朝5時(日本時間午後1時)に起きて、女子フィギュアスケートのフリースタイルを見ました。まあキム・ヨナにあれだけの演技をされたら届きませんね。真央ちゃんと順番が逆だったら(そして細かいミスがなかったら)プレッシャーをかけられたのに … というのは結果論ですが。前回のトリノオリンピックでは荒川静香の演技がよかったためにそのあとにすべったスルツカヤにプレッシャーをかけたように思いますし。そういえば、トリノオリンピック(もう4年前ですね)が開催されたのはちょうど息子が言葉を覚え始めた時期で、オリンピックのことを「おぴんく」と言っていたことを思い出しました。ドイツでもちゃんと Eurosport というチャンネルが生中継してくれていたのですが、日本での放送と違い、演技中にはアナウンサーや解説が全く口をはさまずにただ会場の音が流れているだけでした。
さて、ブーレーズ指揮ウィーンフィルの演奏会チケット入手の顛末です。背景はこちらのブログエントリーをご参照ください。発売開始時刻の前から PC に張り付いて、発売開始と同時にいちばんいいチケットを取る、という目論見だったのですが、開始時刻になっても「あなたは会員じゃないからもうちょっと待ってね」というメッセージが出てなかなかチケットを予約できない大らかさが日本と違いますね。
まあ、そんなに急がなくても比較的いい席が取れました。ちなみにプログラムは、
- シマノフスキ/交響曲第3番《夜の歌》
- ドビュッシー/遊戯
- ブーレーズ/ノタシオン(I, II, III, IV, VII)
です。どんな曲だったかはすぐに思い出せませんが、確か音源は全部持ってきたはずなのでこれから予習に励みます。… が、ノタシオンのVIIはなかったかなあ … シマノフスキの交響曲は来月ハンブルク・フィルも取り上げるので、年末に帰国した時に発掘してMacに取り込んできたところです。
この演奏会が3/19(金)の夜なので、金曜日から日曜日にかけて2泊3日でウィーンに行けばいいわけです。ということは3/20(土)にある演奏会も聞けるわけで、目ぼしいものがないか探してみました。
「まさか、今からチケット取れないよなあ …」と思ってウィーン国立歌劇場のウェブサイトを見てみたのですが、まだ残っていました。ワーグナーの楽劇《ラインの黄金》。指揮は今年から小澤征爾に代わってこの歌劇場の音楽総監督に就任するフランツ・ヴェルザー=メスト。(ちなみにヴェルザー=メストは来年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートを振ることも決まっています。)
《ラインの黄金》は4部作《ニーベルンクの指環》の序夜にあたる作品です。私は何度も「指環制覇」にチャレンジして挫折しているので(笑)、この《ラインの黄金》だけはたくさん見たり聞いたりしています。ストーリーもほとんど頭に入っていますし、4部作の中でいちばん短いし(それでも2時間30分ほどですが)、まあ、いけるのではないかと。
さすがに安い席はほとんど残っていませんが、3階バルコニー席の比較的中央に近い席が中庸の値段で残っていました。さすがにそれほど安くはありませんが、このレパートリーを日本で見ることを考えると安いです … という意味の中庸です。
「第二の独身生活」最後のイベントとして、ほんのちょっとパーっとやってきます(笑)。
こんにちは。
ウィーン楽しんできてください。
ブーレーズが自作をウィーンフィルで振るのは想像できませんです。
「夜の歌」と言えばマーラーの交響曲第7番ですが、シナノフスキも昔レコードがあったような。
リングはDVDで2ヶ月ぐらいかけてようやく全曲見ましたが、あれを連続してみてしまうワグネリアンは、すごいですね。
ながぐつ様:
私が持っていたブーレーズの《ノタシオン》はアッバードがウィーンフィルを振った「ウィーン・モデルン」での演奏でした。あの研ぎ澄まされたオケの音は実は現代音楽とも相性がいいのではないかと思っているので楽しみです。
《指環》はハンブルク歌劇場でもプロジェクトが進行中です。今年《ジークフリート》が初演されたので、来年はおそらく《神々の黄昏》が初演され、その次くらいには全作が一挙に上演されるのではないかと期待しています。それまでに万全の準備をして聞きに行きたいと思っているのですが …