そして休暇前最終日

そして休暇前最終日。溜まっている仕事も片付いていないのに(結局積み残しがあるなあ …)いろいろな人への申し送り事項とか、日本へ帰る前にどうしても解決しておかなければいけないメールの返事とかを書いていたらあっという間に夕方 …

ということで、今週はいろいろな人に「金曜日から休暇を取って日本に帰るので、その間 ◯◯◯ の件は ××× に聞いて下さい」みたいなお知らせをしていました。そんなわけで、昼食時に席が一緒になった人とその話題で盛り上がります。「いつ日本に帰るんだっけ?」「もう引っ越したの?」「よく10ヶ月も独りでいたなあ(笑)」とか。

今回は「日本から持ってくるもの」が多いので(1Q84 の BOOK3 とか、教授の諸CD/DVDとか、「カールじいさん」のDVDとか)何をパッキングするのか悩んでいるところです。

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夕飯は例によって「Asia Lam」へ。フォーを食べたのは久しぶりです。春巻は例によってサービス(笑)。

(再々)住民登録

いわゆる「住民票の移動」を行うために通勤前に Halstenbek の Rathaus(市庁舎)へ。まあ、市庁舎というほど大規模なものではないのですが、一応 Halstenbek 内の行政手続きはここで行うことができます。

もともと家族が来た時に私の移動分もまとめてやってしまおうかと考えていたのですが、会社の人事担当者と相談したところ、私の分をまず処理しておいた方が家族の追加登録も簡単だろうと言われたので、私の分だけ一時帰国前にやろうと思ったわけです。

今まで住民票関連の手続きをする機会が2回ありました。まず1回目はドイツに来た直後の住民登録。これを行わないと就労ビザの手続きもできませんし、日本から送った引っ越し荷物の通関手続きもできません。ドイツに来た直後はまだ住居が決まっておらずホテル住まいだったので、とりあえず社長の住所で住民登録を行いました。それから2回目はホテルからアパートに移った時。これら2回とも会社の人事担当者や生活関連の雑務をサポートしてくれる女性と一緒に行ったのですが、さすがに今回は自分で手続きできるだろうと思い、独りで行ってみることにしました。

まずは必要な書類はパスポートと、今まで住んでいた住所の住民登録票の写し、それから念のためHalstenbekに住んでいることを証明するために現在の住居の賃貸契約書。それに加えて「私はハンブルクからHalstenbekに引っ越してきて、4月1日から住んでいます。ですので住民登録をしたいのです。」と説明した文書をドイツ語に翻訳して持って行きました。口頭で説明するよりは文書を見せた方が早いと思ったので。

かなり時間がかかってしまうことも想定していたのですが、想定よりもスムースに事が運んで、5分くらいで無事新しい住民登録票を交付してもらうことができました。

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夜は、ええと何回目だ?の「おいでませハンブルク」ということで、日本からの出張者と日本食レストラン「あかり」で飲み会。今回は直接関連する業務はなかったのですが元上司が来られたので参加させていただきました。何を隠そう、約1年前にこの方にいきなり呼び出されて「ドイツへ行って下さい」と言われたのでした。

Halstenbek の新参者ということで前から住んでいる方からいろいろ情報をいただきました。先日行ったイタリアンはピザ以外はおいしいのだそうです …

あ、そうそう、無事ここで引っ越し蕎麦(ざるそば)を食べることができました。

選挙

今日、社内の従業員組合の Works Council (労働協議会でいいのかな?)の選挙がありました。まあ、日本の選挙と同じように投票所(社内の会議室)へ行き、本人確認のあとに投票用紙をもらって投票する、という選挙それ自体の手続きは当たり前のものなのですが、その前に驚いたことがあります。

ちょうど2ヶ月ほど前、選挙の告示と同時に投票権がある従業員のリストが送られてきたのですが、老若男女問わず全ての従業員の生年月日が書かれていました。顔写真を共有するのも、他人の会議スケジュールや休暇予定を閲覧するのも、「プライバシーの保護」という名目で NG になっているのにも関わらず、生年月日が全ての従業員に公開されるということにとてもびっくりしてしまったのでした。

同じような疑問は他の従業員も持ったようで、Works Council の経験がある上司が言うことには、(これはドイツの一般的なルールなのか、それに基づいた今回の選挙のローカルルールなのかわかりませんが)「18歳以上の従業員のみが投票権を持つ」とか「Works Council の男女比は従業員の男女比より小さくなってはならない」とかというルールがあるらしいのです。これを楯にとって「今回の選挙は無効だ」という人が出てこないように予め投票権のある従業員のリストを公開するのだそうです。そういう目的なので個人情報の公開は許されるらしいのですが …

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夜は新しい通勤路の途中で見つけた中華料理のお店に挑戦してみることにしました。「CHINATOWN DRAGON」というお店です。

頼んだのは、アルコールフライビールと、エビやタケノコが入った特製スープと、無難に焼きそば。さまざまな種類の肉が入っています。

中国人の給仕の品の良さとか、スープのすっきりとした味とか、焼きそばに入っている肉類の柔らかさなどはかなり満足だったのですが、ちょっと焼きそばの味付けが濃過ぎたかな … そもそも中国南部の上海系のレストランのような気がするので、オイスターソースなどを使った料理は不得手なのかも知れません。

ホームページを更新しました

ええと、このままではいつになっても更新できそうにありませんし、来週以降は引っ越しでバタバタしてしまうので、吹奏楽コンクールデータベースを更新することにしました。現在の登録団体数は 17,669 団体となっています。また、結果一覧については、「同じ部門の他の年度の結果への移動」「同じ年の他の部門/他の支部大会の結果への移動」などについて少し使い勝手を変更しました。それから、(まだ途上ですが)集計についての機能を強化しました。

まだナビゲーションで納得いかないというか、どう動作すべきか迷っている部分もありますので、使い勝手についてのご感想、またバグのご報告などありましたら、お気軽にお知らせいただきたいと思います。

それから、どんな些細な情報でも結構ですので、現在不足している情報のご提供をお願いいたします。

It’s been a hard day’s night(土曜日の行動記録)

今日はまず午前中(8:00〜13:00の間)にテレビを配達してもらうことになっているので自宅待機。10時30分頃にやってきて、つつがなく設置してくれました。

ところで、新居には衛星放送を受信するためのパラボラアンテナが設置されているのですが、前に住んでいた方が「日本語放送を見ているといつまでたってもドイツ語が上達しない」というポリシーを持っていたため、日本語放送の JSTV を供給している放送衛星「HOTBIRD」とは別の「ASTRA」という衛星の方を向いているとのことです。これらの衛星はわりと近い位置にあるので ASTRA に向いているパラボラを少し西に向ければ HOTBIRD も受信できる、すなわち JSTV も受信できるのではないかということでした。

とりあえず現在パラボラアンテナが向いている ASTRA を無事受信できることを確認したので、パラボラを少し動かせば HOTBIRD も受信できるはず … なのですが、アンテナはがっちり固定されているので、動かすにはレンチのようなものが必要そうです。(もっと前に調べておけっつーの …)ということで、今日の買い物リストに追加。

その後、先日無事に預けたクリーニングを引き取りに。

それから髪の毛を切るために街中へ。今回が一時帰国前の最後の休日なので、例によってカールシュタットでお土産用にリューベック名物の「ニーダーエッガー」のマルツィパンを買い込みました。

そのあとはアパートの引き渡し。 「何か壊した?」と聞かれたので「コップを一つと皿を一枚 …」と言ったら「そんな小さなことは気にしなくていい」と言われてしまいました。冷蔵庫とか洗濯機とかそういうものが問題ないか聞きたかったらしいです。(でも入居する時にはちゃんと皿の枚数やコップの個数を確認したんだけどなあ …)

そういうわけで引き渡しはつつがなく終了。「郵便受けなどの名札はもう外しておいていいね?」と言われるとやはりちょっと淋しいですね。そういえばドイツ郵便の転送サービスはウェブ上で依頼することができます。便利は便利なのですが、有料なのが日本と違うところです。個人向けの転送サービスは6ヶ月で15.20ユーロでした。

さてスパナ。とりあえず思いついたところで、近所の DIY ストア「MAX BAHR」に行ってみたらちゃんとありました。よかったよかった。

夕食は「Conrad’s」で。ここもアパートから歩いていける「飲めるお店」で、季節ごとに旬の正統的ドイツ料理を出してくれるお店でした。まあ、次にいつ来れるかわからないし、ということで、このお店に通い始めた頃の定番メニュー、トマトスープとカリーブルストを注文しました。このあと車で家に帰らないといけないのでビールは残念ながら Alkoholfrei ですが …

帰宅後、パラボラの向きを少し変えて、無事 JSTV を見られることを確認。ニュースは日本の内容を日本と同時刻にやっているんですねえ。つまり日本の午前7時から放送されているニュースがそのままドイツ時間の午前0時から放送されるわけです。

すごく久しぶりに NHK のスポーツニュースも見ることができました。ジュビロ磐田 … orz

デコーダー到着

ということで、日本語衛星放送 JSTV 加入についてのおさらい。

  • 4/4(日) ウェブから申し込み
  • 4/6(火) メール添付で申込書が送られてくる。その日のうちに記入して返送 …
  • 4/7(水) … したはずだったのだが間違えて記入前のものを送ってしまったので、あらためて送り直し
  • 4/9(金) デコーダーとスクランブル解除のためのカードが到着

ということで、予想よりかなり早くデコーダーが届きました。

明日はテレビが届く予定なのでそこで受信確認ができます。

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日が長くなったのはいいのですが、最近は午前中はずっと曇り空で気温もあまり上がらず、午後から夕方にかけて少し強めの日差しが出てくる … といった感じです。朝はちょっと冷たい空気の中で出勤して、帰りはまぶしい太陽に向かって帰っています。

昼食をとりに行く時に「ハンブルクの4月の天気ってこんな感じなの?」と聞いたら、かなり気温の乱高下がある上に “Any weather, any time”(いつどんな天気になってもおかしくない)ということだそうで、完全に春に移行するのはもう少しかかるんでしょうか。

大盛り

通勤時間が長くなったので会社に到着する時間が遅くなりました。また、サマータイムが始まったことによって夕方かなり遅い時間になっても外が明るいので、つい会社に長くいてしまいます。また、リリース間近のプロジェクトがあるのでいつもより多くのエンジニアが遅くまで残って仕事をしています。というもろもろの状況によって退社時間が遅くなっています。

当然、帰宅する時間も遅くなるし、それから夕食の準備をして等々というのも面倒くさいので、今日はいつもの「Asia Lam」へ。水曜日だからなのか「今日はグヤーシュ風フォーあるよ。」とのこと。けっこう気に入っているメニューなのでさっそく注文しました。

ええと、サービスしてくれるのはうれしいのですが、尋常じゃない量です。しかもこのメニューは、いわゆる「ラーメンライス」にするのがおすすめの食べ方ということなので別にライスもついてきます。私は出されたものを残せない性格なので一所懸命食べましたが、かなりこれはきつかったです … そしてダイエットもチャラになる …

演奏会その39: ハンブルク・バレエ

(演奏会その38 が欠番になってしまっていますが、これはウィーン国立歌劇場の《ラインの黄金》(ワーグナー)になります。いつ書けるんだろう …)

オーケストラの演奏会が行われるライスハレよりも、オペラやバレエが行われるハンブルク歌劇場の方が少しドレスコードが高いような気がするので、歌劇場に行く時はいつも一旦アパートに戻って着替えてから電車で行っていました。これからはさすがにそういうわけにもいかないので会社から直接車で。そんなわけで歌劇場近くの駐車スペースをよく知らないのでライスハレ近くの中央分離帯に車を停めました。

Ballette von John Neumeier
Daphnis und Chloë / Der Nachmittag eines Fauns / Le Sacre

6. April 2010 19:30 Uhr

MUSIK:
Maurice Ravel (Daphnis et Chloé)
Claude Debussy (Prélude à l’Apres-midi d’un faune)
Igor Strawinsky (Le Sacre du Printemps)

ということで「独身生活」最後のコンサートになってしまいました。ハンブルク・バレエの公演で、《ダフニスとクロエ》(ラヴェル)、《牧神の午後への前奏曲》(ドビュッシー)、《春の祭典》(ストラヴィンスキー)という、20世紀初頭の重要作品ばかりを集めたプロダクションです。

実は、ジョン・ノイマイヤーの振り付けによるこれらのプロダクションは、ちょうど4年前にドレスデンに出張した時にドレスデン・バレエで見ることができました。

《ダフニスとクロエ》は前回見た時の印象とは大きく変わりません。ただ、吹奏楽的な観点だと「夜明け」と「全員の踊り」にはさまれて、いまいち地味な印象のある「パントマイム(無言劇)」が実はこのバレエのクライマックスであることを再認識しました。

《春の祭典》は1970年代に作られたというノイマイヤーの初期のプロダクション。バレエの柔らかい動きの美しさとは対極にある踊りで、誰もが人間工学的に無理があるようなぎこちない動きをします。舞台セットは何もなし、ダンサーの衣装も最小限のものです。例えばベジャールの振り付けは人間としての原初的/根源的な動き(まあ、ありていに言ってしまうとセックスなんでしょうなあ …)を示していてわかりやすかったのですが、ノイマイヤーの振り付けはさらに突き進んで、ひたすら非人間的な、無機的なものを志向しているように思えました。まあ、「こういうのもありかなあ?」と思いつつ見ていたのですが、面白いかと言われると …

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備忘。

息子のための「こどもちゃれんじ」(なんと海外でも受講できるんですねえ)と、日本語衛星放送 JSTV の申込書を送付。

申込書が PDF ファイルで送られてきたので、それをプリントアウトして、必要事項を記入して、スキャンして再度 PDF にして、それをメールに添付して返送するというパターン。前に住んでいた方が置いていって下さった多機能プリンターが大活躍でした。

連休最終日

4連休最後の日。朝からずっと霧雨だし、お店は閉まっているし、ということでちょっとホームページの更新準備を。

今まで使っていなかったのですが、ちょっと javascript も試してみようと思い、ウェブでちょこちょこ調査をしながらプログラミング。とりあえずやりたいことはできたのですが、ホームページ全体としての動きに矛盾が出てきたので、一通り見直してから公開しようと思っています。

夕方から晴れてきたので、「ご近所探検隊」も兼ねて自転車で行ける範囲で夕食がとれるところを探しました … が、そもそも街の中心部にほとんど飲食店がありません。ほぼ唯一の選択肢ともいえるイタリア料理屋「Dolce Vita」(かなりベタなネーミング(笑))に入ってみることにしました。

老若男女問わず、お店がお客さんでいっぱいだったのは、この周辺で「ほぼ唯一の選択肢」であることの裏付けなんでしょうなあ … 初めてのお店でパスタを頼むのはかなりリスキーなので、とりあえずはミネストローネとスカンピのピザを注文してみました。

ううん、偏差値 40 というところかなあ … イタリア人が経営している(らしい)にしてはちょっと不満 … それなのにこれだけ流行っているというのは、注文した料理以外のものはおいしいのか、あるいは「ほぼ唯一の選択肢」ゆえの競争原理が働いていないのか …

お酒を飲まなくてもいいのであれば、ちょっと車で隣町の Eidelstedt までいけばもっとおいしいイタリアンが食べられるので、このお店は非常手段かなあ …

探し物

まったりと家の片付け。お昼過ぎに「ちょっと眠いなあ」と思って横になったら本格的に昼寝をしてしまいました。昼寝をする余裕ができたのは久しぶりです。

さて、そろそろ住所変更の手続きもやらなければいけません。確か、私がドイツに来た時には、日本からの荷物を受け取るために業者に住民登録票の写しを送ったような記憶があります。ということは家族の荷物が届くまでには転居届を提出する必要がありそうです。現在の住民登録票はなくしたらいけないと思って引っ越し荷物にまぎれないようにしておいた記憶があるのですが、探しても見つかりません。会社に置いてきたかなあ … 会社にもないとなると少々面倒くさいことになりそう(再発行を依頼しないといけない)なのですが、まあ連休明けにならないと確認できないので、とりあえずはほっておくことにします。

やっとフライパンや鍋のスタンバイができたので、新居で初めて鮭を焼いてみました。意外にうまくできたなあ。