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ロンドン日記(その2)鉄ちゃん in ロンドン

さて、前日と同じように地下鉄は止まっています。コンサートが開かれる Cadogan Hall の最寄り駅は Sloane Square なのですが、この駅にとまる Circle Line も District Line も動いていません。幸い、ホテルのある South Kensington 駅からは一駅分なので Sloane Square まで歩いてみることにしました。コンサートのチケットはオンラインで予約できたのですが、郵送はイギリス国内だけということだったので、会場の確認がてらチケットをピックアップしようと思ったわけです。

Sloane Square は高級ショップが立ち並ぶ広場のようなところです。会場の Cadogan Hall はそこから少し奥まった場所にあります。着いてみたらチケットオフィスは午後3時から開くとのこと。ちょうどピアノを搬入しているところでした。

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しかたがないので、Knightsbridge まで歩き、そこから地下鉄に乗って Covent Garden へ行き、交通博物館へ行ってみることにしました。日本の鉄道博物館よりは小規模ですが、馬車から始まって、地下鉄、バスなど、ロンドンの交通の歴史を時代順に見ていくことができます。日本とは違う意匠の乗り物がたくさんあって、かなり楽しめました。

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一回りした後お土産コーナーへ。主に息子のためにいろいろお土産を買い込みました。

雨も激しくなってきたので昼食は近くのパブ風のレストラン(?)へ。他のお客さんはそろそろハイティーを嗜もうという時間ですが、反射的にビールを注文してしまいました(文句あるか)。フィッシュ・アンド・チップスを食べたかったのですが、少しカジュアルなお店だったのでありませんでした。代わりに注文したのがフィッシュケーキなるもの。魚のすり身とジャガイモを混ぜて揚げたものです。

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メインディッシュの量が上品でしたし、雰囲気的にデザートを頼んだ方がよさそうだったのでエスプレッソとデザートを注文しました。(なんかカスタードの海に沈むゴン太くんみたいですが …)

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悲しい性のため、近くに CD ショップがあると入らずにはいられません。Covent Garden にあった HMV に入ってみることにしました。イギリス記念ということで。

Welcome to the Pleasuredome

懐かしいですね。リマスター盤が安く売られていたので買ってみました。同性愛を歌って放送禁止になったデビューシングル《Relax》、東西冷戦を茶化してこれまた放送禁止になった第2弾シングル《Two Tribes》の出来は素晴らしいのですが、それ以外の作品がこんなにもつまらなかったこと(笑)を再確認できました。やはり、この2曲の怒涛のバージョン/ミックス違いを集めた盤の方が楽しいかも知れません。

Odelay

これはイギリスではないのですが、上記の FGTH とあわせて10ポンドだったので。確か、ミュージックマガジン誌が選ぶ1990年代のベストアルバムに選ばれていたような気がするので聞いてみたかったのです。

Manafon

デヴィッド・シルヴィアンの最新アルバム。前作「Blemish」がえらく気にいったので。前作ではデレク・ベイリーが一人でバックを務めていたのですが、今作では大友良英さんやフェネスなどのアンサンブルがバックを務めています。作風は前作と変わっていません。ウェーベルンあたりの歌曲と並べておいても違和感がなさそうな、とにかく抑制された音数です。

The Official BBC Children in Need Medley

やはり、サージェント・ペパーのパロディ・ジャケットには反応してしまいます。BBC がやっている、恵まれない子供のための募金活動へのチャリティ・シングルです。もちろん、全てのキャラクターを知っているわけではないのですが、機関車トーマス、スポンジ・ボブ、サンダーバード、テレタビーズ、ピングーなどなどが登場します。ビデオは以下で見ることができます。

やはり、昼間からビールを飲むと眠くなりますし、いい加減歩き疲れたので、いったんホテルに戻って休むことにしました。

コンサートは別エントリーで書くことにします。後半へ続く。

夏休みその9: ミニチュア・ワンダーランド再び

前日はハンブルガー・ドームに行って夜更かしをしてしまったのですが、今日は再びミニチュア・ワンダーランドへ行くために少し無理をして早起きしました。ミニチュア・ワンダーランドのホームページには入場待ち予測が出ていて、それによると、朝早く、しかも週末だと比較的待ち行列が短いのだそうです。早起きしたとはいってもみんなグダグダしていたので、結局アパートを出発したのは 9:30 頃になってしまいました。

先日は Jungfernsteig からバスに乗って行ったのですが、今日は(日曜日だから?)ミニチュア・ワンダーランドの近くまで行くバスがないようです。しょうがないのでUバーンで行くことにしました。結局、ミニチュア・ワンダーランドに到着したのは10時30分過ぎ。この時点で入場は50分待ちと言われました。選択肢は二つあって、1つは待ち行列に並んで50分待つ、もう1つは入場時間を予約するチケット(Fast Ticket)を買って予約した時間まで暇をつぶす、というものです。我々はその時点でいちばん早かった正午からの Fast Ticket を購入して、少し周辺を散策してみることにしました。

ここは、港の近くにある昔の倉庫街だった建物を利用しているので、周りには水路がたくさんあって、主に観光客を乗せた船がたくさん通ります。

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何とか体力を温存したまま時間をつぶして、予定通り正午に入場しました。とりあえず腹ごしらえ。画像を見直すとけっこうな量を頼んでいますね。実は、このあとちょっと足りなかったので、さらにシュニッツェルを追加注文したのですが …

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その後、展示へ。息子は、そろそろハンブルクを走る列車もわかるようになってきたので、やはりそのあたりのジオラマに食いついています。ハンブルク中央駅やミニチュア・ワンダーランド周辺のジオラマもあります。今回気付いたのですが、ミニチュア・ワンダーランドの模型の中ではちゃんと鉄道模型が走っていました。画像だとちょっとわかりにくいですが … 妻は途中で眠くなったと言ってビデオを上映している部屋へ仮眠しに行きました。30 分ほどして妻が帰って来たあとも息子は食いついたままです。このままだと閉館までいそうな勢いなので、見るジオラマを決めさせて、それを見たら帰るという約束をさせてから回り直しました。結局ミニチュア・ワンダーランドを出たのは午後5時。食事の時間をのぞいてもほぼ4時間以上ジオラマを見続けていたことになります。鉄ちゃん恐るべし。

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帰宅してから、夕食の待ち時間に一昨日借りて来た鉃道の DVD を見ました。ナレーションは英語だったし、途中で飽きるかと思っていたのですが2回まるまる見ました。さすがに夕食時には電池が切れたのか、食べながらコックリ …

夏休みその5: ブレーメン

今日はブレーメンへ。前回自動車で2時間30分もかかってしまった教訓をふまえて、かつ息子と「ドイツの鉃道に乗ろう」と約束していたので、もちろん鉃道で行きます。今日は Hasselbrook 駅からSバーンでなくRバーン(Sバーンより遠距離まで行く近郊電車)で中央駅へ行こうと考えたのですが、ダイヤが乱れているようで予定時間になってもなかなか電車が来ません。結局、10分ほど遅れて到着。ふだんなかなか乗る機会のないダブルデッカーの電車だったのが不幸中の幸いだったかも知れません。

チケットは前日ミニチュア・ワンダーランドへ行く前に買っておいたので問題なし。窓口で買おうと思ったのですが、順番待ちが20人以上いたので自動販売機で買ってみることにしました。実はいままで何回も Hasselbrook 駅の自動販売機で切符を買っていたのですが、販売機の表示言語の切り替え方がよくわかっていませんでした。今回、無事英語に切り替えることができ、人数変更、予約クラスの指定、現地での一日乗車券の追加購入なども特に問題なくできました。

9時46分中央駅発の電車が3分前くらいに入線。今までずっと ICE (InterCity Express) に乗れるものだと思っていたのですが、残念ながら普通の IC (InterCity) でした。ヨーロッパの電車は日本のように自由席の車両と指定席の車両が分かれているわけではなく、車両に関係なく予約されている席が指定席、それ以外の席が自由席という形になっています。我々が予約したコンパートメント(6人がけの個室)も我々だけが席を指定していたようなのですが、乗り込むとサラリーマンらしき人が座っていました。子供連れだとわかったら他のコンパートメントに移ってくれましたが。

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ブレーメンまでは約1時間。今までの経験上、息子は列車に乗るとまずお腹が減り、それに満足すると眠くなるのですが、今回はおやつを食べている時点でブレーメンに着いてしまいました。あちこち見て回って疲れるのを避けたいので、基本的には市庁舎広場周辺だけを観光する計画を立てていました。ブレーメン中央駅から市庁舎広場まではトラムで行けます。

例の「ブレーメンの音楽隊」像の足を触りながら記念写真を撮ったところで市庁舎広場に面したレストランで昼食。やはりブレーメンならベックス(前回は車で来たのでアルコールフライしか飲めなかった)、ベックの子会社(?)であるハーケ・ベックのヴァイツェン、それからビーフステーキ(フライドポテト付き)、ペンネにポークソテーをのせたものを注文しました。市庁舎広場に面したレストラン(=観光客向け)なので味の方はあまり期待していなかったのですが、味もいいし、価格も良心的です。

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少々暑かったので(しかし、今週は本当に暑い)、市庁舎広場に面した聖ペトリ教会の中でちょっと涼むことにしました。キャンドルサービスを見つけた息子が「やりたい」と言ったのでやってみることにしました。それから、パイプオルガンを見つけた息子が「あれ撮って」ということで一枚。フラッシュなし、シャッタースピード 1/4 秒で撮ったのですが、ほとんどブレもなく会心の一枚です。

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そのあとは急いでベトヒャー通り(Böttcherstraße)のグロッケンシュピールへ。観光シーズンは毎時(オフシーズンは12時、15時、18時だそうです)マイセン製の鐘がメロディを奏でる時計です。鐘の左下にある壁では冒険家の活躍が次々に回転するレリーフで紹介されます。

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子供連れだとこのくらいが限界です。中央駅に戻って、アイスクリームを食べて少し休憩して、帰りの電車に乗り込みました。帰りは「メトロノーム」という電車で。DB(ドイツ鉃道)ではなく、ハノーファー近郊の列車を運営する「メトロノーム」社の車両です。赤や白(あるいは灰色)を基調にした DB の列車とは対照的に、青や黄色でカラーリングされた個性的な車両です。家族3人とも電車が出発したとたんに爆睡。ほとんどハンブルク到着まで寝ていました。

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夏休みその4: ミニチュア・ワンダーランド

船便でドイツに送った荷物が11時に届くということだったので、午前中は自宅でスタンバイ。息子は昨日買って来たレゴをさっそく作っています。ほぼ11時に日本人3名のスタッフが配達に来ました。11時と指定して11時に来るあたりがさすが日本人です。ADSL の工事の時は「8:00 – 16:00 の間のどこか」と指定されたので。
衣類、書籍などを中心に段ボール15箱。さらに炊飯器が届いたので、これでやっとお米を炊いて食べることができるようになりました。今までは日本から持って来た電子レンジ用のライスパックを食べていたので。
昼食は近所の「Conrad’s」へ。子供がいるということで塗り絵や絵本を貸してくれます。メニューはビーフブイヨンのスープ、カリーブルスト、イワシの酢漬けのヨーグルトソース和えを注文しました。
14:00 から 16:30 まで昼寝したあと、今日のメインイベントであるミニチュア・ワンダーランドへ。日中は混んでいるので順番待ちの可能性があるため、夕方から行く計画にしておいたのです。いつも最寄りの Hasselbrook 駅までは10分くらいかけて歩いていたのですが、息子が「やだ」と言ったのでバス路線を調べてみると、停留所一つ分ですがバスに乗れることがわかりました。(これも今まで気がつかなかった)ということで、バス 161 で Hasselbrook 駅へ → Sバーンで Jungfernsteig 駅へ → バス 4 で Auf dem Sande で、ミニチュア・ワンダーランドのすぐ近くまで行けます。ちなみにミニチュア・ワンダーランドの隣には「ハンブルグ・ダンジョン」というお化け屋敷のようなアトラクションもあり、少々怖い息子は「こっちには行かないよね?」と何度も確認していました。
ということで 18:00 頃到着。ミニチュア・ワンダーランドはハンブルグカードを持っていると入場料が10%割引になります。大人二人(10ユーロ * 2)+身長1m以上の子供(5ユーロ)の10%割引で22.5 ユーロでした。この時間でもごくわずかの待ち行列がありましたが、ほとんど待つことなく入場できました。
この手のアミューズメント施設のカギは「いかにしてリピーターを呼び込むか」ということだと思うのですが、ここは(少なくとも今のところは)何度来ても楽しめると思います。施設全体がまだ未完成で、まだまだジオラマは増殖中です。2年ほど前にも出張の合間に来たことがあるのですが、その時になかった新しい展示もありましたし、今も空港周辺のジオラマが作成中でした。それからジオラマにある細かいギミックもとても数回では全て見ることができないと思います。
19:30 頃に施設内の軽食コーナーで簡単な夕食。フジッリのグヤーシュ添え、ビール(HOLSTEN)、アップルジュース、ラズベリーケーキ。

船便でドイツに送った荷物が11時に届くということだったので、午前中は自宅でスタンバイ。息子は昨日買って来たレゴをさっそく作っています。ほぼ11時に日本人3名のスタッフが配達に来ました。11時と指定して11時に来るあたりがさすが日本人です。ADSL の工事の時は「8:00 – 16:00 の間のどこか」と指定されたので。

衣類、書籍などを中心に段ボール15箱。さらに炊飯器が届いたので、これでやっとお米を炊いて食べることができるようになりました。今までは日本から持って来た電子レンジ用のライスパックを食べていたので。

昼食は近所の「Conrad’s」へ。子供がいるということで塗り絵や絵本を貸してくれます。メニューはビーフブイヨンのスープ、カリーブルスト、イワシの酢漬けのヨーグルトソース和えを注文しました。

14:00 から 16:30 まで昼寝したあと、今日のメインイベントであるミニチュア・ワンダーランドへ。日中は混んでいるので順番待ちの可能性があるため、夕方から行く計画にしておいたのです。いつも最寄りの Hasselbrook 駅までは10分くらいかけて歩いていたのですが、息子が「やだ」と言ったのでバス路線を調べてみると、停留所一つ分ですがバスに乗れることがわかりました。(これも今まで気がつかなかった)ということで、バス 161 で Hasselbrook 駅へ → Sバーンで Jungfernsteig 駅へ → バス 4 で Auf dem Sande で、ミニチュア・ワンダーランドのすぐ近くまで行けます。ちなみにミニチュア・ワンダーランドの隣には「ハンブルグ・ダンジョン」というお化け屋敷のようなアトラクションもあり、少々怖い息子は「こっちには行かないよね?」と何度も確認していました。

ということで 18:00 頃到着。ミニチュア・ワンダーランドはハンブルグカードを持っていると入場料が10%割引になります。大人二人(10ユーロ * 2)+身長1m以上の子供(5ユーロ)の10%割引で22.5 ユーロでした。この時間でもごくわずかの待ち行列がありましたが、ほとんど待つことなく入場できました。

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この手のアミューズメント施設のカギは「いかにしてリピーターを呼び込むか」ということだと思うのですが、ここは(少なくとも今のところは)何度来ても楽しめると思います。施設全体がまだ未完成で、まだまだジオラマは増殖中です。2年ほど前にも出張の合間に来たことがあるのですが、その時になかった新しい展示もありましたし、今も空港周辺のジオラマが作成中でした。それからジオラマにある細かいギミックもとても数回では全て見ることができないと思います。ちなみに上のいちばん最後にある画像はアメリカ・テキサス州にあるキャディラック・ランチですが、このくらいの小ネタはわかりやすい方です。

19:30 頃に施設内の軽食コーナーで簡単な夕食。フジッリのグヤーシュ添え、ビール(HOLSTEN)、アップルジュース、ラズベリーケーキ。

夏休みその3: 市内観光?

月曜日になったので、本格的な観光と買い物に出かけました。まずはアパート最寄りの Hasselbrook 駅まで徒歩で出かけ、そこで Hamburg Card の三日通しグループ券(31.50ユーロ)を買いました。Hamburg Card は市内交通(バス、Uバーンなど)乗り放題チケットに主要観光施設の割引がついているもので、通常は大人の一日券が8.50ユーロです。(以前、宿泊していたホテルで購入した時は8.00ユーロだったような気がするのですが、ホテルでディスカウントしていたのかも知れません。)

上記の三日通しグループ券は、最大5人までのグループが行動する際に使えます。我が家は夫婦+まだ無料の息子の3人なのでここまでは必要ないのですが、実は通常の一日乗車券を3日分(5.30ユーロ * 3日 * 2人 = 31.80ユーロ)買うより安くなります。ちなみに Hamburg Card は五日通しグループ券(54.90ユーロ)というのもあるのですが、これだと通常の一日券(5.30ユーロ * 5日 * 2人 = 53.00ユーロ)を買った方が安くなります。

Hasselbrook 駅から S バーンで中央駅へ。着実に「鉄ちゃん」の道をつき進んでいる息子にとっては初めて目にする電車ばかりなのでかなり興奮していました。さらにインフォメーションで時刻表やパンフレットをもらったり、Sバーンのペーパークラフトを購入したりしました。

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その後、息子がぐずり始めたので駅構内のフードコートで少し休憩することにしました。カプチーノとオレンジジュースとフライドポテト(ケチャップ付き)を購入。フライドポテト好きの息子はここでも満足したようです。

少し腹ごしらえしたあと、中央駅西側にあるシュピタラー通り(Spitalerstrasse)へ。たまに業務車が通りますが、基本的には歩行者天国状態の通りで、両側にカジュアルな店が並んでいます。息子と私がレゴ・ショップを見ている間に、妻は近くの「H&M(こちらではハーエムと言っているようです)」へ。妻はとりあえず現状視察、私はアパートでの息子のヒマつぶし用にレゴの貨物輸送機(7734)を買いました。

レゴ シティ レゴの町 貨物輸送機 7734

昼食は、まだ時差ボケの影響であまり食欲の出ない妻の所望で、この通りにある「ダニエル・ヴィッシャー(Daniel Wischer)」で。前にも来たことがありますが魚料理中心のお店です。フィッシュスープ、Scholle (カレイ)を揚げたやつ、Paulener のヴァイツェン、ヴァニラとチョコのアイスを注文しました。アイスは怪獣のようなキャラクターの容器に入っています。お子様向け。

UバーンとSバーンを乗り継いでアパートに戻り昼寝。普段よりも時間が後ろ倒しになってしまったので、息子は午後7時くらいに起床。少し食材を買い出しに行こうと思ったら、よく行く Hasselbrook 駅前のスーパーマーケット「EDEKA」は午後8時に閉店。とりあえず、お店が多そうな Wandsbek 方面に車を進めていると Wandsbeker Chaussee 沿いに午後10時まで開いていて、しかも駐車場のある「EDEKA」を発見しました。今まで全然気付かなかったのですが今後も使えそうです(笑)。

夏休みその2: 会社訪問

やはり、妻と息子は時差ボケ状態で夜中からモソモソ動いています。私も付き合って5時前くらいに目が覚めてしまいました。
とりあえず買い置いておいた食料で朝食をとったあと、今日はまず私の会社を見に行きました。当然、日曜日で誰も出勤していないので、駐車場に車を停めて建物を眺めました。サプライズとして用意していたのが、会社の近くにある高級外車のディーラー。フェラーリ、マセラティ、ランボルギーニなどが展示されているところです。最初は(特にフェラーリを)興味深く見ていたのですが、少し暑くなって来たらへばったようでした。

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昼食は、会社近くの行きつけの「Asia Lam」へ … と思ったのですが、到着したのが11時30分頃、開店まで少し間があるようなので、近くの Rahlstedt 駅で電車を見て時間をつぶすことにしました。12時にお店へ。妻はベトナム・フォー、私は香港フィッシュ、息子はサラダを食べました。

帰宅して昼寝をしたあと、食材が少し足りないので近所のガソリンスタンドへ買い出しに。こちらではコンビニエンスストアの役割をガソリンスタンドが担っていて、雑誌、簡単な食べ物(あまり期待していなかったのだが卵までありました)、ファストフード(パンとかハンバーガーとかコーヒーとか)があります。もちろん24時間営業。息子はハンバーガーを発見してご満悦でした。

カザルスホール閉館にともなう雑感

(今日の前振り)

あわただしい出勤前の準備の時、息子が「iPhoneでE5系見たい」と言い出した。昨日見た以下の記事をもう一回見たいらしい。

国内最速320キロ 新幹線E5系デザイン発表

ページを表示して、iPhoneを息子に渡して、着替えを始めたら、いつの間にか(息子用にiPhoneに取り込んでいる)《羞恥心》が鳴り始めている。ううん、完全にiPhoneの使い方をマスターしつつあるなあ…

(本題)

御茶ノ水のカザルスホールが来年3月で閉館するそうで…

カザルスホール、来年3月に幕 室内楽の殿堂

1987年に建設されたというから、私が大学に通っていた頃はできたばっかりだったわけだ。開館したばかりの頃、ハイドンの交響曲全曲演奏会というシリーズが行われていて、大学時代の友人が足しげく通っていた。その友人が風邪をひいたのだったか、他に外せない用事があったのだったか、よく覚えていないのだけれど、演奏会に行けないことがあった。演奏会で配布されるパンフレットが途切れるのが悔しかった友人は私に「交通費と演奏会のチケット代を全部もつから、代わりに演奏会を聞きに行ってパンフレットをもらってきてくれ。」と頼んだ。ハイドンの交響曲には全く興味なかったのだが、数時間拘束される代わりにタダで東京へ行けるということで、私は二つ返事で引き受けた。友人は丁寧にも(笑)学生席の買い方まで指南してくれた。

演奏会のことは全く覚えていないのだが、指揮者がなぜか(本当になぜか)元シカゴ交響楽団ホルン奏者のデール・クレベンジャーだったので非常にびっくりしたことを覚えている。アンコールでは、ついにホルンを持ち出して協奏曲を吹いてしまったし。

それから、もう一つよく覚えている演奏会は、伊藤康英さんの《サクソフォン四重奏曲第2番》が初演されたトルヴェール・カルテットの演奏会である。伊藤さんのホームページの記録によると、これは1991年1月13日らしい。確か、フローラン・シュミットの四重奏曲も演奏されたんじゃなかったかな?(こちらは記憶があやふやだが …)

伊藤さんの作品はカザルスホールの豊かな残響を念頭に置いたということで、須川さんがソプラノサックスで吹き切ったフォルティシモの音の残響の中から、同じ音程をピアニシモで吹き伸ばしている田中さんのバリトンサックス(然るに相当高い音である)が現われてくる、という効果が印象に残っている。また、この時期の伊藤さんの作品の特徴とも言える、胸のあたりをかきむしられるような微分音の旋律もよかったなあ。

… そのあとって何だっけ?もう何回かは演奏会を聞きに行ったはずなのだが覚えていない …

今ではそんなに珍しくないのかもしれないがホールにある見事なシャンデリア、そんなに大きくないキャパ(511席らしい)、前の席と交互になっている(座高の高い人の後ろでも大丈夫(笑))席など、「空間」を大事にしたいいホールだったと思う。

壊さないで欲しいなあ。

今日届いたもの(教授/ユキヒロ/中川俊郎)

帰省から自宅に戻ったので、たまっていた郵便物やら荷物やらが届く。

ええと、一応書いておきますかね、今回の帰省で乗った電車(路線)。

  • 東海道新幹線(300系)
  • 京浜東北線(あ、何系だったっけ?)
  • 埼玉新都市交通伊奈線・ニューシャトル
  • 高崎線(E231系かな?)
  • 上越新幹線(E4系Max)
  • 弥彦線(クハ115形だそうな)
  • 越後線(同じくクハ115形だそうな)

で、届いたものたち。

N/Y

教授の写真集。発売当時はけっこう値段が高かったので見送っていたのであるが、格安の中古品を見つけたので持っておこうかなということで。

yukihiro

YMO絶頂期にリリースされた高橋幸宏(当時の表記はユキヒロ)さんのソロアルバム「音楽殺人」。初回盤はブルーのカラーレコード、ポスターつき、レーベルサイズのステッカーつき、という特典があった。もちろんリアルタイムで買っていたのだが、帯が切れたり(トレーシングペーパーのような薄い紙だったので破れやすい)、ジャケットのコンディションが悪くなっていたり(コーティングされていないのでけっこうカビやすいし、シミになりやすい)、ポスターを額装しようとして失敗してボロボロになったりで、あまりいい状態ではなくなっていたので、中古を買うことにした。価格のわりにかなりコンディションがよくて大満足。

天才の感触2

そして中川俊郎さんのCM作品集「天才の感触」の第2集をゲット。実はいちばん欲しいのは第3集だったりするのだが。

今日買ったもの(電クラ/りんご/コリリアーノ)

ええと、「届いたもの」ではなくて「買ったもの」です。

私がCDを物色しているうちに、息子がどこかの棚から見つけてみて「これ、ききたい」と言った。「クラオタ」かつ「鉄ちゃん」というニッチなニッチなマーケット向けの作品か?

クラシック作品(例えば、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタであったり《G線上のアリア》であったり、ベートーヴェンのピアノソナタ《月光》であったり、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲であったり)のフォーマットの中に鉄道に関連する楽曲(例えば《恋の片道切符》であったり《銀河鉄道999》であったり、駅の発着メロディであったり、新幹線の中で流れるチャイム音であったり)をはさみ込むという趣向。

おそらく元ネタを知らないと笑えないのであろうが、我が家ではそこそこ楽しめた。ピアノで弾いた大阪地下鉄御堂筋線の発着メロディで大爆笑している一家というのもどうよ(笑)?音楽だけだと息子も反応しないだろうと思ったが(案の定、無伴奏ヴァイオリンソナタは「つまんない」と言った)、適度に駅アナウンスなどの効果音が挿入されているので楽しめたようだ。

《G線上のアリア》ならぬ《山手線上のアリア》は、《G線上のアリア》の上に山手線上の各駅のメロディがうまく乗っかっている。ボーナストラックでは、そこにゲーム「電車でGo!」シリーズの車掌役でおなじみ(らしい)立川真司さんによるアナウンスが入っている。各駅のメロディがフラッシュバックされる構成が絶妙で、なんか感動してしまった。

ちなみに、息子はこの「電クラ」と一緒に、ちゃんと続編の「電クラ 2」も持って来ていた。買おうかどうしようか思案中。

国内アーティストによるビートルズ・カバー集。発売されるたびに買おうかどうしようか悩んでいたのだが、「赤盤」「青盤」「白盤」がボックス化されて、価格も安くなったし、ボーナスディスクもついたし、ということで買ってみた。ちなみにビートルズのように赤盤が前期、青盤が後期、というわけではなく、赤盤が女性、青盤が男性によるカバーである。白盤はビートルズ解散以降のソロ作品のカバー。

というわけで、ジョン・コリリアーノによる《ボブ・ディランによる7つの詩》が収録されているCD。当たり前であるが、詩が使われている以外にボブ・ディランとの接点は見出せない。コリリアーノの作品として聞かなければいけないのであるが、そんなに聞いているわけではないしなあ …

行列ができた店二題

早起きして遠鉄百貨店へ。駅弁を買うために開店前から並ぶ。鉄ちゃんが喜びそうな「N700系新幹線弁当」と「0系新幹線 夢の超特急弁当」を買うためである。二日前に来たときには、出足が遅かったせいか、すでに売り切れてしまっていたので、息子は悔し泣き。今回はリベンジである。(いつもは寝起きが超悪い息子であるが「駅弁買いに行くぞ。」の一言ですくっと起きてしまった。)

その後、恒例の「キルフェ・ボン」へ。11時の開店前に着いてしまったのでちょっと店の前で待つ。何人か並ぶんだなあ。我々は「期間限定」のタルトを選んで買うことが多いのだが、息子はいつもブルーベリー・タルトを選ぶ。あまり血筋じゃないなあ。

明日からシュトーレン発売。もうそういう季節になったんだなあ。