月別アーカイブ: 2011年12月

健康診断

会社を休んで健康診断へ行く。

ハンブルク市内のベルゲドルフ(Bergedorf)というところにある病院に日系人の医師がいるので、多くの日本人はそこで健康診断を受けているようだ。私も先に駐在していた方に紹介してもらってここで受診している。

まず朝。指定した時間にタクシーが迎えに来る。胃カメラや腸カメラによる検査は全身麻酔をかけて行うので、自分で車を運転していくわけにはいかないのである。私は胃カメラも腸カメラもお願いしていたので、消化器系を洗浄するため、前日の午後6時から下剤を2リットル飲んだ。

1時間ほどかけて病院へ。

まずは上半身裸で検査器具をつけながら自転車をこぐ。平常時から心肺に負担をかけた状態までの心電図を取るのだそうだ。

それから検尿、着替えをして、胸部のレントゲン撮影。それから主な臓器のスキャナー検査をして、呼吸器系の検査をする。文字通りの空きっ腹の状態で極限まで息を吸ったり吐いたりするのはちょっとしんどい。

本日のハイライトである胃カメラ/腸カメラでの検査。まずは採血をし(痛いんだ、これが)、そこで刺された針から麻酔を投入する。全身麻酔は昨年の同じ検査に続いて2度目の経験なのだが、昨年にも増してあっという間に意識がなくなり、気がついたら別の部屋で寝ていた …

その後、検査室から控え室まで戻る途中で外を見ると、今年最初の雪の華が舞っていた。なぜだかわからないがわくわくする。

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詳細検査の前の速報結果では大きな問題はないと言われたので、とりあえず一安心。血液中のコレステロール値が少し高いと言われたのは想定内(笑)。

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帰宅後、友達の家に遊びに行った妻や息子を尻目に集中して、バンドジャーナル誌の原稿、今年度の吹奏楽コンクールの自由曲集計と考察を仕上げる。例年以上にデータから読み取れることがはっきりしたこと、意識的に例年より少し踏み込んだ書き方をしたことで、少々長めの文章になってしまった。これも例年通り、妻の的確な推敲のおかげでとりあえず脱稿することができた。

例年通り2012年2月号に掲載される予定なので、ご興味のある方はぜひお読みください。

… とはいえ、まだまだ年末年始にかけて書かなければいけない原稿がいくつか … 木村政彦も読みたいし、ジョブズの伝記も読みたいのだが …

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明日(12/6)は聖ニコラウスの日。ドイツではクリスマスイヴではなく、この日に子供にプレゼントをあげる習慣もあるのだとか。うちでは息子に、この日にニコラウスさんがやって来てお菓子をくれるから、クリスマスプレゼントで何が欲しいのか手紙を書きなさい、と言ってある。寝る前にブーツを用意して、その中に手紙を入れて置いた。

 

 

 

12/3の徒然

土曜日。もともとの予定では午後から息子と私の散髪→クリスマスマルクト巡り→ハンブルガードームで夕飯を食べて帰る、ということだったのだが、妻の体調が悪いため(昨日の日本人学校の餅つきでがんばりすぎて全身疲労になった模様)息子と私だけで町中に出かけた。ハンブルガードームへ行くのは断念し、その代わりに中心部にあるアジア食材屋で買い出しをしてくることになった。

ヘアサロンにて:

今までシャンプーを嫌がっていた息子だが、最近はやっとその心地よさに気づいたようだ。

息子「あのねえ、今日Kさん(いつも髪を切ってもらっている美容師さん)の歳を教えてもらったよ。」(前回までのあらすじはこちらを参照のこと)

私「ほう。」

息子「52歳だって。」

私「(笑)そんなわけ、ねえだろうが。」

息子「(怒)だって、自分で言ってたもん。」

アジア食材店にて:

ここに来るのはずいぶん久しぶりのような気がする。息子はここの店主のおじちゃんおばちゃんに顔を覚えられているようで(毎回うれしそうにおやつをもらっているからか?)「大きくなったねえ」みたいなジェスチャーで迎えられる。前に来たという妻も言っていたが、少しずつ日本から輸入される食材の数や種類が減っているような気がする。

レゴショップにて:

ドイツ人にとってはクリスマスイヴに相当する「ニコラウスの日」(12/6)前の最後の週末ということで激混み。大人も子供も物色している。

ハンブルガードームに行けない息子の気を紛らわすためにレゴのパーツを少し買ってあげることにした。最近、友達とよくレゴで遊んでいるのだが、友達が作った作品を壊すのがもったいないらしく、棚に飾っている。つまり、使えるパーツがどんどん減っているわけで、少し補充してあげようと思ったわけである。

日本での状況はよく知らないのであるが、こちらのレゴショップではプラスチックの容器で「詰め放題でいくら」という形でパーツを販売している。必要なパーツを目一杯買うことができるのである。貧乏性の私は少しでも多くのパーツを詰め込もうと思って、容器の中の無駄なスペースを無くすためにパズルのように息子が所望するパーツを配置する。こんなことしているから時間がかかってしまうのだ。

最近、スターウォーズシリーズはすっかりお見限りの息子だが、展示されていたミレニアム・ファルコンを見るとやはり興奮するようだ。とはいっても、息子は別のレゴをサンタクロースにお願いすることに決めているようだが。

クリスマスマルクトにて:

また、クリスマスマルクトの季節になり、街中のいたるところにお店が出ている。赤ワイン(白ワインの場合もある)に果物や香料を入れて暖めた「グリューワイン」を出すお店も多い。こういった店が使っているカップはクリスマスらしい模様が書かれたり年号が入っていたりするので、ちょっとしたノベルティになる。(先日、来られた出張者も案内した。)

今年は息子が所望する長靴型のカップを手に入れたいと思っていたのだが、比較的近く、レゴショップから駐車場へ行く途中で売られていた。私も車で来ているのでアルコールは飲めない。子供向けの「プンシュ」(フルーツジュースを温めたもの)を頼んで、二人で代わる代わる飲む。さくらんぼジュース、しかもコンポート入りだったので、息子には「大人の味」(息子は苦手な食べ物や飲み物についてこういう表現をする)だったと思うが、おいしそうに飲んでいた。

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妻はアリナミンのような疲労回復の薬を飲んで、爆睡したらかなり回復したとのこと。よかったよかった。

 

矢野顕子×上原ひろみ

ほぼ1ヶ月に渡った「おいでませハンブルク」強化月間も終了。4チーム計10名の方と打ち合わせを行った。

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先日、日本からガサッと書籍を取り寄せたのだが、それに合わせて注文した一枚。

Get Together ~LIVE IN TOKYO~(初回限定盤)(DVD付)

たまたま amazon で見つけて、初回限定でDVDが付いてくるということなので「とりあえず買っておくか」くらいの気持ちで買ってみた。

もともとアッコちゃんは比較的良く聞くが、上原ひろみはちゃんと聞いたことがないという立ち位置である。

何の気なしに車の中で聞き始めたのだが、かなり圧倒されてしまった。久しぶりに最初からインパクトがあるCDを聞いたような気がする。

ふだんのアッコちゃんの弾き語りに比べると、ヴォーカルも奔放になっているし、ピアノもかなり凄いことをやっている。