月別アーカイブ: 2010年8月

吹奏楽コンクールデータベース更新しました

いつまで更新をため込んでいても切りがないので、このあたりで一旦更新しておきます。

吹奏楽コンクールデータベース

現在、18436件のデータが登録されています。ご指摘をいただいたいくつかの誤りを訂正した箇所もあります。皆様の情報提供に感謝いたします。ありがとうございました。

実家に帰らせていただきます

ということで、お盆、孫の顔見せ、日本食材の買い出し、私が買ったCD/DVD/書籍の運び屋、などの目的で妻と息子が日本に一時帰国しました。

毎週金曜日は会社の食堂が休みなので外に昼食を食べに行くことになるのですが、今回はいつもと違うメンバーでインド料理のレストランへ行きました。ランチはバイキングということで4種類ほどのカレーが食べ放題です。

味は満足。今までタイ料理やベトナム料理のお店には入ったことがあったのですが、本格的なインド料理のお店は初めてでした。予想通りカレー自体の辛さはそれほど強くありませんが、付け合わせの漬け物のようなもの(何て言うんだろ?)が辛いので、これで辛さを調節できます。家族を連れてくることもできそうです。

夕食は久しぶりに「Asia Lam」へ。日本からの出張者を連れて来た時にはお姉さんが給仕をしていたし、先月家族を連れて来た時には改装中で7月いっぱい休業ということで入れませんでした。この店のおばちゃんに会うのはかれこれ4ヶ月ぶりくらいになります。「5月に家族がハンブルクに来たので、うちで食事をしないといけなくなってねえ …」という話をしたら「それで長い間来なかったのね(推測)」みたいな話になりました。

例によってアルコールフライのHolstenと、久しぶりにフォーを。やっぱりフォーはうまいです。

アルゲリッチ(協奏曲編)

マルタ・アルゲリッチのボックス第2弾「協奏曲編」がamazon.deのマーケットプレイスで安く売られていたので買ってみました。20ユーロちょっとくらい。

Collection 2: The Concerto Recordings

そもそもは第1弾の「ソロ編」が同様に安く売られていたのを見て買ってしまったので、「毒を食らわば …」ということで、こちらも買ってみたのでした。

(ソロ編はおそらく旅行で外出中に配達されたとみられ、現在お隣さんに預かっていただいている状況のようです。)

で、このボックスをつまみ食いで聞いてみました。まずはショパンのピアノ協奏曲第1番と、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番です。

ショパンは1968年の録音で、バックはアバド指揮のロンドンフィル。この時期のアバドはかなりすっきりとした響きを作り出すという印象がありますが、その印象通りの演奏です。アルゲリッチの演奏はかなり細かいところまで表現に気が配られてるといった印象。この曲は特に第1楽章の後半あたりが退屈だなあ、と思っていたのですが、今まで聞いてきた演奏に比べると面白く聞かせてくれます。

一方チャイコフスキーは1970年の録音で、バックはデュトワ/ロイヤル・フィルです。(当時、デュトワとアルゲリッチは夫婦だったのかな?)録音のせいかも知れませんが、上記の演奏とは正反対に、ソロ/伴奏ともに「力任せ」のような荒い音が好きになれません。

Blu-Day

(最近、ネタがこればっかりですが …)そういうわけで、今日の通勤音楽はやくしまるえつことd.v.dの「Blu-Day」。

Blu-Day(DVD付)

結局のところ、やくしまるえつこのウィスパーヴォイスが相対性理論の魅力の一つなのですな。彼女の「歌」にはあまり力点を置かず、笑い声のコラージュとか、詩の朗読とか、そのウィスパーヴォイスの魅力を素材としてうまく抽出していると思います。

d.v.dの音楽についてはあまり詳しくありません。(以前、d.v.dのDVDを借りっぱなしで結局見ずに返してしまったのは暗い過去 …)

わりとチープなサウンドを選んでいるあたりや、うまく説明できませんがそれっぽいアレンジは、1980年代のテクノポップをリアルタイムで体験した世代にははまります。

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今日はサッカー・ドイツ代表とデンマーク代表の親善試合があります。ブンデスリーガ開幕直前というチームにとって大事な時期ということもあってか、ワールドカップの先発メンバーがことごとく選ばれていません。(ドイツのワールドカップ代表メンバーは当時全員がドイツの国内リーグのチームに所属していました。今はケディラがレアル・マドリードに移籍したりしていますが。)

テレビ放送もあるようなので、ワールドカップで控えだった選手など次世代の選手に注目してみてみたいと思います。

シンクロニシティーン

今日の通勤音楽は(やっと)相対性理論の「シンクロニシティーン」。

シンクロニシティーン

その昔、イカ天(三宅裕司のいかすバンド天国)というテレビ番組がありました。その番組の中で映画監督の大島渚さんが、「たま」(このバンドも好きだったなあ …)を評して言った言葉です。

優れた作品は、それがどうやって作られたかを考えさせないで、ぽっかり生まれたように見える。

私が相対性理論の「ハイファイ新書」を聞いて、そしてその前の「シフォン主義」を聞いて、頭に浮かんだのがこの言葉でした。

それから、先日日本に帰った時にした、相対性理論についての会話。

相対性理論はちょっとしたバランスで「あり」にも「なし」にも振れる。

「ハイファイ新書」は私にとって、とても微妙なバランスで「あり」に大きく振れていたのですが、「シフォン主義」は「なし」に大きく振れていたのでした。

(そういや、「相対性理論+渋谷慶一郎」って買ったんだっけ?)

ってなことを考えると、「ハイファイ新書」はぽっかりと生まれてきた名盤であり、この「シンクロニシティーン」は痛いほど生みの苦しみが伝わってきてしまうアルバムなのだなあと思います。

「前作とは違うものを作りたい」という意思はよくわかるのですが、結果として「ちょっと違うけど二番煎じ」という感覚がぬぐえませんでした。もうちょっと力を抜いた方がいいのでは?

ペンデレツキ/シマノフスキ

今日の通勤の音楽はポーランドの作曲家クシシュトフ・ペンデレツキの《ポーランド・レクイエム》。

ペンデレツキ:ポーランド・レクイエム

今月「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭」の一環として、この作品の演奏会がハンブルク市内の聖ミヒャエル教会で行われます。

聞きに行きたいと思ってCDを買っていたのですが、今まで聞いていませんでした。まだチケットも確保していなかったので「CDを聞いてみて気に入ったら演奏会を聞きに行くか」くらいの気持ちで聞き始めたのですが … 気に入りました。

ペンデレツキが、例えば《広島の犠牲者に捧げる哀歌》(弦楽合奏)や《ピッツバーグ序曲》(管楽合奏)に代表される前衛の時代から、いわゆる新ロマン主義的な作風へと移行してからの作品なので、かなり聞きやすい「現代音楽」です。

いわゆるミサ曲としてのレクイエムの構成にかなり忠実に沿っている(ように素人の私は思います)が、後半でもちろんもともとのミサ曲にはないポーランド語の讃美歌が挿入されているのが異質なのではないかと思います。それから全編を通じてかなり劇的な表現で、本来もっと穏やかであるべき「サンクトゥス」や「アニュス・デイ」ですら、緊張感に満ちた音楽になっています。

トータルで1時間30分ほどの演奏時間に耐えられるかどうかが課題ですが、この作品をペンデレツキ自身の指揮で、教会のような残響豊かな演奏会場で聞くのもいい経験だろうと思い、さっそく(全然さっそくではありませんが …)チケットを購入しました。よく考えたら演奏会は今週末の土曜日なのですが間に合うのか?

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ポーランドつながりということで、ブーレーズがウィーンフィルを指揮したシマノフスキの交響曲第3番《夜の歌》のCDがリリースされるようです。録音データを見てみると私が聞きに行った演奏会の音源(全てではないでしょうが)が使われるようです。記念に買ってみようかな。

スイス日記その8: サンモリッツ→チューリッヒ

サンモリッツからチューリッヒへ移動。サンモリッツ→クールは氷河急行でも通るルート。クールからチューリッヒまではICで。チューリッヒでは郊外にある「ル=コルビュジェ・ハウス(ル=コルビュジェ・センター)」へ。スイス出身の建築家であるル=コルビュジェが設計した家で、プライベートな美術館にもなっています。