日別アーカイブ: 2008 年 12 月 13 日

真夜中の動物園/Dream Fighter/細野晴臣/RC

まずこれ。

NHK クインテット「真夜中の動物園」

久しぶりの「クインテット」のアルバム。今まで溜め込まれていたレパートリーが「満を持して」という感じで詰め込まれている。表題の《真夜中の動物園》は、クルト・ヴァイルの《三文オペラ》を髣髴とさせる、ちょっとダークな曲調が面白い。ブルースっぽい《つまんないうた》、ムード歌謡風の《おわびのスキャット》もいい。いろいろなスタイルの作品を咀嚼して「現代の童謡」とも言うべき作品。ということで、息子もけっこう気に入っている。

本編とは関係ないが、スコット・ジョプリンの《エンターティナー》を演奏していて、入る場所がわからなくなってとんでもないところからクラリネットを演奏してしまうフラットさんに大笑い(気持ちはわかる)。

Dream Fighter(初回限定盤)

ああ … 右手が勝手に … ショップのCD 棚から取り出しているぅ … というわけで買っちゃいました。

妻「(息子に)欲しいって言われたの?」

私「… 半分くらい …」

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最近 commmons (m は3つ)の通販サイトが始まったようなので物色したところ、細野さんのトリビュートコンサートのプログラムがあったのでポチッ。本秀康さんによるコミックは先日買った作品集にも収録されていた。

RC サクセションの紙ジャケ全タイトル購入特典ボックスが届く。

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夜、定期演奏会の選曲会議。骨格が決まる。例の曲(ヒントその1:ギリシャ神話)を取り上げることになった。すごくうれしい。

トーキング・ヘッズの紙ジャケ

2009年1月にトーキング・ヘッズの紙ジャケが発売される。

Once in a Lifetime

Talking Heads

最初に出たベスト「Once in a Lifetime」も持っているし、オリジナル・アルバム8枚をボックスにしたセットも持っている身としては今回はスルーかなと思っていたのである … (ちなみにベストのDVDの画質はいまいちだし、ボックスセットの音(特にサラウンド・ミックス)はあまり好きじゃないので、どちらも「決定盤」というわけではない。超名盤「リメイン・イン・ライト」のリマスタリングが満足いくものだったら買ってもいいのだが) … が、なんと「スピーキング・イン・タングス」の初回版ジャケットが再現されるらしい。

リメイン・イン・ライト<紙ジャケットSHM-CD>

スピーキング・イン・タングズ<紙ジャケットSHM-CD>

現代美術家ロバート・ラウシェンバーグによる変形ジャケット。ちなみにこれは紙ではない。透明のカラーレコードが透明のプラスチックのパッケージに入っており、LPと同サイズの円形の赤・青・黄色の色分割されたようなフィルム状のモノが回転するような仕組みになっている。

1983年発表というから、私がこれを買ったのは四半世紀前だ。数年前に引っ張り出してきたらプラスチックのパッケージがまっ黄色に変色していた。まあ、上記ボックスセット(だったっけ?ベスト盤だったっけ?)に掲載されている写真のモノも同じように変色していたので経年変化はどこでも同じようなものらしい。

前作「リメイン・イン・ライト」まで続いたブライアン・イーノとのコラボレーションからの反動からか、ビートは軽めでかなりポップな感じがある。当時はこの軽さがあまり好きではなかった。

数年前に収録曲目やジャケットを変えてやっと初CD化されたライヴ盤「The Name of This Band is Talking Heads」も紙ジャケ化されるらしいが全く意味なし。せめてジャケットだけでもオリジナルにすればいいのに。

實況録音盤 トーキング・ヘッズ・ライヴ<紙ジャケットSHM-CD>