(コンクールには出場しないのでどうでもいいといえばどうでもいいのであるが …..)
遅ればせながら課題曲のフルスコアと参考演奏 CD を買った。
去年のも一緒に …..
(コンクールには出場しないのでどうでもいいといえばどうでもいいのであるが …..)
遅ればせながら課題曲のフルスコアと参考演奏 CD を買った。
去年のも一緒に …..
毎年恒例のプロムナードコンサート。 ずっと浜松駅前で行われているのであるが、昨年からは政令指定都市への移行で旧浜北市の遠州鉄道「浜北駅」前でも開催されている。 私の所属する積志ウィンドアンサンブルは昨年から、この浜北駅前でのコンサートに出演している。
ステージは浜北駅前広場の片隅に設置されていた。 背面と上手側に建物があるような位置である。 指揮者の位置で聞いていると、普段は聞こえにくいホルン(下手側ひな壇)や中低音(上手側)がかなりクリアにバランスよく聞こえていたのだが、客席で聞いていた人によるとクラリネットやトランペットなどがかなり消されてしまっていたということだった。 まあ、初めての場所は難しい。
手馴れた曲、イメージがつかみやすい曲が多かったので、演奏には概ね満足。 ただ、こういうポップス系の曲が続く中で「篤姫」のようなしっとりした曲をいかに聞かせるかが課題である。 (これは今度の定期演奏会のプログラムの流れでも言えることなのであるが …)
コンサートの日程が妻の仕事と重なってしまって子守ができないので、おばあちゃんに来てもらって息子の面倒を見てもらった。 ふだん何かにつけて叱っているお父さんお母さんと違って、おばあちゃんは絶対に怒らないので息子もかなり甘え放題である。 (戦略に長けているのか、本やジュースやアイスクリームもしっかりゲットしていた …)
ちなみに息子の感想は「ちびまる子ちゃん、うるさかった。」 (そういうお前が演奏中に「あ、電車!」と叫んだのをお父さんは聞いていたぞ)
第80回選抜高等学校野球大会の入場行進曲「蕾」を収録したCD。
今年は80回記念ということで、過去に人気のあった行進曲5曲もあわせて収録されている。
マイケル・ドアティのティンパニ協奏曲《レイズ・ザ・ルーフ》の CD を買おうと思って探したところ、とりあえずは Equilibrium というレーベルからリリースされているミシガン大学の演奏しかないらしいことがわかった。amazon からも買えるようだが、時間もかかりそうだし、たぶん直接購入した方が安いと思ったので、直接このレーベルに問い合わせてみることにした。
(そういや、この曲って NAPP さんの吹奏楽番組で放送されたんだっけ?毎週録音はしているのだが聞いていない …..)
他にもミシガン大学の演奏団体(吹奏楽のみにあらず)が録音した面白いレパートリーがあったので何枚か注文したところ、送料をサービスしてくれるとのこと。結果的にかなり安くついた。ラッキー。
Michael Daugherty: Raise the Roof
これはドアティの作品のみを収録したアルバム。 金管楽器と打楽器のための《アスクレピオス》、ティンパニ協奏曲《レイズ・ザ・ルーフ》、《ストコフスキーの鐘》、クラリネット協奏曲《ブルックリン・ブリッジ》、《ナイアガラの滝》が収録されている。
これらの作品は全て単独あるいは合同でミシガン大学が委嘱して作られた。 演奏/録音ともに申し分ない。 やはり私は分離のよいシャープな音像が好きだなあ。
《ナイアガラの滝》は今まで聞いた録音の中でもベストかも。 強烈なリズム感が心地よい。 相当に高い技術を持っていないとここまでのノリは出せないかも知れない。 ドアティの名言「Wind Ensemble can Rock’n’Roll!」(吹奏楽だってロックンロールできるぜ!)を思い出す。
表題曲の《ブルックリン・ブリッジ》はおそらく上記と同じ演奏(というか、こちらの方が先にリリースされているのだが …..)。 ブライト・シェンの《ライ(愛の歌)》とかスーザン・ボッティの《コスモシス》とかは作曲者も作品も初めて名前を聞く。 その他はグレインジャーの《リンカンシャーの花束》、シューマンの《チェスター》といったベーシックレパートリーである。
これがその前の年(2004年)に制作された CD。 エヴァン・チェンバーズの《ポルカ・ネーション》(聞いたことないなあ … と思ってウェブ検索したら NAPP さんの掲示板でかなり前に話題になっていた …)、モーテン・ラウリゼンの《オ・マグヌム・ミステリウム(おお、大いなる神秘)》、エリック・イウェイゼンのテューバ協奏曲、マイケル・コルグラ スの《アーバン・レクイエム》、ショスタコーヴィチの《前奏曲変ホ短調》《民族舞曲》。
表題作はレスリー・バセットの作品。その他スコット・リンドロスの《スピン・サイクル》、ショスタコーヴィチ「が」編曲した《スカルラッティの2つの小 品》、パーシケッティの《ディヴェルティメント》、ロバート・ラッセル・ベネットの《古いアメリカ舞曲による組曲》、チャイコフスキーの《軽業師の踊 り》。
Bassett: Concerto for Alto Saxophone; Bolcom: Lyric Concerto; Daugherty: Spaghetti Western
これは管弦楽伴奏(ミシガン大学交響楽団)による協奏曲集。 バセットの《アルトサクソフォン協奏曲》、ウィリアム・ボルコムのフルートのための《抒情協奏曲》、ドアティのイングリッシュホルンのための協奏曲《スパゲティ・ウェスタン》。
期せずして、CD を何枚かゲットすることができた。 私が欲しいもののいくつかは、きっと「かしくん」が漁った後だったと思うのだが、ピンポイントで欲しいものが残っていたのでラッキーである。
映画「アメリカン・グラフィティ」のサウンドトラック。
アメリカン・オールディーズが全編に使われた映画のサントラで、その音楽の権利関係をクリアするのに時間がかかってなかなかビデオが発売(レンタル)されなかったのを覚えている。 実はけっこうオールディーズは好きだし、プロム(高校卒業後のパーティ)の一夜のいろいろなエピソードを描いたこの映画はオールタイムベスト 5 に入るくらい好きな作品である。
スクリッティ・ポリッティの「キューピッド&サイケ’85」。
発売された当時、大学の先輩(キーボーディストの堀越昭宏さん)が絶賛していたように記憶している。 当時は聞く音楽がクラシックに偏っていて、リアルタイムのポップミュージックには疎かった私にはピンとこなかった。 今聞いてみると、いかにも1980年代なエレクトロニックポップで、ファンクやレゲエなどをうまく消化しているという印象。 収録されている《パーフェクト・ウェイ》は晩年のマイルス・デイヴィスもカバーしたナンバーで、マイルスのアルバム「TUTU」に収録されている。 《パーフェクト・ウェイ》は「TUTU」に収録されているナンバーよりずっとファンキーで、晩年のマイルスはこういう音楽をやりたかったのかな、とも思う。
坂本龍一さんの「リスキー」。
これも1980年代後半のエレクトロ・ファンクといった趣のアルバム「NEO GEO」からのシングルカット。おまけでイギー・ポップと共演した《リスキー》の PV が収録されている。 (CD-VIDEO フォーマットというところが貴重か?) 「肉体派」教授の傑作である「メディアバーンライブ」と、ワールドミュージックが見事に昇華された「BEAUTY」の間にはさまれた「NEO GEO」は教授のアルバムの中では評価的に地味なのかなあ。
などなど。
で、次は村上春樹さん訳によるカポーティの「ティファニーで朝食を」。
新潮文庫版(出版はなんと1968年)を読んだのは10数年前だ。 村上さんの訳のせいか、私自身の変化のせいか、よくわからないけど、前回読んだときよりも映画のヒロインであるオードリー・ヘップバーンと、この小説のヒロインであるホリー・ゴライトリーが重ならない。
やはり、オードリーはホリーほど「壊れて」いないのである。 映画のようにハッピーエンドではなく、読み終わったあとも続く喪失感がこの小説の面白いところだと思うのである。
読み終わった後に聞きたいと思った曲が、ロバート・ワイアットの《シー・ソング》。
期せずして本を読む時間がたくさん取れたので …..
ビートルズの広報担当が書いた本。 内容は必然的にビートルズにとって「広報」が重要な位置を占めていた時期、つまりデビュー前後から人前でのコンサートを止めてしまう1966年あたりまでが多くなっている。
(余談ではあるが、ビートルズ最後のコンサートとなったキャンドルスティックパーク(サンフランシスコ)でのコンサートはポールの依頼でトニー・バーロウが録音したのだそうだ。テープが足りなくて最後の曲が途中で切れている。)
さすがに他ではなかなか出てこなかった情報が語られていて面白い。 特にエルヴィス・プレスリーとビートルズの対面(申し合わせによって記録は取られていない)や、情報の行き違いでイメルダ大統領夫人の招待を無視することになってさんざんだったフィリピン公演とか。
日本公演についても多くのページが割かれている。 ファンから聞いた「ビートルズがテロに狙われている」という情報に対してはかなり(必要以上に)神経質な反応だと思うのだが、当時の状況を考えるとしょうがないのかな、という気もする。
今の車(マツダ・ロードスター)の雨漏りがかなり深刻になってきたので、これをモチベーションにして買い替えを検討している。
雨漏りの原因としては、ドアを閉めたときに窓が当たるボディー側のゴムの部分が劣化してきていて窓とボディーの間に隙間ができ、そこから雨が浸入し てくるのが一つ、それから本来なら幌が窓の上にかぶさって屋根のような役割をするはずなのだが、これが劣化して縮んでいるために一つ目の原因である浸入を 助長しているのがもう一つ、と言われた。
第一の原因を解決するためのゴムの交換が2~3万円、これなら90%くらいの症状は直るはずだがそれでも完全ではないらしい。これで直らないとなると幌の全交換。これは20万円くらいかかるということなので、現在の車体評価額以上の出費になる。オープンカーの魅力も捨て難いのだが、ちょっと現実的で はないと思い、別の車を検討しているのである。(このロードスターをディーラーに持って行った時に見た新型ロードスターのハードトップも魅力的なのだが、 さすがにセカンドカーに300万円もかけるわけには …..)
そういうことで、毎週末ちょぼちょぼとディーラーを回って試乗していたわけなのだが、なかなか妻と意見の一致をみない。 それぞれの車について彼女が挙げる利点/欠点と、私が挙げる利点/欠点が全く噛み合わない。 一応の方向性は合わせてあるのだが、「譲れるところ」と「どこまで譲れるか」がそれぞれ違うのである。 車を選ぶということは結局スタイリングとか乗り心地とか性能とか価格とかについて「どこでどの程度妥協するか」ということだと思うのだが、お互いに別々の部分で大きく妥協しなければいけないというのは、所有しても面白くないだろうということで、なかなか結論が出なかったのである。
で、「まあ、今まで見てきた車種の競合車種だし、一応見ておくか」くらいの気持ちで、息子言うところの「青い車」を見に行った。 今のところ、この車がいちばん我々に合っているように思える。 国産車では我々の方向性に合う車がこれしかなかったのかな、というか、あっただけよかった、というか。 息子も結構気に入ったようで(きっと操作ボタンが多いから)「明日からこれ乗る」とか言っている。
さんざん悩んでいても、決まるときには簡単に決まってしまうものなのだなあ。 (まだ契約したわけじゃないけど)
カラヤン帝国興亡史―史上最高の指揮者の栄光と挫折 (幻冬舎新書)
幻冬舎新書「カラヤン帝国興亡史」読了。
題名からもわかるように、カラヤンの音楽家としての側面にはほとんど触れずに、カラヤンが数々の「地位」を手に入れる(そしてその多くは手を離れる)経緯を追っている。 若干の推察が入っているが、事実をわかりやすくまとめてある。
はしょれる時期(1970年代後半から1980年前半あたり)は思いっきりはしょって、それ以前のベルリンフィル、ウィーン国立歌劇場、ザルツブル ク音楽祭の主要ポストを手に入れる過程、それ以降のベルリンフィルとの確執あたりにポイントが絞られているあたり、メリハリがあってよいのではないか。
音楽家としての側面には触れられていないのだが、文章の合間にはそれぞれの時期の演奏活動の記録に関する記述がある。 まさに世界をまたにかけて多くのレパートリーをこなしながら、同時にそれぞれのポストを得るための政治的な駆け引きを行っていたのは、すさまじいバイタリティである。 何がカラヤンをそこまで駆り立てたのだろう。
今年は生誕100年、そして来年は没後20年ということでしばらくはブームが続きそうである。
カラヤンのレパートリーはあまり私の趣味に合わないので、そんなに音源は持っていないなあ ….. 《英雄の生涯》《アルプス交響曲》などのリヒャルト・シュトラウスの管弦楽作品とか、新ウィーン楽派の管弦楽作品集くらいかなあ …..
….. で、野村誠さんの「路上日記」という本を買ってみた。 野村さんが鍵盤ハーモニカでストリートミュージシャンをやっていた頃の日記と、演奏の模様を収録した CD がセットになった本である。
今はなきペヨトル工房から出版されていたもので、当然基本的には絶版なのであるが、いくつかの古本屋が在庫を引き取って販売しているらしい。(http://www.tctv.ne.jp/sparabo/peyotl.html) その中の一つのお店に問い合わせたところ在庫があったので送ってもらったのである。
ペヨトル工房といえば「銀星倶楽部」という雑誌があった。 わりと私の趣味に合った内容の雑誌だったので何冊か買った。 テクノ・ポップとかデヴィッド・リンチ(ツイン・ピークス)とかね。
ええと、このたび「ヤマハ吹奏楽団委嘱作品アーカイヴス」の企画制作に携わらせていただくことになりました。
これは、ヤマハ吹奏楽団からの委嘱によって作曲された吹奏楽作品を、後世に伝えるべくまとまった形にしておこうという動きから発案されました。 1970年の《ヤマハ・コンチェルト》(ヴァーツラフ・ネリベル)から、1999年の《アルプスの少女》(田村文生)までの35作品を CD 8 枚に収録する予定です。
音源は基本的に初演時の録音を採用します。 《メトセラ》(田中賢)、《かわいい女》(田村文生)などは現在流通している版は初演後に改訂されていますので、初演の録音は貴重な資料となるでしょう。 また、別冊の解説書には初演に寄せた作曲者自身のコメントを掲載するとともに、現代日本音楽に関してもっとも信頼のおける評論家である片山杜秀氏による詳細な解説も掲載します。
ボーナス CD の内容は検討中ですが、ヤマハ吹奏楽団と作曲家のコラボレーションから生まれた貴重なレパートリーを収録する予定です。 林光の編曲によるムソルグスキーの組曲《展覧会の絵》、田中賢が師である尹伊桑の管楽アンサンブル作品を編曲した《無窮動(ムグン・ドン)》、池辺晋一郎 の吹奏楽作品《アマデウスのピアノが聞こえる》、武満徹の《ガーデン・レイン》《デイ・シグナル》《ナイト・シグナル》などを収録予定です。 また、このアーカイヴスのために書き下ろされた新作も収録される予定です。
この CD は頒布という形を取るため、一般の CD ショップでは販売されません。 また事前予約による完全限定生産となります。 申し込み方法は後日このホームページでお知らせする予定ですので、チェックして下さい。
….. まあ、エイプリルフールということで …..