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続引っ越し

今朝(日曜日の午前2時)からサマータイムが始まりました。今まで8時間あった日本との時差が今日から7時間になります。最近はだんだん日が暮れるのが遅くなっていて午後7時くらいでも明るかったのですが、今日からはそれが午後8時になるわけです。

さて、今日も引き続き引っ越しです。当初の想定通り、車3往復でほとんどの荷物を移動することができました … とは言っても一回はほとんど自転車しか積んでいないのですが …

朝から風は冷たいものの日差しが強かったので、昨日と違ってはかどるかな、と思っていたのですが、サマータイム開始にともなって天気も夏のハンブルクらしくなってきました。突然雨が降って来て、しばらく待っていると止む、というパターンが一日の中で数回ありました。夕方近くには「ひょう」まで降ってきました。

あとは細かいものをとにかく箱に詰めて(秘技「四次元ポケット」)、掃除をして引き渡し、という感じです。何とかイースター休暇前に終わらせることができそうです。

夕飯はカツカレーが頭に浮かんで離れなかったので久しぶりに日本食レストラン「あかり」へ。相変わらず周辺に駐車スペースが見つかりません。店の周辺を5〜6周した後、ちょっと離れた住宅地に何とか車を停めることができました。

来シーズンのハンブルク・フィル

引っ越し作業中の逃避行動 …

昨日、ハンブルク・フィルの来シーズンのプログラムを紹介する冊子が届きました。ご覧いただいてわかるようにグスタフ・マーラーのいろいろな作品にスポットを当てています。今年はマーラーの生誕150年のアニヴァーサリー・イヤーですし、1891年から1897年までハンブルク歌劇場の音楽監督を務めていたこともありました。

交響曲のみならず、第2番《復活》第1楽章の原型である交響詩《葬礼》、先達の作品のオーケストレーションを変更した編曲作品、交響曲以前に書かれていた若書きのカンタータ《嘆きの歌》などです。

そういえば、毎年レコーディングが続けられていたブルックナーの交響曲は次回シーズンでは一休みのようですね。

さすがに今シーズンのようにバカバカ聞きに行くわけにはいかなくなりそうですが、ベルクのヴァイオリン協奏曲や武満徹のブラスアンサンブル作品《シグナルズ・フロム・ヘヴン》はぜひ聞いてみたいです。

第1回(指揮:シモーネ・ヤング)

  • ベルク/ヴァイオリン協奏曲
  • マーラー/交響曲第1番《巨人》

第2回(指揮:シモーネ・ヤング)

  • シューベルト/水上の精霊の歌
  • マーラー/交響曲第2番《復活》

第3回

  • ベートーヴェン/交響曲第4番
  • ペーター・ルジツカ/… 島、孤立 …(訳は適当です …)
  • マーラー/交響詩《葬礼》

第4回(指揮:シモーネ・ヤング)

  • 武満徹/シグナルズ・フロム・ヘヴン
  • マーラー/交響曲第3番

第5回

  • オルガ・ノイヴィルト/Clinaman/Nodus(何語だ?これ?)
  • ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番
  • シューマン(マーラー編曲)/交響曲第3番《ライン》

第6回

  • ニールセン/パンとシリンクス
  • モーツァルト/交響曲第41番《ジュピター》
  • シベリウス/交響曲第1番

第7回(ピアノはバレンボイム、指揮はシモーネ・ヤング)

  • リスト/メフィスト・ワルツ第1番《村の居酒屋での踊り》
  • リスト/ピアノ協奏曲第2番
  • リスト/ピアノ協奏曲第1番
  • リスト/交響詩《マゼッパ》

第8回(指揮:シモーネ・ヤング)

  • ヘンツェ/夢の中のセバスチャン
  • マーラー/交響曲第7番

第9回(指揮:クリストファー・ホグウッド)

  • ウェーバー(マーラー編曲)/歌劇《3人のピント》間奏曲
  • シューベルト(マーラー編曲)/弦楽四重奏曲《死と乙女》(弦楽合奏版)
  • メンデルスゾーン/交響曲第5番《宗教改革》

第10回(指揮:シモーネ・ヤング)

  • グバイドゥーリナ/メルヘン・ポエム
  • マーラー/嘆きの歌

引っ越し開始

今日、無事に新しい住居の引き渡しがありました。休暇や出張があって仕事も溜まっているし、来週末からのイースター休暇はリラックスして休みたいので、何とかこの土日で片をつけたいと考えています。

今のところそんなに荷物も多くないので、今の車で2〜3往復すれば自力で全ての荷物を運べると予想しています。

午後2時に引き渡しの約束なので、とりあえずは(そんなに重くない)衣類を車に乗せて新住居へ出発。

鍵の受け取りと簡単な住居内の説明が終わった後は IKEA へ行って、当面必要になる生活必需品を調達しました。何せ、今まで住んでいたところは家具付き、食器付き、寝具付きなので、自分では多少の食器と体重計(笑)を調達するくらいで問題なく暮らせていました。今回入居する住宅は、多少の家具を置いて行っていただいたとはいえ、基本的にはほとんど 0 からの出発なわけで、寝具や食器や、細かいところでは服のハンガーなども買いそろえる必要があるわけです。日本では IKEA で買い物をしたことはなかったので、どういう品揃えなのか全然知らなかったのですが、チェックリストにある品物は全て調達することができました。さすが IKEA。

あ、明日は重い重い書籍類をたくさん運ばないといけないので、IKEA 印の小さなキャリアも買ってみました。

少々遅い昼食は IKEA のレストランで。そういえば以前会社の食堂で食事をしている時に IKEA のレストランでスウェーデンのメニューが食べられると聞いたので試してみることにしました。ミートボールなのですが、付け合わせがジャムです。意外に合いますね。ワッフルは、まあ普通のワッフルです。

今日は雨が降ったり止んだりだったので、雨が上がった頃合いを見計らって荷物を運び込むことができたのですが、明日はすっきり晴れて欲しいです。

フランクフルト日記その4

(まあ、いろいろ書くネタもないし、暇もないのですが、とりあえず記録として。)

musikmesse は土曜日まで続くのですが、主要な打ち合わせはどこも金曜日までに済ませるようですし、私はこの週末にできる限り引っ越しを終わらせてしまいたいので、今日の夕方に帰ることになっています。

展示/説明スタッフの打ち上げが金曜日の展示終了後に行われるそうで、「え?出ないの?もったいない …」みたいなことを言われました。そう言われると来年はぜひ出てみないと。

さて、musikmesse は音楽業界全体の展示会なので、私が属している電子楽器/コンピューター音楽制作/(ちょっとだけ)設備音響以外にもアコースティック楽器や楽譜出版社なども出展しています。時間があったら見に行こうと思っていたこれらのブースにもほとんど行けませんでした。楽譜出版社に関してはたまたま近くを通りかかる機会があったのでカタログをもらって来たくらいです。ちなみに吹奏楽関係では有名な de Haske や Molenaar などもブースがありました。

ということで、午後4時50分のICでハンブルクへ戻りました。ICEより停車駅が多いので4時間30分ほどかかり、しかも爆睡している間に遅延があったらしくハンブルク着は午後10時。電車に乗っている間は食事ができなかったので、かろうじてケバブとビールを買って自宅で遅い夕食をとりました。

久しぶりに本格的に体力を使いました … 明日からは引っ越し … 大丈夫だろうか …

フランクフルト日記その1

ドイツ赴任以来初めての出張でフランクフルトへ。

音楽業界というか楽器業界に携わる人たちにとっての重要なイベントが毎年(基本的に)3月に開催される「フランクフルト音楽メッセ(musikmesse)」です。そもそも自社がどういう展示をするのか、とか、他社とのミーティングに出席する、とかの目的で出張させてもらえることになり、前日からフランクフルト入りすることになりました。フランクフルトの空港は飛行機のトランスファーで何回も利用しているのですが、市内に入る、というか空港以外の場所に行くのは初めてです。

ハンブルクからだと飛行機に乗せてもらえず、約3時間30分電車に揺られて(とはいってもドイツ鉄道でいちばん速いICEですが)行きました。10時30分ハンブルク発の電車で午後2時過ぎにフランクフルトに到着しました。

今日のところは自社ブースの仕込み見学と、先輩駐在員に連れられて大まかな会場全体の配置の確認くらいでした。しかし、こういう大規模なショーに出張したのは何年ぶりかな?

クセナキススキナクセニ

はあ、忙しい、忙しい。しかも明日休暇を取るので、いろいろな方に申し送りというか、業務の進捗に支障を来さないように自分のアウトプットを渡します。(… と書きながら思い出してしまいましたが、上司への週報を出してくるのを忘れたなあ …)「明日(注:明日からとは言っていません、念のため)会社休むんだけど …」という言い回しで申し送り事項を伝達するのですが、こちらで holiday とか言うと2〜3週間の大型連休を意味するのか、「え、そりゃ大変だ …」みたいな反応を示す人もいます。ううん、どう言えばいいんだろう?単に I will be absent tomorrow. の方がニュアンスが伝わるのかなあ?

購入備忘メモ。

Iannis Xenakis

ドイツのレーベル Edition RZ からリリースされているクセナキスの作品集。比較的コアな品揃えのドイツのオンラインCDショップのJPCから初めて買ってみました。「JPC」はジャズ、ポップ、クラシックの略だそうです。

タマヨちゃん(アルトゥール・タマヨ)とルクセンブルク・フィルによる管弦楽作品集にも含まれなかった大管弦楽作品《ノモス・ガンマ》と、リミックスされて聞きやすくなったらしいテープ音楽作品《ペルセポリス》を聞いてみたかったのです。

《ノモス・ガンマ》は聴衆と演奏者が混在して指揮者を取り囲んで演奏するという作品。実は一昨年に静岡のグランシップで演奏されたのだそうです。上記のような作曲者の意図通りの配置で演奏されるのはおそらく世界初だったのではないかということです。確かに普通のコンサートホールで試みるのは難しそうですね。「巨大な倉庫」(って誰が言っていたんだっけ?)のようなグランシップだからこそ実現できたのかも知れません。知っていたら聞きに行ったのになあ …

それからこちらのエントリーで紹介したYMOの怪し過ぎるライブCD。アマゾンでは速攻で取り扱い中止になり、JPCとは別のドイツのオンラインショップでこのCDを扱っているという情報を得て注文してみたのですが、本日正式に「取り寄せ不可」というメールが届きました。このCD、実際に入手した人っているんですかね?

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今日のハンブルガーSV。ラウンド16の第2戦でベルギーのRSCアンデルレヒトと対戦しました。今日は3-4で負けてしまったものの、第1戦は3-1で勝っていたのでどうにかベスト8に進出しました。対戦相手は明日(3/19)抽選が行われます。

オン・ザ・ライス・アゲイン

週の頭にいきなり仕事の回転数が上がったかと思ったら、そのまま持続中。締め切りが決まっている仕事もいっぱいあるし、来週からの出張もあるし、月末からは自分の引っ越しもあるし、で家族が引っ越してくるまではずっと落ち着かないのかなあ、という予感がします。

夕食を作るのもかったるいと思ったので、いつもの「Asia Lam」へ行きました。とりあえず、ここが生きたドイツ語を学べる絶好の場所になっています。以前は何を言われているのか全くわからなかったのですが、最近は少なくとも(ドイツ語の発音として)何を言っているのかわかることが多くなってきて、「あの時何を言っていたんだろう?」とあとから思い返して調べることができつつあります。今日はお店に入ったら「アライネ?」とたずねられました。あとで調べてみると「Alleine?」は英語で alone、日本語で「一人?」という意味のようです。そういえば、前回は日本からの出張者と先輩駐在員と一緒に来たのでした。

今日はイカと野菜のオイスターソース炒め(オン・ザ・ライス)。春巻をサービスしてもらったり、本来はイカだけのところを「エビも入れといたわよ」みたいな感じでサービスされたり、会計を済ませてチップを別に渡そうとしたら「いいわよ、そんなの」みたいな感じで受け取られなかったり、典型的な「料理屋のおばちゃん」のサービスですが、このお店で食事をすると「小確幸(小さいけれど確かな幸せ(c)村上春樹さん)」を感じられます。

Cleanup Time

今月末には今住んでいるアパートから新しい住居への引っ越しが始まります。今住んでいるアパートは4月上旬に引き払う予定なので、当然家主さんは次の入居者を捜すことになります。

今日、家主さんとのやり取りをお願いしている庶務担当から「家主さんが入居希望者に部屋を見せたいそうなんだけど問題ない?」と聞かれました。独身時代の私の部屋(あるいは自宅のオーディオルーム)を見たことがある方ならわかると思いますが、時として、とても人様に見せられる状態でなくなるので「今日は問題あるので明日以降ということにしてもらえる?」と返事してもらうことにしました。

ということで早めに仕事を切り上げて、帰ってから緊急大掃除を敢行しました。

とりあえず人様に見られても問題ないレベルまで綺麗になりましたが、問題は退去時までこれを維持できるかどうかですね。

春の雨

朝から静かに雨が降っています。(何回も言っていますが(笑))このまま春になってくれればいいのですが。

というわけで、ちょっと本格的に吹奏楽コンクールデータベースの改造に着手。本当にやらなければいけないことがある時に限ってこういう逃避行動に出ているような気もしますが …

自由曲作曲者を別データベースに分離して、もともとの団体別成績一覧のデータベースからは作曲者IDという形で参照するようにしました。このくらいの正規化は特に難しくないのですが、ファイルメーカー上でのデータ入力作業をなるべく楽にする方法を考える時点でちょっと難儀。使い方がよくわかっていないのかマニュアルが不親切なのかよくわかりませんが、望む方法とはちょっと違う方法で解決。まあ本質的な問題ではないのでこれはほっといて、データ構造変更に伴う各ページの手直しも。今月中くらいには更新できるかなあ …

*****

ハンブルガーSV(現在4位)は上位進出の望みを残して3位バイエル・レバークーゼンとの直接対決 … だったのですが、2-4で負けてしまいました。第26節終了時点での上位5チームの成績はこんな感じです。

Pl. Mannschaft Spiele +/- Pkt
1. Bayern München 26 53: 22 56
2. FC Schalke 04 26 42: 20 54
3. Bayer Leverkusen 26 56: 25 53
4. Bor. Dortmund 26 43: 33 45
5. Hamburger SV 26 46: 30 43

というわけで、今シーズンは終了かな … カップ戦はがんばろう。

冬(春?)のオペラグラス

今日は髪の毛を切るための予約をしていたので電車で中心部へ。

ちょっと時間があったので隣のOCS(日本関連の物品を扱っています)をのぞいて日本風のパンを確保。これらのパンはデュッセルドルフのパン屋さんが焼いたものを毎週金曜日に運んでくるのだそうです。土曜日にはあまり残っていない場合もあるのですが、今回は食パンが残っていたのでこれをゲット。実は普通のスーパーマーケットでは食パンは売っていません。それからアンパンやメロンパンなども多分ここでしか買えないと思います。

そういえば来週末ウィーンへ行くのですが、ガイドブックがありません。当初はドイツの書店に行って英語版の Lonely Planet などがあればいいな、と思っていたのですが、ここで「地球の歩き方」を見つけたので買ってしまいました。値段は日本で買う場合の倍近いのですが …

で、髪の毛を切ってもらった後は先週開店した「無印良品」の視察に。髪の毛を切ってもらっている時にもその話題になりました。ドイツ国内では4店舗目になるとのことです。間口が狭かったのでそれほど広くなさそう、と思っていたのですが奥行きが結構あって、地下のフロアもあり、想像よりもずっと広かったです。食材はおかれていませんが、それ以外の品目は日本にあるものとそんなに変わりがないような気がします。価格もおおむね日本の2~3割増しくらいでしょうか。(日本語の円表示のタグがついている商品もあってユーロと比較することができます(笑))

そういえば、この間のハンブルク歌劇場ではオペラグラスを持っていた人がいたなあ、と思い、たまたま見つけた双眼鏡を買ってみることにしました。来週のオペラ鑑賞用です。

お昼はお気に入りのカリーブルストの店「EDEL CURRY」に行きたかったのですが、何と満席で入れませんでした。人気が上がっているのかなあ?ということで時点候補のタイ料理屋「CHA CHA」へ。

左はよく見えませんが軽くミントでマリネしたチキンのサラダ、右はお気に入りのフルーツ風味のパドタイ(タイ風ライスヌードル)。これにビールを頼んだらかなりお腹いっぱいになりました。

その後食材を買いにカールシュタットへ。夕飯は軽く飲んでつまむ程度でいいなあ、と思っていたところ、ふと目に留まったのがハモン・セラーノ(スペインの生ハム)。夕飯はこれとワインとチーズとクラッカー。久しぶりに生ハムを食べましたがやはりうまかったです。すっかり気持ちよくなってしまい、ワーグナーの《ラインの黄金》を予習しながら爆睡してしまいました。

気がついたら午後10時、それからなかなか眠れずにデータベースをいじっていたら午前2時。これじゃ体にいいわきゃないよ …