日別アーカイブ: 2008 年 4 月 23 日

ミシガン大学5枚

マイケル・ドアティのティンパニ協奏曲《レイズ・ザ・ルーフ》の CD を買おうと思って探したところ、とりあえずは Equilibrium というレーベルからリリースされているミシガン大学の演奏しかないらしいことがわかった。amazon からも買えるようだが、時間もかかりそうだし、たぶん直接購入した方が安いと思ったので、直接このレーベルに問い合わせてみることにした。

(そういや、この曲って NAPP さんの吹奏楽番組で放送されたんだっけ?毎週録音はしているのだが聞いていない …..)

他にもミシガン大学の演奏団体(吹奏楽のみにあらず)が録音した面白いレパートリーがあったので何枚か注文したところ、送料をサービスしてくれるとのこと。結果的にかなり安くついた。ラッキー。

Michael Daugherty: Raise the Roof

これはドアティの作品のみを収録したアルバム。 金管楽器と打楽器のための《アスクレピオス》、ティンパニ協奏曲《レイズ・ザ・ルーフ》、《ストコフスキーの鐘》、クラリネット協奏曲《ブルックリン・ブリッジ》、《ナイアガラの滝》が収録されている。

これらの作品は全て単独あるいは合同でミシガン大学が委嘱して作られた。 演奏/録音ともに申し分ない。 やはり私は分離のよいシャープな音像が好きだなあ。

《ナイアガラの滝》は今まで聞いた録音の中でもベストかも。 強烈なリズム感が心地よい。 相当に高い技術を持っていないとここまでのノリは出せないかも知れない。 ドアティの名言「Wind Ensemble can Rock’n’Roll!」(吹奏楽だってロックンロールできるぜ!)を思い出す。

Brooklyn Bridge

表題曲の《ブルックリン・ブリッジ》はおそらく上記と同じ演奏(というか、こちらの方が先にリリースされているのだが …..)。 ブライト・シェンの《ライ(愛の歌)》とかスーザン・ボッティの《コスモシス》とかは作曲者も作品も初めて名前を聞く。 その他はグレインジャーの《リンカンシャーの花束》、シューマンの《チェスター》といったベーシックレパートリーである。

Collaborations

これがその前の年(2004年)に制作された CD。 エヴァン・チェンバーズの《ポルカ・ネーション》(聞いたことないなあ … と思ってウェブ検索したら NAPP さんの掲示板でかなり前に話題になっていた …)、モーテン・ラウリゼンの《オ・マグヌム・ミステリウム(おお、大いなる神秘)》、エリック・イウェイゼンのテューバ協奏曲、マイケル・コルグラ スの《アーバン・レクイエム》、ショスタコーヴィチの《前奏曲変ホ短調》《民族舞曲》。

Sounds, Shapes, and Symbols

表題作はレスリー・バセットの作品。その他スコット・リンドロスの《スピン・サイクル》、ショスタコーヴィチ「が」編曲した《スカルラッティの2つの小 品》、パーシケッティの《ディヴェルティメント》、ロバート・ラッセル・ベネットの《古いアメリカ舞曲による組曲》、チャイコフスキーの《軽業師の踊 り》。

Bassett: Concerto for Alto Saxophone; Bolcom: Lyric Concerto; Daugherty: Spaghetti Western

これは管弦楽伴奏(ミシガン大学交響楽団)による協奏曲集。 バセットの《アルトサクソフォン協奏曲》、ウィリアム・ボルコムのフルートのための《抒情協奏曲》、ドアティのイングリッシュホルンのための協奏曲《スパゲティ・ウェスタン》。