野村誠さんのCD/DVD

宮城県のえずこホールに問い合わせて送っていただいたCDとDVDが到着。 「赤いあいのてさん」である野村誠さんが作曲した作品の上演記録である。

  • ホエールトーン・オペラ(楽譜集とCD3枚組)
  • 演劇交響曲第一番「十年温泉(てんねんおんせん)」(DVD2枚組)

どちらも、その充実したパッケージの出来栄えからは信じ難いくらい安価で頒布していただける。 「あいのてさん」がやっている即興演奏に興味がある方は問い合わせてみては?

こういう音楽を聞くと、「ピッチを合わせて」「アインザッツを合わせて」調和した音楽を志向するのは「音楽」という範疇のある一面でしかないように思える。 吹奏楽という、いい意味で「地に足がついていない演奏形態」こそ、こういうドグマを打破してもいいように思うんだけどなあ …..

誰が言ったのか忘れてしまったが、「Music is humanly organized sound.(音楽は人間によって組織化された音である)」という定義が「音楽」を的確に言い当てているように思える。 この定義にしたがえば、ピエール・シェフェールやピエール・アンリ、あるいはわかりやすいところではビートルズの《レヴォリューション9》のようなミュ ジーク・コンクレートも音楽に含めることができる。もちろん、演奏者ではない人/モノが発する音を聞くためのジョン・ケージの《4分33秒》も音楽に含め ることができる。

ということで閑話休題。来年の定期演奏会ではテリー・ライリーの《in C》を吹奏楽編成でやってみたいなあ ….. とこっそり言ってみるテスト …..

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