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ビョーク/魔笛

1ヶ月ほど前に予約注文していたビョークのリミックスCD(シングル)が到着。

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発売後もしばらく送られて来なかったので、そろそろ問い合わせようかな、と思っていたところだった。

“Remix Series I” ということなので、続々と発売される。トータルでは8枚になる予定で、Matthew Harbert や Alva Noto もリミキサーとして名前が挙がっている。そして “I” を待っている間に “II” のプリオーダーも始まっている。実は送料がCD本体の2倍くらいかかっているので、何枚かまとめて買った方がお得なのではないか?ということに気付いた。でもなあ、特殊ジャケットの初回限定版が欲しいので、あまり傍観していると売り切れるリスクもあるんだよなあ …

予想通り、オリジナルの「Biophilia」の収録曲はスタティックなものが多かったので、リミックスでは少しリズムが強調されている。オリジナルに比べるととっつきやすい。

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せっかく買った「モーツァルトオペラ全集」のDVDを見てみることにした。選んだのは《魔笛》。

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実は、プラハで《ドン・ジョバンニ》の人形劇を見て来たので、ちょっと前に家族で本物を見直そうと思ったのだが、この全集に含まれている《ドン・ジョバンニ》は子供に見せるのが憚られるような演出なのであった …

で、《魔笛》。「のだめカンタービレ」で仕入れた程度には内容を知っている(笑)。以前 DVD ブックで買ったやつ(イヴァン・フィッシャー指揮のパリ国立歌劇場)にはあまりのめり込めなかったのだが、このザルツブルク音楽祭で上演されたムーティ/ウィーンフィルの舞台は面白かった。かなりカラフル(どぎついと言っていい)な舞台装置と、それぞれのキャラクターがわかりやすく個性化されているからかな?

とりあえずは DVD 一枚分の第1幕のみ。

 

バイオフィリア

最近、新譜が出るごとにアルバムを買うアーティストがめっきり減ってしまったのだが、ビョークはそんな数少ないアーティストのうちの一人。

前作「ヴォルタ」から4年ぶりのアルバム「バイオフィリア」が届いた。

バイオフィリア

タイトルは「生を愛する」という意味であるが、もともとこういう言葉(概念)はあったらしい。こういうタイトルの本もあるみたいだし。

£500(約60000円)もする究極のパッケージもあったようだが、今回は3トラックが追加された普通のデラックス・エディションを買ってみた。

第一印象はかなり地味。「メダラ」の時に感じた印象と似ている。「メダラ」はその前の傑作アルバム「ヴェスパタイン」の余韻を、この「バイオフィリア」は開放的な「ヴォルタ」の余韻を引きずっているような感じ。音数が少なくテンションもそれほど高くない省エネなサウンドプロダクションである。

「ヴェスパタイン」の研ぎ澄まされた冷たいサウンドが極北の地に置いていかれるような感覚だとすれば、この「バイオフィリア」の控えめなサウンドはしんとする宇宙空間の果てまで連れて行かれるような感覚である。(女声合唱がフィーチャーされているので、ホルストの《惑星》(海王星)のその先を連想してしまうのかも)

個人的な評価としては、すぐに飽きてしまった「メダラ」よりは繰り返しに耐えそうだけど、「ヴェスパタイン」や「ヴォルタ」ほどの愛聴盤にはならないかな、という感じである。意外にライブで見ると面白いのかも知れない。

iPhone / iPad 用のアプリケーションも出るようだがどうなんだろう?とりあえず様子見。

 

やはりビョークはよい

ヴォルタ

ビョークの新作。 前々作「ヴェスパタイン」、前作「メダラ」はどちらかというと、どんどん狭いところ細いところへ突き進んでいく緻密さが感じられたのであるが、それが息苦しくもあった。

今回のアルバムは開放的。 アフリカのアーティストによるリズムや、アイスランドのブラスバンドによるサウンドが空気を振るわせる。

かと思えば琵琶(チャイニーズ・ピパ)を使ったりと「ヴェスパタイン」や「メダラ」にあった統一感はないが、逆にいろいろな要素を組み合わせて「ビョークの音楽」として構築してしまうあたりは、「ホモジェニック」に近いものがあるのかも知れない。

ダンサー・イン・ザ・ダーク

ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]

頭がカタルシスを欲していたので見ることにした。 半額で売られていたのをしばらく前に買ったまま見ていなかった DVD である。

ビョークが演じる主人公セルマはチェコからアメリカへの移民。 小さな工場で働きながら女手一つで息子を育て、アマチュア・ミュージカルが唯一の楽しみ。 遺伝的な病で徐々に視力をなくしていくが、同じ病を抱えている息子に手術を受けさせるためになけなしのお金を蓄えている。 ある日、そんな風にして蓄えたお金を盗まれたことから人を殺してしまい …..

といったあたりがあらすじである。

このあらすじは以前から知っていたので、かなり暗い映画であることは覚悟していたのだが、これらのこと自体はそれほど暗くは描かれていないし、そういう「他人の不幸」によって泣かせる映画では決してないのだ。

この映画で激しく心を揺さぶられたのは2点。

「なぜ、同じ病に冒されることを知っていながら子供を産んだのか?」という問いに対して「赤ちゃんをこの手で抱きたかったから。」と答えたセルマ。彼女は、彼女に降りかかる全ての不幸を受け入れなければ、このシンプルで根元的な願いを叶えることができなかったのだ。

それから「ミュージカルは最後の曲で終わってしまうから、最後から2曲目で席を立つの。そうすれば永遠でしょ。」と言ったセルマが最後に歌う《最後から2番目の歌》。

ミュージカルには哀しい場面はないと言うけれど、独房で歌われる《マイ・フェイヴァリット・シング(私のお気に入り)》(セルマが所属するアマチュア・ミュージカルが練習しているのは「サウンド・オブ・ミュージック」)は哀し過ぎる。

ビョークと夷撫悶汰

70% OFF の DVD セールをやっているショップがあった。ちょっとのぞいてみたところ「まあ、このくらいの値段だったら買っておいてもいいかな」と思える DVD が何枚かあったので購入。

ペイガン・ポエトリー [DVD] / ヒドゥン・プレイス / ビョーク [DVD]

やはり、ビョークのアルバムの中では「ヴェスパタイン」がいちばん好きである。その中でも、この《ペイガン・ポエトリー》はいちばん好きな曲である。

ということで、シングル DVD を買ってみた。オビにはこう書かれている。

その”愛”はくるおしく、身体中に突き刺さる

ビデオクリップの内容はまさにそのまま。痛い(笑)。

《ヒドゥン・プレイス》は、その「ヴェスパタイン」の1曲目。こちらもなかなかドキッとするクリップではあるが、ちょっとワンパターンかな。

どちらもタイトル曲のビデオクリップの他にオーディオトラック2曲入り。

なんか、ビョーク関連のCD/DVDはバーゲンで買ってばかりいるような気がするんだが、世間的にはそんなに支持されていないのかな?

ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]

ビョーク主演の映画。ジャケ裏のストーリーを読むと、なんか救いがなさそうなんだけど …

(こうして、未視聴の DVD がまた増えていく …..)

夷撫悶汰レイト・ショー [DVD]

桑田佳祐扮する夷撫悶汰が歌うジャズのスタンダードを集めたコンサート。1996 年の AAA (Act Against Aids) でのステージである。

もはやルーチンワークと化したサザンの音楽には全く興味がなくなっているのだが、AAA での桑田佳祐のライブは面白い。個性的というか好き勝手な選曲でやっているのが、逆に桑田佳祐という人の趣味がわかって面白いのである。

2000年の「桑田佳祐が選ぶ20世紀ベストソング」では吉田拓郎からモーニング娘。まで歌ってしまったり、2001年の「クワガタムシ対カブトムシ」では全曲ビートルズ・カバー(しかも発表年代順、しかも全部ジョンが作曲した曲、しかもアンコールは全てジョンのソロ曲)を披露したりと、とにかく楽しい。

このあたりも DVD で出してもらえるとうれしいのだが、権利関係がいろいろと大変なんだろうなあ …

イヤホンその後

先日購入したイヤホン(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0828/mobile169.htm)を使っているのだが ….. 仕事中に使うのには向かないな、これ。

最近、集中して仕事をしたい時にはブライアン・イーノの「ミュージック・フォー・エアポート」とかグレン・グールドの「ゴルトベルク変奏曲」(晩年録音の方)とかを聞いているのだが、かなりのめり込んでしまう。

前にも書いたように極めて遮音性が高いので、周りの音がほとんど聞こえない。 集中できるのはいいのだが、電話や用事があったときに肩を叩かれたりするとびっくりしてしまう。そういう意味では通勤途中に自転車に乗りながら聞くのも危険かも。

あと、ふだんは iPod で聞いているのだが、圧縮された音の限界が聞こえてしまう。 大瀧詠一の「A LONG VACATION」は御大ご本人によるリマスタリングでかなり音質が向上しているのだが、1曲目《君は天然色》のサビが iPod で聞いたときに歪んでいる感じがした。家に戻って CD で聞いてみるとそんなことはなかった。

ついでにイヤホンのエージングも兼ねて何曲か聞いてみた。

  • ビョーク「ヴェスパタイン」DVDオーディオ盤。ジャケットに貼られているステッカーには96kHzフォーマットが収録されていると書かれているのだが、うちの プレーヤーでは48kHzとしか表示されない(泣)。6曲目のオルゴールのようなインストゥルメンタル《フロスティ》がとても生々しく鳴る。
  • マーラー/交響曲第9番(インバル/フランクフルト放送響)。とりあえず第1楽章の冒頭。楽器の分離がかなりよい。このイヤホンは低音が鳴らないという評価もあるが全然そんなことはない。コントラバスなどの空気感も伝わる。
  • マイルス・デイヴィス「ビッチェズ・ブリュー」。ボックスのリマスタリング盤。これも楽器は生々しく鳴るが、かなり盛大なヒスノイズがのっていることがわかった。

ミスター・シンデレラ(ビョークとケヴィン・エアーズ)

伊藤康英さんのオペラ《ミスター・シンデレラ》の東京初演を見に新国立劇場へ。鹿児島での初演と翌日の再演を見ているので、このオペラを生で見るのは3回目ということになる。

ホールのせいかソリストのせいかわからないが全体的に歌がはっきり聞こえる。鹿児島で見た時は歌がオーケストラに負けてしまって歌詞がよく聞き取れなかったのであるが、今回は歌詞がはっきり聞こえるということで、かなり内容に没頭することができた。

ついでにタワーレコード新宿店で買ったもの。

メダラ

アテネオリンピックの開会式でも歌っていたビョークの最新アルバム。(この時に歌われた《オーシャニア》も収録されている。)帰ってから地元のCDショップで買えば割引価格で買えるのであるが、試聴したところ一刻も早く聞いてみたかったのでその場で買ってしまった。

リリース前から話題になっていたように、バックトラックも含めて基本的に人間の声(もちろん加工はされているが)だけで構成されている。日本からもDOKAKAが参加しているし、ロバート・ワイアットなども参加しているようだ。

個人的にはここ数年でいちばんのインパクトを受けたアルバムである。 amazon.co.jp のレビューを見ると、ビョークを知らない人は聞かない方がいいとある。私が初めてビョークのフルアルバムを聞いたのは前作「ヴェスパタイン」だったのだが、緻密な構成に多少の息苦しさも感じた。「メダラ」はそれに比べるといい意味でラフに作られているように思える。特に3曲目の《Where Is The Line》がお気に入りなのだが、この突き抜けたサウンド・プロダクションはほとんど狂気ともいえる。

ビョークが私より年上(1965年生まれ)だったのはかなりびっくり。

Didn’t Feel Lonely Till I Thought of You: The Island Albums

ケヴィン・エアーズ(元ソフト・マシーン)とジョン・ケイル(元ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)とブライアン・イーノ(元ロキシー・ミュージック)とニコ(元ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)が共演したライヴがあるということで探していたのであるが、今回見つかったのはこの2枚組。

ケヴィン・エアーズがアイランド・レコードに所属していた頃のソロ・アルバム「夢博士の告白」「スウィート・ディシーヴァ−」と、上記のライヴ・アルバム「1974年6月1日」をカップリングした 3 in 2(とでも言うのだろうか?)である。

以前の日記に書いた、ニコによる《ジ・エンド》のカバーもこのライヴでの演奏のようだ。イーノによるシンセサイザーの伴奏のみによるかなり不気味な演奏。