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2/3の徒然

昨日は急な会議でジムへ行けなかったので、午前中の息子が学校へ行っている時間を利用して泳ぐ。

水曜日同様、最初の500mは非常にスムーズに泳げたのだが、休憩後の2セット目の500mがきつかった。
うまく水に乗れず、何とか泳ぎながら浮こうとしている感覚。
結果的にフォーム的に無理して泳いだためにいろいろな部分に負荷をかけてしまった。

昼は家族で落ち合って、まぜそばの「いっとく」へ。
家族全員が気に入っているので、かなりの回数リピートしている。
初めて「台湾まぜそば」以外のメニュー、普通の「まぜそば」を選んだ。

ゴッドファーザー

土曜日。最近の息子は午前中に学校の補習、午後からはそれに続けて部活、ということで家族そろって出かけるという機会が減ってきている。

午前中はプールで泳ぐ。新たに発起してスポーツクラブの会員になって3回目。ひとまず1kmは泳ごうという目標を立てて泳いでいるのだが、何せ久しぶりなので泳いでいる間にいろいろなところが痛くなる。前回までは三角筋や腿が動かなくなって大変だったのだが、今回そのあたりはスムーズ。その代わりに腹筋が痛くなってきた。体が動くようになってきたので呼吸が追いつかなくなってきたのだろうか?ともあれ500m x 2セットで1000mを泳げるまで持ってこれたのはよかった。

午後から家にいてテレビをつけたら、ちょうど(BS朝日かな?)「ゴッドファーザー」をやっていた。妻と見始めたのだが、頻繁に邪魔をするCMに我慢できなくなり、DVDで見ることにした。

(あらためて見るとDVDは画質がかなり粗いなあ … この機にブルーレイに買い換えようかなあ …)

とにかく好きな映画。なんだかんだで毎年Part 1からPart 3まで見直しているような気がする。さすがビデオテープの時代には買わなかったが、レーザーディスク、DVD、と主要な映像メディアが変わるたびに買い換えているのは《スター・ウォーズ》と《ブレード・ランナー》とこの《ゴッドファーザー3部作》くらいだ。以前見たときの感想は以下に書かれている。

その日に届いたもの

見初め聞き初め

妻に言われてあらためて気づいたのだが、この映画では本当にモノを食べるシーンが多い。それも「家族」であったり「ファミリー」であったり。やはりイタリア系は違うなあ、と思ったしだい。

 

再開

しばらくブログの表示がおかしいと思っていたら、サーバーのメンテナンスアップデート時にデータベースが破壊されてしまったようだ。かろうじて残っていたバックアップから復旧。

 

ケーゲルのカルミナ・ブラーナ

エアフルトでカフェの食事待ちを利用して買ったCDを聞いてみた。

ヘルベルト・ケーゲルが指揮するオルフの《カルミナ・ブラーナ》。

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上記の amazon のリンクは Berlin Classics から出ているもののようだが、私が買ったのは東ドイツにあったレーベル ETERNA の録音を、ドイツの「Der Spiegel」という出版社(ちなみに本社はハンブルクにあります)が復刻したものらしい。ケーゲルは私の知る限り1959年と1974年に《カルミナ》を録音しているが、これは1959年の録音である。概ね、その古さを感じさせない瑞々しい録音である。

なんとなくケーゲルは「食わず嫌い」なところがあった。コラムなどで「凄絶」とか「緊迫」みたいな評が多かったからかも知れない。ただ、大学の先輩がケーゲルの新ウィーン楽派の作品集を絶賛していたし、確かにそこで聞かせてもらったヴェーベルンの《パッサカリア》は素晴らしかったという記憶がある。また、「究極の暗さ」ということで評価の高い(?)《アルビノーニのアダージョ》も怖いもの見たさ(聞きたさ)で聞いてみたいと思っているのだが、いまだに果たせていない。

で、この《カルミナ》であるが、音楽の作りは端正と言っていい。スプラッタ映画を見に行って意外にあっさりしていたので拍子抜けしたような感覚である。ただ、全般にバランスが高音に寄っているので、特に女声合唱や弦楽器の高音域がヒステリックに聞こえるのかも知れない。

あと、これは断言できないし、現在のレコーディングでも行われていて私が気付かないだけかも知れないが、曲の途中でかなり楽器間あるいは伴奏と合唱間のバランスを操作しているような気がする。まあ、そんなに不自然ではないので気をつけて聞かなければ気にはならないのであるが、今まで埋もれていた楽器が突然聞こえてきたりとか、音像全体のボリューム感が変わったりしたりする。

独唱がいまいち不安定なのが気になるが、合唱はうまい。基本的にはラテン語で歌っていると思うのだが、ドイツ語訛りが結構きつい。これも別に気にはならないが … オケもよくはないがよくがんばっている、という印象。

《カルミナ・ブラーナ》というとオイゲン・ヨッフム/ベルリン・ドイツ・オペラが名盤として知られているが、ちょっと優等生過ぎるかなという気もする。このケーゲルの演奏の少しデフォルメされた抑揚(デュナーミクやアゴーギク)が、私がこの曲に求めるある種の「破天荒さ」に合っているように思える。何度も繰り返されるオスティナートがだんだん強くなっていったり早くなっていったりすることには必然性があるわけで、ケーゲルの演奏を聴いていると「ううん、そうだよな、そうだよな」と思う瞬間が少なくない。最後のクライマックスとも言える “Ave formosissima” はかなり感動してしまった。

オーストリア/チェコ/ドイツ旅行(その0)

昨年は春休みを利用してドイツ国内を車で縦断した。詳細な旅行記はこちら。

今年はイースター(4/5〜4/9)が日本人学校の春休みと重なったため、少し長めの春休みを取ることができた。そこで、昨年よりも少し大回りをして、ハンブルクからミュンヘンまでAutozug(自動車も一緒に運んでくれる寝台列車)で行き、そこからオーストリア、チェコを経由して北上する、というプランで旅行することにした。

総走行距離は昨年よりも長いのだが、日程が長い分だけ一日あたりの移動は少なくなった。昨年の旅行では一日に300kmとか400kmとか移動してちょっと大変だったので …

おおまかな旅程は以下の通り。

A: 自宅
B: ハンブルク・アルトナ駅
C: ミュンヘン東駅(B-C 間の移動のみ Autozug)
D: ザルツブルク(ここからオーストリア)
E: ザンクト・フローリアン
F: リンツ
G: チェスキー=クルムロフ(ここからチェコ)
H: フルボカー=ナド=ヴルタヴォウ
I: プラハ
J: ザイフェン(ここからドイツ)
K: ドレスデン
L: ライプツィヒ
M: エアフルト
N: ヴェルニゲローデ
O: ヒルデスハイム
P: ツェレ
Q: 自宅

まごうことなき衝動買い

いろいろ届いた。

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そもそもはデヴィッド・シルヴィアンの30年間のキャリアを振り返るこのベストアルバムが欲しかったわけなのだが、つらつらウェブを眺めているうちに、最近価格を下げて再発されたチェリビダッケ・エディション(今年生誕100周年なのだそうだ)全4集、CDにして48枚を購入してしまった。

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前の(結構な値段がする)ボックスが出たのは10年くらい前か?当時、ダリウス・ミヨーの《フランス組曲》の管弦楽版が聞きたくて、もう亡くなってしまった知人からこのボックスを借りたことを覚えている。

当時は、これらに収録されている、いかにも「大指揮者的な」レパートリーにはあまり興味がなかったので、それほど興味は湧かなかったのだが、最近の私の嗜好の変化から、ブラームスとかシューマンとか、それからリムスキー=コルサコフの《シェエラザード》などを彼の指揮で聞いてみたくなったのである。

 

バルセロナ日記(その2) ガウディさんパート1+モンジュイック

バルセロナでの2日目。

前日のクラシコ観戦で2日目の午前中はグダグダになることが予想されたので、十分に睡眠を取ってから遅めに行動を開始しようと思っていたのだが、意外に家族全員すっきりと起きることができた。(多少のグダグダはいつものことだが(笑))

バルセロナといえばガウディ、ということで今日はガウディゆかりの地をたずねることにしていた。まずは比較的近いところに建てられているカサ・ミラとカサ・バトリョから。

その後、(例のごとく)息子が「ケーブルカーに乗りたい」と駄々をこね始めたので、地下鉄→ケーブルカー→ゴンドラを乗り継いでモンジュイック城へ。

それはクラシコから始まった

朝、ふだんは寝起きの悪い息子が「ねえねえ、お父さん、昨日のクラシコどうだった?」と起きてきた。

8/15(日)の現地時間22:00から行われた、スーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)の第1戦、レアル・マドリー対FCバルセロナ。リーガ・エスパニョーラの開幕は今週末なのであるが、昨年のリーガ・エスパニョーラ(リーグ戦)の覇者であるFCバルセロナと、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯、日本でいう天皇杯ですかね、カップ戦)の勝者であるレアル・マドリーが対戦する、いわゆる「エル・クラシコ」がリーガの前哨戦となった。

WOWOW も USTREAM で放送していたらしいが、昨日はワインを飲んでベロベロになってしまったので早めに寝た。朝起きてウェブで結果を確認した。

レアルはエズィル(そういえばドイツ代表のエズィルとケディラはレアルにいる)とシャビ・アロンソのゴール、バルサはビジャとメッシのゴールで2-2で引き分け。

そういうわけでバルセロニスタでもある我々は第2戦をカンプノウで観戦する予定。

カンプノウでのクラシコではむちゃくちゃ分がいいバルサなので気持ちのいい試合が見られることを期待しているのであるが、一方スーペルコパでバルサとレアルが対戦した時には(トータルで)必ずレアルが勝っているというちょっと不安なデータもある。

まあ、どうなりますことやら。

 

2つで十分ですよ(でも5つ買いました)

amazon.com に注文していたブルーレイディスクが到着。

ブレードランナー アルティメット・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

ブレードランナーの「ファイナル・カット」「ワークプリント」「オリジナル劇場公開版」「インターナショナル劇場公開版」「ディレクターズ・カット」の5バージョンに特典映像が入った5枚組。

珍しくアメリカでも日本語字幕が入っているそうだし、安かったし(アメリカからの送料含めて $33 くらいだったから今のレートだと3000円弱)、未だにどのバージョンを個人的な決定版とするか判断に迷っているし、でこのセットを買ってみたわけである。

個人的にいちばん思い入れのある映画かも知れない。さすがに製品版ビデオテープは買わなかったが、レーザーディスク(これは「オリジナル劇場公開版」?)は買ったし、DVD も買ったし、今回のブルーレイディスクも買った。最初の劇場公開版(これは「インターナショナル劇場公開版」?)も見に行ったし、ファイナル・カットの劇場公開も見に行った。

古い映画をブルーレイディスクで見るのは初めての体験である。冒頭の、未来都市を遠巻きに眺めるシーンはなかなかのものなのだけど、今までの解像度の低い画面と比べると特撮部分と背景のマットペインティングの部分の境界がはっきり見えてしまう。まあ、映画を見進めてストーリーに没入していけばだんだん気にならなくなるのだけれど。

そういえば、「ファイナル・カット」を映画館で見た時には、それまであったデッカードのモノローグや後日談として実はレイチェルが死ななかったという説明がなかったことに違和感を感じたのであるが、今回はそんなに気にならなかった。どうやらファイナル・カットを個人的な決定版としてもよさそうだ。

さて、この映画、何といっても素晴らしいのは、ルトガー・ハウアー扮するレプリカント、ロイ・バティが死ぬ際のモノローグである。(ちなみに、それまで仲間の敵としてハリソン・フォード扮するブレードランナー、デッカードを追い詰めていたのであるが、最後の最後にあわや転落死、というデッカードの命を救うのである。)そして、このセリフ。一説によるとルトガー・ハウアーのアドリブなのだそうで。

I’ve seen things you people wouldn’t believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I’ve watched C-beams glitter in the dark near the Tannhauser Gate. All those moments will be lost in time, like tears in rain. Time to die.

俺はお前ら人間が信じられないものを見てきた。オリオン座の近くで燃えた宇宙船や、タイホンザー・ゲートのオーロラ。そういう思い出も … やがて消える … 雨の中の涙のように。その時が来た。

(これもいろいろな人が意見しているが)なぜ「雨の中の涙のように (like tears in rain)」という素晴らしい比喩が、字幕では「雨のように 涙のように」になってしまうのだろう?これはブルーレイでも変わっていなかった。

レプリカントが感情を持つという象徴としての涙、そのような涙も雨という自然現象(ひいては大きな時間の流れという象徴ととらえてもいいだろう)の中にあっては何の意味もなくなってしまうという儚さを言っているのではないか。また、この言葉を吐き出しているロイ・バティも夜明けが近い古アパートの屋上で雨に打たれているのである。

それから、デッカードを助ける直前にロイ・バティは脈絡なく鳩を手にする。ロイ・バティの寿命が尽きると当然この鳩は黎明の空に放たれるわけなのだが、このシーケンスも非常に美しい。

無題

Today, I have to say that I have nothing to say for today.

I hope you can listen to Mr. Sergiu Celibidache and Mr. Carlos Kleiber conducting as much as you like there.

May the peace be with you.