月別アーカイブ: 2011年4月

今日届いたもの(20世紀ヴァイオリン協奏曲集)

そういうわけで、ジョナサン・ノットが指揮するシューベルト交響曲全集+αを買ってから、彼のディスコグラフィをつらつらと眺めていたのですが、気になる一枚を発見。

ヴァイル/ヴェレス/シュテファン: ヴァイオリン協奏曲集

すでに廃盤なのか、マーケットプレイスでけっこういい値段がついています。手に入れにくいものほど手に入れたくなる性格なので(笑)、amazon.fr のマーケットプレイスで見つけた新品(まあ妥当な価格)を買ってみました。本日到着。

20世紀に書かれたヴァイオリン協奏曲を3作集めたもので、指揮はそのジョナサン・ノット、オーケストラはルツェルン交響楽団、ヴァイオリン・ソロはステファン・テンツ。テンツは1990年のジュネーヴ国際音楽コンクールでヴァイオリン部門第2位を受賞しているようです。

クルト・ヴァイルのヴァイオリン協奏曲は実は吹奏楽(管楽オーケストラ)が伴奏です。

エゴン・ヴェレスはシェーンベルクの弟子で橋本國彦の師匠に当たる人。

ルディ・シュテファンは第一次世界大戦でわずか28歳で戦死したドイツの作曲家。時代的に表現主義的な作風を持っているそうです。

ヴェレスとシュテファンは名前すら初めて聞く作曲家です。まあ、聞いてみることにしましょう。

入学式

いやあ、いい天気ですねえ。

桜もこの日に合わせたかのようにいい感じで咲いています。

というわけでハンブルグ日本人学校の小学部と中学部の入学式がありました。

基本的に幼稚部の子供たちはそのまま小学部に進むのですが、それ以外にも現地の幼稚園からの転入だったり、日本からの転入だったりで5人の新しい友達が増えました。息子はさっそく隣りに座った新しい子とお互いにちょっかいを出し合ったりしていましたが …

親としては(ある意味後ろ向きというか過去を振り返るための)卒園式ほど感慨はないのですが、息子の方はこれからいろいろと出会うことになる未知のイベントへの期待に胸が高まっているようで、一日中うれしそうでした。息子の場合は機嫌がいいと鼻歌が出るのですぐにわかるのです(笑)。

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おじいちゃんおばあちゃんに持って行ってもらうためにDVDを作ったのですが、タイトルが「入園式」になっていることを息子に指摘されてしまいました。親の方が気持ちが切り替わっていないんですねえ。

Musikmesse 出張その1

昨年に続き、フランクフルトで開催される Musikmesse に出張。今年は息子の入学式ともろにバッティングしているので1泊2日のみの出張となりました。

昨年は ICE で行ったのですが、今年は調べたところ飛行機の方がわずかに安い。迷わず飛行機にしました。

この日は、夕方に日本からフランクフルトに入った同期入社の友人と夕食を取る約束をしていました。ホテルからフランクフルト中央駅まで出てくるのに難儀したようで、無事に落ち合えたのが、午後8時。レーマー広場近くのドイツ料理屋に入ることにしました。

まずは私が好きなヴァイツェンのブランド、シェーファーホッファー、それからフランクフルトの名物というリンゴ酒(Apfelwein)、それから給仕の人に勧められたフランクフルトで作られているピルスナー(すでにこれを飲む頃には銘柄を控えておくところまで頭が回っていなかった)、締めに食後酒としてフルーツのフレーバー(洋梨とフランボワーズ)がついたシュナップスをいただきました。(ちなみにメインディッシュは友人がシュニッツェル、私がレバーケーゼでした。)

まあ、率直に言って食べ過ぎ飲み過ぎですが。

業務的には「現在あまりつながりがないけどつながりがあった方がいいよね」といった関係なので、普段の業務ではあまり気に留めない新しい情報交換があったり、久しぶりに思い切り日本語を話す機会をもてたり、ということでいつになく饒舌に話してしまいました。ごめんね、でもうれしかったんだよなあ。

うちの息子へのプレゼントということで雑誌「小学一年生」をもらいました。ずばりツボをついたプレゼントでこちらもむちゃくちゃうれしかった。

フル・メタル・ヴィレッジ

昼食時の話題。

昼食で席が一緒になったエンジニアの出身地がいかに田舎か、という話題になりました。隣りの家まで何キロあるとか、学校で「標準ドイツ語スピーチコンテスト」があるとか … で、その時に上司が振った話題がありました。

北ドイツにはヴァッケン(Wacken)という小さな村があるのですが、そこで毎年全世界からファンが集まるヘヴィーメタルのフェスティヴァル(W.O.A. = Wacken Open Air)があるのだそうです。ちなみに公式ホームページはこちらなのですが、今年の8月4日〜6日に行われるフェスティヴァルのチケットはすでにソールドアウトになっているようです。

そのフェスティヴァルの模様を韓国人女性が取材したドキュメンタリーフィルムがあって、それがなかなか面白いのだそうです。

ちょっと調べたら、それが「フル・メタル・ヴィレッジ」という映画だということがわかりました。(タイトルも秀逸)

日本語版は出ていないようなのですが、見てみたいなあ。

今日届いた本

日本から取り寄せた本が届きました。

モーツァルト全作品事典

というわけで、モーツァルト大全集を買ってちょぼちょぼ聞いているわけですが、今まで知っていた曲や気に入った曲ばかり聞いていて、なかなか消化が進みません。まあ、こういうカタログ的に全作品を俯瞰できるガイドがあれば少しは視野が広がるのかなと。

私はよく違いがわかっていないのですが「complete」ではなくて「compleat」であるのがミソなのだそうで、何を「全作品」として含めるかどうかをきちんと定義してから作業を進めたのだそうです。

で、いきなりぶち当たってしまった疑問。モーツァルトにはヴァイオリンと管弦楽のための《ロンド ハ長調 K.373》という作品があるのですが、これを移調してフルートのために編曲したK.Anh.184という作品もあります。どちらも例の「モーツァルト大全集」には収録されているのですが、後者はこの事典では全く触れられていません。定義を見ると「全作品」に収録されてもおかしくなさそうなのですが … 教えて、えらい人。

バッハ=魂のエヴァンゲリスト (講談社学術文庫)

クラシック関連の書籍を探していて見つけた一冊。確か磯山雅さんがバッハについて書いた本は講談社現代新書で読んでいたのですが、ドイツには持って来ていなかったし、モーツァルトやブラームスと同じようにバッハについてもある程度のパースペクティブを持っていたかったので読んでみることにしました。

鍵盤曲や声楽曲はほとんど知らないし、敷居も高いし …

バロック音楽名曲鑑賞事典 (講談社学術文庫)

こちらも、かつて購入したDHMの50枚組ボックスの消化がなかなか進まないのでカタログ的な知識が欲しかったのでした。

プレイバック 制作ディレクター回想記 音楽「山口百恵」全軌跡

「なぜこの時期に?」という感はありますが、去年山口百恵作品に目覚めた私としては興味ある本です。山口百恵の楽曲のほとんど(全てではない)に立ち会った制作ディレクターによる回想(まさにプレイバックですね)です。上記のモーツァルトやバロック作品と同じように、こういう本を読むと山口百恵さんの諸アルバムを聞きたくなって、ひいては全録音作品(少なくともスタジオ録音作品)購入という事態になりはしないか恐れているところです(笑)。


ところで、私は自分自身「カタログフィリア(という言葉があるかどうかわかりませんが)」だと思っているのですが、息子が幼稚園の卒園記念文集の中で「好きな本」という項目で「レゴのカタログ」と書いていたことがわかり、軽くショックを受けるとともに遺伝とはかくなるものか(笑)と思いました。

他の子は「はれときどきぶた」とか「かいけつゾロリ」とか書いているのに … 息子も「かいけつゾロリ」がけっこう好きなのに …

ハンブルク観光(のようなもの)

とりあえず落ち着いた日曜日。

車で市庁舎広場およびアルスター湖へ行って観光、その後昼食、その後ハンブルガードームへ移動、というごく簡単な観光計画を立てました。

まずは市庁舎へ。日曜日ということで周辺のお店は閉まっているし、空模様も微妙な曇り空なので観光客もまばらです。

その後、アルスター湖近くの「フリーゼンケラー」で昼食。前に母(息子のおばあちゃん)が来た時にもここに来たなあ。

ここではアルコールフライを飲んでドームまでの運転に備えようと思っていたのですが、持って来られたビールが実はアルコール入りだったことに(半分くらい飲んでから)気付きました。早く気付けよ、という気がするのですが口当たりとのどごしでは全然わからなかったし(ちなみにヴァイツェンのシェーファーホッファー)、何か酔いが回ってきている気がするなあ、と思ったところで初めて「変」と思ったのでした。

これでは運転できないので、車を置いて電車でドーム会場へ移動。前回の「冬のドーム」はあまり人がいなくて淋しい感じがしていたのですが、やはり春なのか、かなりの人が出ています。お祭りはこうでないと。

まずは観覧車に乗って、息子が好きなゴーカートに乗って … という感じでした。昼食を食べたばかりだったので、恒例の「炭焼きステーキ」はまだ食べていません。今会期中に行けるかな?

初出場

息子が初めてサッカーの試合に出場しました。

息子が所属するサッカースクールが主催する大会があり、このサッカースクールからは2つのチームを作って出場、他には近所のリッセンとシェーネフェルトから1チームずつ参加しました。4チームが(便宜的に)ホーム・アンド・アウェイで総当たりするので、各チームは合計で6試合を戦うことになります。

試合は前後半なしの10分一本。各試合のインターバルは2~3分で、組み合わせによっては連ちゃんで試合をする場合もあり、冷静に考えるとかなりタフなスケジュールです。

息子はというと、先発で出たり、途中から出たり、フルで出たり、出なかったり。意図しているのかどうかわかりませんが、中盤に位置して攻守それぞれのこぼれ球を狙っています。やはり、急にボールが来ると(QBK)泡を食ってしまい、なかなか意図通りにボールを出せないあたりに改善のポイントがありそうです。一度混戦の中から抜け出てキーパーと1対1になる場面があったのですが、足が合わずにシュートまで行けず、キーパーに取られてしまいました。これがほぼ唯一の得点チャンスだったかな?

そういえば、ガブリエルくんもこの近くのグランドで試合をやっていたそうで、体育館をのぞいてみたらうちの息子が試合をやっていたので、しばらく応援してくれていました。上のプレーは「gut」だったとのこと。

結局、息子が所属していたチーム(Sport Verein Hasltenbek-Rellingen II)が5勝1分けで優勝しました。各人が優勝カップをもらったのですが、最終試合で出場できなかったのがよほど悔しかったようで試合終了と同時に泣き出してしまいました。まあ、この悔しさを糧にこれからもがんばって欲しいものです。

ちなみに、お母さんたちは試合開始前から集まって食材を用意していました。クレープやサンドイッチやブルストや飲み物など。これらを格安で販売して(実際、ガブリエルくんもがつがつ買っていた …)クラブの運営にあてるようです。