日別アーカイブ: 2009 年 5 月 5 日

マーラー/Perfume

手持ちのCDをせっせとiTunesに取り込んでいる。

まずはいろいろな作曲家の交響曲を取り込んでいて、マーラーの交響曲の順番になった。

しかし、20年くらい前、今から考えると異常なくらいにマーラーが流行りましたなあ。私の周辺もみんなはまっていて、マーラーの交響曲を聞きながら麻雀をしていたこともある。確か1988年くらいの正月にバーンスタインが振ったマーラーの交響曲がNHK-BSで一挙放送されたので、正月に帰省しない友人にアパートの鍵を預けて、ビデオテープの入れ替えを頼んだこともあった。

で、私は当時ちょっと話題になっていたインバル/フランクフルト放送交響楽団の録音を集めていた。今ググってみると賛否両論というか否定的なコメントが多い。前半は確かにいまいちのような気がしないでもないが、4番以降はそんなに悪くないと思う。で、この際だから持っていなかった以下の2枚を買うことにした。

マーラー:交響曲第5番

マーラー:交響曲「大地の歌」

5番は誰か友人が持っていて、かなり聞き込んだので自分で買わなかったのではないかと思う。同じ組み合わせの実演も聞いていたし。《大地の歌》はやはり曲の構成が苦手だったので、これも友人に借りてOKとしていたような記憶がある。どちらも(インバルにしては)評価の高い演奏である。

Perfume~Complete Best~(DVD付)

で、やっぱり買っちゃいました。このアルバムだけはいまだにDVD付きが手に入るのだなあ。すでに多くの曲はライヴでおなじみなのでオリジナル・ヴァージョンを聞いてみたかった。

ハード・フォーク・サクセション

HARD FOLK SUCCESSION

キヨシロー追悼ということで、このアルバムを買った。初期のアルバム「初期のRCサクセション」「楽しい夕に」、それから4枚のシングル盤からの編集盤である。ちなみに収録曲はというと、

  1. キミかわいいね(4枚目シングルのA面)
  2. シュー(「初期のRCサクセション」)
  3. 三番目に大事なもの(5枚目シングルのA面、このCDはバージョン違いらしい)
  4. けむり(5枚目シングルのB面)
  5. 去年の今頃(「楽しい夕に」)
  6. 日隈くんの自転車のうしろに乗りなよ(「楽しい夕に」)
  7. ぼくの自転車のうしろに乗りなよ(「楽しい夕に」)
  8. ぼくの好きな先生(「初期のRCサクセション」)
  9. 2時間35分(「初期のRCサクセション」)
  10. あの娘の悪い噂(「楽しい夕に」)
  11. 言論の自由(「初期のRCサクセション」)
  12. イエスタデイをうたって(2枚目シングルのB面)
  13. どろだらけの海(1枚目シングルのB面)
  14. あの歌が思い出せない(4枚目シングルのB面)
  15. エミちゃん おめでとう(「楽しい夕に」)
  16. メッセージ(「初期のRCサクセション」)

テレビのワイドショーでの報道だと、《スローバラード》《雨上がりの夜空に》《トランジスタ・ラジオ》あたりが代表作として挙げられていて、もちろんそれは否定しないが、個人的にいちばん衝撃を受けたRCのアルバムが、この「ハード・フォーク・サクセション」なのである。

高校時代に付き合っていたRCファンの女の子から借りたのがこのアルバム。(ちなみに、この女の子とは「2時間35分」の長電話をしました(苦笑)。)当時、上記のようなロック寄りのヒット曲しか知らなかった私にとって、このアルバムの1曲目《キミかわいいね》の、かき鳴らされるフォークギターと、少々気持ち悪いファルセットはかなりインパクトがあった。

今にして思えば、毒のある歌詞と純真な歌詞が同居する点と、ロックにもフォークにも属さない独特のスタイルに惹かれたのかなあ、という気がしている。