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結婚披露宴

というわけで弟の結婚披露宴へ。

親族の集合時間は12時30分ということなので少し時間があります。妻が買い物をしている間、私と息子は恒例の鉃道ウォッチング。ブルートレイン「あけぼの」を見ることができてご満悦のようでした。それから超ローカルな話題で恐縮ですが、最近は長岡から新潟経由で吉田まで行く列車があるんですねえ。

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披露宴の前には久しぶりに会う親族に近況報告と息子の顔見せなどを。

披露宴では一応新郎の兄らしく、各テーブルへの挨拶とか、写真撮影とかに徹していました。思い返せば、人生の半分以上を弟とは離れて暮らしているわけで、出席しているほとんどの方が私よりも弟のことをよく知っているのではないのか、とふと思いました。そのせいなのかわかりませんが、弟が奥さんをもらって家庭を持つということに対して実感がわきません。「全然里帰りしていないお前に言われたくない」と言われそうですが、末永くお幸せに。

成田→新潟

フランクフルト発がほぼ1時間遅れたので、成田着もほぼ1時間遅れの午前9時30分頃でした。ちなみに成田エクスプレスは残念ながら旧型でした。(切符を買った時に「この成田エクスプレスは新型ですか?」と聞いたのですが「残念ながら旧型です」と言われてしまいました)

浜松から来る妻と息子とは11時45分くらいに東京駅で落ち合い、上越新幹線(ちなみにE1系Maxでした)で長岡駅へ。噂には聞いていましたが、新潟県内の雪は例年に比べてかなり多く積もっています。毎年正月前後に帰省した時にはほとんど雪はないのですが、今回は50cm〜1mは積もっている感じです。息子はものごころついてからこれだけの雪を見るのは初めてなので、しきりに雪玉を作って投げて遊んでいました。

本当は実家に泊まればいいのですが、明日の披露宴の準備や、会場までの移動に時間がかかりそうなので長岡駅近くのホテルに泊まることにしました。

夕方からは両家親族の顔合わせということでお食事会。先方は姉妹がたくさんいらして、それぞれにお子さんがいらっしゃるので、息子にとってはいっぺんにいとこが増えたわけです。年齢が近い子供が多かったので、さっそくおもちゃを借りて遊んでいました。以前よりは人見知りしなくなったのかなあ?

一時帰国

弟の結婚披露宴のために日本へ一時帰国します。

期間も短いし、目的もはっきりしているし、必要なものはある程度年末年始の帰省で送っているし、ということで荷物のパッキングもかなり大雑把。スーツケースの半分ほどのお土産とちょっとの着替えとその他もろもろという感じです。

9時45分のフライトでアパートを出たのは8時30分近く。スケジュールもだんだんルーズになっている気がします。それでもハンブルク空港に到着したのがほぼ9時ころ、荷物をチェックインして、それほど混んでいないセキュリティチェックを通過して、という感じでぜんぜん問題ありませんでした。

フランクフルトでは機材の再点検が必要だったということで離陸が1時間ほど遅れました。

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帰国前夜

明日から一時帰国します。

大勢が一斉に休む夏休みやクリスマス休暇と違って、自分だけが休むことになるので、必然的にいろいろな人にいろいろなことを頼む必要があります。

なんか今日はそれだけで終わってしまったような気がしますが …

逆立ち

この時期のハンブルクの日の出は午前8時15分前後だそうです。いつもはこのちょっと前くらい、夜が明けきらないうちに会社に向かうのですが、今日は少し遅め、日の出直後くらいにアパートを出ました。

アウトバーンに乗ってしまうとまわりの家はまばらになるので、平原はほとんど雪の白い色が支配し、そこにすっかり葉を落としてしまって雪が積もった黒い樹木が立ち並ぶという、冬枯れのモノクロームの世界。まさにドイツの冬、という感じです。ちょっと出社時間がずれたおかげで幻想的な風景に出合うことができました。

今日の「箱からひとつまみ」はアバド/ウィーンフィルによるブラームスのハンガリー舞曲集。これも「名盤」としての評価が高いですね。

ブラームス:ハンガリー舞曲集

ウィーンフィルの音色は「ハンガリー舞曲」としては洗練されて過ぎているのかも知れませんが、癖のない演奏は作品自体が持つ面白さを引き出しているような気がします。また、ハンブルクの風景とハンガリー舞曲も本来はむすびつかないのですが、上記のような風景を見ながら、ハンガリー舞曲第1番の重厚な弦の響きを聴いていると、ここが日本ではないことをあらためて認識できます。

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夕食は「Asia Lam」。お気に入りのNo.53「タイ風つけ麺 春巻と牛肉のオイスターソース炒めのせ」とジンジャーエールを。

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ふと思い立って、今週から逆立ちをしています。まあ、どのくらい効果があるのか分かりませんが、腰痛/肩こり持ちの私としては、肩や腰への負担を和らげるためにも、たまにアップサイド・ダウンしてみるのもいいかなと思いまして。

実は私が通っていた高校では体育の課題に「逆立ちで9m歩けること」というのがありまして、これができないと単位がもらえないことになっていました。9mというのはバレーボールコートの幅、あるいはセンターラインからエンドラインまでの距離です。

で、最後に逆立ちしたのがいつだったか覚えていないくらい久しぶりにやってみたのですが、自分の体がまったく言うことを聞かないことに驚いてしまいました。床を蹴って逆立ちの体勢になろうとするのですが、いわゆる「肩が入る」(肩の上に上半身を乗せる)状態にならないので頭から壁に突進してしまうことになります。足の蹴りも弱っているんだろうなあ。まあ、何回かチャレンジすればどうにか逆立ちの体勢にはなるのですが、両腕で自分の体重を支えることができず、(さすがに崩れ落ちることはありませんでしたが)10秒くらいしか姿勢を保つことができませんでした。

とはいえ、これでも(たった10秒でも)効果は絶大のようで、慢性的だった肩こりや腰痛が軽減されているような気がします。ちょっと継続してやってみようかなと思っています。

ちなみに平衡感覚をキープするために「立ったまま片足立ちで靴下をはく」というのはずっと続けています。継続は力なり。

気温はそんなに下がっていないのですが、今日は日中ずっと雪が降っていました。ハンブルクの北の地域では大雪のために学校が休校になった、と昼食時に聞きました。帰宅時にも降っており、タイヤがずるずるスリップするのがわかりました。

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今日の「箱から一つまみ」は、ジュリアーノ・カルミニョーラによるヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集。聞いたことがない曲ばかりだと思ったら、全て世界初録音なのだそうです。

ヴィヴァルディ:ヴァイオリンと弦楽、通奏低音のための協奏曲

いわゆる「ピリオド演奏」なのですが、かなりアグレッシヴで鋭角的な印象があります。確かに今までにない斬新な潮流なのだと思いますが、もう少し落ち着いて聞ける演奏の方がいいなあ、というのが第一印象です。聞きこんだら印象は変わるのかも知れませんが。

お家見学

かなり寒かった週の前半に比べて、この週末は少しは暖かいような気がします。まあ、それでも日中は零度をちょっと上回るくらいの気温なのですが。

気温は高いものの、今日は朝から吹雪。そんな中、今日も Halstenbek へ新しい家候補の見学に行きました。

実は最初に紹介された物件(もう2ヶ月くらい前のことですね)は Halstenbek 駅と日本人学校の中間に位置しているという絶好のロケーションだったのですが、私が見に行く前に借り手が見つかってしまい、残念な思いをしていました。今回見に行ったところはこの物件の近くで、前回がテラスハウス(集合住宅)だったのに対して、今回はドイツでポピュラーなドッペルハウス(左右対称の一軒家を2世帯でシェアするような形態)でした。地下室と2フロアというのは一般的な間取りなのですが、この物件は屋根裏部屋がついていて、その屋根裏部屋もかなり天井が高く、普通の部屋として問題なく使えそうです。地下のプレイルーム、1階のLDK、2階の主寝室+子供部屋2部屋、屋根裏部屋の2部屋、と家族3人で使うには十分(というか広過ぎ)です。

今までいろいろな物件を見に行って、どこも多少妥協せざるを得ないところがあったのですが、ここは申し分ありませんでした。決まりかな?

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余談。道中の BGM として、例のグラモフォン55枚組から「えいや」で引っ張り出したのが、カルロス・クライバー/ウィーンフィルによる、ベートーヴェンの交響曲第5番と第7番。「超名盤」として知られる盤です。

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第7番

実は、カルロス・クライバーにはあまり思い入れがなく、数年前に見たウィーンフィルのニューイヤーコンサートでの「くねくね指揮棒」に違和感を感じていたので、積極的に聞きたいと思う指揮者ではありませんでした。しかし、この盤は評判通り、聞いていて爽快です。ちょっと早めのテンポで、各声部の動きがとても明確に聞こえます。

週末のお買い物

年が明けてドイツでの初めての休日なのですが、日本再帰国前の唯一の休日。おみやげを買う最後の機会なので街中へ買い出しに出かけました。

まずは自分に(笑)。SATURN に CD を買いに行きました。今年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートの CD がもう店頭に並んでいてびっくり。毎年ちらっと見る程度だったのですが、今年は珍しく自宅で新年を迎えたので比較的長い時間見ていました。85歳とは思えない元気さで、ユーモアを交えて演奏会を進めていたジョルジュ・プレートルはよかったのではないでしょうか。あまりオケをコントロールせずに任せていたような感じだったので、オケの方ものびのび演奏していたような印象です。ま、それはそれとして …

Alfred Schnittke: Film Music, Vol. 4 [Hybrid SACD]

最近はまっているシュニトケの映画音楽。オーストリア(らしい)の CAPRICCIO というレーベルからシュニトケの映画音楽を集めたシリーズが出ていて、これは第4集になります。「スポーツ、スポーツ、スポーツ」「歯医者の冒険(なんじゃそりゃ)」という2つの映画のための音楽から再構成された組曲が収録されています。「スポーツ、スポーツ、スポーツ」の方は例によってジャズからバロック音楽までのアマルガムといった雰囲気で楽しいです。「歯医者の冒険」の方はオーソドックスというか、実用音楽に徹しているという感じです。

Bruckner: Symphonies Nos. 3 & 4

来月に控えたマゼール/ウィーンフィルの演奏会の予習のために。私がすでに持っているブルックナーの交響曲第3番はインバル/フランクフルト放送響の演奏なのですが、これは演奏される機会が少ないノヴァーク版第1稿での録音でした。予習用に購入したスコアはもっともポピュラーなノヴァーク版第3稿なので、この版を使った演奏が欲しかったのです。ブルックナーの交響曲の中ではマイナーな部類に入るのであまり選択肢がありません。ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送響の第3番と、ヤンソンス/コンセルトヘボウによるこの第3番/第4番のカップリングがほとんど同じ価格だったので、収録曲数が多い方を買ってしまいました。

Elgar: Enigma Variations

こちらもエルガーの《エニグマ変奏曲》の予習用に。イギリスのオケによる演奏がいいかなあ?と思っていたのですが、お店の在庫にはほとんど選択肢がなく、このガーディナー/ウィーンフィルの盤を選びました。

For Children

現代音楽のコーナーで見つけた盤。このバウハウスを思わせるジャケット、ほとんどジャケ買いです。内容はというと「子供のために」とあるように、ジェルジ・クルターク、ヘルムート・ラッヘンマン、ソフィア・グバイドゥーリナ、それから演奏者であるシュテファン・シュライアーマッハーによって書かれた子供のためのピアノ作品が収録されています。

昼食はタイ料理店「Sala Thai」へ。ランチメニューのパド・タイ(ライスヌードルの焼きそば)です。

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そのあと、週末用の食材や日本へのお土産をカールシュタットで購入。ほとんど「浜松におけるうなぎパイ」のような位置付けになっていますが、ハンブルクの北にある世界遺産の街リューベックの名物お菓子ニーダーエッガーを相当数買いました。スーツケースに入るんだろうか …

車の見積もり

通勤車は会社がレンタルしたものを割り当てられています。今乗っている車はこちらに赴任するタイミングに合わせるため、それから何かとモノを運ぶ機会が多いだろうから、という理由でフォードのモンデオが選ばれたのでした。

家族が来て大きな家具や家電製品などを買ってしまえばそんなに大きな車は要らなくなるだろう(そもそもモンデオはでか過ぎです)し、せっかくドイツにいるんだからドイツ車に乗りたい、ということで新しい車に代えてもらうことになりました。

とある車の見積もりを依頼していたのが届き、最終チェックせよとの指示が来ました。基本的にはぜいたくは言わずカーナビさえついていればいいと思っていたので、OK なはず、と思っていたのですが、最後の最後に大事なことを忘れていたのに気付きました。

マニュアルミッション …

さっそく再見積もりしてもらうことにしました(あぶねー、あぶねー)。

誕生日

今日は息子の誕生日です。

今回は初めてメールでメッセージを送ってみました。Skype をしながら読み上げてくれたのですが、予想以上になめらかだったのであらためてびっくりしてしまいました。本当に親の予想を超えるペースで成長しています。前にも書いたように最近は「プラレール ハイパーガーディアン」や「仮面ライダーW」に夢中のようで(「シンケンジャー」は半ば卒業気味です)、会話の中に出てくるおびただしい量のカタカナに私は少々ついていけなくなっています。

以前にも増して「内弁慶」度が増加しているような気がするので、ドイツに来たあとでちゃんと幼稚園に馴染むことができるのかがちょっと心配です。