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ブライアン・イーノ

そういうわけで、いろいろ買ったモノが少しずつ到着。

Drums Between the Bells

ブライアン・イーノの新作。前作「Small Craft on a Milk Sea」は微妙な感想だったのであるが、また買ってしまった。jpc.de から。

前作のリミテッド・エディションは「重量アナログ盤」「エキストラトラック入りCD」「リトグラフ」「豪華パッケージ」ということだったのであまり触手が動かず、見送ったのであるが、今回は「44ページのブックレット」「インストゥルメンタルバージョン(ヴォーカル抜き)のエキストラCD」ということだったので、この2CD Hardrack Edition なるものを買ってみた。

 

 

マッケラス/イーノ

またまたjpc.deから。

Janacek & Martinu

先ごろ亡くなったイギリス人指揮者サー・チャールズ・マッケラスがチェコのスプラフォン・レーベルに残した全録音(ただしオペラを除く … らしい)が2つのボックスでリリースされた。一つ目はドヴォルザークとスメタナ、二つ目はヤナーチェクとマルチヌーということで、私は二つ目のボックスを買った。

ヤナーチェクについては先日、室内楽とオペラのボックスを買ったのだが、このボックスには管弦楽作品が多く収められている。マッケラスがウィーンフィルを振った《シンフォニエッタ》が今一つだったので、ここで演奏されているチェコ・フィルとの演奏がそれを超えるといいなあ、という期待と、DVDで収録されている《グラゴル・ミサ》の原典版を聴いて(見て?)みたかったのが大きな動機である。

《シンフォニエッタ》。ウィーンフィルとの演奏に比べると、オケが指揮者の言うことを聞いている感じがする。確かにまとまってはいるのだが、この演奏を聞くと、ウィーンフィルとの演奏で気に入らない点だった「オケが暴れている感じ」が逆に個性として聞こえてくる。今のところどっちもどっち、どちらの演奏も及第点だが気に入らないところもある、というところ。もう少し聞きこんでみますかね。

Small Craft On A Milk Sea (WARPCD207)

ブライアン・イーノの新譜。他のアーティストとのコラボレーションはいろいろ買ってきたが、ソロアルバムをリアルタイムで買うのは初めてではなかろうか?

短めの曲が多いので、目の前をさまざまな風景が通り過ぎていく感じ。イーノ自身の解説によると「コンポジションというよりはインプロヴィゼーション」「歌い手は存在せず、語り手も存在せず、聴く者が何を感じるべきかを指し示す案内人も存在しない」ということなので、昔から実践しているサウンド・インスタレーション的なコンセプトに基づいているのかな?

アンビエントっぽい雰囲気の作品から始まって、だんだんリズム的要素の強い曲になり、また最後は静かになっていくという曲構成。使う音の選択にものすごく気を使っていることを思わせる上品なサウンド、特にリズミカルな曲で聞こえるかっこよさがいい感じなのだが、もう少しパトスが欲しい。作品を通して見えるイーノの姿の距離感が中途半端なのがじれったい。以前の作品では、イーノはもうちょっと遠くにいてまったく姿が見えないか、あるいはもうちょっと近くにいてはっきりその思惑が見えていたりしたのだが …

教授の近作とかハービー・ハンコックの近作に感じた「ご隠居」的なソフトな感触(これは褒め言葉ではないです)が、ここでも感じられてしまった。

今日届いたもの(バーン&イーノ/吹奏楽)

デヴィッド・バーンとブライアン・イーノのコラボレーション「Everything That Will Happen Happens Today」のデラックス・パッケージが届く。当初は11月末にリリースされる予定だったが「遅れてごめんね~ん。クリスマスまでには届くからね~ん。」というメールが来て、そのままになっていた。

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パッケージは上記のような形。CDがちょうど入る大きさの缶の上に箱庭のような模型が乗っかっている。

この中にCDが2枚入っているが、蓋(上記画像の “THAT” の文字上に黒い線が見えるが、ここから開く)を開けると蓋の裏に仕込まれた回路が明るさを検知しているようで短い効果音が鳴るようになっている。息子も珍しそうに見ていたが、蓋裏からはみ出ているコンデンサーをクニクニ動かしていた(危ないなあ)。

CDのうち1枚は先行ダウンロードできるようになっていたものと同内容。もう1枚はボーナス・トラック4曲やショート・フィルム、スクリーンセーバーなどが収録されている。またメモ帳のような体裁の小さなライナーノートも缶の底に入っている。

アルバムの感想は以前の日記で書いたとおり。以前のコラボレーションのような先鋭的で緊張感溢れる作風ではなく、ゴスペルを下敷きにした(らしい)大らかなサウンドでかなり気に入っている。

このアルバムは「デジタル配信のみ」「デジタル配信+安価なCD」「デジタル配信+デラックス・パッケージ」という形態でリリースされたのだが、こういう傾向は個人的には歓迎したい。

それから、海外オークションで「Educational Record Reference Library」なるLP(CDにあらず)が出品されていた。

1960年代後半にFranco Colomboが制作した、吹奏楽曲のライブラリーのようである。全部で何枚あるのかわからないが3枚落札した。

Educational Records : BP-103

1. Missal : Overture for Band (The University of Illinois Concert Band / Conducted By : Mark Hindsley)
2. Bartok : Four Sketches (The West Texas State University Band / Conducted By : Gary Garner)
3. Villa-Lobos : Suite from Bachianas Brasileiras No. 4 (The Cass Technical High School Symphonic Band / Conducted By : Harold Arnoldi)
4. White : Miniature Set for Band (The University of Illinois Concert Band / Conducted By : Mark Hindsley)
5. Gross : Three From The Hills (The University of Illinois Concert Band / Conducted By : Mark Hindsley)
6. Latham : Court Festival (The Interlochen Arts Academy Band / Conducted By : Don Jaeger)

Educational Records : BP-108

1. Massenet : Phedre Overture (The High School Symphonic Band of the National Music Camp / Conducted by : George Wilson)
2. Madden : Fantasia on a Folk Theme (The North Hills High School Symphony Band / Conducted By : Warren Mercer)
3. Williams : Sea Songs (The Richardson Junior High School Band / Conducted By : Richard Floyd)
4. Bennett : Suite of Old American Dances (The University of Illinois Concert Band / Conducted By : Mark Hindsley)
5. Frescobaldi : Toccata (The University of Illinois Concert Band / Conducted By : Mark Hindsley)

Educational Records : BP-112

1. Giannini : Symphony No. 3 (The University of  Michigan Symphony Band / Conducted By : William Revelli)
2. Cowell : Shoonthree (The University of Maryland Symphony Band / Conducted By : Acton Ostling Jr.)
3. Persichetti : Symphony No. 6 (The Arkansas Polytechnic College Symphonic Band / Conducted By : Gene Witherspoon)

今日届いたもの(イーノ/フリップ/ドーハム/クセナキス/ベリオ/栗コーダー)

ドカッと。

ブライアン・イーノとロバート・フリップの共作2枚。最近、国内盤が紙ジャケットでリリースされたのであるが、2枚合わせると輸入盤は国内盤のほぼ半額で買えてしまう(およそ国内盤7000円に対して輸入盤3500円)。さすがにこれだけの価格差があると輸入盤でいいよなあ、と思う。

ケニー・ドーハムの名盤2枚。「静かなるケニー」の方は最近行きつけのコーヒー屋さんでかかっていて「お、なかなかいいじゃん」と思ったので。「アフロ・キューバン」はタイトル通り。いくらラテン系打楽器を多用しているとはいえ、ベースになっているのはブルーノートの正統的なジャズ。

そういえば、すっかり忘れていたタマヨ&ルクセンブルク・フィルのコンビによるクセナキス管弦楽作品集の第5弾。今までのリリースは世界初録音が多かったのだが、今回は比較的初期(1950年代後半から1960年代前半)の作品が収録されている。《メタスタシス》とか《ピソプラクタ》とか。

ちなみに鈴木英史さんの《ライフ・ヴァリエーションズ》がパクッたのではないかと一時話題になった、クセナキスの管弦楽曲《ジョンシェ》はこのシリーズの 第2弾に収録されている。(ちなみに私は全然似ているとは思えない。これがパクリだったらアレはどうなる(笑)。)曲も演奏も面白い(情け容赦ないバーバ リズムといった感じ)と思うので興味ある方はぜひ。

で、ベリオのセクエンツァは宣言通り、mode 盤を買ってしまいました。

栗コーダーカルテットの新譜。前作「笛社会」は全曲インストゥルメンタルで音像も演奏もタイトにまとまっていたが、本作ではゲストヴォーカルをフィーチャーした歌モノが多い。結果、全体的にテンポがゆったりとして大らかな感じがある。

すべてが追加されますが起こる今日

(なんちゅう翻訳だ …..)

ほぼ1ヵ月遅れで「ミュージック・マガジン」を読む。特集「Perfume 現象」が載っている号である。

本題とは関係ないが、Perfume のように「下積み」と呼ばれる時期が確実にあって、その上で今日のようなスターダムに登り詰めると、その軌跡にはたくさんの「レア・アイテム」が落ちているのである … ということを特集を読んで再認識。(さすがに私はそこまで遡る気はないが …..)

で、デヴィッド・バーンとブライアン・イーノが「My Life in The Bush of Ghosts」以来27年ぶりに共作アルバム「Everything That Happens Will Happen Today」をリリースしたことを知る。

David Byrne & Brian Eno – Everything That Happens Will Happen Today

以前の緊張感みなぎる尖がった作風に比べると、アコースティックな雰囲気に溢れた開放的なサウンドである。もともとブライアン・イーノの声は結構アーシーだと思っていたけどね。みんな年を取ると、こういう穏やかな音楽を作るようになるのだろうか。You must come full circle to find the truth という感じで。

しかし、かっこいいです。さっそくポチッ。

リリース形態はダウンロード(MP3、FLAC、DRM なし)のみ、物理的な CD、限定版デラックスパッケージなど。上記ホームページから注文できる。メジャーレーベルは介さないらしい。もちろん私は限定版デラックスパッケージを買いました。

10月21日(わ、今日だ)からアメリカ → ヨーロッパを回るツアーが始まり、そこでは2人のコラボレーションによるアルバム、すなわち上記の「My Life in The Bush of Ghosts」に加えて、トーキング・ヘッズの「モア・ソングス」「フィア・オブ・ミュージック」「リメイン・イン・ライト」からのナンバーも演奏されるらしい。

… 聞きてえ …

alva noto + ryuichi sakamoto -insen-

「alva noto + ryuichi sakamoto -insen-」を見に東京へ。

まずは同行者のかしくんおすすめの店で昼食を食べようということで神田神保町界隈へ。ちょうど「神田古本まつり」という催し物が行なわれていて、歩道などにも古書を売り出すお店が溢れている。出版社も露店を出していて、多少コンディションが悪い本を格安で売っている。とりあえず「第三帝国と音楽家たち―歪められた音楽 (叢書・20世紀の芸術と文学)」を半額で購入。

それから三省堂の8階で中古レコードフェアをやっていたのでのぞいてみる。ヒカシューの「そばでよければ」というピクチャーレコードを発見して購入。1985年にリリースされたアルバムらしいが存在すら知らなかった。

そのあとかしくんおすすめの某(あえて名を秘す)中古CDショップをのぞいてみる。価格も安いし(しかも最終土曜日は全品200円引き)品揃えも適度にマニアック。YMO 周辺を中心に今まで聞いていなかったものをまとめて購入。(それでも5000円でお釣りがくるんだもんなあ …..)

La pensee

THE SHOW Vol.4 yohji yamamoto collection music

BTTB

非売品プロモ盤

Low Power(非売品プロモ盤)

music for 陰陽師

ブライアン・イーノと雅楽のコラボレーションらしい。リリース当時は躊躇して買わなかった。

ストーカー 逃げきれぬ愛

Sister M(実は娘の坂本美雨ちゃん)が歌った《The Other Side of Love》は教授が作った屈指の名メロディだと思っています。確か買ってなかったよなあ …..

Tin Pan(Tin Pan)

松任谷正隆以外のティン・パン・アレーのメンバー(細野晴臣、林立夫、鈴木茂)で2000年に再結成された「ティン・パン」のアルバム。これも買いそびれていたらあっという間に廃盤になってしまったような気がする。レイドバックな感じとリアルタイムのデジタルな感じが交じり合っている。

その後は原宿へ移動。「ドゥファミリー美術館」で開催されていた「WORKSHOP MU!」の展覧会を見に行った。我々の世代だとやっぱり YMO 第2回ワールドツアーのポスターとか細野晴臣さんのソロアルバム「S・F・X」のポスターとかが印象的である。

一通り見た後で隣の「EX’REALM」でお茶(じゃないなあ ….. みんな酒飲んでたもんなあ …..)をしているところで grok さんと合流することになった。お店に入って来た grok さん曰く「さっき(立花)ハジメさんが(美術館に)入って行ったよ」とのこと。(注:立花ハジメさんは WORKSHOP MU! のアシスタントをしていた)もう一度美術館に戻って師匠らしき人に説明しているハジメさんを遠巻きに眺める。ハジメさんは坊主頭だったので、おそらく普通にいたら気付かなかったと思う。grok さんありがとう。

で、「渋谷公会堂」改め「サントリー C.C. レモンホール」へ。ポスターとパンフレットは当然のことながら購入。昨年のヨーロッパツアーの DVD も売られていたので購入。とりあえずは会場限定での発売。来年くらいに一般発売になるらしい。

コンサートは ….. すみません、4曲目くらいで寝ました …..音も映像もかなりスタティックなので …..(どこかにセットリストがアップされていないかなあ。アルバムで予習していたので「聞いたことがある」とは言えるのだが、どれがどの曲かはさっぱり …..)

映像は教授が弾くピアノの音にリンクしていて、数年前に恵比寿ガーデンプレイスで行なわれた岩井俊雄さんとのコラボレーションに似たような側面もある。アンコールは 3 回やってくれたが、結局教授は一言も喋らず。

アンコールを含めても 1 時間 30 分ほどの長さだった。もっと長い方がいいとか、教授の体調に配慮して短かった?という話もあるが、ああいう雰囲気のライブはこのくらいの長さでいいのではないかな。

虹伝説/ブッシュ・オブ・ゴースト

机のまわりを整理していたらCDギフト券が発掘されたので、「これは使わねばなるまい」と思いタワーレコードへ。

虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS(紙ジャケット仕様)

ブログには書き忘れていたが、サンタナの《ロータスの伝説》(例の22面ジャケット!!)を聴きながら、ふと思い出したのがこのアルバム。

アルバムは中学生の頃に友人に借りた。同名の絵本に音楽をつけたものということで当時話題になっていた。耳で聞くファンタジーというところか。「な ぜ日本語で歌うねん?」「なぜラテンやねん?」というツッコミもできないことはないのだが、アルバム全体を覆うトータル感と、最終曲《You Can Never Come To This Place》の壮大なフィナーレ感が感動的。

My Life in the Bush of Ghosts

まあ、ブライアン・イーノとデヴィッド・バーンが一緒に作ったアルバムを私が気に入らないわけがないのであって …..

トーキング・ヘッズの名作「リメイン・イン・ライト」と双子のような位置付けのアルバムらしい。「リメイン・イン・ライト」ほどのプリミティブなパワーはないが、それよりもクールな感じがする。

ゴールデンウィーク総括

久しぶりに帰宅。

出張と帰省が続いて10日くらい家を空けていたことになる。明日/明後日は吹奏楽団の練習が詰まっているので実質的なゴールデンウィークは終わり。というわけで簡単な総括を。

行ったところ

厄払い:  ゴールデンウィーク中に中学校の同級生が集まって厄払いをするということになっていたのだが、残念ながらその日には実家にいないため一足先に厄払いを済ませた。これは中学校時代の恩師の家(神社)でやることになっていたので、近況報告や息子の顔見せを兼ねてお邪魔した。

地元のワイナリー「カーヴ・ドッチ」: 葡萄の木を契約しているので毎年1本ずつワインをもらえることになっているのだが、帰省していなかったので6本(つまり6年分)も溜まっていた。2001年のバッカス、2005年のシャルドネ、2002年のカベルネ・ソーヴィニヨンをそれぞれ2本ずつ贈ってもらうことにした。

まつり: ちょうど地元のお祭りとスケジュールが合った。息子を連れて坂の上にある神社に連れて行ったら、ちょうど神輿が帰って来るところだった。

飲み食いしたもの

ワイン: 上記の「カーヴ・ドッチ」で2002年のミュラー・トゥルガウとスパークリング・ワインを買って実家で空ける。ミュラー・トゥルガウはシャルドネほど辛口じゃないのでいろいろな料理に合わせられる。スパークリング・ワインは以前も買ったことがある。以前のものはかなりフルーティだったのだが、今回のはかなりドライ。

魚: やはり日本海側は白身魚やイカがうまい。刺身/寿司おいしくいただいた。

新発見

ZAZEN BOYS: 偶然「トップランナー」で見かけたのだが、かなりかっこいい。

*****

で、帰って来た日に届いたCDとDVD。

威風堂々

知らんかったなあ。朝比奈隆さんが海上自衛隊を指揮した1970年代の録音のCD化。

77 Million Paintings By Brian Eno (2pc) (Dvdr) [Import]

ブライアン・イーノのビデオ・インスタレーション。

Le Domaine Musical Vol. 1 / Pierre Boulez

「ドメーヌ・ミュジカル」時代のブーレーズの録音を集めたボックスの第1弾。4枚組。《ル・マルトー・サン・メートル(主なき槌)》の初演ボーナス CD がついているというので買ってみた。同時代の作曲家の作品が集められている Vol.1 よりは、ストラヴィンスキーや新ウィーン楽派の作品が集められている Vol.2 の方が聞きやすいのかな?

ブライアン・イーノ/ジョン・ケイル

最近とっても気に入っている高橋幸宏さんの「BLUE MOON BLUE」に収録されている《LAY MY LOVE》という曲がブライアン・イーノとジョン・ケイルの共作のカバーだと教えてもらった。というわけで、音楽班の回覧となったこの一枚。

ロング・ウェイ・アップ

1990年にリリースされたそうである。この二人の組み合わせからは想像できないくらいポップな仕上がり。《LAY MY LOVE》も幸宏さんのカバーと原曲の違和感はあまりない。

実はイーノの歌声もなかなかよい。

クラスター&イーノ

最近、深夜(という時間でもないが妻や息子が寝静まってから)にオーディオルームの整理を兼ねてCDを一枚ずつ聞く習慣になっている。

そもそも息子が生まれてからオーディオルームでCDを聞く機会がめっきり減ってしまった。育児をまかせっきりで一人で部屋にこもるのも気が引けるし、かといって見るもの全てを口に入れ始めている息子をオーディオルームに入れたら何をし出すかわからない。(この間も静かにDVDのケースをしゃぶっていたし。)

そういうわけでいつの間にかオーディオルームは「息子に触られてはいけないものの緊急避難場所」となってしまい、文字通り「足の踏み場のない状態」になってしまった。

また、ふとCDの数を数えると(一応買ったCDは全てデータベース化している)、一日一枚のペースで聞いていっても所有CD全てを聞くのに10年以上かかることが分かってしまった。

そういえば以前どこかで読んだことがある。あまり細かいことは覚えていないのだが、自分の年齢とCDの所有枚数と一月当たりの平均購入枚数(だったかな?)からある指数を導き出すことができる。その数字がある数以上だと一生かかっても所有している全てのCDを聞くことができないから、もうCDを買うのは止めなさい ….. という趣旨であったと思う。閑話休題。

というわけで、部屋を片付けながらCDを聞くというアイデアを思いついた。今日ふと目についたCDがこれである。

クラスター&イーノ

いつ購入したか覚えていないし、聴いた記憶もなさそうである。たぶんジャーマン・ロックに凝っていた頃に買ったのだろう。

ジャーマン・エレクトロ・ロックのクラスターと、ご存知ブライアン・イーノのコラボレーション。「アンビエント・テクノの元祖」と紹介されていたがそうかなあ?あまりそういう感じはしない。

聞いた印象は饒舌で明るい《ミュージック・フォー・エアポート》という感じ。実際には、この《クラスター&イーノ》の翌年に《ミュージック・フォー・エアポート》が発表されているので、このアルバムの路線をさらにアンビエントな方向に推し進めたのが《エアポート》ということになるのだろう。

ポップなミニマル感がなかなか面白い。カンのホルガー・シューカイもゲスト参加しているらしい。全然気がつかなかったけど。