月別アーカイブ: 2007年7月

Live Earth vs アジア杯

Live Earth を録画しながら、アジア杯3位決定戦「日本対韓国」を観戦。

で、空き時間を利用して Live Earth の状況をチェック。

結局、UA も YMO もライブで演奏した全曲が放送されました。 ありがとう、NHK。

ちなみに UA は《トゥリ》《Moor》(ともに最新アルバム「Golden Green」所収)の2曲しか歌わず、しかもバックは内橋和久のギター1本だけというシンプルな構成でしたが、完全に聞き手を自分の引き込んでいました。やはり恐るべし。

YMO は《以心電信》《Resque》《War and Peace》《Rydeen 79/07》。 おそらく9割以上のお客さんは YMO 目当てだったので、1時間30分もお預けを食っていると、その反動が大きい。横浜の HAS の時より盛り上がったのでした。

サッカーは …..

昭和大赦

1983年にリリースされた EP-4 のアルバム。待望の初 CD 化。

昭和大赦-リンガ・フランカ1

もうほとんど四半世紀前の話である。 当時「宝島」を愛読していた高校生にとって、アンダーグラウンドの匂いがプンプンするこのアルバムは非常に魅惑的に見えた。 しかし、さすがに一つも音を聞いたことがないアルバムを買うのは勇気が必要だった。 結局、こじゃれたレコードショップにディスプレイされている LP を眺めるだけだった。

四半世紀も経てば大人になるので、CD は躊躇なく買った。

かっこよすぎる。インダストリアルなファンク。 血沸き肉踊るような躍動感ではなくて、病的な高揚感とでも言えばいいだろうか。 個人的な「今年のベスト??」には文句なく顔を出すだろう。

25 年前にこれを聞いていた自分を想像してみる。 「B-2 UNIT」(坂本龍一)を聞いた耳には、つまらなく思えたのだろうか? 「H」(立花ハジメ)を聞いた耳には、より刺激的に思えたのだろうか?

もう一枚はこれ。 まだ芸大の院生だった教授や、まだシュガーベイブだった山下達郎が参加しているらしい。

海や山の神様たち .ここでも今でもない話. (紙ジャケット仕様)

ちんのすけ

最近、「くしだてつのすけ」さんのお名前を「櫛田朕之扶」と修正している方がいらっしゃいますが、これだと「くしだちんのすけ」さんになってしまいます。

「てつ」の字は「にくづき」に「うしなう」、つまり左側が「月」で右側が「失」と書きます。この文字は通常のパソコンでは表示できないので、このホームページでは「(月失)」と表記しています。

コンクールのプログラムなどでも「櫛田朕之扶」と書かれているのを見かけますが、これは間違っているか、苦肉の策(あるいは手抜き)で「似たような漢字」を当てはめているかのどちらかだと思います。

….. ということで、よろしくお願いします。

外メシ

妻が宴会のため、息子と二人で夕食を食べに行く。

「どこに夕飯を食べに行きたい?」と聞いたところ、

「オーストラリア!」という返事が返ってきたのだが、

さすがにオーストラリアまでは行けないので、うちの近くのハンバーグレストランへ行くことにした。

久しぶりにいい曲聞いた

デスクの周りにとっちらかっている CD たちを整理する。

  1. データをファイルメーカー Pro に入力する。
  2. iTunes でリッピングする。
  3. 然るべき棚に収納する。

という手順である。

….. ということで、ほとんど「流し聞き」状態なのでちゃんと聞いていないのであるが、こういう聞き方をした方が「ひっかかる」曲にはちゃんとひっかかるのではないかと思う(一所懸命聞かない言い訳)。

そういう聞き方をしているところで、飯島俊成さんの《祈り〜その時、彼女は何を思ったのか〜ドゥブロフカ劇場(モスクワ)2002.10.26》がひっかかった。

結局、私は(特に吹奏楽に限ったわけではないが)「で、何が言いたいの?」という問いに誠実に答えてくれる曲が好きなのだと思う。だから(特に吹奏楽に限ったわけではないが)何も答えてくれない空虚感に苛立つんだろうなあ。

二日ほど死んでました

夏風邪で二日会社を休み、今日から出社。

いろいろな方に「大丈夫?」と声をかけていただけるのはうれしいのだが、その言葉に続いて「仕事たまってんだから早く片付けろよ」と聞こえるのは気のせい?風邪薬を飲んでいるがゆえの幻聴?

三連休でたっぷり休養取ってから働くので、お待ちを …..

YMO@京都

今回は HAS ではなく YMO(しつこい)。

前日までは横浜で買ったリリー・フランキーのTシャツを着て行こうと思っていたのだが、「HAS ではなく YMO」なので、14年前の再生Tシャツを着て行くことにした。

  • 以心電信
  • RESQUE
  • WAR AND PEACE
  • RYDEEN

裏情報で「4曲やるらしい」ということは聞いていたので、事前に演奏曲予想をやっていた。私の予想は《WAR AND PEACE》以外は曲順も曲目もビンゴ。まさか教授のソロ曲である《WAR AND PEACE》を取り上げるとは思わなかったが、過去にもそういう例があるからいいのか。

しかし、《WAR AND PEACE》が発表された当時、この曲がこんなに重い意味付けを持つことになるなんて誰が予想しただろう。ほとんどメロディらしいメロディはなく、小さな フレーズが繰り返されるだけなのだが、幸宏さんのドラムがどんどん曲を煽ってヘヴィーになっていく、そのプロセスがどうしようもなくかっこいいのである。

ケン・バーンズ1枚目

というわけで、壮大なジャズのドキュメンタリー「ケン・バーンズ JAZZ」を見始める。 第1巻「ニューオリンズ、人種と音楽のるつぼ」は、19世紀後半のジャズの黎明から20世紀前半のジャズの初レコーディングまで。最後にサッチモがちょっと紹介されてこの巻が終わる。

ウィントン・マルサリスがところどころでコメントを入れているのだが、たまにモネットのトランペットでフレーズを吹いている。一時期ウィントンの音 楽がつまらないことがあったのだが、あらためて思い返すと、その時期はこういうジャズの黎明期のニューオリンズのスタイルを再現しようとしていたのかなと 思う。

OMEGA POINT から出ている日本の電子音楽第2集 湯浅譲二/秋山邦晴「ひとみ座人形劇の音楽」(http://www.geocities.jp/paganrail/omegapoint/editionOP-1.html)をやっとゲット。あるところにはあるものだ。

マーチ「浜松」

前日のビアガーデンで息子が食べすぎで大変なことになったので午前中の予定は全てキャンセル。

午後から浜松市の「政令指定都市移行・市制施行96周年記念式」へ出かける。 林望さんが作詞し、伊藤康英さんが作曲した新しい浜松市歌がお披露目されるのである。うまく説明できないのだが、康英さんらしい大らかで優しい旋律である。

管弦楽版は歌とオーケストラの伴奏、という感じなのだが、吹奏楽版はあえて違う形式にしたという。 康英さんご本人もおっしゃっていたが、エルガーの《威風堂々》のように、前後に行進曲を置き、中間部のメロディに市歌をそのまま使うような構成になってい る。タイトルもずばりマーチ「浜松」。康英さん自身の指揮で、浜松市内の高等学校から選抜されたメンバーによる吹奏楽団で初演された。

終演後、久しぶりに康英さんご夫妻とお会いし、いろいろお話をすることができた。 (浜松市歌とマーチ「浜松」を収録した非売品 CD もしっかりいただくことができた。(小さくガッツポーズ)ちなみに CD ではマーチ「浜松」は浜松交響吹奏楽団が演奏している。) マーチ「浜松」はトランペットきつそうですね、という話をしたら、実はホルンが大変とのこと。ほとんど吹きっぱなしで「おいしい」対旋律を吹いているとのこと。

届いた DVD と買った本たち。

ケン・バーンズJAZZ [DVD]

「奥の細道」をよむ (ちくま新書)

音楽を「考える」 (ちくまプリマー新書)

消える中間管理職 10年後に生き残る働き方 (アスキー新書 013)