀬泰雄さんは山口百恵さんのレコーディングなども担当されたプロデューサーです(微妙にシンクロニシティ?)。アルバムの中から数曲をピックアップして、サウンド的な観点からトリビアルなネタを解説する … という内容です。元ネタは巷に出回っている解説本ですが、それに著者独自の着目点を追加しているような感じ。もう少し踏み込んだ著者独自の視点を見てみたかった気もするのですが、そのあたりの濃い話は著者のウェブサイトで見ることができます。

http://www.thebeatlemania.com/index.html

ごく一般的なビートルズ入門書(ってあるのかなあ?)と本格的なサウンド研究本の間をつなぐ「マニア入門編」としていいのではないでしょうか。

異文化に暮らす子どもたち―ことばと心をはぐくむ

著者の早津邑子さんはニューヨークで日本人向けの幼稚園を立ち上げた方です。その経験を通して、海外(非日本語圏)で子供を育てるとはどういうことか、ということを書かれています。

私も子供の早期英語教育には懐疑的です。まずは、ある言語で自分の思考を組み立てられるようにすることが必要であって、その時期に複数の言語体系を子供に強いることは、将来を見据えた場合にとても危険なことなのではないかと思うのです。で、将来的にずっと海外で暮らすのでなければ、最初に体得すべき言語はやはり日本語なのではないのかなと。

とは言いつつも、その一方で、世の中には自分の価値観とは全く違う価値観が存在していて、それらはどちらが優れているとか劣っているとかではなくて、対立するものなのかも知れないけど尊重はすべきだ、ということも海外にいる間に理解して欲しいなあ、と思っているわけです。

ま、どうなりますことやら。


月曜日の徒然

先週はずっとはっきりしない天気が続いていたのですが、今日はまさに「秋晴れ」です。暑すぎず、寒すぎず、やわらかな日差しと紅葉しつつある樹木がオフィスの窓から見えます(涙)。昨日がこの天気だったらいろいろと出かけられたのですが残念です。

昼食は Stefan と。まあ月曜日なので「週末何してた?」みたいな話になります。「そういえば、ドイツの統一記念日って何かイベントがあったの?」と聞いたら、その日は毎年ドイツの各都市が持ち回りで記念イベントを行うのだ、ということを教えてくれました。政治家が集まってスピーチをするようなことを言っていました。ちなみにハンブルクは昨年で、今年はライプチヒだったそうです。

今週から心を入れ替えて「早く出社して早く帰る」ことにするつもりだったのですが、雑多な用事が積み重なって、けっこう時間がかかってしまいました。ちなみにうちの会社は週の労働時間が40時間と決められているので、週のどこかで調整する必要があります。週末は早く帰ろうっと。

週末に読んだ本。

ビートルズ―20世紀文化としてのロック (講談社選書メチエ)

ミュージシャンかつ執筆家としても活躍している和久井光司さんが書いたビートルズの評伝です。ビートルズに関する史実はほとんど出尽くしている感があるので、コンパクトな評伝は似たり寄ったりになると思いきや、やはり和久井さんの視点は面白いです。

ビートルズに関する記述は最小限にとどめ、その周辺にあった音楽的/文化的な背景を詳細に論ずることによって、ビートルズがこれだけの名声を勝ち得た必然をあぶり出しています。例えば、ビートルズのメンバーがリバプールという地、すなわち歴史的に受け継がれているケルト的な文化と、港町であるがゆえにアメリカから直接持ち込まれたブルースやロックンロールという黒人発の音楽がまじりあっている地に生まれたからこそ、新しい音楽として支持されたとか、ですね。

免許更新

やはり、朝から強烈な胃もたれ … どう考えてもジャガイモ食べ過ぎですね …

久々の海外赴任ミニ情報です(笑)。今日は午前中に住所登録変更と運転免許証の交換手続きに行ってきました。

ドイツに居住しようとする場合、まず行わなければならないのは住民登録です。これを行わないとビザの発給手続きも行えないし、日本から送った引っ越し荷物の通関もできません。住民登録は入国してから2週間(自治体によっては1週間)以内に行う必要があります。私は赴任早々とりあえず社長の住所で住民登録をしてそのままになっていたので、これを現在住んでいるアパートの住所に変更しました。新規住民登録の際に手数料が必要だったかよく覚えていない(ひょっとして会社で払ってくれたのかも)のですが、今回は6ユーロかかりました。

その後、運転免許証の交換手続きへ。日本の運転免許証と国際運転免許証があればドイツ国内で自動車を運転することはできるのですが、国際運転免許証の有効期間は1年なのでこれを過ぎると日本の運転免許証では運転できなくなります。ドイツ入国後6ヶ月以内であれば無条件に日本の運転免許証をドイツの運転免許証と「交換」することができるので、今回はこの申請を行いました。ちなみにドイツの運転免許証は生涯有効のようです。

申請に必要なものは、

  • 日本の運転免許証
  • 日本の運転免許証のドイツ語訳(これは在ハンブルク日本領事館で有料でやってもらえます)
  • パスポート
  • パスポートサイズの写真1枚
  • 申請書類
  • 手数料35ユーロ(これは自治体によって変わるのかなあ?)

でした。結局、こちらで受けた視力検査の結果は必要なかったようです。作成にはおよそ4週間かかり、できあがったら取りに来るように手紙で通知が来るそうです。

これは、あくまでも「交換」なので、ドイツと日本の運転免許証を同時に携行することはできません。今回ドイツの運転免許証を交付してもらう際には日本の免許証を預けなければいけません。逆に日本の免許証が必要な場合にはドイツの免許証を一旦返納して代わりに日本の免許証をもらうことになります。まあ、1年以内の一時帰国であればドイツの免許証のままで日本での運転は可能なようです。(そのかわり日本語訳の携行が必要)

さすがに夕飯は外で食べる気がしないので、簡単なお惣菜を買ってきて自宅で軽く済ませました。

*****

最近読み終えた本。

メイキング・オブ・サージェント・ペパー

いつ買ったんだっけ?この本。今は絶版になっているみたいですね。ジョージ・マーティンが書いた「サージェント・ペパー」のレコーディング回想録。1992年に制作されたTV番組「メイキング・オブ・サージェント・ペパー」の副読本のような位置付けでしょうか。(しかし、この番組商品化されませんね。WOWOWで何度か見ましたがとても面白いです。)同時にマーク・ルウィソーンの名著「レコーディング・セッションズ」を補完するような形にもなっています。基本的には「サージェント・ペパー」のレコーディングの様子(もちろん、スタートは《Strawberry Fields Forever》と《Penny Lane》から)を追いながら回想しているのですが、ところどころでデビュー時のエピソードや後日談なども挟み込まれています。

ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版

この本を読んであらためて気付いたのですが、中期以降のビートルズは4チャンネルのマルチテープを別のテープの1チャンネルないし2チャンネルにリダクションしてトラック数を稼ぐようなことをやっていました。これをやるとヒスノイズが増えたりF特がにぶったりしそうな気がするので、リマスターの音質改善にも限界があるのではないかと思いました。

アンソロジーを見る

シルバーウィークということで日本とのやりとりがほとんどなく、先週までの超ハードスケジュールと比べると、ちょっと仕事に余裕があります。

「ビートルズ祭り」ということで、アンソロジーのDVDを引っ張り出してきて見ていたのですが、久しぶりにワインを飲んだら見ている途中で寝てしまいました …

ザ・ビートルズ・アンソロジー DVD BOX 通常盤

ビートルズのデビュー以前といえば、ハンブルクでの演奏活動に触れないわけにはいかないわけで、 DVD でも当時(1960年代前半)のハンブルクの映像が使われています。最初に見た時(かれこれ10年くらい前になりますか …)には当然細かいところまでは意識していなかったのですが、改めて見てみるとレーパーバーン周辺はもちろんのこと、ハンブルク港やアルスター湖がちらっと映っていたりして、今の景色と比べるとなかなか興味深いものがありました。

そういえば、アパートから会社へ行く途中に Studio Hamburg というエリアがあります。そういう名前のスタジオが本当にあるのか、あるいは単なる地名なのかは未だによくわかりませんが、ビートルズとしてのデビュー前にトニー・シェリダンのバックバンドとしてビート・ブラザース名義で録音をしたのは、この Studio Hamburg らしいです。

アーリー・テープス・オブ・ザ・ビートルズ