クラフトワークの箱

先週の金曜日にクラフトワークのリマスター盤のボックスセットが届きました。

The Catalogue

オリジナルアルバム8枚が収録されています。CDサイズのボックスかと思ったら、ほぼLPジャケットサイズで4枚のCDが以下のように収納されるようになっています。つまり各スペースには2枚ずつCDが入っています。

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今回のリマスターを機にそれぞれのジャケットはシンプルなグラフィックに変更されたのですが、この紙ジャケットは二重になっていて、中からオリジナルジャケットが出てくるようになっています。「ヨーロッパ特急」のジャケットはインターナショナルバージョンなのかな?ドイツ盤はモノクロ写真で別構図だったような気がするのですが。それから各アルバムごとの大判のブックレットも入っていました。

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比較対象の旧版音源が手元にないので音質は比較しようがないのですが、まあ、クリアになった印象はあります。

各国語バージョンを整理してリリースして欲しかった気はしますが、特にボーナストラックはありません。(あまり詳しくないのでアレですが)唯一手が入っているアルバムは「エレクトリック・カフェ」。(おそらく当初の意図通り?)「テクノ・ポップ」というタイトルに変更されて、《テレフォン・コール》と《セックス・オブジェクト》の間に《ハウス・フォン》という曲が追加されています。《テレフォン・コール》のアウトロというか、リプライズというか、パーカッシヴなリミックスというか、比較的まったりとしたテンポが多いクラフトワークにしてはアグレッシヴでかっこいいです。

というわけで、さっそく《アウトバーン》を聞きながらアウトバーンで通勤しました(笑)。

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(後日付記)ブログのアクセスログで、《アウトバーン》に出てくる「fahr’n」の意味を調べている方がいらっしゃったようなので書いておきます。「fahr’n」は「fahren」の短縮形なので、この曲の有名なフレーズ「Wir fahr’n fahr’n fahr’n auf der Autobahn」は英語で「We drive, drive, drive on the autobahn」(僕らはアウトバーンをドライヴ、ドライヴ、ドライヴ)になります。

2 thoughts on “クラフトワークの箱

  1. ながぐつ

    こんばんは。
    クラフトワークって、初めて知りました。YMOに影響を与えたそうですね。

    ところで、村上春樹の過去ブログ、読みました。ありがとうございます。読み出したのは、高校からなんですね。本を読んだ数だけ、人間に深みが出るって、誰か著名な人が言ってましたね(*^_^*)

    ながぐつも、昔は本嫌いじゃなかったんです。大学の学類は文学部系なので、中学から大学までは純文学とか、それなりに読んでました。今は時間がないのが読まない最大の原因ですね。それでも仕事の本は月に2・3冊は買いますけれど、斜め読みするだけ(^_^;) ブログ読んでコメントしてる時間があったら、本読めってことですね(^_^;)

  2. musicabella 投稿作成者

    ながぐつ様:

    私の場合、クラフトワークは YMO から遡って聞きました。能動的に聞いたのは1990年代に入ってからだったと思います。高校の頃、スキー場でクラフトワークの曲がかかっていたのは痛烈に覚えていますが(笑)。

    本の件ですが、せっかく人間として生まれてきたのだから人間が長い歴史の中で作り上げてきた英知に触れずに死ぬのはもったいないなあ、と思っているわけです。まあ、これは文学に限らず音楽や美術についても言えますが。

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