月別アーカイブ: 2009年9月

免許更新

やはり、朝から強烈な胃もたれ … どう考えてもジャガイモ食べ過ぎですね …

久々の海外赴任ミニ情報です(笑)。今日は午前中に住所登録変更と運転免許証の交換手続きに行ってきました。

ドイツに居住しようとする場合、まず行わなければならないのは住民登録です。これを行わないとビザの発給手続きも行えないし、日本から送った引っ越し荷物の通関もできません。住民登録は入国してから2週間(自治体によっては1週間)以内に行う必要があります。私は赴任早々とりあえず社長の住所で住民登録をしてそのままになっていたので、これを現在住んでいるアパートの住所に変更しました。新規住民登録の際に手数料が必要だったかよく覚えていない(ひょっとして会社で払ってくれたのかも)のですが、今回は6ユーロかかりました。

その後、運転免許証の交換手続きへ。日本の運転免許証と国際運転免許証があればドイツ国内で自動車を運転することはできるのですが、国際運転免許証の有効期間は1年なのでこれを過ぎると日本の運転免許証では運転できなくなります。ドイツ入国後6ヶ月以内であれば無条件に日本の運転免許証をドイツの運転免許証と「交換」することができるので、今回はこの申請を行いました。ちなみにドイツの運転免許証は生涯有効のようです。

申請に必要なものは、

  • 日本の運転免許証
  • 日本の運転免許証のドイツ語訳(これは在ハンブルク日本領事館で有料でやってもらえます)
  • パスポート
  • パスポートサイズの写真1枚
  • 申請書類
  • 手数料35ユーロ(これは自治体によって変わるのかなあ?)

でした。結局、こちらで受けた視力検査の結果は必要なかったようです。作成にはおよそ4週間かかり、できあがったら取りに来るように手紙で通知が来るそうです。

これは、あくまでも「交換」なので、ドイツと日本の運転免許証を同時に携行することはできません。今回ドイツの運転免許証を交付してもらう際には日本の免許証を預けなければいけません。逆に日本の免許証が必要な場合にはドイツの免許証を一旦返納して代わりに日本の免許証をもらうことになります。まあ、1年以内の一時帰国であればドイツの免許証のままで日本での運転は可能なようです。(そのかわり日本語訳の携行が必要)

さすがに夕飯は外で食べる気がしないので、簡単なお惣菜を買ってきて自宅で軽く済ませました。

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最近読み終えた本。

メイキング・オブ・サージェント・ペパー

いつ買ったんだっけ?この本。今は絶版になっているみたいですね。ジョージ・マーティンが書いた「サージェント・ペパー」のレコーディング回想録。1992年に制作されたTV番組「メイキング・オブ・サージェント・ペパー」の副読本のような位置付けでしょうか。(しかし、この番組商品化されませんね。WOWOWで何度か見ましたがとても面白いです。)同時にマーク・ルウィソーンの名著「レコーディング・セッションズ」を補完するような形にもなっています。基本的には「サージェント・ペパー」のレコーディングの様子(もちろん、スタートは《Strawberry Fields Forever》と《Penny Lane》から)を追いながら回想しているのですが、ところどころでデビュー時のエピソードや後日談なども挟み込まれています。

ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版

この本を読んであらためて気付いたのですが、中期以降のビートルズは4チャンネルのマルチテープを別のテープの1チャンネルないし2チャンネルにリダクションしてトラック数を稼ぐようなことをやっていました。これをやるとヒスノイズが増えたりF特がにぶったりしそうな気がするので、リマスターの音質改善にも限界があるのではないかと思いました。

ジャガイモ

昨日に引き続き、静かな雨が降り続いています。

火曜日は打ち合わせが多く入っている日なので、落ち着いて自分の仕事ができるのが午後3時くらいからになります。今日は内外に確認しなければいけないことが多数あったので、そのあとはひたすらメール書き。書いている間にも前に出したメールの返信があったりするので、並行して返事も書かないといけません。ということで予想外に時間がかかってしまいました。

ビールを飲みたかったし、夕飯は手っ取り早く済ませたかったので、アパートからいちばん近い「Conrad’s」へ。珍しく(と言っては失礼か?)混んでいたのでカウンター席しか空いていませんでした。カウンター席に座ったのは初めてかな。

ビールはHOLSTENのピルスナーを。昼食に肉をたくさん食べたので夕食は軽く食べようと思って、定番のトマトスープと初挑戦のスパニッシュ・オムレツを食べました。

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スパニッシュ・オムレツというか、ジャガイモの卵とじですね。ジャガイモとタマネギと卵の比率が 8:1:1 くらいです。まあ、ジャガイモは旬ですし、シンプルな味付けでおいしいのですが、さすがに飽きます。ケチャップとかもらえばよかったかな。あと、ドイツのレストランに行って夕食を「軽く食べよう」というのはほとんど不可能なような気がしてきました。

秋雨とベトナム飯

先週までは、まさに「秋晴れ」という天気が続いていたのですが、今日は朝からずっと曇り空でした。ついに夕方過ぎには雨が降り出しました。夏によくあったスコールのような豪雨ではなく、細かい雨(rain というより shower ですな)が音もなく降っているような感じです。

そろそろ食材のストックもなくなってきたので、久しぶりに「Asia Lam」へ。やはり、このお店はおばさんがいろいろ話しかけてくるので、否が応でもドイツ語で会話することになります。今日もライスヌードルの焼きそばを注文したのですが「これ、野菜だけで肉が入っていないんだけどどうする?(推測)」と聞かれたので、「ohne Fleisch?」と聞き返したら「そうよ(推測)」と言われたので、「mit Krabben, bitte」ということでエビを追加してもらいました。(すみません、私のドイツ語は今のところこのレベルです …)あとはサクサクの春巻きなどを。ひょっとしてベトナム生春巻きとかあるのかなあ?ちゃんと探していませんが。

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そういえば今日はマイルスの命日だそうで。もう18年前ですか。そして借りて来た DVD は相変わらず手つかずのままです …

夢の焼き肉定食

以前のブログで「ドイツでは薄切りの肉が売られていないので焼き肉ができない」というようなことを書きました。

昨日 Wandsbek のカールシュタットに買い出しに行ったら、ステーキ用の薄切りの肉が売られていました。おそらくシュニッツェルなどを作る時に使う肉だと思うのですが、細かく切って焼けば日本風の焼き肉ができそうです。買ってきて試してみることにしました。これで勝利を確信したので(笑)、もやし(売っているのかなあ?)とかピーマン(これはパプリカで代用できる)とか付け合わせる野菜を買ってくるのを忘れてしまったのですが、まあ、このへんは次回のお楽しみということにしましょう。

こちらの肉に「霜降り」という言葉はないので、普通に焼くと固くなってしまうかも知れないと思ったのですが、ステーキあるいはシュニッツェル用ということで多少叩いてスジもそれなりに切断されているようです。まあ、まずまずの合格点でした。肉らしい歯ごたえがあれば「エバラ焼き肉のたれ」で何とかなります(笑)。

確か、エッペンドルフのあたりに韓国風焼き肉屋があったように思うので、今度行ってみようかなあ …

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吹奏楽のページ」を更新しました。

支部別/部門別に、出場団体の一覧を見られるようにしました。ここに表示されない情報をお持ちの方はご一報をお願いいたします(_0_)。

演奏会その10:ハンブルク歌劇場(トスカ)

適当にチケットを取ったら、昨日と今日で連チャンになってしまいました。

Sonnabend, 26. September 2009 19:30 Uhr

Tosca

Floria Tosca Adrianne Pieczonka

Mario Cavaradossi Yonghoon Lee

Scarpia Carlos Almaguer

Angelotti Kyung-Il Ko

というわけで今日はハンブルク歌劇場の《トスカ》です。思い返してみると確か日本で2回見ているので、《トスカ》を見るのはこれで3回目ということになります。(そもそも、これ以外にオペラ見たことあるんだっけ?)

ストーリーがわかりやすいし、主要登場人物は少ないし(とりあえず、主人公の歌姫トスカ、その恋人の画家カヴァラドッシ、悪役のスカルピアを押さえておけばOK)ということでオペラ初心者には適しているのかも知れません。

今日も昨日と同じように電車で行きました。昨日の教訓を踏まえて電車は確認したので、公演前にグビッといけました。Erdinger のヴァイツェンとジャガイモスープ。ジャガイモスープは裏ごししたジャガイモのスープを想像していたのですが、ほとんどポトフのような感じです。まあ、それはそれでよかったですが。

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今日はグダグダしていたので入場したのが開演ギリギリ。2階(日本でいうところの3階)バルコニー最前列中央なのにほとんどいちばん最後に着席してしまいました。昨日は1階バルコニーのちょっと下手よりに座ったのですが、今日の方が少し遠く見えるだけでほとんど違いは感じられません。チケットの値段を考えると2階でもいいかなあ。

で、《トスカ》ですが、カヴァラドッシ(テノール)◎、スカルピア(バリトン)◯、オーケストラ◯、トスカ(ソプラノ)△という感じでしょうか。

とにかくカヴァラドッシは素晴らしかったです。Yonghoon Lee という方(韓国人かな?)ですが、全般的に安定していましたし、クライマックスでオケを突き抜けてくる高音も豊かでした。それとは対照的にトスカ役の Adrianne Pieczonka はリズム/音程ともに不安定。このへんの不安定さをビブラートでカバーしようとしているというか、ごまかそうとしているというか、ちょっと物足りませんでした。この主役2人の声のキャラクターが全く違うわけで、第3幕クライマックスのデュエット(「新しい希望に魂は勝ち誇って」)のユニゾンもいまいちでした。

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サッカー(ブンデスリーガ)の話です。今日はハンブルガー SV のホームでバイエルン・ミュンヘンとの試合があり、1-0 でHSVが勝ちました。帰りは Jungfernstieg まで歩いて S バーンで帰ったのですが、地下鉄の中やホームで少々暴走している人がいました(笑)。機会があったらサッカーも見に行きたいんですけどね。

演奏会その9: ハンブルク・バレエ(バレエ・リュスへのオマージュ)

今日はハンブルク歌劇場デビュー戦。念願のハンブルク・バレエの公演です。ドレスデンに出張した時に見たジョン・ノイマイヤー振り付けによるドレスデン・バレエが面白かったので、ぜひ本場のハンブルク・バレエを見てみたかったのです。

ライスハレでの演奏会などは午後8時から始まることが多いのですが、この公演は午後7時開演。なぜならば、全公演時間が休憩込みで3時間を超えているからです。午後5時に退社して、アパートで着替えて、電車でハンブルク歌劇場に向かいました。今さらですが、ライスハレやハンブルク歌劇場で行われる多くの公演ではチケットが切符代わりになっていて、往復分の電車/バスの料金は公演チケットに含まれています。特にハンブルク歌劇場は駐車場を見つけにくいし、そもそもSバーン/Uバーンの駅に近いし、今日はビールを飲みたいし、ということで電車で行くことにしました … が、急いでいたので電車を間違えてしまいました。S1 に乗らなければいけないところを S11 に乗ってしまい、中央駅を過ぎたら別の駅(Dammtor)に。地図を見るとそこからでも歩いていけそうなのですが、初めての道はちょっと心配。リスクを減らすためにちゃんと中央駅まで戻り、U2 で最寄り駅の Gänsemarkt まで。グビっとやろうと思ったのですが、全然時間がありません。とりあえずカプチーノとブラウニーをお腹に入れて空腹をしのぐことにしました。(ベルリンフィルの時と同じパターン)

Hommage aux Ballets Russes

DER VERLORENE SOHN
MUSIK: Sergej Prokofjew
CHOREOGRAFIE: George Balanchine
BÜHNENBILD UND KOSTÜME: Georges Rouault

LE PAVILLON D’ARMIDE
MUSIK: Nikolai Nikolajewitsch Tscherepnin
CHOREOGRAFIE: John Neumeier
BÜHNENBILD UND KOSTÜME: John Neumeier

LE SACRE DU PRINTEMPS
MUSIK: Igor Strawinsky
CHOREOGRAFIE: Millicent Hodson, inspiriert von Vaslaw Nijinsky
BÜHNENBILD UND KOSTÜME: Nicholas Roerich rekonstruiert von Kenneth Archer

まずはプロコフィエフ作曲の《放蕩息子》。プロコフィエフの交響曲第4番はこのバレエ音楽の素材に基づいているそうです。また、このバレエは1928年にバレエ・リュスの主宰者であるセルゲイ・ディアギレフが没する3ヶ月前に初演され、結果的にバレエ・リュスが上演した最後の作品になりました。振り付けはジョージ・バランシン。後に書くように、もうバレエ・リュスにニジンスキーはいません。

家族との生活に不満を持つ「放蕩息子」が家を飛び出し(第1幕)、異国で妖精に誘惑されて全てを失い(第2幕)、自分の愚かさを思い知って家に帰り、父親の腕の中に抱かれる(第3幕)というあらすじです。ストーリー的に、第1幕はかなり奔放、第2幕はコミカル、第3幕は厳か、という感じです。ほとんど妖精役のダンサー(アンナ・ラウデレ(Anna Laudere))の演技を見ていました。素晴らしかったです。

演目2つ目はニコライ・チェレプニン作曲の《アルミードの館》。ちなみに伊福部昭さんなどと関連が深いアレクサンドル・チェレプニンはニコライの息子です。この作品は1909年のバレエ・リュス旗揚げ時(@パリ・オペラ座)に初演された作品です。この作品は初演時のオリジナル版ではなく、ジョン・ノイマイヤーが新しく振り付けを行い、今年の6月に初演したばかりのものです。

ノイマイヤーはこれ以前にショパンやリムスキー=コルサコフの音楽を使ってニジンスキーの生涯を描いた《ニジンスキー》というバレエも作っていますが、この《アルミードの館》はその続編に当たる作品です。

ニジンスキーは1909年のバレエ・リュス旗揚げ時から参加して名声を得ますが、1913年の《春の祭典》初演後にバレリーナであるロモラと結婚したことからディアギレフの怒りを買い、バレエ・リュスを解雇されます。(ディアギレフとニジンスキーは同性愛の関係があったという説もあります)その後、精神衰弱によって1919年から精神病院に入院することになり、結局それ以降バレエ・ダンサーとして復帰することなく亡くなります。結局、ダンサーとしてのキャリアは10年あまり、60年の人生のほぼ半分を精神療養に費やしたことになります。

このバレエの舞台はニジンスキーが入院しているサナトリウムなのですが、その現実世界とニジンスキーが回想する過去とが複雑に交錯する構成になっています。初演時のオリジナル版《アルミードの館》はその回想の中の劇中劇のような形で登場します。この時、ニジンスキーは主役ではなく奴隷役のパ・ドゥ・トロワの一員だったそうで、もちろんこのパ・ドゥ・トロワも登場しますし、このバレエでなく他のバレエ《オリエンタル》でニジンスキーが踊った「シャムの踊り」も登場します。また、バレエ学校に通っていた頃の少年ニジンスキーも登場します。

その他にも、現実世界ではニジンスキーの妻であるロモラが回想の中ではバレエの主役のアルミードとして登場したり、現実世界でのサナトリウムの医師が回想の中ではバレエ・リュスの主宰者ディアギレフとして登場したりして、微妙に現実と回想がオーバーラップしています。

… と、後から調べて以上のようなことがわかりましたが、他にもいろいろなネタが仕込まれているのではないかと思います。

とても複雑な構成を全て消化できているわけではないのですが、とにかく、輝かしい過去を回想しながらも、過去の自分と全く噛み合うことができないニジンスキーに、とても切ないものを感じました。過去の自分の踊りに加わろうとしてなかなか加われない、というか、全く別物としてしか機能していないのがうまく踊りで表現されていたと思います。

ラストシーンでは、自分が着ているジャケットを脱いでバレエ学校時代の自分に着せ、ほとんど何も身につけていない姿で静かにゆったりとしたソロを踊ります(これもきっと何かのバレエからの引用なのでしょうね)。そして《春の祭典》の冒頭のファゴットソロが流れる中で幕となります。

これを見ると《ニジンスキー》も見たくなります。

そして最後の演目はストラヴィンスキーの《春の祭典》。この作品はニジンスキーの振り付けによるものなのですが、上に書いたようにその直後にニジンスキーがバレエ・リュスを解雇されたために、このバレエは8日間しか上演されませんでした。ほとんど忘れ去られていた振り付けをミリセント・ホドソンが復元したものが1987年に蘇演されました。詳細は Wikipedia をご参照下さい。また上演に際しては、このページにあるニコライ・リョーリフの背景画が使われました。もちろん、今日の上演でもそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%A5%AD%E5%85%B8

ベジャールやノイマイヤーの振り付けによる《春の祭典》を見てしまうと、この初演版は何とものどかです。(日本に持ってきたら小山清茂さんや伊福部昭さんあたりの曲が似合いそうな題材です。)ロシアの民族衣装を着たダンサーたちが踊り、第1部では敵の部族との争いを、第2部では神に捧げる生け贄の乙女の選出と、その生け贄の踊りが描かれます。まあ、当たり前ですがストラヴィンスキーによる表題通りのストーリーが展開されます。最後の生け贄の踊りだけがソロで、それ以外はほとんどグループによる踊りになっています。

いや、しかし、フルート(アルト・フルートかな?)は派手に間違えましたな(苦笑)。最後の tutti の一撃の前にフルート属だけが上昇形のパッセージを演奏するのですが、一人出遅れて時間差で演奏してしまいました。そのために最後の tutti までに微妙な間が空いてしまいました。指揮者が何とか合わせようとしたんでしょうね。(第1部「春のきざし」でもアルト・フルートのソロが1〜2小節飛び出していたような気がします。)あと、何だっけ?第1部「敵の部族の遊戯」のクライマックスでギロが使われているはずなのですが、これも聞こえませんでした。版の違い?

ということで、ちょっと締まらない公演になってしまいました。

全日本吹奏楽コンクールデータベース更新

全日本吹奏楽コンクールデータベースを更新しました。すでに少しおかしいところを発見していますが、もう少しまとめて手直ししてから再度更新する予定ですので、ご了承下さい。

このデータベースには支部大会の成績も追加しつつあるのですが、ある程度までさかのぼると行き詰まってしまいます。以下の支部大会について情報をお持ちの方は断片的でも結構ですので、お寄せいただけるとありがたいです。

  • 北海道大会:1961年(第6回大会)以前
  • 東北大会:1978年(第21回大会)以前
  • 東関東大会:1998年(第4回大会)以前
  • 西関東大会:一応全成績入力済
  • 関東大会:1994年(第50回大会)以前
  • 東京大会:1998年(第38回大会)以前
  • 東海大会:1991年(第46回大会)以前
  • 北陸大会:1982年(第23回大会)以前
  • 関西大会:1979年(第29回大会)以前
  • 中国大会:1998年(第39回大会)以前
  • 四国大会:1998年(第46回大会)以前
  • 九州大会:1992年(第37回大会)以前

「私は????年に????大会に出場しました」みたいな情報でも結構です。よろしくお願いいたします。

最後に、全日本吹奏楽コンクールに出場される方々が悔いのない演奏をされるようお祈りしております。(「ご健闘」って変だもんね …)

マイルス・デイヴィス・ストーリー

今週は「おうちでごはん」週間ということで、先週末に作り置きしておいたものを食べるようにしているので、外食していません。週末に連チャンで演奏会に出かけるということもありますし。

Arndとジャズの話をしていて、「じゃあ、貸してやるよ」ということで借りたのが「The MILES DAVIS Story」というDVD。

Miles Davis Story [DVD] [Import]

関係者のインタビューなどからマイルスの生涯を振り返る内容だそうで、未公開のライブ映像も断片的に見られるということです。てっきりヨーロッパ仕様(PAL / リージョン2)かと思っていたら、アメリカ仕様のリージョン1。私は今のところDVDはMacBookで見ているのですが、例の「5回までリージョン変更できるよ」メッセージが出てしまいます。VLCでもうまく再生できませんでした。さて、どうしたものか …

アンソロジーを見る

シルバーウィークということで日本とのやりとりがほとんどなく、先週までの超ハードスケジュールと比べると、ちょっと仕事に余裕があります。

「ビートルズ祭り」ということで、アンソロジーのDVDを引っ張り出してきて見ていたのですが、久しぶりにワインを飲んだら見ている途中で寝てしまいました …

ザ・ビートルズ・アンソロジー DVD BOX 通常盤

ビートルズのデビュー以前といえば、ハンブルクでの演奏活動に触れないわけにはいかないわけで、 DVD でも当時(1960年代前半)のハンブルクの映像が使われています。最初に見た時(かれこれ10年くらい前になりますか …)には当然細かいところまでは意識していなかったのですが、改めて見てみるとレーパーバーン周辺はもちろんのこと、ハンブルク港やアルスター湖がちらっと映っていたりして、今の景色と比べるとなかなか興味深いものがありました。

そういえば、アパートから会社へ行く途中に Studio Hamburg というエリアがあります。そういう名前のスタジオが本当にあるのか、あるいは単なる地名なのかは未だによくわかりませんが、ビートルズとしてのデビュー前にトニー・シェリダンのバックバンドとしてビート・ブラザース名義で録音をしたのは、この Studio Hamburg らしいです。

アーリー・テープス・オブ・ザ・ビートルズ

ビートルズ再発見

さてビートルズ。

土曜日も日曜日もアパートにいる時間はゲップが出るくらいビートルズを聞き続けました。いちばん興味があった中期、すなわち「Rubber Soul」「Revolver」「Sgt. Peppers」あたりのモノ盤から聞き始めて、あとはモノを一通り、それからステレオ盤の「Let It Be」「Abbey Road」「Past Masters」あたりまでを聞いてみました。

ちなみに MacBook へ Apple ロスレスで取り込んで BOSE の Companion 2 Series II で聞くという超お手軽なシステムなので、あまり偉そうなことは言えないのですが、少なくともモノに限って言えば今回のリマスターは満足いくものです。

音圧を上げて、ちょっと高音低音を持ち上げてやれば今風のメリハリの効いたリマスタリングもできたのでしょうが、あえてそうしていないところに好感が持てます。全体的な印象はちょっともやっとしていますが、ディテールがはっきりしてそれぞれの音の分離がよくなっているように思います。それによってあらためてはっとする瞬間も多々ありました。特に「Beatles For Sale」や「Rubber Soul」あたりのコーラスワークがいいですね。特に「For Sale」なんか今まで全然好きでなかったのですが、今回のリマスターによってかなり評価が上がりました。

今日の昼食時にも「私のハンブルクでのサバイバルキット」と言った(笑)Arnd とたまたま一緒になって、この話題で盛り上がりました。同席していた Heiko は「僕がいちばん好きなのは Revolver だけど(同感同感)、もう 20 年以上も聞いてないな」とのこと。Arnd は今ケン・バーンズが制作したドキュメンタリー「JAZZ」を見ているところで、昨日はマイルス・デイヴィスの「クールの誕生」を聞いたと言っていました。「50年も前に録音された演奏で、当然モノラルなんだけど、ステレオみたいに聞こえる楽器のバランスが素晴らしい。」と言っていました。「最近は50年代のジャズを「再発見」しているところなんだ。」と。(ケン・バーンズの DVD、確か持ってきていたよなあ … まだ半分くらいしか見ていないし …)

このビートルズのリマスター盤が出る前もずっとビートルズを聞いていたのですが、いわゆる考古学的な聞き方になっていたなあ、とちょっと反省しています。この曲の第1テイクはこれだとか、このリミックスは正規テイクとちょっと違っているとか。今回のリマスターでは音そのものを聞いてワクワクすることができているように思います。ビートルズがデビューしてもうすぐ半世紀(!)、ビートルズを聞き始めて30年(汗)、それだけの時を経ても「再発見」できるビートルズ、やはり恐るべしです。

今回のリマスターを配信するという話もあるようですが、24bit/192kHz でやってみては?