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とりあえず解脱
マイレージを貯めるために特定の航空会社を利用することを「修業」、修業によってマイレージサービスの上のクラスになることを「解脱」というらしいですが、このたび無事ルフトハンザのフリークエントトラベラー、スターアライアンスでいうところのシルバー会員になることができました。 今年は年末年始の帰省に始まって、弟の結婚式、家族渡独のための引っ越し手伝いと日本へ帰る機会が多かったので早々と「解脱」する予定だったのですが、日本に帰った時のマイルがいつまで経っても加算されませんでした。オンラインでマイルの事後加算ができることを知ったので試してみたところ、「加算対象外の予約クラスのために加算できませんでした」というメッセージが出てしまいました。よくよく見てみると、例の火山騒動のために再予約を繰り返したところ、予約クラスが変わってしまって加算できなかったようです。ルフトハンザに電子メールで依頼して、今日めでたく加算が確認されたわけです。 以前は上級クラスのメリットとしてインボラアップグレードの可能性が増えることが楽しみで、実際ユナイテッド航空のプラチナメンバーだった時にはアメリカ出張の際の復路をほとんどアップグレードしてもらっていたこともありました。最近はエコノミークラスでの10時間のフライトも慣れたようで、それよりも手荷物の重量制限が多くなったりバゲージの PRIORITY タグのおかげで荷物が早く出てくることの方がうれしくなっています。 ドイツ赴任を機にユナイテッドのマイレージプラスからルフトハンザのマイルズ&モアに切り替えてマイルをためているのですが、こんなに日本に帰る機会が多いのであれば、ANA で貯めて SFC を目指せばよかったかなあ、とも思っています。
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スターウォーズの洗礼
レゴショップで親子ペアのTシャツを買ってみたり(緊張感のない三等身のストームトルーパーの柄がいい感じです)、LEGOスターウォーズシリーズの販促ビデオを見たりしたので、息子のスターウォーズ熱に火がついたようです。 ということで、エピソード4のダイジェストを見てみることにしました。例によって息子にいちいち解説しながらの視聴ですが。 スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 リミテッド・エディション [DVD] 実はまだエピソード2とエピソード3は見ていないのですが、このエピソード4が持っている「古き良きSF映画」の雰囲気が大好きです。シンプルな勧善懲悪とかミニチュアを使った特撮とか。CG全盛となった今ではこういった映画は逆に作られなくなってしまうのかなあ?
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デンマーク日記その3: いちめんのなのはな
お昼ちょっと前にチェックアウト。レゴランドの近くにあるビルン空港にもレゴショップがあると聞いていたので行ってみることにしたのですが、レゴショップはセキュリティエリアの中でした、残念。 ふと見上げると、ここにもレゴで作られたオブジェが。 帰途。道路脇に広大な菜の花畑が見えます。主に菜種油を取るために育てられているらしいのですが、ドイツ(あるいはデンマーク)では食べないんですかね?おひたしにしたりパスタにいれたりして食べたいですが。 帰りしなハンブルク空港へ。今日は休日なので基本的にスーパーマーケットは開いていないのですが、ハンブルク空港の中にある EDEKA は開いているのだそうです … という情報を聞きつけて買い出しに来ました。うちから結構近いし、品揃えも不足ないし、価格も街中と同じだし、これからも重宝しそうです。
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デンマーク日記その2: レゴランド満喫
そういうわけで、ホテル・レゴランドに2泊して、昨日と今日はレゴランドを満喫しています。 レゴランドは半分がアトラクション、半分がレゴで作られたジオラマというような構成になっています。いわゆる絶叫マシン系は少ないので小学校高学年くらいになると物足りなくなってしまうのかも知れませんが、幼稚園から小学校低学年くらいの年齢は見るもの乗るものがかなり楽しいのではないかと思います。 ジオラマはデンマークの名所を中心に世界中の風景が作られています。例によって少々中国風の味付けがされた日本の風景もあったりします。息子はやはり鉄道が行き来しているジオラマに張り付いていますが、かなり精巧に作られたジオラマをじっくり見て回るのも楽しいです。 宿泊したホテル・レゴランドはこんな感じです。窓の外にすぐレゴランドを臨むことができます。子供用のアメニティグッズもあったり。個人的には、いわゆる「Please make up room」のプレートが気に入りました。
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デンマーク日記その1: 今度は三連休
5月24日(月)はPfingsmontag(聖霊降臨祭)という復活祭から数えて50日目の祝日となるため、おそらくヨーロッパの多くの国で3連休になります。 以前からこのあたりは家族が日本から来てそろそろ落ち着く時期かな、と考えていたので、デンマークのレゴランドに行くことを計画していました。レゴはその名の通りレゴにちなんだテーマパークです。実はドイツ国内(バイエルン州のギュンツブルク)にもレゴランドはあるのですが、国境を越えてデンマークへ行った方が近いし、何と言ってもデンマークのビルンにあるレゴランドはレゴ本社のお膝元にあり、初めて作られたものなのだそうです。 ハンブルクからだと、アウトバーンの7号線を北上して300kmくらいのところにレゴランドがあります。ほとんどが高速道路であるため、3時間ほどでたどり着くことができます。このあたりからだと日帰りする人もいるみたいです。 ちなみにドイツとデンマークの国境はパスポートコントロールもなく、税関申告が必要な車両以外は完全にフリーパスでした。
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衝動予約
タワーレコードのメルマガを読んでいたら、こんなボックスが発売されるそうで。手近なオンラインショップを調べたところ、amazon.de (42.99ユーロ)よりも amazon.fr (39.95ユーロ)の方が安かったのですが、送料を加えると amazon.de の方がわずかに安くなるのでこちらで予約してしまいました。 Jazz Box Set: 25 Original Albums コロンビアレーベルのジャズの名盤を25枚集めたボックスセットです。内容はというと、 ルイ・アームストロング『Louis Armstrong Plays WC Handy(1954年)』 サラ・ヴォーン『Sarah Vaughan In Hi-Fi(1955年)』 アート・ブレイキー『Art Blakey & The Jazz Messengers(1956年)』 ビリー・ホリデイ『Lady In Satin(1958年)』 マイルス・デイヴィス『Kind Of Blue(1958年)』 デイヴ・ブルーベック『Time Out(1959年)』 デューク・エリントン―カウント・ベイシー『First Time(1961年)』 ヘレン・メリル『Parole e musica(1961年)』 チャールズ・ミンガス『Tijuana Moods(1962年)』 チェット・ベイカー『Chet Is back(1962年)』 セロニアス・モンク『Monks Dream(1962年)』 ソニー・ロリンズ『Sonny Meets Hawk(1963年)』 マーシャル・ソラール『At Newport ’63(1963年)』 ポール・デズモンド―ジェリー・マリガン『Two […]
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森の日
ドイツの幼稚園では「森の日(Waldtag)」と呼ばれる行事があるそうです。まあ、単に森へ行って遊ぶだけなのだそうですが、遊具も何もないところで遊ぶ方法を見つけることで子供たちの創意工夫を養うという意味合いがあるのかなと。 ハンブルク日本人学校でも年に3回(かな?)の「森の日」があるそうで、Halstenbekから2駅先にあるPinnebergの森へ行ったそうです。近くのドイツの幼稚園の子供たちに同行するような形で行くのだそうです。 息子の話を聞くと、切り倒された大きな木を電車や飛行機に見立てたり、落ちていた長い木の枝を剣に見立てたり、それなりに遊び方を発見できたようです。 で、この「森の日」は小雨でも決行するようですし、真冬の、おそらく雪が降る中でも決行されます。したがって、日本ではまず必要ないような防水服が必要になります。先週末、このためのRegenJacke(レーゲンヤッケ、いわゆる雨ガッパ?)やRegenhose(レーゲンホーゼ、いわゆる雨ズボン?)などをスポーツ用品店で購入しました。
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残りの3夜
amazon.de に注文した《ニーベルンクの指環》の残り三作《ラインの黄金》《ヴァルキューレ》《ジークフリート》が到着しました。 息子の質問(というか、ほとんど茶々)に答えながら部分的に見ているのですが、私はかなり楽しめました。大型のディスプレイを使った状況描写はオーソドックスなオペラ(というべきか楽劇というべきか)としては邪道なのかも知れませんが、ワーグナーが想定した情景を舞台上で再現するためには、こういった技術を持ってくることは否定できないのではないかと思います。私は歌手の出来やオーケストラの出来よりも楽劇としてのストーリーを楽しみたいので、それらがある程度の水準に達していれば細かいことはあまり気にせずに舞台の上で繰り広げられている情景が面白ければ、とりあえずはそれで満足できます。そういった意味で、(誤解を恐れずに言えば)テーマパークやハリウッドのブロックバスター映画的なスペクタクルさを持つこのステージ演出については肯定的です。 例えば《ラインの黄金》の巨人がほとんどロボットのようないでたちであったりとか、ギービヒ家の人たちの衣装にあからさまに資本主義を象徴する円マークとかユーロマークなどが貼り付けられていたりとか、細かい部分でのギミックはありますが、全般的にはワーグナーが描こうとした世界に忠実なのではないかと思います。最終部分、CGによって描写されるめくるめく炎の中で神々の世界が終焉するさま(これは《ラインの黄金》で組み体操のように作られた人間によるヴァルハラがばらばらになることによって表現されています)、その下で再びライン川の3人の乙女のもとに指環が返ってくるさまはかなり見応えがありました。 個人的にはブーレーズ/バイロイト→サヴァリッシュ/バイエルン国立歌劇場→レヴァイン/メトロポリタン歌劇場を経て、やっと(ある程度)満足する《指環》に出会えたかな、と思っています。
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自転車の練習
そして連休の最終日。 午前中と夕方、妻が昼食や夕食の用意をしている間に息子の自転車の練習に付き合って日本人学校まで往復しました。こぎ出しはやはり力が要るせいか少しサポートが必要ですが、走り始めてからはかなりスムースに乗っています。自転車に乗って日本人学校まで行き、日本人学校の正門前にある広めの歩道スペースで練習し、また自転車に乗りながら自宅まで帰ってくる、というコースです。今のところ、息子がこぐ自転車の最高速度が私の駆け足と同じくらいのスピードなので私にとってもいい運動になっています。 サイズとして、浜松市内の交通公園でよく乗っていた自転車くらいの大きさのものを買ったのですが、少々息子には大きい感じなので、近い将来に補助輪の外して練習するのであればもう少し小さいサイズを買ってあげた方がいいかなあ、と思っています。
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ベートーヴェン ピアノソナタ全集
円高ユーロ安なのをいいことに円決済でカードでお買い物。昨日、不在連絡票が届いていたので、今日 DHL まで取りに行って来ました。 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(10枚組) ベートーヴェンのピアノソナタといえばバックハウスあたりが定番らしいのですが、あまのじゃくな私はいわゆる歴史的な名盤を選ぶよりは新しい(そして安い)全集を聞いてみようか、ということでHMVで評判になっているジャン・ベルナール・ポミエのCDを買ってみることにしました。 とりあえず第14番(いわゆる《月光》)から聞いてみることに。息子は「いい曲だねえ~」とか言っていますが … ステレオタイプ的な先入観があることは否定できませんが、いわゆるドイツ的な重厚な演奏ではなく全般的なタッチはクリアで軽めに聞こえます。「聞き疲れしたくない」という理由からこの演奏を選んだ意図はとりあえず間違っていなかったと言えます。まあ、いろいろ聞いてみましょうか。