月別アーカイブ: 2009年6月

ご近所探検隊:ギリシャ料理

うちからHasselbrook駅へ行く途中にあるギリシャ料理のレストランで夕食を取ってみた。インビス(テイクアウトのお店)と兼ねているらしい。

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ビールはヴァルシュタイナー(Warsteiner)。ジョッキで来るかと思ったらビンだった。このビールはピルスナーなのだが日本のビールよりは少し苦みがあっていい感じ。ピルスナーは日本で飲んでいるビールと印象があまり変わらないのでちょっと敬遠気味なのだが、これだけ個性的だと面白い。

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翻訳機を使ったら「豆のスープ」とのこと。トマト風味は薄味だが少しとろみがついたスープで、豆(何ていう豆だっけ?白くて小さいやつ)や細かい野菜が入っている。

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実はムサカを食べてみたかったのだがメニューになかったようなので、メインはギロとスブラギのコンビネーション。サラダはつけあわせです。オリーブオイルがたっぷりかかっているのがいかにもギリシャ料理っぽくていいですねえ。ギロはトルコ料理におけるケバブのようなもので(そういえばドイツでケバブ食べていないなあ)吊るしてあぶった肉(今回は豚っぽい)を薄くこそいだもの、スブラギは肉(こちらは羊肉っぽい)の串焼きです。かなりさっぱりしていておいしいんだけど例によって尋常じゃない量です。普段よりもビールのサイズを小さくしたくらいでは太刀打ちできません。

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ドイツ料理よりはあっさりしているし、生野菜をたくさん取れるし、値段もそこそこリーズナブルだし、また来よっと。

引っ越し

午前中は会社に行ってちょこっと仕事、午後からはアパートの契約と引き渡し。

ちなみにこういうところです。ゲストルームもあるので気軽に遊びにきて下さい。管理人は老夫婦で、管理会社がリフォームして内装に手を入れているような感じである。私が入居する部屋も、外見の古さとは対照的に内装はモダンデザインにリフォームされている。隣の部屋はまさにリフォーム中であった。ここはヨーロッパによくある家具付きで、ソファやクローゼットはもちろん、タオル、寝具、台所用品、食器、洗濯機なども完備されている。昨日、必要になりそうなものをリストアップしていたのであるが、それもほとんど買う必要がなくなった。

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「入居の片付けがあるだろうから、契約したあとは会社に戻って来なくてもいいよ。」というありがたいお言葉をいただいたので、せっせと片付けや整理を行う。引っ越し荷物は、スーツケースと、航空便で会社宛に送った段ボール箱3箱である。車は中央分離帯に停めたので、いちいち荷物を持って道路を横断しないといけない。いったん全ての荷物を横断させてから部屋に運び込もうと思って、アパートの外にまとめて置いておいたら、たまたま外に出てきた管理会社の人が私の部屋の前まで荷物を運んでくれる。なんていい人なんだ。「Danke shoen」だと物足りないと思ったので「Vielen Dank(心情的には Vie-e-e-e-e-e-e-e-len Dank という感じ)」というと「Nicht zu danken」と返される。英語で言うと「Nothing to thank」ということで、「感謝されるほどのことでもないよ」という意味らしい。

一区切りついたあとで在ハンブルク日本領事館へ行く。在留届を提出した際に依頼していた、日本の運転免許証のドイツ語訳を引き取るためである。とりあえずは日本の免許証と国際運転免許証で運転しているのであるが、近いうちに(入国して6ヶ月以内に)日本の免許証と引き換えでドイツの運転免許証を作ってもらう必要がある。6ヶ月以内なら無条件に交換してくれるのだが、それを越えてしまうと正式な手順で免許を取得しなければいけないらしい。確かドイツって3回落ちると一生運転免許を取れないんじゃなかったっけ?

無事ドイツ語訳を受け取ったあと「せっかく領事館に来たんだからついでにやっておくことはないかいな?」といろいろ物色していたところ、「在外選挙制度」というものがあるらしいので申請しておくことにした。これは、

  • 海外在住期間が3ヶ月を越えた時点で、日本の当該選挙委員会に申請書類が送られて、
  • それによって作成された「在外選挙人証」が領事館に送られて、
  • それが私に郵送される

という流れになっているらしい。領事館の担当者によると「まあ、今年中には届くと思いますよ。」とのこと(苦笑)。それまでは投票できないんですか。

その後、さすがにアパートには備え付けられていなくて比較的優先度が高いものを買う。「体重計」である(笑)。ま、とりあえず1kgくらいしか増えていなかったのでほっとしていますけどね。

夕飯は近くのドイツ料理のレストランへ。実はアパートの下見に来た時に昼食を食べた店です。

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ビールはホルシュテン(Holsten)。これもピルスナーですね。外を歩き回って喉が渇いていたので味はあまり覚えていません(笑)。

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エビのクリームスープですが、あれ、この前これ食べた?

それから、例によってハンブルク名物パンフィッシュ。ううん、いまいち。魚は一種類のみだったし、本来マスタードソースのはずが、なんかカレー風味のソースになっていた。味は悪くないけどだんだん飽きてくる。

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ハンブルクは今いちごが旬なので、隣の席のおばさんたちも食べていたいちごの盛り合わせを食べたかったのだが、当然到達不可能。今度来て食べよっと。

ソフトボール大会

今日はハンブルク日本人会によるソフトボール大会。こちらに来て間もない私はとりあえず応援のみ参加ということにさせていただいた。天候は昨日から曇り空で時おり小雨もぱらつく。先輩駐在員からは「中止かどうかはっきりしない時には電話して」と言われていたのであるが、このくらいの天気だったらハンブルクなら決行するんだろうなあと思い、会場へ行く。

会場はわかりにくいと言われていたのだが、前もってもらった案内通りに走ったら問題なくたどりついた … が、予想通り駐車スペースがない。ハンブルクに住んでいる日本人ほとんどが集まるということでものすごい車の数である。(とはいっても、昨年パナソニックの駐在員がかなり大挙して帰国したそうなので、昨年よりは参加者が少なかったのだそうだ)ということで、例によって駐車スペースを探す。だんだん路上駐車の「さじ加減」がわかってきたような気がする。道路に特に駐車スペースの指定がない時には「物理的に車が収まるかどうか」も重要な要素であるが「そこに駐車することが顰蹙かどうか」も重要な要素だと思っていた。日本だったら絶対あり得ないような停め方をしてある場合もけっこうある。最近は、「とにかく1台通過できるスペースが確保できれば駐車してもよい」と考えるようにしている。まあ、それでいいのかわかりませんが。

ソフトボールは、もちろん企業ごとのチームが多い(中には一社で複数チームエントリーしている企業もある)のであるが、ハンブルク日本人学校の教員チームとか、日本人学校の中学生のみで構成されたチームなどもある。当然のことながら「親睦」が目的なのであるが、かなり気合いが入っているチームもある。私が所属する企業のチームもそう。毎週1回終業後に練習しているのだそうだ。「駐在員候補が複数いる場合は運動神経がいい人を選んでいるのではないか」という冗談も出るくらい、隙のないチーム構成である。「来年はぜひ参加して下さいね」とか言われても、私のレベルだと目に見えて足を引っ張ってしまうなあ。もちろん、他にもそのくらい(それ以上?)練習を積んでいるチームもあるわけで、弊社は惜しくも準決勝で負けて3位だった。

夕飯。とりあえず画像だけで。

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買い出し

しかし、テレビはマイケルばっかりですなあ。どういうコメントがついていたのかわかりませんが「SMAP x SMAP」に出演した時の映像がドイツの番組の中でも流されていました。

細々(こまごま)としたものを買い出しに。
まずは「MediaMarkt(メディアマルクト)」という電気屋へ。町の中心部にある「Saturn(サターン)」まで車で行くのはちょっとしんどそうだったので断念した。まず欲しかったのは、iPod を自動車で聞くための FM トランスミッター。FM の周波数帯が日本と違って混んでいるようなので、とりあえず適当な周波数を選んでもいろいろな放送局の電波と混信してなかなかうまくいかなかった。あとヘアドライヤー。ホテルについていなかったし、今後も必要になるので。

昼食は(例によって)かなり軽く済ませたかったので、近くにあったマクドナルドに入ってみることにした。日本でも最近はほとんど入っていなかったので何年ぶりだろう。ハンバーガー(ハンブルガー・ロイヤル・ベーコン)とサラダとドリンクのセットで€5.79。他の食品の物価と比べると少々高めかな。サラダとドリンクはかなりビッグサイズなのでお得感はありますが。味は私の記憶にある日本のマックの味とそんなに変わらない気がする。

そのあとはIKEAの下見に行くことにした。実際に家具を買うのはアパートに入居して、部屋の寸法を測ってからだと思ったので、とりあえずどんな感じなのかな、ということで。隣にはBAUHAUSというDIYショップがあったので、まずはこちらでメジャーを買うことにした。あまりに広過ぎるので自分で探しても全然わからない。何とか英語が通じる店員さんに教えてもらって無事買うことができた。

IKEAも広いですねえ。基本的に入口と出口は別なので、入り口から入って長い長い順路を経ないと出口(会計)までたどり着かない。

夕食。ホテルで食べようと思ったら満席で、しかも時間がかかりそうだったので、昨日の昼食と同じくRahlstedt駅近くのアジア料理店へ。店主は店の中で新聞を読んでいるし、ひょっとしてすでに閉店かと思ったら「どうぞ、どうぞ」とのこと。こんなんでいいんかいなと思うのだが、やはり週末の夜に外食することはあまりないのだろうか。普段は混み合うRahlstedt駅前でもかなりひっそりしている。まあ、こういうアジア系の店は、普通のドイツ料理屋が開いていない平日の夜遅くとか週末でも開いているから助かるのだが。

で、メニューであるが、そういえば、今まで見落としていたのだがベトナム料理のフォーがある。頼んでみたら「これだけ?」みたいな聞かれ方もしたのだが、いいんです、軽い食事の時は徹底的に軽くしないと。で、味の方はかなり本格的(といっても、私はベトナムでフォーを食べたことはないんだけど…)。苦手な人も多いようだけど、私はパクチー(香菜)の香りが結構好き、というかこれがないとアジアっぽい雰囲気がないのである。

でも、さすがにもうちょっと食べたい(飲みたい)気がしたので、会社近くのスーパーマーケットに寄ってビールとおつまみを買う。「BECKS」はハンブルクに近いブレーメン産のピルスナー。ドイツではいちばんポピュラーなのだとか。330mlのビンで65セントである。日本円にすると100円しないんですねえ。おつまみは、いわゆる「しょっぱ系」のせんべいとかがないのが残念。(あとで思い出したんだけどポテチとかを試せばよかったなあ)結局、ミックスナッツを買う。これも日本のカリカリした感じではなく、しっとりとしたナッツ類が多い。ミックスナッツだけでなく、ナッツにレーズンや乾燥させたベリー類が混ぜてある種類もあったのだが、酒に合うのかなあ?

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初演奏会(China Spectacular)

昼食は社長と先輩駐在員と。前に行ったRahlstedt駅前にあるアジア系の料理屋である。チキンナゲットのようなものが付け合わせについた焼きそばを注文する。チキンナゲットはスイートチリソースをつけて食べるのだがなかなか美味。

週末だし、そろそろ多少なりとも生活が落ち着いてきたし、町の中心部での運転も慣れてきたし、ということでコンサートに行ってみることにした。
北ドイツ放送交響楽団(NDR)による「China Spectacular」という演奏会。中国の作曲家による作品を中国人が指揮するコンサートである。(ただ、理由はよくわからないが指揮者の Long Yu は交代になっていて、代役のペーター・ルンデルが振っていた)。

場所はNDRのホームグラウンドのライスハレではなく、カンプナゲル(Kampnagel)というところ。多少覚悟はしていたが、やはり会場近くに駐車スペースはない。結局3ブロックくらい離れた住宅街に止めることができた。ドイツでは町中でも道路脇に駐車スペースが確保されていて、そこが空いていれば無料で停めることができる。有料駐車場に入れるのは「最終手段」らしい。なので、日本ではあまり必要のない縦列駐車のテクニックが必要とされるのである。ドイツに来てから日本での10年分くらい縦列駐車をしているような気がする。smart のような車がヨーロッパで売れるのはすごくわかる気がする。

で、そのカンプナゲルは倉庫を改造したようなところイベント施設のようだ。他のフェスティバルも行われているようで、芸術系大学の学園祭のような雰囲気がある。チケットは€16で全席自由。チケットを購入したあとで軽い食事。アップルシューレとトマトスープを食す。

入場してみると、会場は倉庫の中に仮設スタンドを作って観客席を作ったような感じ。スペースの半分をオーケストラが占め、もう半分が観客席になっている(なので、観客席はけっこう傾斜がきつい)。私が座ったのは前から2列目で中央からちょっと上手寄りだったのだが、指揮者までの距離は5mくらいである。

  • 譚盾(タン・ドゥン)/The Intercourse of Fire and Water (Yi1)
  • 陳其鋼(チェン・キガン)/ヴェールを取られたイリス(Iris devoilee)

タン・ドゥンの作品は1994年作曲(1995年改訂)ということなので比較的古い作品である。編成や奏法的にも(後年の作品に比べると)それほど奇抜なことはやっておらず、わりとオーソドックスなチェロ協奏曲である。「陰と陽の思想」がうんぬんかんぬんと解説には書いてあるみたいだがよくわかりません。
チェン・キガンの名前は初めて聞いたのだが(ちなみに会場に来ていました)、北京オリンピックの開会式のための音楽を書いたりして、最近注目されているらしい。北京からフランスに渡ってオリヴィエ・メシアンに師事したとのこと。この作品は2人の女性歌手(一人はクラシック的な唱法、もう一人は京劇かな?)と3つの民族楽器(琵琶、二胡、琴)のための協奏曲。

曲はというと、タン・ドゥンの作品がかなり楽しめた。知名度が高くなってからのタン・ドゥンの作品はシアトリカルな側面が強くなって、うさん臭いというか眉に唾をつけたくなるのですが、この作品は音楽的に面白い。チェロは予想通り非西洋的な奏法(ポルタメントとか音程感のない琵琶のような奏法とか)が多く引き込まれた。一方、チェン・キガンの方はこれだけのソリストを集めた必然性があまりないように思う。「中国的なもの」のショーピースのような感じ。全般的には穏やかな曲想で、そういったところの弦の持続和音は確かにメシアンに通じるものがあるのかな、という気がするが、曲全体を通して考えるといささか単調かなと。

これだけ近くでオーケストラの演奏を「見る」機会はそうそうないと思うのだが、特に弦楽器奏者の「動き」を感じられるのは面白い。タン・ドゥンの作品では各楽器のトップ奏者が細かいパッセージを掛け合いする部分があって、それがだんだんパート内でのユニゾン、それから弦全体でのユニゾンに広がって行くのである。この広がって行く様子が弦楽器奏者の「運動」として目に見えるのはかなり感銘を受ける。あと、うまいオケはちゃんと「鳴る」せいか、やはり音が大きい。うるさい大きさではなく、ちゃんと響いているという感じがするのである。

会場に置かれていた演奏会案内のパンフレットを見ると、鼻血が出そうな演奏会がたくさんある。楽しみ楽しみ。

洗濯/パンフィッシュ

誰ですか?この会社の公用語が英語だと言ったのは?

朝に日本と電話会議をやったあとは、一日かけて次の開発方針を決めるミーティング。当然効率のために全部ドイツ語で行われる。ボスが隣についてくれて適宜英語で要約を説明してくれるのだが、これは超ハードです。

たまたま昼食は数少ない非ドイツ人と一緒になったので、いろいろ話をする。彼はフランス出身で、もともとはフランス国内で仕事をしていたのだが、ドイツ人のガールフレンドがドイツで仕事を見つけたのでしばらく(いわゆる)遠距離恋愛だったのだそうだ。それが耐えられなくなったので(2週間おきにフランスのニースとハンブルクを往復していたとのこと)ハンブルクで今の仕事を見つけたのだそうだ。「僕も最初は苦労したけど、1〜2年で会話できるようになったよ。」とのこと。1〜2年で会話できるようにならないといけないんですか(涙)。

ついでに聞いた興味深い話。先日住民登録を行ったのであるが、申請書に「宗教」を書く欄があった。(私は(もちろん?)「No」と書きましたが)ここに特定の宗教を書いておくと、その人が納めた税金の一部がその宗教関係に使われるのだそうだ。

仕事が終わったあとスーパーマーケットへ。シャンプーと洗濯用品を買うためである。シャンプーはホテルについていないので、これを買わないと髪の毛を洗えない。洗濯用品はそろそろホテルで洗濯をするか、と今さらながらに思い立ったので、買おうと思ったのである。前のホテルはかなりインテリアデザインに凝っている部屋だったので、無意識に洗濯する意欲が減退させられていたのかも知れない(笑)。一回は先輩駐在員の好意で洗濯していただいたのであるが、さすがに何回も頼めないし。電子辞書(というか iPhone に入れた、簡単な逐語訳のアプリ)を片手に洗剤を探すが、なかなかよくわからない。最初に手に取ったのはどうやら食器用の洗剤だったようだし、次に手に取ったのはいわゆる柔軟剤の類いだったような気がする。「たぶんこれ」だと思う Waschlotion というのが見つかったのであるが、どれも馬鹿でかい。液体洗剤の標準サイズは2リットルのようだ。いちばん小さそうな1.5リットルのものを2.39ユーロ(日本円で350円くらい?)で買ったんですが、日本の物価より安いんですかね?

ホテルに戻り、とりあえず洗濯を。で、ホテルでの夕食2日目。前日のプチ失敗を鑑みて、今日はあらかじめある程度の方針は立てておいた。ビールはデュンケル。ピルスナー同様に下面発酵の、いわゆる「黒ビール」ですな。グラスを見るとチェコのビールのようだ。デュンケルというと苦みがあってアルコール度数が高いというイメージがあるのだが、これはかなり飲みやすい。明日はヴァイツェンを飲もう(予告)。スープはラウヒクレーメズッペ(Lauchcremesuppe)。「ライヒ」というハンブルクご当地野菜のクリームスープということらしい。「ライヒってどんな野菜?」と聞いたら「タマネギのようなものよ。」と言われた。まあ、まさにそんな感じですな。メインはハンブルク名物の一つである「パンフィッシュ」。出張で来た時にも食べたのでだいたいどんなものかはわかっている。熱く熱した小さなフライパンの上にジャガイモとベーコンとタマネギを炒めたもの(いわゆるジャーマンポテトか?)を敷き詰めて、その上に魚の切り身をソテーしたものを乗せる。一つは鮭で、もう一つはスズキだったかな?それにマスタードソースをかけながら食べるのである。付け合わせはキューリの甘酢漬けサラダ。前に食べたやつはかなりマスタードがきいたソースだったのだが、ここのソースはマスタードはほとんど香りのみでクリームソースの割合の方が高い。まあ、さっぱりしておいしいです。胃腸への負担もそんなに大きくないし。あ、そうそう、ここのレストランはパンの付け合わせとして、タマネギを揚げたものを豚の脂肪に混ぜたスプレッド(何ていう名前だったっけ?)がついてくるのですが、これが癖になるおいしさで、パンが進みます。普通のバターとどちらが脂肪分が多いのかよくわかりませんが。

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ちょっと再開します

… と思ったけど、テキストくらいは会社からアップロードしてもいいかな?

ということで、森林リゾートというか、陸の孤島のホテルに移ったわけですが、予想通りネットがつながらない。そ・れ・だ・け・な・ら・ば・ま・だ・い・い・が、当然エレベーターはないし、鍵はオートロックではなくて内側からも鍵をかけないとロックされないし、サッカーを見ていたら突然入力がなくなったとかで(衛星放送だから?)見れなくなるし、風呂(というかバスタブのないシャワーだけ)には石鹸だけでシャンプーはないし、ま、いろいろと大変です。本当に早く住むところを決めて引っ越さないと。

ビールは飲みたかったが、もちろん車で食べに行ったら飲めないし、ぶらぶら歩いて食事に行けるようなところもないし、で、結局ホテルのレストランで夕食を取ることにした。常連みたいなおじいさんたちが一角を陣取ってグダグダ話し込んでいるのが、いかにもローカルなホテルという感じでよい。

まずはピルスナー。あとは、懲りずに、というか、この時期を逃すと食べられないシュパーゲルのクリームスープを。前のホテルで食べたものはかなりあっさりしていたのだが、ここのはスープ自体がもっさりしていて、ボリュームがある。メインは、ハンブルクのご当地名物ということで注文してみた、いわゆるイワシの酢漬け。とはいっても酸味はほとんどない。これをクリームソースと一緒に食べる。これも見た目はちょっとグロテスクだし、ナイフを入れると小骨が切断されるキリキリとした手応えが伝わってくる。もちろん、酢漬けになっているので小骨は柔らかくなっているので食べられるのだが。ううん、すすんで食べなくてもいいかな。まあ、人は転びながら歩くことを覚えるのです。仕上げはエスプレッソで。全般的には、中庸に洗練されている感じがいいです。味も気取っていないし、値段もそんなに高くないし。

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ちょっと中断します

すみません、しばらく更新できません。

ホテルでの滞在予定が当初の想定より長くなってしまったのですが、そのホテルの追加予約が取れなかったために、別のホテルに移動する必要があって、そのホテルにはインターネット環境が全くない(早く住居を決めろという会社の無言のプレッシャーか(笑)?)ので、ブログの更新ができません。

アパートに引っ越してからもネット環境が開通するまでに時間がかかるものと思われます。アパートの選択肢の中に最初からネット環境が整っている物件があればいいのですが …

というわけで、Auf wiedersehen!

ショッピングセンター

ホテルの朝食の様子も書いておきますかね。もう朝にソーセージとかベーコンとかをたくさん食べるのは止めました。今日はかなり軽くしています。(あ、このあとフルーツのヨーグルトかけを食べたけど)しかしパンがうまい。このホテルだからうまいのか、ドイツはおしなべてうまいのか、町のベーカリーも試してみないと。

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先週は先輩駐在員がいろいろな店に連れて行ってくれたが、今週から夕食は自力で取らないといけない。とりあえず頭に浮かんだので、ドイツに来る前から目を付けていた「NORDSEE」(ノルトゼー)という店に行くことにした。「ノルトゼー」は「北の海」という意味。魚介類を中心とするチェーン店である。ネットで調べてみたところ、近くの町のショッピングセンターの中にあるらしいので、会社の帰りに寄ってみることにした。

着いたところは「einkaufs treffpunkt farmsen(アインカウフス・トレフプンクト・ファームゼン)」。日本でもよくある感じの、少しさびれた小さなショッピングセンターである。

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で、「NORDSEE」はこんな感じ。

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店内でも食べられるし、テイクアウトもできる。どちらかと言うとテイクアウトのお客さんの方が多かった。

で、私が注文したのはこれ。「Tagesmenu(ターゲスメヌ、今日の定食みたいなものか)」と書かれていたものです。例によって「Sprechen Sie Englisch?」で(笑)質問してみる。たまたま英語がわかる店員さんがいたので助かった。

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Apfelschorle(アプフェルショーレ、リンゴジュースを炭酸で割ったもの、あ、昼飯でも飲んだじゃん …)、Kartoffelsalat(カルトッフェルザラート、ポテトサラダ)、Scholle gebacken(ショレ・ゲバッケン、カレイの仲間のフライ)でした。一応揚げたてを出してもらったのだが、油が少々古いような気がしたなあ。ま、食べているうちに慣れましたが。今までの食事と比較すると量的にはちょうどいいのだが、もっと少なくてもいいかな?

ショッピングセンターの中に「ROSSMANN」というドラッグストア(ポリ袋には「Mein Drogeriemarkt(私のドラッグストア)」と書いてある)があったので、歯ブラシと歯磨きペーストを買う。いつもの調子で旅行用の歯磨きセットは持って来たのであるが、さすがにくたびれてきたので新しいものを買うことにしたのである。

あと、なぜか店中でエルヴィス・プレスリーの展示をやっていました。

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