あいのてさん(ノイバウテン/大滝詠一/ザ・バンド/ラヴェル/教授)

「ままのて音楽会~ママさんがおくる手作り音楽会~」を見に行く。

浜松市内の、いわゆる「ママさん吹奏楽団」であるアザレア・ママズ・アンサンブルと、あいのてさんたちの共演である。

第1部はアザレアのメンバーによるアンサンブル、第2部があいのてさんによるステージ、最後にアザレアのメンバーとあいのてさんによる共演、という構成。

あいのてさんステージは、NHK 教育で放送されていた(そういえば放送終了からもう一年だ …..)「あいのて」のテーマから始まり、《イシ・テクノ》《ピンポン・マリンバ》《アラビアン・ストロー・ナイト》《カラダ・ディスコ》など番組で 使われた曲、それから各メンバーのソロによる即興などが演奏された。

息子は多少体調が悪かったので、途中から集中力が切れてしまっていたが、まあ一応最後まで人様の迷惑にならずに聞き通すことができた。

CD付 音楽ってどうやるの ミュージシャンが作った音楽の教科書

終演後、各メンバーによるグッズ販売。 野村誠さん(赤のあいのてさん)と片岡祐介さん(黄色のあいのてさん、ちなみに浜松在住)が書いた「音楽ってどうやるの」という本を買った。 今回のコンサート前にメンバーのブログを見ていてところ、発売されたばかりだということだったので、ぜひ欲しかったのである。 お二人にサイン(とセルフ・ポートレート)を書いていただく。

簡単かつそれっぽく音楽のスタイルを取り入れた即興演奏をやる具体的な方法が書かれている。 「なんちゃって雅楽」「なんちゃってアイリッシュ」「なんちゃって伊福部昭」「なんちゃってシェーンベルク」「インスタント・メシアン」とか。

最近、いろいろな音楽に対して閉塞感を感じていて、野村誠さんのアプローチに興味を持っている。 楽譜がなくても、楽譜が読めなくても、音楽はできるのである。 こういった集団即興も音楽の根源的な「ある部分」を具現化しているのだと思う。

そこに楽譜(=一緒に音楽をやる他者との厳密な約束ごと)という要素が入ってきた時に、音楽はどう変わるべきなのだろうか?というのは演奏者としてきちんと考えてみたい。

というわけで、今日買ったもの。

コラプス

アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(未だにこのグループ名、覚えられないなあ …..)のファーストアルバムが紙ジャケ化されたので。 たぶん50%くらいは気に入るんじゃないかなあ、と思って買ったらだいたいそんな感じ。絶叫系のヴォーカルは好きじゃないんだけど、インダストリアルなビートは好き、みたいな。

ナイアガラ・カレンダー 30th Anniversary Edition

大滝詠一さんのソロについては完全に後追い(かろうじて「A LONG VACATION」「EACH TIME」がリアルタイム体験)なのだが、30周年記念リリースされた「NIAGARA MOON」にしびれてしまったので、以後追いかけているのである。タワーではすごろくのおまけつき。

Music From Big Pink (Remaster) (紙ジャケ)

ボブ・ディランのバックバンドも務めていたザ・バンドのファーストアルバム。 ちなみにジャケットの絵もディランによるもの。まあ、名盤ということなので。

ラヴェル:ピアノ協奏曲

これもアルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲同様、「のだめカンタービレ」第20巻に登場した音楽。 恥ずかしながら CD も持っておらず、今までちゃんと聴いたこともなかったので、この機に買っておこうかと。

買うなら「両手」も「左手」も入っている盤が欲しかったし(ラヴェルのピアノ協奏曲はこの2曲のみ)、録音が古過ぎるという問題があることもわかっていたのだが、まあ名盤と言われるクリュイタンスとフランソワのものを。

意外に「両手」の第2楽章がロマンチックで印象に残る。 (そんなにラヴェルっぽくはないのだが …..)

koko

で、教授の新作。

いい意味で裏切って欲しいなあ。 悪くはないんだけど「お仕事」的な内容。

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