月別アーカイブ: 2008年12月

今年も GIA WindWorks シリーズ

ミッドウェスト・クリニックに合わせて、コーポロン/北テキサス・ウィンド・シンフォニーのコンビによる GIA Wind Works シリーズの新譜が発表された。(以前は Klavier からリリースされていたやつね)

Chronicles (CD-774)

– Vanity Fair (1924) / Percy Fletcher, ed. Karrick
– Concertango (2004) / Luis Serrano Alarcón
– Cheetah (2007) / Karel Husa
– Flag of Stars (1956) / Gordon Jacob
– Branden’s Rainbow (1997) / Andrew Boysen, Jr.
– As the Sun Rises (2002) / Chang Su Koh

日本から高昌帥の《吹奏楽のための風景詩「陽が昇るとき」》が収録された。カレル・フサの《チーター》は作曲者の最新吹奏楽作品。

Domains (CD-775)

– Millennium Canons (2001) / Kevin Puts, arr. Spede
– Concertino for Piano (1949) / Karel Husa
– Krump (2007) / Scott McAllister
– Kingfishers Catch Fire (2007) / John Mackey
– Symphonic Suite (1957) / Clifton Williams
– Kokopelli’s Dance (2005) / Nathan Tanouye

最近話題のジョン・マッキー《翡翠(かわせみ)》。2007年のJWECCで世界初演された日本とも縁が深い作品。タッド・ウィンド・シンフォニーによって日本初演されたネイサン・タノウエの《ココペリ・ダンス》。懐かしいところではクリフトン・ウィリアムズによる《交響組曲》。

あとは Master Conductors Trilogy DVD Combo: Fennell, Hindsley, and Revelli DVDs という3枚組のDVDも出るらしい。以前出ていたものをまとめたのかな?

YMOやRSな日々

というわけで、ロンドンとヒホン(スペイン)におけるYMOのライヴ盤が発売。やはり買わないといけないので全部買いましたよ。

EUYMO-YELLOW MAGIC ORCHESTRA LIVE IN LONDON+GIJON 2008-(完全限定生産)

LONDONYMO-YELLOW MAGIC ORCHESTRA LIVE IN LONDON 15/6 08-

GIJONYMO-YELLOW MAGIC ORCHESTRA LIVE IN GIJON 19/6 08-

特典のYellow Magic Orchestra海外公演ポスターはもっとでかいものを想像していたので少々がっかり。(このくらいなら折らずに発送できるだろ?>>HMV)

音の方はパシフィコ横浜でのHASYMOや、京都(LIVE EARTH)でのYMOのステージから容易に想像できそうだ。

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で、来年の教授のニューアルバムと、それに伴う全国ツアーの概要が発表される。意外といえば意外なところで行われるなあ。我々は近くて、比較的キャパが小さくて、大都市圏からは遠いのでいい席が取れそうな富士に行くことにした。

全21公演を iTunes Music Store で配信するらしい。(こういうのは海外だと The Who とかがやっていますね。)それだけ各会場での演奏曲目が違うのならうれしいなあ。アンコールくらいしか違いのない演奏を21通りも購入するのは辛いので(笑)。

トトロ/ピクサー

クリスマス・プレゼント用に買ったので、うちの息子には黙っていて下さい。

今さらながらの「となりのトトロ」(これを見ていないがために「非国民」と言われました。いまだに根に持っています。)と、ピクサーの短編を集めたDVD。

となりのトトロ [DVD]

ピクサー・ショート・フィルム&ピクサー・ストーリー 完全保存版 [DVD]

ピクサーの長編映画はほとんど持っているので、この短編集はかなりのダブリがあるのだが、DVDをとっかえひっかえする手間が省けるのでいいのかなと。ちなみに息子は「トイ・ストーリー」に特典映像として収録されている「ティン・トイ」や「ルクソーJr.」がお気に入り。

中川俊郎

斜め読みしていた「作曲家がゆく 西村朗対話集」という本に、中川俊郎さんと西村朗さんの対談が載っていた。

その「鬼才」ぶりは以前からいろいろな情報で触れていたので(ちなみに上記の本では「見たい番組があったから」という理由で、自分がピアノを弾く演奏会のゲネプロにテレビを風呂敷に包んで持ち込んだというエピソードが披露されている)、ちょっと気になってウェブをツラツラながめているとCDが安くオークションに出ていた。「天才の感触」というCDをわりと簡単に落札できた。本日到着。

もともとは現代音楽畑の人なのだが、一時期かなりの数のCM音楽を作っていたらしい。それをまとめたのが「天才の感触」シリーズ。第3集まで出ており、確か大昔に「3」を聞いたことがあるはずだ。

民音現代作曲音楽祭で演奏された《合奏協奏曲第2番》も相当奇天烈な曲で賛否両論が巻き起こったらしい。聞いてみたいなあ。

生活発表会

息子が通う保育園の「生活発表会」。いわゆる「お遊戯会」というやつかな?劇とか演奏とかを披露する会である。孫に「見に来てください」と言われるとさすがに折れるらしく(笑)、祖父母が片道4時間半かけてやってきた。

昨年は演目を一つ披露するだけだったのだが、今年からは歌(「はらぺこあおむし」とか「なべなべそこぬけ」とか)、楽器演奏(「ミッキー・マウス・マーチ」)、劇(「三匹のこぶた」)など、いきなり盛りだくさんになっている。

担任の先生が毎日の様子を伝えてくれる日報ではかなり前から練習の様子が書き込まれており、なおかつ、かなり前から「泣き」が入っていたので(笑)、本番はどうなることかと思って不安だったのだが、まあ想定内の出来だった。うちの息子は気が小さいくせにかなりお調子者なので、「お調子者」キャラが勝ってしまうと暴走してしまうおそれがあったのだが、さすがに大勢のお客さんを前にすると「小心者」キャラが勝つようだ。リーダーシップが取れる子にうまくリードしてもらって無難にこなしていた。

指導してくれている先生方は当日はてんぱっていて(笑)感傷的に振り返る余裕なんかないだろうし、小さな子供たちに「連帯感」などという概念が芽生えているはずもない。でも、前年よりも何らかの統制がとれ始めて、バラバラだった歌が少しでもまとまって聞こえてくると、そこには感動があるのである。ましてや、「この園での最後の生活発表会になります。」などと言われた日には、やっぱり泣けてしまうのではないだろうか。

… と、まだステージ上から親を探してきょろきょろしている息子を見ながら思った。

(お母さんは見つけたようだけど、お父さんは見つからなかったようだ。悪いね、お父さんは去年床に座りっぱなしで腰を痛めたので、今年は後ろでイスに座って見ていたのだ。)

80枚+(約)20枚=(約)100枚

そういうわけで意外と早くグールドの80枚組が到着。(DHLに支払う料金は想定外だったなあ …)ノイズが混入しているということを聞いたのでさっそく37枚目を聞いてみるが、たぶん大丈夫そうである。

それから、某ショップからの吹奏楽CD(確か)20枚。一日で入手したCDの枚数としてはおそらく史上最高である。

やれる

定期演奏会の選曲作業中。

「あくまでも検討段階にある」ということをお伝えした上で、某作曲家の某作品の演奏可能性を問い合わせてみた。

もっと難儀するかと思っていたら、あっけなく「演奏許諾」をいただくことができた。

ここまで来たら、取り上げないわけにはいかないよなあ。

(ひさびさの)細野補完計画

ぼんやりとした不安を感じていたのであるが、テイチクから再発される細野晴臣さん関連のアルバムのうち、モナド・レーベルからリリースされていた4枚の発売中止が決まったそうである。

http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=21205

以前からタワーレコードが「限定販売」という触れ込みで宣伝していたので「上記との関係は?」と思っていたのであるが、どうやらこの4タイトルはタワーレコードでしか買えないようだ。

NAXOS の《サーカス・マキシマス》(本当に出そう)

(われながらしつこい気もするが、ずっとウォッチしてきた意地もあるので、無事リリースされるのを見届けてやろうじゃないの)

ということで、コリリアーノの交響曲第3番《サーカス・マキシマス》がNAXOSのカタログに載ったようです … が、いつリリースされるんだ、これ?

http://www.naxos.com/catalogue/item.asp?item_code=8.559601

ちなみに演奏はジェリー・ジャンキン指揮のテキサス大学ウィンドアンサンブル、カップリングは作曲者本人の吹奏楽編曲による《ガゼボ舞曲集》らしい。

で、こちらにあるクラウス・ハイマン(NAXOSの創業者)へのインタビューによると、NAXOSはこの《サーカス・マキシマス》をブルーレイのマルチチャンネルオーディオで発売する計画もあるらしい。

http://www.stereophile.com/news/111308naxos/

ハイマン氏が言っているように、確かにサラウンドオーディオにはうってつけのソースである。以前のブログに書いたように、ステージとは別にサクソフォンカルテットやトランペットの別働隊や小規模なマーチングバンドが配置されるのである。

個人的にはその前にDVD オーディオでリリースしていただけるとありがたいのだが …