月別アーカイブ: 2009年10月

演奏会その13: ベルリン・ドイツ交響楽団

Dienstag, 13. Oktober 2009, 19:30 Uhr

Deutsches Symphonie-Orchester Berlin

Ingo Metzmacher, Dirigent
David Fray, Klavier
Ligeti: Lontano
Beethoven: 3. Klavierkonzert op. 37 c-Moll
Bartók: Konzert für Orchester Sz. 116

指揮者のインゴ・メッツマッハーは2004/2005 年シーズンまでハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者とハンブルク歌劇場音楽監督を兼任していました。特に20世紀音楽については定評があります。ハンブルク・フィルのジルヴェスター・コンサートで企画していた「20世紀音楽なんか怖くない」シリーズとか、カール・アマデウス・ハルトマンの交響曲全集とか、ベルクの《ヴォツェック》やノーノの《プロメテオ》などの現代オペラとか、アンサンブル・モデルンとの諸作品とか。一度生で聴いて(見て)みたかった指揮者です。

ピアニストのダヴィッド・フレイは1981年フランス生まれのピアニスト。第5回(2003年)浜松ピアノコンクールで奨励賞を受賞しています。バッハとブーレーズを組み合わせたアルバムを出していたりします。

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いつものように早めに退社→着替え→電車(Sバーン)で Jungfernstieg まで→そこからライスハレまで徒歩というパターンです。夕食は、最近ほとんどライスハレとペアになっている「EDEL CURRY」のカリーブルストを食べました。

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(飲みかけで見苦しくて申し訳ありませんが …)ビールはシェーファーホッファー(Schöfferhofer)のヴァイツェン。これもヴァイツェンの中では好きな銘柄です。Franziskaner 同様、ヴァイツェン特有の濁り感がおいしいのです。

ライスハレまでの歩きながら気がついたのですが、時間に余裕があるときはライスハレの近くにある日本料理屋の「小紋」で夕食を食べるという手もありました。今度からそうしようと思います。

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この演奏会は、ハンブルクを本拠地とする楽団の自主公演ではなく、ProAlte というプロモーターが招聘している演奏会です。そのせいなのかどうかわかりませんが、プログラムが無料で、クロークも無料でした。まあ、どうでもいい話ですが …

《ロンターノ》は「明るい部屋から真っ暗な部屋に入った時、最初は何も見えないが目が慣れてくると少しずつモノが見えてくる」というイメージの曲ら しいのですが、ピアニシモの堆積のような作品です。デュナーミクとか音色とかも含めて緊張感とのせめぎあいがキモだと思うのですが、緊張感を持続させるだ けの緻密さが感じられませんでした。オープニングには適さない曲じゃないかなあ …

レパートリーから想像するに、メッツマッハーは端正な指揮をするのかと思っていたのですが、かなり踊ります(笑)。ちなみに指揮棒は持っていませんでした。現代モノではおそらくそんなに目 立たないのだと思いますが、これまた意外に表現の彫りが深いです。ベートーヴェンのピアノ協奏曲のフレーズのアーティキュレーションとか、アゴーギクと か、「そこまでしなくてもいいだろう」というくらい濃密です。こういうアプローチは聴き手の好みとあった場合には効果的なのでしょうが、どうも私には合わなかったようで、フレイのピアノも相まって全体的に違和感ばかりを感じていました。前日リファレンスとして聞 いていたエマールとアーノンクールの演奏が非常にすっきりしていたせいもあるかも知れませんが。第2楽章はよかったと思います。

予想通りというか期待通りというか、やはりバルトークの《管弦楽のための協奏曲》が楽しめました。ベートーヴェンで感じた違和感もこの曲ではいい方に作用したのだと思います。全曲を聴くのはえらく久しぶりのような気がするのですが(そういえば浜松交響楽団の演奏会は予定が合わなくていけなかったんだなあ …)、久しぶりに聴くと新鮮ですね。この曲は、なぜか生涯2冊目に購入したフルスコアで(1冊目はもちろん《春の祭典》)、その昔、スコアを見ながらショルティ/シカゴ響の演奏を一所懸命聴いていました。

メッツマッハー自身も、そして聴きに来ているお客さんもメッツマッハーの「凱旋」であることは意識していたようで、拍手の大きさからもそういう雰囲気が感じられました。アンコールで行進曲を1曲(曲目不明、何だろう?)やったのですが、もうほとんどサービスのような感じでギミックだらけでした(笑)。

ほぼ毎回聴いている席が違うので、席が原因なのか、オケが原因なのかよくわかりませんが、今日の席(フロア席のほぼ中央)ではバランス的に弦がかなり聞こえていて、管楽器があまり飛んできませんでした。やはり、2階以上の席の方がいいのかなあ?

Windows パーティション拡張

朝 8:30 起床 … やはり昨日ビールを飲んでそのまま昼寝をしてしまったために生活リズムが狂ってしまったようです。

しかし、なぜ毎週毎週月曜日になるとさわやかに晴れるかなあ(苦笑)…

今日は日本が休みということなので、比較的まったりと仕事をすることができます。ふだんの日本とのやり取りは午前中(日本時間の夕方〜夜)に集中します。なるべくその日のうちに返答しておきたいと思っているので午前中が一山なわけです。

ということで、今日はつねづね考えていた「Windows パーティションの拡張」を行うことにしました。ふだんは MacBook で Mac OS と Windows を切り替えながら使っているのですが、その比率は 1:20 くらいで圧倒的に Windows を使う機会が多くなっています。最初に BootCamp をインストールした時には Mac メインで仕事をするつもりだったので Windows パーティションは FAT32 で 32 GB だけ確保していたのですが、これだと全然足りません。いくつか評価用のアプリケーションをインストールしたりするとすぐにディスク容量が足りなくなって困っていたのでした。

BootCamp では Windows OS をインストールしたパーティションのサイズを動的に変更することができないので、少々回りくどいやり方ですが以下の手順でパーティションサイズを 32 GB → 60 GB に設定し直しました。

  1. Windows OS のコマンドで FAT32 を NTFS に変換する。
  2. Mac のフリーウェア WinClone で Windows パーティションのイメージを作成する。(私は「WinClone は NTFS のイメージしか作成できない」という記事を最初に読んでしまったので FAT32 → NTFS の変換をしたのですが、最新の WinClone では FAT32 のままイメージを作成することができるようです。)
  3. BootCamp のユーティリティで Windows パーティションをいったん削除し、その後新しいサイズでパーティションを作成し直す。
  4. 新しく作成したパーティションに 2. で作成したイメージをリストアする。

ということで特に問題なくパーティションの拡張を行うことができました、という備忘メモです。

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夕食は昨日の残り物で。しかし、この Scholle(カレイ)うまいなあ …

その後、明日の演奏会の予習をしました。リゲティの《ロンターノ》はジョナサン・ノット指揮のベルリン・フィルで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番はエマールとアーノンクールで … と思ったらグールドも持っていました(苦笑)。バルトークの《管弦楽のための協奏曲》は iTunes に入っていませんでしたが、まあ、この曲は予習しなくても大丈夫かな。

ということで、明日はインゴ・メッツマッハー指揮ベルリン・ドイツ交響楽団です。

演奏会その12:北ドイツ放送交響楽団

So, 11.10.2009 | 11 Uhr
Hamburg, Laeiszhalle

Alan Buribayev Dirigent
Alice Sara Ott Klavier

MODEST MUSSORGSKI / NIKOLAJ RIMSKI-KORSAKOW
Eine Nacht auf dem kahlen Berge
SERGEJ RACHMANINOW
Rhapsodie über ein Thema von Paganini a-Moll op. 43
FRANZ LISZT
Totentanz für Klavier und Orchester
SERGEJ RACHMANINOW
Sinfonische Tänze op. 45

そもそもこの演奏会へ行こうと思ったのはラフマニノフの《交響的舞曲》が聴きたかったからなのですが、よくよく考えると、この《交響的舞曲》、同じくラフマニノフの《パガニーニの主題による幻想曲》、リストの《死の舞踏》には有名な「怒りの日(Dies Irae)」のモチーフが使われています。(いちばん有名な引用はベルリオーズの《幻想交響曲》の第5楽章でしょうか。ちなみに吹奏楽でもフランク・ティケリの《ヴェスヴィアス》に一瞬登場します。)で、《死の舞踏》同様、ムソルグスキーの《禿山の一夜》もデモーニッシュな雰囲気を持つ作品、ということで、あまり昼間から聴きたくない雰囲気の音楽ばかりですが(笑)、まあ出かけました。

(後日付記)《禿山の一夜》の冒頭の低音楽器によるモチーフも、「怒りの日」のモチーフを変形させたものとしてとらえられているようですね。

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演奏者についてはまったく予習していかなかったのですが、ピアニストのアリス=紗良・オットさんはドイツ人と日本人の間に生まれたそうで(会場で買ったプログラムには1988年ミュンヘン生まれとしか書かれていなかったのでわかりませんでした)。例によって休憩時間にサイン会があったのでサインをもらってきたのですが、「こんにちは」と言われてちょっとびっくりしてしまったのでした。綺麗な方です。日本語が通じるんだったらもうちょっとお話しすればよかった(笑)。

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指揮者はアラン・ブリバエフ。1979年にカザフスタンで生まれたそうで、こちらもまだ若い指揮者です。

さて、演奏会ですが、ブリバエフの Allegro でのリズム感は非常によかったと思います。ただ、ゆったりとしたテンポ、その中でも特にルバートの部分でオーケストラを完全にコントロールできていない部分がかなりありました。《禿げ山の一夜》の後半とか、《パガニーニ》のクライマックスである第18変奏のあたりとか。特に《パガニーニ》はオケもよかったしソロもよかったので、それらがうまくアンサンブルできなかったのでちょっと残念でした。

プログラムの後半。《死の舞踏》はオットのピアノがうまくオケを引っ張っていった感じです。ブリバエフの指揮もうまくオケからメリハリの効いたリズムを引き出しています。いやあ、この人のリズム感覚はかなり気に入りました。北ドイツ放送交響楽団ってとても重厚な(腰の重い)響きというイメージがあるのですが、とてもシャープです。オットのピアノもパワフルです。今日の演奏会では抒情的な弾き方よりも力強さの方が印象に残りました。

《交響的舞曲》も期待通りの演奏。第2楽章は今まであまり印象に残っていなかったのですが、この演奏は《死の舞踏》のイメージを引きずるような、濃密でグロテスクなワルツでした。実は第3楽章は吹奏楽で演奏したことがあるのですが、あのアクロバティックな主部のリズム感が好きです。一聴すると複合拍子だらけのように聞こえるのですが、実は9/8拍子と6/8拍子の組み合わせです。だからこそ難しいのかも知れませんが。CD の演奏ではかなり危なっかしいのもあるのですが、これもブリバエフがうまくコントロールしていたように思います。

後半2曲はとにかく素晴らしかったです。

北ドイツ放送交響楽団は、おそらくハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団よりうまいと思うのですが、首席指揮者であるドホナーニのレパートリーとか、テレビ放送で見る限りでの彼の音楽の作り方が私の趣味と合わなそうだったので、実はちょっと敬遠していました。ドホナーニ以外の演奏会を聴きにくればいいのかな(笑)。

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昼食は中央駅近くのお気に入りの店「Nagel」へ。この店では Franziskaner が飲めます。ヴァイツェンの中では今のところこれがいちばん好きかな。

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それからグヤーシュスープ。ここのハンガリー(あるいは南ドイツ?)っぽいグヤーシュも気に入っています。

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ウィンナーブルスト。いわゆるウィンナーソーセージですね、それのポテトサラダ添え。そういえば初めてこの店に来た時にこのメニューを注文したことを思い出しました。今いる会社に初めて出張した時に、同行者5〜6名と一緒に来ました。2年くらい前になるのかな?

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空きっ腹にヴァイツェンを飲んだのでけっこうベロベロ。アパートに帰って来たら眠り込んでしまいました。年とってきたせいか(苦笑)休日でも早く起きてしまうので、なかなか週末に寝だめができませんでした。起きたらちょっとすっきり。

夕食は昨日買ってきたカレイのオリーブオイル焼き。そろそろ、もうちょっとバリエーションを考えないと。

演奏会その11: ギャラクシー・ホテル

しかし、週末になると雨が降りますなあ。朝からずっと降り続いています。

とはいえ、今日は買い出しに行かないといけないので洗濯をして午後から車で出かけることにしました。ちなみにドイツでは(特にアパートでは)基本的に部屋干しです。なので、雨が降っていようと晴れていようと特に構わず洗濯しています。一年を通して湿度が低い(というか日本のように異常に湿度が高くなることがない)ので、部屋干しでもすぐに乾いてしまいます。

ということでお昼過ぎに出発。まずガソリンを補給してからいつものアルスター湖沿いの有料駐車場に停めました。そして買ったもの。

  • 来週初めてスタジアムに行くので、ハンブルガー SV のマフラーを買ってみました。

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  • 明日聴きに行く演奏会の予習用。マリス・ヤンソンス指揮サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ミハイル・ルディのピアノによるラフマニノフの交響曲/管弦楽曲/ピアノ協奏曲集。なぜかチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番も収録されています。

Rachmaninov: Orchestral Works Symphonies 1-3 / Piano Concerto 1-4 / Isle of Dead

  • ASIA MARKT で食材いろいろ。韓国海苔を買いだめしました。それから「エバラ焼き肉のたれ」だけではなくて、韓国製の焼き肉のたれも試してみようと思い、一つ買ってみました。

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さて、昼食を食べるところを探してうろうろしていたところ、タイ料理のお店があったので入ってみることにしました。「CHA CHA」というお店で「ハンブルガー・ホフ」というショッピングモールの中にあります。(例によって)アルコールフライのビールと、エビとパイナップルのカレーを注文してみました。ちなみにこのカレーの辛さは3段階の2です。

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このアルコールフライは初めて飲んだような気がしますが、かなり甘みが特徴的です。普通の食事の時にはあまり飲みたくありませんが、こういう辛いものを食べる時にはいいのかも知れません。カレーはドイツ基準の辛さではなく、普通に辛いです(笑)。対面に座っていたドイツ人も似たようなものを食べていたのですが、汗ダラダラでした。場所柄、価格は少々高めで味はかなり洗練されています(=量も中庸)が悪くはないです。メニューも豊富でライスヌードル系もあるので、また来てみようかなと思っています。

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夜は《ギャラクシー・ホテル》という音楽劇を見にカンプナゲル(Kampnagel)へ。以前の演奏会でわりと気に入ったブルクハルト・フリードリヒが音楽をつけるということで見に行きました。

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カンプナゲルはこんなところで、倉庫を改造したようなホールがいくつもあります。いかにもアンダーグラウンドとかサブカルチャー的なイベントが行われそうな場所です。軽い夕食は隣接しているレストランで。

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ベックスのアルコールフライ(車で行ったので)は特徴のない味なんですよねえ。ピッツァ・マルゲリータはなかなかいい感じ。そういえば、日本にいた頃、同期で昼食を食べていると、よくピッツァの「パリパリ派」と「モチモチ派」で討論になったことを思い出しました。私は「パリパリ派」なので、このピッツァは OK です。

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《ギャラクシー・ホテル》は 20:00 開演でしたが、直前まで開場されませんでした。中に入ってみると中央にステージがあり、それを取り囲む三方が客席、残りの一方が演奏者の席になっていました。演奏者はヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット、キーボード、打楽器の6名、それらの音をライブエレクトロニクスとしてコントロールするエンジニアがいます。

中央のステージはホテルの一室を石膏細工で復元したような舞台。ベッド、浴槽、ソファ、デスクなど全てが真っ白で、全ての輪郭が手作りのように曖昧になっています。この中で大人2名と子供1名が劇を繰り広げるわけですが …

まあ、そもそもドイツ語もわからずに見に行くということに無理があったのですが、ドイツ語がわかってもあまり面白くなかったようです。当日の物好きな(笑)観客は50〜60名くらいだったのですが、少なくとも2名は途中で退場しました。

劇の半分くらいは「Stop」「Start」という合図ともに3人がステージの中を将棋やチェスの駒のように動き回ります。この劇は村上春樹さんの小説もモチーフにしているということは事前に知っていたので、青白く映し出される非現実的な部屋の中を動き回る様子は「TV ピープル」みたいだなあ、とか考えてみたりもしました。

音楽も伴奏に徹しているような感じであまり面白くありませんでした。マルチチャンネルで音像を移動させるライブエレクトロニクスは初めてだったような気がするので、その部分は新鮮でしたが。

ううん … まあ「こういうのもあるのか」と意味では勉強になりましたが … 正直、お金を払って見るものではないなと …

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帰り道、なにげに NDR (北ドイツ放送)のクラシック番組を聞いていたら、ハノーファー国際ヴァイオリンコンクールで優勝した三浦文彰さんに関する番組を放送していました。

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今週末はヨーロッパ各地でワールドカップ予選が行われているため、ブンデスリーガはお休み。ドイツはロシアに勝って本選出場を決めました。

ステーキパン

金曜日はカリーブルストの日 … なのですが、午前中の打ち合わせが長引いてしまって、昼食を食べそびれてしまいました。

なので、早めに仕事を片付けて早めに帰宅。早めの夕食をとろうと思って Hasselbrook 駅近くの「Factory」へ行こうと思って自転車に乗ったのですが、あいにく今日は夕方から貸し切りのようで NG。結局、いつものように近所の「Conrad’s」へ行きました。

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今日の夕方はかなり冷え込んでいて、自転車に乗っているときも手袋がないとかじかむくらいだったのですが(そういえば手袋って持ってきていたっけ?)、やはりビールはおいしいです。Erdinger のヴァイツェン 500ml。

トマトスープ(Tomatensuppe)はいつものように注文したのですが、何かが変わりました。クルトンは浮いていないし、スープにもクリームが入っているようです。ま、おいしいからいいですが。メインはステーキパン(Steakpfanne)。3種類のステーキ(豚、鳥、牛)に、いわゆるジャーマンポテト(Bratkartoffen)とインゲンが付け合わせてあります。ここの味付けは多少濃いめなのが気になることがあるのですが、これは基本的に塩コショー+バターなのでいい感じです。量も手頃(昼食食べてなかったからかなあ?)なので今後も使えるかな。

ここのウェイトレスのお姉さんは基本的にドイツ語で会話して、こちらが詰まるととっさに英語に切り替えてくれるので助かります(笑)。

今さら伝説を紐解いてみますか

個人的には、ビートルズのアンソロジー・シリーズが発表された時以上の衝撃です。

ザ・ベストテン 山口百恵 完全保存版 DVD BOX

(おっさんホイホイですか、そうですか …)

1959年生まれの山口百恵さんが芸能活動をしていたのは1973年から1980年まで、つまり14歳から21歳までです。YouTube にあった引退コンサート(あの白いマイクを置いて立ち去るというパフォーマンスが有名)が21歳で行われたのにもびっくりしましたが、《横須賀ストーリー》が17歳、《プレイバック Part2》が19歳だったということにもあらためて気付かされました。

彼女の活動期間は完全にリアルタイムで体験しているのですが、当時それほど熱中した記憶はありません。今から思うに、初期のいわゆる「青い性」路線をリアルに感じるにはまだ幼く、その後の正統派として成熟する時期は、すでに歌謡曲よりも他の音楽に興味が移っていたのだと思います。たぶん、もう数年早く生まれれば全く印象が違っていたのでしょう。

というわけで、このボックスについては山口百恵さんを通して見る「ザ・ベストテン」の方に興味があります。歌だけではなくてトークも入るそうですし、全出演回ということなので、スタジオからだけでなくいろいろな場所からの中継も入るはずなので、あの頃の雰囲気を思い出せるのではないかと期待しています。百恵さんの歌だけだったらたぶん買わなかったと思いますが …

それだけでは何なので、あらためて彼女の歌を聴いてみようと思ったんですが、配信されていないんですね … ということで YouTube を見まくったのですが、あの圧倒的な、そしてワン・アンド・オンリーな存在感は伝説と呼ぶにふさわしいのではないかと思いました。

フォー

3週間に一度の辛い辛い集中ミーティング。今日は今まで以上に involve できたかな、という感じで一応合格点。

二日連続でカリーブルスト(昨日の残り)を食べるのもなんなので、久しぶりに「Asia Lam」へ。これまた、久しぶりにフォー(ベトナム風ライスヌードル)を食べました。付け合わせは春巻です。やはり生春巻はないのかなあ …

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そろそろ夕食を食べる時間(午後7時頃)はあたりが暗くなるので、なかなかおいしそうに撮れませんが … ここのフォーは生ハーブがついてきて、それをちぎってどんぶりの中に入れて食べます。香草の強い香りが好きな私としてもいい感じです。ハンブルクでラーメンは食べられるのだろうか?寒くなったら、ラーメンの代わりにこのフォーを食べるのも幸せかも知れません。

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「バンドジャーナル」編集部から今年の吹奏楽コンクール支部大会のプログラムを送っていただきました。東京都吹奏楽コンクールのプログラムに過去の支部大会の成績が掲載されていました(例年ありましたっけ?)。指揮者、課題曲、自由曲などはわかりませんが、貴重な資料です。

これを読むとわかるのですが、東京都吹奏楽コンクールは1961年から始まります。この時全日本吹奏楽コンクールは第9回。戦後の再開時は第4回だったので再開されてから6年目です。それ以前は東京都の団体は関東大会に参加していたようです。

カリーブルストなど

とりあえず「ドイツのスーパーマーケット」シリーズ第1弾ということで(第2弾はあるのか?)。

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会社の近くにある「EDEKA」というスーパーマーケットです。帰り道にあるので、いちばん頻繁に利用しているスーパーマーケットです。店はあまり大きくありませんが、わりと多くの種類の食品が揃っています。焼き海苔もありました。野菜売り場の床面積と同じくらいのスペースでお酒(ビール、ワイン)が売られています。今日は包丁も買いました。アパートに備え付けの包丁の切れ味があまりにも悪かったので。

ということで、今日はカリーブルストを作って食べました。いろいろなところで読むのですが、ドイツの人はあまり凝った料理を作らないのだそうです。(本当かどうかわかりませんが …)そのせいかどうかわかりませんが、インスタント食材みたいなものが日本に比べて多いように思います。カリーブルストも、ソーセージを炒めて、粉末のカリーブルストソースを水に入れて煮て、最後に混ぜ合わせて出来上がり、です。この手の食材がずらっと並んでいます。日本でも名前を聞く、マギーとかクノールとかがその手の食材を作っているようです。

月曜日の徒然

先週はずっとはっきりしない天気が続いていたのですが、今日はまさに「秋晴れ」です。暑すぎず、寒すぎず、やわらかな日差しと紅葉しつつある樹木がオフィスの窓から見えます(涙)。昨日がこの天気だったらいろいろと出かけられたのですが残念です。

昼食は Stefan と。まあ月曜日なので「週末何してた?」みたいな話になります。「そういえば、ドイツの統一記念日って何かイベントがあったの?」と聞いたら、その日は毎年ドイツの各都市が持ち回りで記念イベントを行うのだ、ということを教えてくれました。政治家が集まってスピーチをするようなことを言っていました。ちなみにハンブルクは昨年で、今年はライプチヒだったそうです。

今週から心を入れ替えて「早く出社して早く帰る」ことにするつもりだったのですが、雑多な用事が積み重なって、けっこう時間がかかってしまいました。ちなみにうちの会社は週の労働時間が40時間と決められているので、週のどこかで調整する必要があります。週末は早く帰ろうっと。

週末に読んだ本。

ビートルズ―20世紀文化としてのロック (講談社選書メチエ)

ミュージシャンかつ執筆家としても活躍している和久井光司さんが書いたビートルズの評伝です。ビートルズに関する史実はほとんど出尽くしている感があるので、コンパクトな評伝は似たり寄ったりになると思いきや、やはり和久井さんの視点は面白いです。

ビートルズに関する記述は最小限にとどめ、その周辺にあった音楽的/文化的な背景を詳細に論ずることによって、ビートルズがこれだけの名声を勝ち得た必然をあぶり出しています。例えば、ビートルズのメンバーがリバプールという地、すなわち歴史的に受け継がれているケルト的な文化と、港町であるがゆえにアメリカから直接持ち込まれたブルースやロックンロールという黒人発の音楽がまじりあっている地に生まれたからこそ、新しい音楽として支持されたとか、ですね。

I’ll follow the sun

今日も雨が降ったり止んだり。結局今日も近所をぶらぶらしたくらいで遠出はしませんでした。

ずっと曇天模様だったのですが、時々雲の合間から強い日差しが差し込みます(あれ?これって「頭痛が痛い」と同じ表現?)。それが黄色や赤に変わった街路樹を一部分だけ明るく照らすことがあって、これがなかなか奇麗です。

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あとは家事の合間に「バンド・オブ・ブラザース」の続きを。クライマックス(ベルギー・アルデンヌの森での攻防、いわゆるバルジの戦い)のあたりは見ていて切なくなりますね。

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ここ数日の自炊のおかげで、みるみる体重が減っています(笑)。だんだん買い物(いわゆるデパ地下での対面販売)にも慣れてきたので、来週もこの調子でいけるといいのですが。

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最近、週末はハンブルガー SV のホームページで試合結果をチェックしています。やはり、こちらでもブンデスリーガの生放送は有料放送でしかやっていないようですね。で、ハンブルガー SV は現在2位です。1位のバイエル・レバークーゼンと勝ち点は同じで得失点差で差がついているだけです。実は次回(10/17)のホームゲームは、このバイエル・レバークーゼン戦です。ふとオンラインショップを見てみたらわずかにチケットが残っていたので買ってしまいました。