今日買ったもの(シャンドス/ドアティ/シュニトケ)

私の中で一本の糸が切れてしまったようです …

ハンブルク・フィルの演奏会へ行く前に SATURN に寄って CD を買ってしまいました。

Michael Daugherty: Metropolis Symphony

先日の演奏会でドアティを聞いて以来、ちょっとはまりそうです。《メトロポリス・シンフォニー》は ARGO から出ていましたが、これは NAXOS からリリースされたもの。カップリングは世界初録音の《デウス・エクス・マキナ》です。「デウス・エクス・マキナ」は直訳すると「機械仕掛けの神」という意味ですが、古代ギリシャ演劇などで最後の最後に超的な存在として物語を収束させる役割を持つ神のことを指すのだそうです、と「ノルウェイの森」の中でワタナベトオルくんも説明していました。

Milestones: 30 Years Of Chandos

グラモフォンの箱を買ったので、シャンドスの箱も買わねば、ということで。30枚組です。シャンドスの CD は、グレインジャーの作品集(管弦楽、吹奏楽、室内楽)、吉松隆さんの作品集、ブライデン・トムソンによる RVW の交響曲全集、ティモシー・レイニッシュ/RNCMウィンドオーケストラによる吹奏楽作品集(そういえば、最近国別のアレって出ているんですかね?)、その他ウォルトン、アーノルド、ブリスなど吹奏楽でも演奏される作曲家の原曲、とかなりの枚数持っているのですが、このボックスとだぶっているのはレスピーギの《シバの女王ベルキス》(サイモン/フィルハーモニア管)だけのようでした。ラッキー。

Ten Symphonies

それから最近 BIS から出たらしいシュニトケの交響曲全集。6枚組です。習作の第0番から脳卒中で右手が麻痺したので最後は左手でスコアを書いた絶筆の第9番まで10曲が収録されています。とりあえず第1番だけ聞いてみましたが、いわゆる多様式主義の作品でさまざまな音楽のスタイルが引用されます。失笑を禁じ得ませんが作品の持つエネルギーは凄いです。演奏もいいし、(ライヴなので)聴衆の反応もよく、最後のトラックには拍手と歓声のみが4分間に渡って収録されています。

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