月別アーカイブ: 2008年5月

CDいろいろ

午後、息子のレッスンのついでに CAFUA の新譜 2 枚。

忠臣蔵異聞

交響組曲「ガイア」

夜の練習後、柴田南雄作品集を購入するためにタワーレコードへ。 ついでにいろいろなものを買っちゃいました。

  • 柴田南雄作品集

ライヴ・イン・ダブリン(初回生産限定盤)(DVD付)

ふと、手にとってしまった ….. 以前、NHK で見た時にえらく感動してしまったので。 フィードル、バンジョー、管楽器などをしたがえた大編成のバンドがアイルランドのダブリンで行ったライヴ。

スリラー 25周年記念リミテッド・エディション(DVD付)

本編のリマスタリングは2001年のもの。リミックスのおまけ(ウィル・アイ・アムとかがやっている)はどうでもいいかな。 当時ものすごく話題になった《スリラー》をはじめ、《ビリー・ジーン》《ビート・イット》などが収録されている DVD がありがたい。

  • ジョン・ゾーン/映画音楽集

半額セールのワゴンの中にあったもの。

日本の作曲・21世紀へのあゆみ

先日買えなかった「日本の作曲・21世紀へのあゆみ」シリーズの CD を、結局ヤマハミュージック銀座店に発注した。 (しかし「入手困難」と書いていたのは誰だ?普通に発注できたみたいだけど?)

宅急便が無事到着。 一応、これでコンプリートした(はず)。

別のショップでずっと前に注文して、なかなか届かないので半ば諦めかけていた團伊玖磨さんのオペラ《ひかりごけ》の CD も無事発送されたようで、よかった、よかった。

AWSOのCD3枚

buythiscdに発注していたCDが到着。以前、このサイトでアメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラ(AWSO)のCDを見つけて購入したのだが、久しぶりにのぞいてみたら、さらに3枚増えていたので、それらを購入した。

比較的近年の委嘱作品が多く収録されているのはありがたい。「The American Wind Symphony Commissioning Project: A Descriptive Catalog of Published Editions, 1957-1991」という書籍には1991年までの委嘱作品しか掲載されていないので、その後の作品についてはなかなか資料がなかったのである。

わざわざ作曲者の出身国を書いてみたが、意図的にいろいろな国の作曲家に作品を委嘱しているようだ。

awso115和田薫さんへの委嘱作品《協奏的3つの断章「序破急」》はこのCDに収録されている。

  • Bernd Franke(旧東ドイツ)/Three Marches for C.I.
  • Blas Atehortua(コロンビア)/Concerto for Two Marimbas and Wind Orchestra
  • Mats Larsson Gothe(スウェーデン)/Valley Music
  • Ivana Loudova(チェコ)/Concerto for Organ, Percussion and Wind Orchestra
  • Kaoru Wada(日本)/Three Fragments – Concertante for Timpani, Percussion and Wind Symphony
  • Henk Badings(オランダ)/Concerto for Flute and Wind Orchestra

awso117「Music of the Americas」と題されたCD。南北アメリカ大陸の国々の作曲家による作品集。ヴィラ=ロボスの吹奏楽作品が収録されている。

  • Colin McPhee(カナダ)/Concerto for Wind Orchestra
  • David Amram(アメリカ)/Concerto for Horn
  • Heitor Villa-Lobos(ブラジル)/Concerto Grosso for Woodwind Quartet and Wind Orchestra
  • Enrique Santos(メキシコ)/Pieza de Concierto para Guitarra y Orquesta de Alientos
  • Blas Emilio Atehortua(コロンビア)/Concerto for Two Marimbas and Wind Orchestra

awso118ロルフ・ルディンやアルチュニアンはなじみのある作曲家ですね。

  • Lee Bracegirdle(アメリカ)/Threnos for Solo Horn and Wind Orchestra
  • Andrei Petrov(ロシア)/Five Russian Songs
  • Sergei Tcherepnin(ロシア)/Voices of the Wind
  • David Morgan(アメリカ)/Meditations and Reflections
  • Rolf Rudin(ドイツ)/Storm, Opus 73
  • Amparo Angel(コロンビア)/Adagio for English Horn and Wind Symphony
  • Alexander Arutunian(アルメニア)/Rhapsody for Trumpet and Winds

BCL 9

バンド・クラシックス・ライブラリー9「アトモスフィア」も無事リリースの運びとなったようで、ブレーンからサンプル盤が送られてきた。

アトモスフィア バンド・クラシックス・ライブラリー9

今回、《吹奏楽のための練習曲》《フェリスタス》《イリュージョン》の作曲者である、小林徹さん、青木進さん、鵜澤正晴さんから作曲した頃の状況についてお話をうかがうことができた。

「課題曲クリニック」が完全に一つのマーケットと化していて、過剰なまでの情報が溢れかえる昨今(本来、一定の基準の上で各演奏団体の差異を測るた めの課題曲がここまで画一化されてしまっていいのか、という問題はさておき …..)と違い、課題曲についての情報が極めて少なかった往時の状況を知るには、やはり当事者にうかがうのがいちばん ….. と思ったのである。

音楽のプロとして活動を続けておられる青木さん、今では吹奏楽からは距離を置いておられる鵜澤さんや小林さん、みなさん、今回の新録音を「率直にう れしい」とおっしゃっており、青木さんからは「今回取材を受けたことでまた吹奏楽を書いてみたくなった」という言葉もいただいた。

さて、実はこのシリーズまだ続きます(笑)。 次の目玉は「三つあるうちの一番目」です。 お楽しみに。

サーカス・マキシマス(祝日本初演)

過去の日記のアクセスが増えていたので思い出したのだが、昨日(5/10)ウィンドアンサンブル ドゥ・ノールがコリリアーノの交響曲第3番《サーカス・マキシマス》を日本初演したのだった。

どんなだったんでしょうね? (最後は確かショットガンをぶっ放して終わるんだったような記憶がある …..)

こういうシアトリカルな作品は会場で「体験」するのがいいのだろうなあ ….. 近場でどこかやってくれないかなあ …..

(後日付記)

指摘をいただいたのでちょっと調べてみたら2007年12月16日に昭和音楽大学吹奏楽部(ウィンドシンフォニーとは別団体なのでしょうか?)が演奏会で取り上げていました。失礼しました。このブログエントリーは記録のために残しておきたいと思います。

野村誠さんのCD/DVD

宮城県のえずこホールに問い合わせて送っていただいたCDとDVDが到着。 「赤いあいのてさん」である野村誠さんが作曲した作品の上演記録である。

  • ホエールトーン・オペラ(楽譜集とCD3枚組)
  • 演劇交響曲第一番「十年温泉(てんねんおんせん)」(DVD2枚組)

どちらも、その充実したパッケージの出来栄えからは信じ難いくらい安価で頒布していただける。 「あいのてさん」がやっている即興演奏に興味がある方は問い合わせてみては?

こういう音楽を聞くと、「ピッチを合わせて」「アインザッツを合わせて」調和した音楽を志向するのは「音楽」という範疇のある一面でしかないように思える。 吹奏楽という、いい意味で「地に足がついていない演奏形態」こそ、こういうドグマを打破してもいいように思うんだけどなあ …..

誰が言ったのか忘れてしまったが、「Music is humanly organized sound.(音楽は人間によって組織化された音である)」という定義が「音楽」を的確に言い当てているように思える。 この定義にしたがえば、ピエール・シェフェールやピエール・アンリ、あるいはわかりやすいところではビートルズの《レヴォリューション9》のようなミュ ジーク・コンクレートも音楽に含めることができる。もちろん、演奏者ではない人/モノが発する音を聞くためのジョン・ケージの《4分33秒》も音楽に含め ることができる。

ということで閑話休題。来年の定期演奏会ではテリー・ライリーの《in C》を吹奏楽編成でやってみたいなあ ….. とこっそり言ってみるテスト …..

全日本吹奏楽コンクールのページ

全日本吹奏楽コンクールのデータベース検索用のプラグインを少し改良しました。

その結果、

  • プログラムの改良により検索所要時間が多少短くなった(はず)。
  • 全国大会の各部門の結果をページに分割できるようになった。

となりました。

各部門の結果ページはおいおい作っていきますので …..

買っちゃいましたよ Perfume(と電気グルーヴ)

買っちゃいましたよ、Perfume。しかも初回限定DVD付き。

GAME(DVD付) 【初回限定盤】

この間見た「トップランナー」(録画して、見て、消してしまったのはちょっと後悔)でかかっていた《ポリリズム》(NHKでずっとかかっていた曲ですね)や《チョコレイト・ディスコ》が結構気に入ったし、とても売れているようなので、どんなものなのかと思い、買ってみることにした。

「テクノ+アイドル」のようなコンセプトも目新しいものではないし、プロデューサーの中田ヤスタカが作るサウンドについても個人的には「素直に売れ線を狙っているなあ」くらいの印象しか受けないのだが、トータルで見るとキャッチーなのである。

このへんをうまく説明できるように考察するのも面白いのではないかな。

で、こんなのも買っていたのだった。浦和レッズの山田暢久と田中マルクス闘莉王によるデュオアルバム(嘘)。

J-POP

電気グルーヴのアルバムを買うのは、3人(=まりんが脱退する前)で作った最高傑作と言われている「A」以来である。

歌詞は相変わらずおバカであるが、音楽的にはものすごくまじめに作られている。「A」の過剰な音のきらびやかさに比べると、使われている音がストイック。

初回限定盤には《少年ヤング》《モノノケダンス》のPVが収録されたDVD付き。(息子に見せたら、案の定四つ打ちでステップを踏んでいた。)《少年ヤング》のPVの計算された「イタさ」加減は、40歳代前後には失笑の連続だろう(笑)。さすがである。

はこでん

ゴールデンウィーク(といっても今年は4日間しかなかったのであるが)は妻の実家に帰省。

すっかり「鉄ちゃん」になっている息子のために買ったもの。コクヨから発売されている「はこでん」というペーパークラフトである。

はこでん009 485系特急雷鳥
はさみや糊を使わなくても組み立てられる点、比較的厚い素材を使っているために幼児が使ってもそれなりの耐久性がある点が、さすがコクヨという印象である。

息子も感動してくれたが、作った私も結構感動した。

シリーズで新幹線やSLも出ているようだが、直線的な造型を活かすにはこのような特急や寝台特急の方が合っているのではないかな。