京都で買ったもの

そういうわけで「Joe’s Garage」で買ったもの。探していたものが全然なくて、結局全く違うものを買ってしまった。

民族の祭典/巻上公一

CDはすでに廃盤になっていて現在はかなりのレア・アイテム。なかなか手を出しにくい値段になっている。東芝EMIからの再発を願って比較的安価なアナログ盤を購入した。

傑作「殺しのブルース」に先立つ歌謡曲カバーアルバム。《森の小人》(「森の木陰でどんじゃらほい」)《おおブレネリ》《イヨマンテの夜》など巻上さんが歌っているところを想像するだけでワクワクする曲目が並んでいる。ジャケットデザインは立花ハジメさん。

真空パック/シーナ&ロケット

CDはすでに廃盤になっていて現在はかなりのレア・アイテム。なかなか手を出しにくい値段になっている。ソニーからの再発を願って比較的安価なアナログ盤を購入した。

YMO絶頂期にYMOの全面サポートでリリースされたアルバム。ご本人たちはかなり不本意だったらしいが、バンドの趣味とYMOの趣味が微妙なバランスでミックスされている不思議なアルバムである。

CMでも使われてかなりヒットした(といっても覚えている人は少ないだろうなあ …..)《ユー・メイ・ドリーム》、YMOの第1回ワールドツアーのレパートリーでもあった《ラジオ・ジャンク》のオリジナル・バージョン、同ツアーのメンバー紹介のあとで演奏された坂本龍一のインストゥルメンタルの名作《ロケット工場》などはYMOファンは聞いておくべき。

これと同居して、JBのカバー《アイ・フィール・グッド》、キンクス(あるいはヴァン・ヘイレン)のカバー《ユー・リアリー・ガット・ミー》なども収録されている。

冬の扉

この間買った「フラッパー」がなかなかよかったのでもう一枚聞いてみようと思い、吉田美奈子のファーストアルバムを。ティンパン・アレイ(細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆)がバックをつとめている。

誰もぼくの絵を描けないだろう

友部正人って、以前「たま」とジョイントライブをやっている映像を見たことがある。

このアルバムは、坂本龍一の初レコーディングとして知られている。偶然見つけたので聞いてみることにした。ジャケット裏にも、いかにも新宿ゴールデン街で飲んでいそうな若かりし教授の姿が映っている。

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メジャーレーベルから発売を拒否され、自主制作で発売されたものの初回プレスは600枚とかで、2001年にまさかの再発が行われるまでは聞きたくても聞けない「幻のレコード」だったということである。

私が頭脳警察について知っていたことは、成田空港建設反対運動のイベント「日本幻野祭」に出演したとか(この映像は現在DVDで見ることができますがかなりインパクトあります)、ステージ上でマスターベーションをしたとか、《世界革命戦争宣言》《赤軍兵士の詩》《銃を取れ》という革命三部作なる歌が収録されているとか、かなり過激なトピックばかりだった。

一時期、「浅間山荘事件」とか「東大抗争」とかに代表される学生運動がなぜあれだけ大きな流れになり、なぜその後鎮まってしまったのかというあたりに興味があって、それに関する本を読んでいたりしていたのだが、このバンドを聞けば何かしらその時代の空気を感じられるのではないかと思ったのである。

2001年に再発されたアナログ盤は当時買っていたのであるが、なかなか針を落とすのがもったいなくて、それなら手軽に聞けるCDを買ってしまえ、と思ったわけ。

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