月別アーカイブ: 2004年10月

業務上お買い物

仕事でサンフランシスコに来ているわけだが、今回のミッションの一つに「お買い物」がある。日本では購入できない品物をこちらアメリカで購入して帰らなければならない。決してヤバイものではないが説明しにくいものなので、とりあえず「楽器みたいなもの」ということで。

勤務先の現地法人が運転手兼案内役としてあてがってくれたスタッフと一緒に楽器店へ行った。とりあえずレニー・クラヴィッツあたりをイメージして以下の状況を想像してほしい(笑)。

アメリカではかなり大きい楽器店チェーンである「Guitar Center」のサンフランシスコ店へ行く。もともとのロケーションが少々物騒なところだったので、こじゃれた地区に移転したらしい。「楽器みたいなもの」は2つ必要だったのだが、この店には在庫が1つしかなく、別の店に行くことにした。

次に行く店はオークランドの近くのエル・セリート(スペイン語で小さな山という意味らしい)という街にある。

サンフランシスコのダウンタウンからエル・セリートへ行くにはベイブリッジを渡らなければいけない。有名なゴールデン・ゲート・ブリッジはサンフランシスコから北へ行く場合に使うが、このベイブリッジは東に向かう。この橋は5車線くらいのレーンが2層になっている。サンフランシスコから離れる時には下の層を走り、戻る時には上の層を走ることになる。このくらいの規模でもラッシュを解消することができず(実際、帰りは夕方のラッシュに遭遇してなかなか橋を渡れなかった)、隣にさらに大規模な橋を作っているのだそうである。

ちなみにこの橋は15年くらい前のサンフランシスコ大地震で一部が崩落してしまい、多くの車が落下してしまったそうである。みんなかなりスピードを出しているし、微妙なアップダウンがあって先が見えないのである。

車の中ではいろいろな話をしたのだが、突然アメリカ大統領選挙の話になった。「来週選挙があるのは知ってるよな?どう思う?」どう思うと聞かれても困るのであるが(笑)「よくわかんないけど個人的にブッシュは嫌いなのでケリーに勝って欲しい」と答えたら、「俺も同感だ。でも俺はまたブッシュが勝つと思う」と言っていた。「ブッシュは前回の選挙で不正をした。(フロリダで揉めた件か?)権力を維持するためにはまた似たようなことをやるだろう。」とのこと。こういう見方はアメリカでも多いのかな?

エル・セリートはサンフランシスコ湾に面していて、かなり眺めもいいし、意図的に自然を残している(とレニー・クラヴィッツ氏が言っていた)大きな公園もある。いかにも「郊外」という感じのこじんまりとした家が並んでいて、とても住みやすそうである。

Guitar Center エル・セリート店に入る前に、レニー・クラヴィッツ氏に「さっき買ったレシートを用意しておけ」と言われた。同じ品物を買うので、高かったら値切ってくれるらしい(笑)。幸い、こちらの店の方が安かったので値切る必要はなかったのであるが。

そういえば、Guitar Center に限ったことなのか、ある程度高価な商品を扱う店はみんなそうなのかわからないが、おもしろいシステムがあった。おそらく万引き対策なのだろう、店の出口に関門があって、レシートと持っている品物が一致しないと(ちゃんとシリアルナンバーまで照合する)外に出られないのである。

ということで、無事品物をゲットしたのが午後6時近く。ちょうど日没の時間。帰り道ではベイブリッジの向こうにサンフランシスコのダウンタウンのシルエットが映り、その向こう側に太陽が沈んでいく。なかなか綺麗である。

宿泊先のホテルまで送ってもらってミッションは終了。買った品物はパッケージがオレンジ色なのでハロウィン(10月31日はハロウィンである)のプレゼントに見えなくもない(笑)。

Thank you JAGA and happy halloween!!

サンフランシスコの VIRGIN MEGASATORE にて

サンフランシスコまで来て何をやっているんだか(笑)。

多くの普通のCDは、もはや日本で amazon などから買った方が安いという恐ろしい事態になっているので、日本であまり見かけないタイトルや、こちらで買った方がずっと安くなるものだけ買うことにする。 (とはいえ、「西海岸一」の品揃えを誇るらしい DVD は未チェック。荷物が重かったのでめげた。)

NAXOS の「アメリカン・クラシックス」シリーズがセールで安くなっている。$5.99。

Chamber Music

シュワントナーの室内楽作品を集めたCDである。シュワントナーの音楽はどの曲も似たような響きをしているので、彼の吹奏楽曲を気に入っている人はこの作品集も楽しめるのではないかと思う。

《すずめ》は小林一茶の詩によるものらしい。

フルート、クラリネット、打楽器、ピアノ、ヴァイオリン、チェロによる《琥珀の音楽(Music of Amber)》の第2部は、吹奏楽曲《暗黒の一千年代(From a Dark Millenium)》そのものである。(こちらは「サンクチュアリ」というタイトルになっているが。)編成が小さい分だけ緊張感がある。

Philadelphia Stories / UFO

こちらは管弦楽作品である。第3楽章「ストコフスキーの鐘」が吹奏楽編曲されている《フィラデルフィア物語》と、全楽章が吹奏楽編曲されている打楽器協奏曲《UFO》が収録されている。

打楽器のソリストはノーステキサスの吹奏楽版と同じエヴリン・グレニーである。

黛俊郎作品集

以前、カレル・フサの《この地球を神と崇める》の管弦楽版を取り上げるなど、珍しい作品を取り上げることを趣旨としているルイヴィル管弦楽団の自主制作シ リーズ。今回は黛俊郎だが、《プリペアド・ピアノと弦楽のための小品》、交響詩《輪廻》(これはルイヴィル管弦楽団の委嘱作品らしい)、《弦楽のための エッセイ》全てが初録音とある。よくみると録音年代がまちまちなので、以前の録音をCD化したものらしい。

ホヴァネス/交響曲第23番《アニ》・3本のフルートのための《The Spirit of Ink》

比較的ホヴァネス作品を録音している CRYSTAL RECORDS の昨年のリリースとある。 ホヴァネスは多数の交響曲を残しているが、この第23番《アニ》もそう。有名なのはイーストマンが録音した第4番か?

《The Spirit of Ink》(何て訳すんだろう?)は一人のフルーティストが多重録音しているらしい。

水野修孝いろいろ

先週、現代日本の作曲家についてウェブを見ていたところ、水野修孝さんという作曲家に興味を持ったので、以下のCDを購入してみることにした。

水野氏の作品《オーケストラ1966》は以前に聞いたことがあったのだが、それは前衛的であまり面白くなかったように記憶している。以下の作品はその制作姿勢に惹かれるものがあった。

ジャズ・オーケストラ’73

JAZZ ORCHESTRA ’75”

TBM (Three Blind Mice)というジャズ・レーベルのプロデューサー藤井武氏からの依頼によって作曲されたビッグ・バンド編成のための作品。

フリー・フォーム的な部分はあるものの現代音楽的な匂いはなく、純粋にビッグ・バンドのイディオムで書かれている。各楽器のオーケストレーションやインタープレイにはかなりの技術が要求されていると思われるが演奏もよい。(余談ではあるが、今やスタジオ・ミュージシャンとして有名な数原晋さんも「’73」ではニュー・ハードに在籍している。)

「できるだけ大きな音で聞いてください」と書かれているように、かなり刺激的な音楽。一般的に連想される「ビッグ・バンド・ジャズ」が生ぬるいと思っている方は聞いてみては?

「交響的変容」全4部初演コンサート

こちらは1992年に行われた「交響的変容」全曲の初演を収めたCD。詳細はこちらに詳しいが、演奏時間およそ3時間、演奏者数およそ700人、初演にかかった総費用およそ1億2000万円という大規模な作品である。

もともとは図書館などに寄贈するために作成された非売品のCDらしいが、上記ホームページで問い合わせたところ、まだ在庫が残っているらしいので譲っていただけることができた。申し込み後かなりの早さで贈っていただいたにもかかわらず、水野さんご本人による直筆のお手紙も入っていたりしてまことに恐縮しているしだいである。

演奏会費用の赤字補填のためにも(笑)、興味を持った方は問い合わせてみては?

浜松ウインドオーケストラ第4回定期演奏会

オープニングで演奏されたチェザリーニの《アルピナ・ファンファーレ》を聞いた時点で、最後に《第六の幸福をもたらす宿》を持ってきた理由がわかったような気がした。ホルンがかなり強力である。

その《第六の幸福をもたらす宿》であるが第1楽章はかなり充実した響きだった。おそらく他の曲と比較してかなり時間をかけたであろう掘り下げが感じられる。以前このバンドを聞いた時の印象と大きくは変わっていないのであるが、サクソフォンやホルンの充実した響きがこのバンドの支柱になっているのだと思う。これらのパートが中心となった時には本当によいサウンドがする。

あえて注文をつけさせていただくと、もう少し大きな視点で音楽の起伏を考えるといいのではないかと思う。音楽のいろいろな要素(例えば楽章とか楽想とかメロディとか)には始まりと終わりがあって、その始まりと終わりの間にはどこかに重心(例えばもっともテンポが遅くなるところとかもっとも音量が大きくなるところとか)があるのである。その重心に向かう力あるいはその重心から離れていく力を考えた音楽作りをすれば大きな流れができ、それによって音楽はもっと雄弁になると思う。

… など、自分自身への注文とも言えることをいろいろ考えたわけだ。

最後にスタッフとして働いた我が団のみなさま、お疲れ様でした。

ベジャールの映画を見る

映画「ベジャール、バレエ、リュミエール」を見る。稀代のバレエ振付師モーリス・ベジャールの新作「リュミエール(光)」が上演されるまでを追ったドキュメンタリーである。

原題は「B comme Bejart」。「いろはのい」ならぬ「ベジャールのB」という意味である。またこのバレエで使われているバッハ(Bach)と2人のシャンソン歌手バルバラ(Barbara)とジャック・ブレル(Jacque Brel)の「B」でもある。

この映画はリヨンの古代ローマ闘技場(もちろん野外)で行われた初演に、それに至る練習風景やバレエ上演中に流された映像の編集の様子などがインサートされながら進行していく。

最初から最後までほとんど同じテンポと構成ですすんでいくので、ドキュメンタリーとしてはかなり淡々としている。また上演自体がそのドキュメンタリーによって寸断されているので、バレエとしても入り込めないうちに映画が終わってしまったように思える。

素材としては申し分ないのだから、もっとうまい作り方があったんじゃないのかなあ?最初に流れた「ボレロ」にいちばんワクワクしてしまった。

だるまさんがころんだ

「だるまさんがころんだ」長谷部雅彦混声合唱作品集

以前、友人が作品集のCDを作ると言っていたのだが、ようやくできたらしい。(吹奏楽ではなく合唱の方の)朝日作曲賞受賞作品《だるまさんがころんだ》の全曲を含む作品集。諸々の事情で自作自演は入っていないのだとか。

話をすると、よく「合唱業界」と「吹奏楽業界」の閉塞性合戦になるのだが(笑)、どちらも似たような状況らしい。(これで「ギタマン業界」の人もいるともっと盛り上がるんだけどな ….. というのもお約束の冗談。)

合唱業界についてそんなに詳しいわけではないので、長谷部氏の作品の合唱業界でのポジションはよくわからないのであるが、聞いているととてもポップな感じがする。クラシック然としているのではなく、例えばテンションを含む和音とかリズムなどのコンテンポラリーな要素がうまく消化されているように思えるのである。そういえばキング・クリムゾンとかのプログレッシブ・ロックが好きだって言ってたっけ。

こちらから買えるようなので、ひとつよろしくお願いします。

京都で買ったもの

そういうわけで「Joe’s Garage」で買ったもの。探していたものが全然なくて、結局全く違うものを買ってしまった。

民族の祭典/巻上公一

CDはすでに廃盤になっていて現在はかなりのレア・アイテム。なかなか手を出しにくい値段になっている。東芝EMIからの再発を願って比較的安価なアナログ盤を購入した。

傑作「殺しのブルース」に先立つ歌謡曲カバーアルバム。《森の小人》(「森の木陰でどんじゃらほい」)《おおブレネリ》《イヨマンテの夜》など巻上さんが歌っているところを想像するだけでワクワクする曲目が並んでいる。ジャケットデザインは立花ハジメさん。

真空パック/シーナ&ロケット

CDはすでに廃盤になっていて現在はかなりのレア・アイテム。なかなか手を出しにくい値段になっている。ソニーからの再発を願って比較的安価なアナログ盤を購入した。

YMO絶頂期にYMOの全面サポートでリリースされたアルバム。ご本人たちはかなり不本意だったらしいが、バンドの趣味とYMOの趣味が微妙なバランスでミックスされている不思議なアルバムである。

CMでも使われてかなりヒットした(といっても覚えている人は少ないだろうなあ …..)《ユー・メイ・ドリーム》、YMOの第1回ワールドツアーのレパートリーでもあった《ラジオ・ジャンク》のオリジナル・バージョン、同ツアーのメンバー紹介のあとで演奏された坂本龍一のインストゥルメンタルの名作《ロケット工場》などはYMOファンは聞いておくべき。

これと同居して、JBのカバー《アイ・フィール・グッド》、キンクス(あるいはヴァン・ヘイレン)のカバー《ユー・リアリー・ガット・ミー》なども収録されている。

冬の扉

この間買った「フラッパー」がなかなかよかったのでもう一枚聞いてみようと思い、吉田美奈子のファーストアルバムを。ティンパン・アレイ(細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆)がバックをつとめている。

誰もぼくの絵を描けないだろう

友部正人って、以前「たま」とジョイントライブをやっている映像を見たことがある。

このアルバムは、坂本龍一の初レコーディングとして知られている。偶然見つけたので聞いてみることにした。ジャケット裏にも、いかにも新宿ゴールデン街で飲んでいそうな若かりし教授の姿が映っている。

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メジャーレーベルから発売を拒否され、自主制作で発売されたものの初回プレスは600枚とかで、2001年にまさかの再発が行われるまでは聞きたくても聞けない「幻のレコード」だったということである。

私が頭脳警察について知っていたことは、成田空港建設反対運動のイベント「日本幻野祭」に出演したとか(この映像は現在DVDで見ることができますがかなりインパクトあります)、ステージ上でマスターベーションをしたとか、《世界革命戦争宣言》《赤軍兵士の詩》《銃を取れ》という革命三部作なる歌が収録されているとか、かなり過激なトピックばかりだった。

一時期、「浅間山荘事件」とか「東大抗争」とかに代表される学生運動がなぜあれだけ大きな流れになり、なぜその後鎮まってしまったのかというあたりに興味があって、それに関する本を読んでいたりしていたのだが、このバンドを聞けば何かしらその時代の空気を感じられるのではないかと思ったのである。

2001年に再発されたアナログ盤は当時買っていたのであるが、なかなか針を落とすのがもったいなくて、それなら手軽に聞けるCDを買ってしまえ、と思ったわけ。

カンタベリーなどなど

そういうわけで、CBSからリリースされていたソフト・マシーンやロバート・ワイアットのアルバムが一挙にリリースされた。

4 (紙ジャケット仕様)

5 (紙ジャケット仕様)

6 (紙ジャケット仕様)

7 (紙ジャケット仕様)

いちばん聞きたかった「3」は入荷が遅れているということでゲットできず。「1」と「2」はりリースされていたレコード会社が違うので今回の再発リストには入っていない。 すでにここにはケヴィン・エアーズはいなくて、かろうじて「4」にロバート・ワイアットが参加しているだけ(その後脱退)なので、とりあえず私が聞きたいソフト・マシーンは「4」だけということになりそうだ。

THE END OF AN EAR(紙ジャケット仕様)

ロバート・ワイアットがソフト・マシーン在籍中に作成したソロ・アルバム。これをきっかけにソフト・マシーン脱退→マッチング・モウル結成という動きになったらしい。

そっくりモグラ(紙ジャケット仕様)

そっくりモグラの毛語録(紙ジャケット仕様)

で、ソフト・マシーンを脱退したロバート・ワイアットが結成したのが、このマッチング・モウル。この名前はソフト・マシーン(SOFT MACHINE)のフランス語読み「マチンヌ・モル(MACHINE MOLLE)」を無理やり英語読みして命名したらしい。

楽譜CDなどなど

所属する吹奏楽団の秋の行事のために歌劇《アイーダ》の凱旋行進曲(マカリスター編曲/アルフレッド・リード校訂)の楽譜を購入。近隣の小学校や公民館で行う演奏会のためのものである。「何かクラシックをやって欲しい」という要望に応えて取り上げることにしたのであるが、サッカーの試合でもよく使われているので特に小学生くらいの男の子ならほとんどが聞いたことがあるだろう。なかなかいい選曲だと思う。

だいたいこういう楽譜は海外に直接発注することが多いのであるが、そのついでに定期演奏会の候補曲のフルスコアも買うことにしている。スコアだけ発注すると本体価格より送料の方が高くなってしまうので、比較的かさばるフルセットを買うついでに買えば送料もそんなに気にならない。

今回買ったのは以下のスコアである。

バッハ(グレインジャー編曲)/おお汝、その罪深きを悔い改めよ

基本的には4声部くらいで書かれていて、かなり柔軟な編成が可能である。逆に言うと演奏者の判断でソノリティを選択しろということなのか。スコアにもオルガンのストップを参考にした楽器の組み合わせの例が載っている。

ティケリ/アメリカン・エレジー

かなり前からスコアが欲しかった作品。例のコロラド州コロンバイン高校の事件の犠牲者のために書かれた曲である。どんなバンドでも無理なく演奏できる編成や難易度であるが非常に感動的な音楽である。

ベンクリシュト/シンフォニック・ジャズ組曲

これはかなり興味本位で買ってみた。吹奏楽編成とジャズ・コンボのための作品。ジャズ・コンボの方はリズム・セクション(ドラム、ベース、ピアノ)とトランペット、アルト・サックス、それに楽器を問わない「スペシャル・ソリスト」という編成になっていて、完全にジャズのイディオム。知り合いのジャズ・ミュージシャンをかき集めてきて一緒にやってみると楽しそうだし勉強にもなりそうである。

あとはついでにCDなども。

TIMOTHY REYNISH LIVE IN CONCERT WITH THE UNIVERSITY OF KENTUCKY WIND ENSEMBLE

RNCMウィンドオーケストラの指揮者ティモシー・レイニッシュがケンタッキー大学ウィンドアンサンブルに客演した時のライヴ録音らしい。

収録されているナイジェル・クラークの《サムライ》、クリストファー・マーシャルの《ロム・アルメ》、(あの)クリスチャン・リンドベルイの《ウィンド・オーケストラのための協奏曲》はレイニッシュが委嘱した作品群である。

Cheers! / University of Wisconsin Milwaukee

以前購入したときに品切れだったウィスコンシン大学ミルウォーキー校の自主制作アルバムの3枚目。

その日に買ったもの

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ロバート・ワイアットのソロ活動30年を振り返る日本編集のベストアルバム。来月紙ジャケでリイシューされるソフト・マシーン、マッチング・モールなどへの予告編か。

以前の日記でも書いたが、不幸な事故によって下半身不随となってしまったあとのソロ・アルバム「ロック・ボトム」に収録されている《シー・ソング》ですっかりロバート・ワイアットが好きになってしまった。このアルバムには、その「ロック・ボトム」から最新作である「クックーランド」までの30年間の作品がピックアップされて、年代にこだわらない順番で収録されているのだが、不思議と違和感がない。シンプルなバッキングにシンプルなヴォーカルが乗るという基本的なフォーマットが一貫しているためだろう。

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NAXOSからリリースされている日本人作品集。

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1935年にブロードウェイで初演されたガーシュインのオペラのオリジナル・キャストでの録音。