親バカ」カテゴリーアーカイブ

展覧会の絵

お買い物。

息子のリクエストで BGM は《展覧会の絵》にする。 「そういえば、《展覧会の絵》って CD 持ってたっけ?」と思い、とりあえず最初に思いついた冨田勲のシンセサイザー編曲版を持っていくことにした。 妻には「こういう普通の曲の CD は持っていないのね。」と言われる。悪かったな。

展覧会の絵

で、冨田版《展覧会の絵》は息子が「怖い」と言ったのですぐに却下となった。 (そう言われて聞くと確かに怖いかも知れない)

帰宅してから、NAXOS から出ているクーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団の演奏を持っていることを思い出したので、それを聞く。 1943年の放送録音である。「普通の演奏は持っていないのかよ。」という妻の突っ込み。はいはい、お約束ですね。

バルトーク:管弦楽のための協奏曲/ムソルグスキー:展覧会の絵(ボストン響/クーセヴィツキー)

クーセヴィツキーはラヴェルにこの編曲を依頼した人物で、当初数年間は独占演奏権を持っていたらしい。 何か演奏時間が短いなあ、と思ったらところどころ抜けている曲があった。 早めのテンポ設定といい、豪快な《キエフの大門》といい、かなりアグレッシブ。 当然のことながら録音は悪いが、いい演奏である。

息子はと言えば、シャープくんが演奏している曲(《プロムナード》)以外には興味を示しませんでしたとさ。

このおじさん、じょうずだねえ

週末に録画しておいたクレーメルによるバッハの無伴奏パルティータをちらっと見る。 彼が演奏する《シャコンヌ》を見た息子の一言。

前半はドキュメンタリー、後半は2001年にロッケンハウスの教会で録音/録画されたパルティータ全3曲が放送された。

バッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》は個人的にはヘンリク・シェリングの演奏が刷り込まれている。

大学の吹奏楽団をご指導いただいていた伊藤康英さんが《シャコンヌ》を吹奏楽編曲することになり、その年のコンクールでこの曲を演奏することになった。 その時に参考演奏として聞いていたのがシェリングの演奏だったのである。

クレーメルの旧録音も持っているのだが、シェリングのある意味前時代的な毅然たる演奏に比べると、クレーメルの旧録音はいささかシャープ過ぎたような印象がある。

今回見たクレーメルの新しい《シャコンヌ》は、毅然さと軽快さを兼ね備え、変奏ごとのキャラクターを明確にした上で全体としての大きな流れを作っているように感じる。

家族3人で見入ってしまいました。

カーヴドッチ

帰省したときの恒例行事、ワイナリー「カーヴドッチ」へ。

ここは猫が放し飼いにされている。 冬なので、あまり外には出ていないのかと思っていたのだが、かなりの数の猫がいろいろな場所をうろうろしている。

以前は失礼な振る舞いをして猫に怒られた息子であるが、今回はかなり打ち解けたようで「なでなで」している。調子に乗って「こちょこちょ」までやっていたが怒られはしなかったようだ。

2000年のピノ・ノワール、2004年のカベルネ・ソーヴィニヨンとセミヨンを購入。ベーカリー「パンデパン」の石窯で焼くパンもおいしい。

その後、(こちらもいつの間にか習慣になりつつある)神社でのお参り。 以前、神様に「いちご」をお願いした息子は、今回は「赤いブロック(レゴ?)」をお願いしたらしい。

森達也さんの「A ― マスコミが報道しなかったオウムの素顔」読了。 「結局、オウムはわからない」という結論は想定の範囲内。 「放送禁止歌」を読んだときほどの感銘はなかった。 ドキュメンタリー映画である「A」自体も見てみたいなあ。

一匹残らず屋

はい。親バカ日記です。

最近の息子の遊び。

「はーい、集まって下さーい、xxxxxx 屋さんですよ。」

と言って、適当なものを陳列する。

CD 屋さんだったり、八百屋さんだったり、ハンバーグ屋さんだったりするのだが、今日は、

「いっぴきのこらず屋さんですよー。」

だった。

妻によると、夕食後にバーバパパを読み聞かせたので、そのフレーズが頭に残っていたらしい。

(しかし、一匹残らず屋さんは何を売っているのだろう?)

レコスケくんなどなど

近所のショッピングセンターで買い物。 例のごとく二手に分かれ、妻は生活必需品を購入し、私は息子を連れて本屋さんや CD 屋さんを物色する。

最近は息子も好みがはっきりしてきて、自分の気に入らない売り場に連れて行かれようとすると、

「お父さん、本、探さないで!」

とか

「お父さん、CD 探さないで!」

とか言う。

レコードダイアリー 2008

そんな息子が「これ買って。」と言ったのが、レコスケくんが表紙の「レコード・コレクターズ・ダイアリー 2008」。 だんだん好みが似てきたというか、息子が私の好みに毒されてきたというか ….. まあ、ほぼ毎年購入していたので今年も買うことにする。 (すでに、しっかり、息子の本棚に納まっていたりするのだが …..)

レコスケくん COMPLETE EDITION

お父さんはというと、発売を待っていた「レコスケくん」の Complete Edition を購入したのでした。

3/4 くらいは、以前出ていた「レコスケくん」に収録されていたり、「レコード・コレクターズ」誌に掲載されていたものをすでに読んでいたりで、個人的には「ボーナス・トラック」は少なかったのだが、やはり笑える。

iTMS の話なども出てくるのだが、私もやはり「音のみ」を購入するという習慣は身につきそうにないなあ。 まあ、ポップスレパートリーを指揮するために曲を知っておく必要がある場合、明らかにそのアーティストのアルバムを購入する可能性がない場合などは単品買いはするけどね、過去には氷川きよしとかオレンジレンジとか。

京都ぐだぐだ日記(その2)

ところで、宿泊したのは「ハートンホテル京都」というホテル。 季節柄、修学旅行生(最近って研修旅行って言うんだっけ?)が宿泊している。 ホールに集まって食事を取ったり、ロビーに臨時の宅配便受付所ができていたりする。 (まあ、そんなことはどうでもいいのであるが …)

このホテル、いわゆる「ビジネスホテル」なので客室はちょっと狭いが、朝食はなかなかよい。 また、客室に置かれている、従業員が作ったものらしい「ハートン通」という情報誌(?)が面白い。 希望者には分けてくれるということだったので、チェックアウト時にフロントでもらう。

雨が降っていたので、地下鉄で四条へ。 錦市場を一通り眺めて帰りの新幹線でつまむちょっとした食べ物を買う。 (息子は「ぜんまいざむらい」みたいな三色だんごにご満悦。)

その後は妻と別れてそれぞれ買い物。 たまには私が息子の相手をすることにした。

昨年、「Joe’s Garage」が四条に引っ越してきたので便利になった。 しかも、十字屋のほぼ真向かいである。

十字屋では貴志康一がベルリンフィルを振って自作自演した CD を購入。 (一部は確かローム・ミュージック・ファンデーションから復刻されていたはず。) 曲もそうだが、復刻のプロセスにも興味がある。

その後、「Joe’s Garage」で CD/LP を物色しているところで抱っこしていた息子が熟睡。 さすがにこの状態では購入もままならないので、妻と落ち合い、少しの間息子を預けて購入。

ほうろう

Early Days

最近、はっぴいえんどやキャラメルママ時代の細野さんの仕事を聞いてみたくて、この CD を買った。 《ありがとう》のオリジナルバージョンも聞いてみたかったし。

その後、熟睡中の息子がいては何もできなくなってしまったので、大丸でお弁当を買い、京都駅へ。 タクシーの中で息子は目を覚ます。

帰りは「ひかり」に乗ることにしたのだが、今回は 700 系。 一回の旅行で 300 / 500 / 700 系の新幹線に乗るなんて、なかなかできることじゃないよなあ。

ということで、皮下脂肪と(腕の)筋肉痛がお土産であった今回の京都旅行でした。

京都ぐだぐだ日記(その1)

(ちょっと鉄ちゃん入っています …..)

珍しく妻が休暇が取れたので京都へ出かける。 午前中に浜松を出発して、お昼頃に京都に到着する新幹線を探したのだが適当なのが見つからない。 結局、名古屋終点の「こだま」に乗って、名古屋から「のぞみ」に乗り換えて京都まで行くことにしたのだが、これが大正解。 浜松から名古屋までは300系、名古屋から京都まではなかなか乗る機会がない500系に乗ることができ、息子もかなりご満悦。

京都駅では伊勢丹で昼食を取り、その後は構内をうろうろして鉄道ウォッチング。 ここでも初めて見る近鉄電車に息子は興奮していた。

その後、ホテルへチェックインして昼寝。

夜は行きつけの京料理屋へ。京都へ行ったら必ず立ち寄る。 (というか、ここで食事をするために京都に行くという話もある。) 前回は、息子が小さかったためにお弁当を注文しただけだったのだが、そろそろ座敷で一緒に食事できるのではないかと思い、伺ってみることにした。 さすがに一品一品出てくるペースでは待ちきれずに途中でぐだぐだになってしまったのだが、それでも自分の好物はしっかり食べていた。

ジョンとベガ

午前中は息子が通う保育園の「生活発表会」。 まあ、学芸会のようなもので、劇や演奏や踊りなどの練習の成果を発表する場である。

本番に弱い息子は、かなり緊張して歌を歌っていた。 (こんなに緊張した顔を見たのは初めてかも知れない(笑)。)

その後、CD を引き取りにショップへ。 エスカレーターをのぼると「12:30 〜 13:30 の間にアキラさんが来店予定です」とある(12/2 は浜松でアンサンブル・ベガのコンサート)。運がよければサインでも ….. と思っていたのだが、残念ながら我々が来る直前に帰られてしまったらしい。

それにもめげず、息子が先日買ったアンサンブル・ベガの DVD に食いついていたので、CD も買ってみることにした。

なぜアンサンブル・ベガがこんなに心に効くのか聴けば解る!というCD

収録内容は先日買った DVD とそんなに変わらないのだが、アキラさんの語りが入っていない分、息子には集中できていいのかもしれない。 吹奏楽版もある組曲《ブラック・ジャック》全曲収録。

EMI のジョン・レノンのソロ・アルバムが紙ジャケ化。 音的には既存の音源、つまり「ジョンの魂」「イマジン」「マインド・ゲームス」は2000年前後にリマスターされた音源、「平和の祈りをこめて」と「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」はリマスタリングされていない音源である。

「サムタイム」は2枚組だったオリジナルアルバムを1枚にまとめてしまった悪名高きリマスタリング盤があるのだが、紙ジャケにすると辻褄が合わなくなってしまうため、リマスタリング前の音源に戻したのだろう。

ということで、5枚中4枚はすでに持っている音なのだが、いいんです、ジョンだから。

ふだんはボーナス・トラックをあまり気にしない私であるが「ジョンの魂」はボーナス・トラックを削った方がよかったのでは? やはり、このアルバムはカセットレコーダーで録音された《母の死》で終わって欲しい。そのあとでハイテンションな《パワー・トゥ・ザ・ピープル》や《ドゥ・ジ・オズ》を聞かされてしまっては余韻も何もないのである。

夜、吹奏楽団の練習の後で来年の定期演奏会の選曲会議。 充実した議論の末にメインに置く曲が決まる。

あいのてさんコンサート

浜松市浜北区のなゆたホールで開催された「あいのてさんコンサート」を息子と見に行く。(あいにく妻は土曜日勤務だった)

この地区で活動するママさんブラスの草分け「アザレアママズアンサンブル」が主催しているようだ。

演奏会が行われた 13:00 〜 14:30 というのは、ふだん息子が昼寝をしている時間なので、途中で眠くなったりぐずったりするのを心配していたのだが、コンサートの間はずっと集中してみていた。正直すごいと思った。

コンサートの内容は前半と後半がテレビの「あいのてさん」でやっていた曲で、途中で各メンバーのソロが入った。赤いあいのてさんこと野村誠さんは鍵盤ハーモニカとピアノでかなり過激なパフォーマンスをやっていた。

終演後、ロビーでは各メンバーの CD が売られていた。前から欲しかったので野村さんが主催する鍵盤ハーモニカアンサンブル「Pブロッ」の CD を買う。コミカルな感じの内容を想像していたのであるが、意外とシニカル。《コアラリス序曲》なんていうほのぼのしたタイトルの曲でも、途中でフリーミュージック的な要素が入っていたりして作風としてはかなりハード。期待以上に楽しめた。

あと、息子が欲しがったので、口琴を買ってみた。口(というか歯)に当てた細い金属片を指ではじいてビヨンビヨン鳴らし、その音を口の中に共鳴させる。口の容積や舌の位置を変えることによってピッチや音色を変えるのである。(番組の中でも使われていたが、最近の音楽で使われているようなフィルターで変調をかけたような音になるのである)青いあいのてさんから少し手ほどきを受ける。

最後に、息子とあいのてさんたちと写真を撮っていただく。

今日の通園風景

「あたらしいコルトレーンききたい」

というので「ジャイアント・ステップス」をかけてみた。 テーマが終わる前に

「ふつうのコルトレーンききたい」

というので、(ううん、これが普通じゃなかったらヴィレッジ・ヴァンガードはどうなる?) 「コルトレーン」の《Out of This World》をかけてみた。

しばらく聞いていたが、

「これ、しらないコルトレーン」

というので、(最初に新しいコルトレーンを聴きたいと言ったのはお前だ) 結局、いつものように《My Favorite Things》を聞きながら通園するのでした。