日別アーカイブ: 2010 年 4 月 18 日

そして3日目

今朝の情報では、ハンブルク空港は4/18(日)の午後8時まで空港閉鎖が決定とのこと。また、別のニュースではルフトハンザドイツ航空とKLMオランダ航空が火山灰の影響を見るための試験飛行を行い、特に問題はなかったとのこと。

ハンブルク→ウィーンが飛ばなくても、ウィーン→成田が飛ぶんだったら、鉃道でウィーンまで行こうかとも考えていますが、まだ何とも言えない状況です。とにかく、明日の朝は飛行機に飛んでもらいたいものです。

(午後7時)

ウィーン空港は4/19(月)の午前6時まで空港閉鎖の延長を決定。とりあえず明日搭乗予定の便は今のところキャンセルされていませんが、ほとんど崖っぷちです …

(午後11時)

ハンブルク空港は4/19(月)の午後2時までの空港閉鎖の延長を決定。乗るはずだったハンブルク→ウィーン便もキャンセルされました … ウィーン→東京便は飛ぶようなのですが、今から鉃道でフライトに間に合うようにウィーンまで行くのは不可能なので、事実上、月曜日の帰国(火曜日の日本着)はなくなりました … 今からウィーンまで車を飛ばす(約 1000km、約10時間)のはちょっと非現実的なので …

とりあえず明日になったらルフトハンザなりオーストリア航空なりに連絡を取ってみて(取れるのか?)また別の代替便を確保しないといけません。

さらに大幅に遅れるようだったら日本に帰る意味ないなあ …

演奏会その40: ハンブルク・フィル(第8回)

8. Philharmonisches Konzert

Joseph Haydn – Sinfonie G-Dur Hob. 1:100 “Militär-Sinfonie”
Mauricio Kagel – Zehn Märsche, um den Sieg zu verfehlen
Richard Strauss – Ein Heldenleben op. 40

Sonntag 18. April 2010, 11:00 Uhr

Dirigentin: Simone Young

本来、行けるはずのなかったハンブルク・フィルの今シーズン8回目の定期公演なのですが、図らずも聞きに行くことができました。

ハイドンの交響曲第100番《軍隊》、カーゲルの《勝ちそこないのための10の行進曲》、リヒャルト・シュトラウスの《英雄の生涯》というプログラムで、テーマは「戦い」ですかね?

前半はハイドンの交響曲とカーゲルの行進曲が交互に配置されるという構成でした。カーゲルの行進曲はご存知の方はご存知かと思いますが、弦楽器を一切使わない、いわば吹奏楽曲です。そういえばハンブルク・フィルとメッツマッハーのコンビがやっていた「20世紀音楽なんか怖くない」シリーズでも取り上げられていました。タイトルからもわかるように少々諧謔的な作品で、ハイドンの交響曲の雰囲気に見事に「水を差していた」と思います。まず、トランペット奏者がファンファーレを演奏しながら入場したり、フルート奏者とクラリネット奏者がステージを歩き回りながら演奏したり、ピッコロ奏者が退場してしまったり、視覚的な要素もある作品です。

ハイドンの方は、第1楽章でヤングの指揮に演奏者がついていけないところがあって、少々ぎくしゃくした感じで始まりましたが、徐々に修正されてきたと思います。ちょっともっさりした重めの響きがヤングっぽかったかな。

《英雄の生涯》はかなり人数も増えていますので響きも充実するのですが、強奏の部分でバランス的にトランペットや打楽器が突出してしまうところが気になりました。いわゆる「流している部分」の自然な響きの方が今日はよかったかなあ。「英雄の戦場」のテンポはかなり早め。リファレンスにしていたケンペ/シュターツカペレ・ドレスデンの演奏も早めだと思うのですが、それ以上に前のめりのテンポです。上記のようなバランスの不具合による荒さはありましたが、このアグレッシヴさはよかったと思います。

あとは必死に睡魔と戦っていました …

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ちょっと前に郵送でハンブルク・フィルの来シーズンの案内が来ていましたが、どこのオケも来シーズンのお客さん獲得の動きが出てきたようです。ハンブルク交響楽団のパンフレットがありました。メシアンの《峡谷から星たちへ》とか、ブラームスのピアノ協奏曲第1番と RVW の交響曲第5番を組み合わせたプログラムとか、このオケの選曲も個性的です。

それから、いよいよ2011年の3月と4月(ほぼ1年後ですが)にハンブルク歌劇場による《ニーベルンクの指環》の連続上演があります。どちらは聞きに行きたいのですが、まずは妻との交渉と、フランクフルト・ムジークメッセとの兼ね合いの調整だなあ …

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昼食は久しぶりに「EDEL CURRY」のカリーブルストを。電車で行ったので今日はビールを飲むことができました。早く家族と一緒にこのお店に来たいんですけどね。