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演奏会その5: アンサンブル・モデルン
フランクフルトを拠点として活動する現代音楽専門の演奏集団であるアンサンブル・モデルンの演奏会へ行ってきました。YMO 的には教授と alva noto のコラボレーションである「_utp」 を演奏した団体ですし、フランク・ザッパ的には遺作となった「The Yellow Shark」や、没後にリリースされた「グレッガリー・ペッカリー」を演奏した団体です。 この演奏会も7月上旬から8月末にかけて開催されている Schleswig-Holstein Music Festival (いつになってもこの長い名前を覚えられないなあ)の一環として開催されました。そもそもシュレースヴィヒ・ホルシュタインというのはキールを州都とする ドイツ最北部に位置する州です。ハンブルクは自由ハンザ都市として独立した自治体なので、どの州にも属してはいないのですが、北部をこのシュレースヴィ ヒ・ホルシュタインに取り囲まれているので、この音楽祭に参加しているのだと思われます。 会場は NDR(北ドイツ放送)のロルフ・リーバーマン・スタジオというところ。住宅地の真ん中に忽然と建っています。車を停めてから夕食をとろうと思ったのですが、近くにあまりお店がありません。少し歩いて、最初に目についたイタリアンのお店に入ることにしました。例によって「英語できますか?」と聞いたところ「No」とのこと。その代わりにイタリア語でメニューを説明してくれました(笑)。まあ、イタリア人が作っている(と思われる)のだからあらかじめ茹でたパスタを出すようなことはしないだろうし、細いパスタはあらかじめ作りおいておくわけない、という読みでカッペリーニ・ボロネーゼと、ミネラルウォーター(イタリア産のサン・ペレグリーノ。久しぶりだあ。)を注文しました。 当たり。うまいです(例によって量は多いけど)。先輩駐在員に聞かされた話から、ドイツでパスタを食べる時には慎重になっていたのですが、今のところ外れはありません。 さて会場へ。オーケストラを録音するためのスタジオのようですが、ちゃんとした客席も用意されています。キャパは400〜500人くらいでしょうか?客席の角度が急なので天井はかなり高いです。逆に天井を高くしたから客席の角度を急にせざるをえなかったのかな?これで自然なアンビエンスは確保できるのだと思います。 Hamburg NDR, Rolf-Liebermann-Studio Freitag 20 Uhr K 90 € 18,- Festkonzert 20 Jahre Paul Hindemith-Preis und Preisverleihung 2009 Ensemble Modern François-Xavier Roth Dirigent Paul Hindemith / Kammermusik Nr. 1 mit Finale op. 24 Nr. 1 Márton […]