月別アーカイブ: 2007年12月

ジョンの後半

ジョン・レノンの紙ジャケ第2弾。遅くなったが引き取ってきた。

LP 時代に購入したのはこのうち2枚。 亡くなる直前に発売された遺作「ダブル・ファンタジー」は中学時代の友人が持っていたので借りた。その後で、ジョンのそれまでの足跡を辿ろうと思って買った のが「ジョン・レノンの軌跡」だ。(たぶん)限定盤だったグリーンのカラーレコードを買った。いまだにベスト盤としてはいいバランスだと思う。

「心の壁、愛の橋」と「ロックン・ロール」は高校に入ってから友人が持っていたのを借りた。今回の「ロックン・ロール」は国内では確かコピー・コントロール CD でリリースされていたはず。無事普通の CD になった。

なので、ジョンのアルバムでリアルタイムで買ったのは「ミルク・アンド・ハニー」だけなのだ。これは雰囲気を味わいたくて輸入盤を買った。「ダブ ル・ファンタジー」がかなり端整な音作りだったのに対して、この「ミルク・アンド・ハニー」はまだかなりラフな段階の音源が使われている。歌い方もラフだ し、フェードアウトせずに何となくだらだらと終わっている曲もある。それだけにジョンの不在がより印象強くなっているように思える。

LP で言う B 面の後半に収録されている、ヨーコさんの「レット・ミー・カウント・ザ・ウェイズ」とジョンの「グロウ・オールド・ウィズ・ミー」はカセットテープで収録 された音源が使われている。「あなたを幾通り愛しているか数えさせて(Let me count the ways how I love you)」と歌うヨーコさんに対して「一緒に年を取ろう(Grow old with me)」と歌うジョン。ここが泣ける。

忘年会

今、いちばん携わっているプロジェクトの忘年会。

「忘年会やっている場合じゃない」という話もあるが ….. まあ ON/OFF の切り替えも大事だということで …..

酔わないように一次会では早めに焼酎に切り替えていたのだが、冷静に思い返してみるとかなり酔っていたなあ。

二次会は(いつもの?)おいしいワインの店へ行ったのだが、もうちょっと余裕を持ってワインを味わいたかった。(結構いっぱいいっぱいでした …..)

ペース配分を計画する必要があるので、おしゃれな二次会に行く場合には早め(できれば一次会序盤)に声をかけてくださいね(笑)。

一匹残らず屋

はい。親バカ日記です。

最近の息子の遊び。

「はーい、集まって下さーい、xxxxxx 屋さんですよ。」

と言って、適当なものを陳列する。

CD 屋さんだったり、八百屋さんだったり、ハンバーグ屋さんだったりするのだが、今日は、

「いっぴきのこらず屋さんですよー。」

だった。

妻によると、夕食後にバーバパパを読み聞かせたので、そのフレーズが頭に残っていたらしい。

(しかし、一匹残らず屋さんは何を売っているのだろう?)

バンジャの次はブレーンだ

ということで、また「あの」シリーズの解説を書かせていただくことになった。

「あの曲」の 1971 年版が収録されるそうで。 意外と最近もコンクールで演奏されているようだが、演奏されるのは改訂版なのではないかな? 私は 1971 年版の方が好きなので、楽しみである。

ツイン・ピークス第16章

無事バンドジャーナル誌の原稿も(一応)脱稿したので、やっと「ツイン・ピークス」の続きを見る。 (年末年始に貸し出すために、何とか年内に見終わってあげないと。私は帰省行脚なので年末年始はゆっくり見れないし。)

ファーストシーズン(第1章〜第7章)は人間関係が必要以上に絡まっていくので展開がたるい。 第10章を過ぎたあたりから、謎が収束し始める。

そして、全編のクライマックスとも言える第16章でローラ・パーマー殺しに関する謎が全て明らかになる。 すごく久しぶり(10年ぶりくらい?)に見直したのだが、留置場の中で犯人(ネタばれになるのであえて名を秘す)が告白する場面は圧巻である。

アンジェロ・バダラメンティが作曲した例のテーマに乗せて、クーパーに抱きかかえられた犯人がパーマーを殺めたことを告白する。 降り注ぐのは雨ではなく、故障した(というか、タバコの煙に過敏に反応した)スプリンクラーである。

美しく、可笑しく、悲しい。 デヴィッド・リンチの真骨頂である。

このあと後日談みたいな形で1話くっつければ、整った形で終わることができたのだろうが、さすがデヴィッド・リンチ、そんな期待通りのことはしてくれない(笑)。 打ち切りが決まった「ツイン・ピークス」は、もっと訳が分からない世界に進んでいくのでした。

レコスケくんなどなど

近所のショッピングセンターで買い物。 例のごとく二手に分かれ、妻は生活必需品を購入し、私は息子を連れて本屋さんや CD 屋さんを物色する。

最近は息子も好みがはっきりしてきて、自分の気に入らない売り場に連れて行かれようとすると、

「お父さん、本、探さないで!」

とか

「お父さん、CD 探さないで!」

とか言う。

レコードダイアリー 2008

そんな息子が「これ買って。」と言ったのが、レコスケくんが表紙の「レコード・コレクターズ・ダイアリー 2008」。 だんだん好みが似てきたというか、息子が私の好みに毒されてきたというか ….. まあ、ほぼ毎年購入していたので今年も買うことにする。 (すでに、しっかり、息子の本棚に納まっていたりするのだが …..)

レコスケくん COMPLETE EDITION

お父さんはというと、発売を待っていた「レコスケくん」の Complete Edition を購入したのでした。

3/4 くらいは、以前出ていた「レコスケくん」に収録されていたり、「レコード・コレクターズ」誌に掲載されていたものをすでに読んでいたりで、個人的には「ボーナス・トラック」は少なかったのだが、やはり笑える。

iTMS の話なども出てくるのだが、私もやはり「音のみ」を購入するという習慣は身につきそうにないなあ。 まあ、ポップスレパートリーを指揮するために曲を知っておく必要がある場合、明らかにそのアーティストのアルバムを購入する可能性がない場合などは単品買いはするけどね、過去には氷川きよしとかオレンジレンジとか。

京都ぐだぐだ日記(その2)

ところで、宿泊したのは「ハートンホテル京都」というホテル。 季節柄、修学旅行生(最近って研修旅行って言うんだっけ?)が宿泊している。 ホールに集まって食事を取ったり、ロビーに臨時の宅配便受付所ができていたりする。 (まあ、そんなことはどうでもいいのであるが …)

このホテル、いわゆる「ビジネスホテル」なので客室はちょっと狭いが、朝食はなかなかよい。 また、客室に置かれている、従業員が作ったものらしい「ハートン通」という情報誌(?)が面白い。 希望者には分けてくれるということだったので、チェックアウト時にフロントでもらう。

雨が降っていたので、地下鉄で四条へ。 錦市場を一通り眺めて帰りの新幹線でつまむちょっとした食べ物を買う。 (息子は「ぜんまいざむらい」みたいな三色だんごにご満悦。)

その後は妻と別れてそれぞれ買い物。 たまには私が息子の相手をすることにした。

昨年、「Joe’s Garage」が四条に引っ越してきたので便利になった。 しかも、十字屋のほぼ真向かいである。

十字屋では貴志康一がベルリンフィルを振って自作自演した CD を購入。 (一部は確かローム・ミュージック・ファンデーションから復刻されていたはず。) 曲もそうだが、復刻のプロセスにも興味がある。

その後、「Joe’s Garage」で CD/LP を物色しているところで抱っこしていた息子が熟睡。 さすがにこの状態では購入もままならないので、妻と落ち合い、少しの間息子を預けて購入。

ほうろう

Early Days

最近、はっぴいえんどやキャラメルママ時代の細野さんの仕事を聞いてみたくて、この CD を買った。 《ありがとう》のオリジナルバージョンも聞いてみたかったし。

その後、熟睡中の息子がいては何もできなくなってしまったので、大丸でお弁当を買い、京都駅へ。 タクシーの中で息子は目を覚ます。

帰りは「ひかり」に乗ることにしたのだが、今回は 700 系。 一回の旅行で 300 / 500 / 700 系の新幹線に乗るなんて、なかなかできることじゃないよなあ。

ということで、皮下脂肪と(腕の)筋肉痛がお土産であった今回の京都旅行でした。

京都ぐだぐだ日記(その1)

(ちょっと鉄ちゃん入っています …..)

珍しく妻が休暇が取れたので京都へ出かける。 午前中に浜松を出発して、お昼頃に京都に到着する新幹線を探したのだが適当なのが見つからない。 結局、名古屋終点の「こだま」に乗って、名古屋から「のぞみ」に乗り換えて京都まで行くことにしたのだが、これが大正解。 浜松から名古屋までは300系、名古屋から京都まではなかなか乗る機会がない500系に乗ることができ、息子もかなりご満悦。

京都駅では伊勢丹で昼食を取り、その後は構内をうろうろして鉄道ウォッチング。 ここでも初めて見る近鉄電車に息子は興奮していた。

その後、ホテルへチェックインして昼寝。

夜は行きつけの京料理屋へ。京都へ行ったら必ず立ち寄る。 (というか、ここで食事をするために京都に行くという話もある。) 前回は、息子が小さかったためにお弁当を注文しただけだったのだが、そろそろ座敷で一緒に食事できるのではないかと思い、伺ってみることにした。 さすがに一品一品出てくるペースでは待ちきれずに途中でぐだぐだになってしまったのだが、それでも自分の好物はしっかり食べていた。

ジョンとベガ

午前中は息子が通う保育園の「生活発表会」。 まあ、学芸会のようなもので、劇や演奏や踊りなどの練習の成果を発表する場である。

本番に弱い息子は、かなり緊張して歌を歌っていた。 (こんなに緊張した顔を見たのは初めてかも知れない(笑)。)

その後、CD を引き取りにショップへ。 エスカレーターをのぼると「12:30 〜 13:30 の間にアキラさんが来店予定です」とある(12/2 は浜松でアンサンブル・ベガのコンサート)。運がよければサインでも ….. と思っていたのだが、残念ながら我々が来る直前に帰られてしまったらしい。

それにもめげず、息子が先日買ったアンサンブル・ベガの DVD に食いついていたので、CD も買ってみることにした。

なぜアンサンブル・ベガがこんなに心に効くのか聴けば解る!というCD

収録内容は先日買った DVD とそんなに変わらないのだが、アキラさんの語りが入っていない分、息子には集中できていいのかもしれない。 吹奏楽版もある組曲《ブラック・ジャック》全曲収録。

EMI のジョン・レノンのソロ・アルバムが紙ジャケ化。 音的には既存の音源、つまり「ジョンの魂」「イマジン」「マインド・ゲームス」は2000年前後にリマスターされた音源、「平和の祈りをこめて」と「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」はリマスタリングされていない音源である。

「サムタイム」は2枚組だったオリジナルアルバムを1枚にまとめてしまった悪名高きリマスタリング盤があるのだが、紙ジャケにすると辻褄が合わなくなってしまうため、リマスタリング前の音源に戻したのだろう。

ということで、5枚中4枚はすでに持っている音なのだが、いいんです、ジョンだから。

ふだんはボーナス・トラックをあまり気にしない私であるが「ジョンの魂」はボーナス・トラックを削った方がよかったのでは? やはり、このアルバムはカセットレコーダーで録音された《母の死》で終わって欲しい。そのあとでハイテンションな《パワー・トゥ・ザ・ピープル》や《ドゥ・ジ・オズ》を聞かされてしまっては余韻も何もないのである。

夜、吹奏楽団の練習の後で来年の定期演奏会の選曲会議。 充実した議論の末にメインに置く曲が決まる。