演奏会その11: ギャラクシー・ホテル

しかし、週末になると雨が降りますなあ。朝からずっと降り続いています。

とはいえ、今日は買い出しに行かないといけないので洗濯をして午後から車で出かけることにしました。ちなみにドイツでは(特にアパートでは)基本的に部屋干しです。なので、雨が降っていようと晴れていようと特に構わず洗濯しています。一年を通して湿度が低い(というか日本のように異常に湿度が高くなることがない)ので、部屋干しでもすぐに乾いてしまいます。

ということでお昼過ぎに出発。まずガソリンを補給してからいつものアルスター湖沿いの有料駐車場に停めました。そして買ったもの。

  • 来週初めてスタジアムに行くので、ハンブルガー SV のマフラーを買ってみました。

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  • 明日聴きに行く演奏会の予習用。マリス・ヤンソンス指揮サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ミハイル・ルディのピアノによるラフマニノフの交響曲/管弦楽曲/ピアノ協奏曲集。なぜかチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番も収録されています。

Rachmaninov: Orchestral Works Symphonies 1-3 / Piano Concerto 1-4 / Isle of Dead

  • ASIA MARKT で食材いろいろ。韓国海苔を買いだめしました。それから「エバラ焼き肉のたれ」だけではなくて、韓国製の焼き肉のたれも試してみようと思い、一つ買ってみました。

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さて、昼食を食べるところを探してうろうろしていたところ、タイ料理のお店があったので入ってみることにしました。「CHA CHA」というお店で「ハンブルガー・ホフ」というショッピングモールの中にあります。(例によって)アルコールフライのビールと、エビとパイナップルのカレーを注文してみました。ちなみにこのカレーの辛さは3段階の2です。

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このアルコールフライは初めて飲んだような気がしますが、かなり甘みが特徴的です。普通の食事の時にはあまり飲みたくありませんが、こういう辛いものを食べる時にはいいのかも知れません。カレーはドイツ基準の辛さではなく、普通に辛いです(笑)。対面に座っていたドイツ人も似たようなものを食べていたのですが、汗ダラダラでした。場所柄、価格は少々高めで味はかなり洗練されています(=量も中庸)が悪くはないです。メニューも豊富でライスヌードル系もあるので、また来てみようかなと思っています。

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夜は《ギャラクシー・ホテル》という音楽劇を見にカンプナゲル(Kampnagel)へ。以前の演奏会でわりと気に入ったブルクハルト・フリードリヒが音楽をつけるということで見に行きました。

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カンプナゲルはこんなところで、倉庫を改造したようなホールがいくつもあります。いかにもアンダーグラウンドとかサブカルチャー的なイベントが行われそうな場所です。軽い夕食は隣接しているレストランで。

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ベックスのアルコールフライ(車で行ったので)は特徴のない味なんですよねえ。ピッツァ・マルゲリータはなかなかいい感じ。そういえば、日本にいた頃、同期で昼食を食べていると、よくピッツァの「パリパリ派」と「モチモチ派」で討論になったことを思い出しました。私は「パリパリ派」なので、このピッツァは OK です。

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《ギャラクシー・ホテル》は 20:00 開演でしたが、直前まで開場されませんでした。中に入ってみると中央にステージがあり、それを取り囲む三方が客席、残りの一方が演奏者の席になっていました。演奏者はヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット、キーボード、打楽器の6名、それらの音をライブエレクトロニクスとしてコントロールするエンジニアがいます。

中央のステージはホテルの一室を石膏細工で復元したような舞台。ベッド、浴槽、ソファ、デスクなど全てが真っ白で、全ての輪郭が手作りのように曖昧になっています。この中で大人2名と子供1名が劇を繰り広げるわけですが …

まあ、そもそもドイツ語もわからずに見に行くということに無理があったのですが、ドイツ語がわかってもあまり面白くなかったようです。当日の物好きな(笑)観客は50〜60名くらいだったのですが、少なくとも2名は途中で退場しました。

劇の半分くらいは「Stop」「Start」という合図ともに3人がステージの中を将棋やチェスの駒のように動き回ります。この劇は村上春樹さんの小説もモチーフにしているということは事前に知っていたので、青白く映し出される非現実的な部屋の中を動き回る様子は「TV ピープル」みたいだなあ、とか考えてみたりもしました。

音楽も伴奏に徹しているような感じであまり面白くありませんでした。マルチチャンネルで音像を移動させるライブエレクトロニクスは初めてだったような気がするので、その部分は新鮮でしたが。

ううん … まあ「こういうのもあるのか」と意味では勉強になりましたが … 正直、お金を払って見るものではないなと …

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帰り道、なにげに NDR (北ドイツ放送)のクラシック番組を聞いていたら、ハノーファー国際ヴァイオリンコンクールで優勝した三浦文彰さんに関する番組を放送していました。

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今週末はヨーロッパ各地でワールドカップ予選が行われているため、ブンデスリーガはお休み。ドイツはロシアに勝って本選出場を決めました。

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