日別アーカイブ: 2008 年 3 月 21 日

ブーレーズ/コーネリアス

そういや届いたもの。

タワーレコードのヘリテージシリーズから発売される予定だった「日本の電子音楽」が、権利関係がクリアになっていなかったとかで発売中止の連絡が。ついでに頼んだ方だけが届いたのでありました。

Le Domaine Musical Vol. 2/ Boulez,Pierre


ドメーヌ・ミュジカル時代のブーレーズの業績を集めた CD。Vol.1 は現代作品ばかり(ドビュッシーとかもあったけど)だったが、こちらはストラヴィンスキーと新ウィーン楽派3人の作品のみ。こちらの方がいくらかとっつきやすいかも。

で、コーネリアス関係の DVD 2 枚。 2 枚同時購入すると非売品 DVD をくれるというので、おまけに弱い私はタワーから購入するのでありました。クランプス・レーベルの「Nova Musicha」シリーズを模したジャケットデザインがなかなか素敵。

SENSURROUND [DVD]

アルバム「SENSUOUS」の PV 集といったところか。DTS サラウンドミックスあり。

from Nakameguro to Everywhere tour ’02-’04 [DVD]

こちらは「SENSUOUS」のワールドツアーのやつかと思って買ったら「POINT」のやつだった。 アルバム聞いていないからなあ …..

ポチョムキンを見る

ちょっと時間にゆとりができたので、先日買った「戦艦ポチョムキン」の DVD を見る。

(どうでもいい話ではあるが、この休みに大阪に行って来た。梅田の紀伊国屋書店では紀伊国屋書店が制作した DVD が 20% OFF で売られていて、当然この「戦艦ポチョムキン」もあった。ちょっと悔しい …..)

前回見た時はあまり面白いとは思わなかったし、ほとんど印象に残らなかったのであるが、今回はわりと面白く見ることができた。やはり、この映画はストーリーというよりも技巧を見る映画なのだ。それから、音楽が少なからず映画に対する印象に与している。

例えば、寄港しているポチョムキンにオデッサの人々が集まる場面のシーケンスとか、あまりにも有名なオデッサの階段での虐殺場面(階段を転がり落ち る乳母車)のシーケンスとか、確かにモンタージュ技法の祖であるという意味では画期的なのだが、現代の感覚で見るといささか冗長であるようにも思える。も ともと映像に合わせて作られたエドムント・マイゼルの音楽があると、こういうシーケンスも必然的な繰り返しに思えてくるのである。音楽に合わせて映像が作られているようにも思える。このあたりは、今まで決定版とみなされていたショスタコーヴィチの音楽伴奏版だと全く違う印象になるのではないかな。