月別アーカイブ: 2006年1月

仕事始め

仕事始めになると、とたんにネタがなくなるなあ …..

アルディッティ弦楽四重奏団によるシェーンベルク弦楽四重奏曲集を聞きながら立花隆さんの「天皇と東大」を読み始める。これは以前読んだ「東大生はバカになったか (文春文庫)」の連載が発展したものらしい。まだまだ先は長い。

今日買ったもの(ジョン・レノン/イカ天/立花隆/村上春樹など)

お買い物。ちゃんとした服を買うのは久しぶりだなあ。

サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ

確かにジョンのアルバムの中ではいちばんとっつきにくいものなので売りにくいのは分かる。 しかし、オリジナルアルバムに収録されていたフランク・ザッパとの共演作3曲を削ってまで1枚にしちゃいかんですよ。

というわけで、あえてデジタル・リマスタリング前の2枚組のCDを見つけて買う。

売りにくい理由というのは政治的なメッセージが云々であったり、初めてのヨーコさんとの共作らしい共作(もちろん初期の前衛3部作は別として)であったりするのだろうが、サウンド的にはけっこう面白いと思う。 サックスが前面に出ていたりギターのカッティング音が目立っていたりとかなり過激。

30-35 vol.7 「イカ天」特集

この雑誌(CD付き)は30歳から35歳あたりを対象にしているらしい。 この範囲からは多少外れてしまうが私はもろにイカ天世代である。 イカ天の代表曲とも言える作品たちがまとめて聞けるのはうれしい。

「たま」の《さよなら人類》はいちばん醜悪なバージョン(メジャーデビューのシングル・バージョン)が収録されているのがちょっと残念。まあ、いちばん入手しにくいバージョンではあるのだが。

「おにゃんこクラブ」特集号もあるらしい。聞いてみたいかも。

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久しぶりに大きな書店へ行くと買いたい本がたくさんある。 店の中をぶらぶらしながら「こういう本も出ていたのか!」と衝動買いするのが楽しい。 こういう醍醐味は、まだオンライン・ショッピングでは味わえないなあ。

天皇と東大 大日本帝国の生と死 上

天皇と東大 大日本帝国の生と死 下

発売されているのを知らなかった。立花隆さんの新刊。 しかし厚い本だなあ。

意味がなければスイングはない

村上春樹さんが書いた音楽に関するエッセイ。

SIGHT (サイト) 2006年 01月号

相変わらずDVD化

時間を見つけてちまちまとビデオテープをDVDに焼いている。

いろいろ悩んだり調べたりした結果、なるべく長く保存しておきたいモノは DVD-RAM に、消えてしまってもしょうがないかなと思えるものは DVD-R に焼いておくことにした。半永久とか言わなくてもいいから、せめて私が死ぬまでに移し替えが必要なことにはならないで欲しいのだが ….. 無理かな?

VHS の方はそれほど問題なくダビングできているのだが、8mm ビデオの方は録画した時期によってトラッキングが不安定なことが気になる。 トラッキング調整できない 8mm の宿命なのだが、テープの途中で明らかにトラッキングがずれてきてしまうのは何とかならないのか。

重要なテープに限ってちゃんと再生できないのが歯がゆい。 例えば、YMO のロサンゼルスからの衛星生中継(フジテレビで放送)とか、東京ドームでの再生コンサート(NHKで放送。BSと総合では内容が違っていた)とか、教授の「OPERA」(テレビ朝日放送。VHSではリリースされているが未DVD化)とか。

ちょっと調べてみると、デジタル 8 方式のビデオでアナログ 8mm ビデオテープを再生すると比較的綺麗に再生してくれるということと、ソニーがまだデジタル 8 のビデオウォークマンを販売していることがわかった。

これはちょっと惹かれるなあ …..

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そんなこんなで「題名のない音楽会」を何本か録画したテープを発見。 最初に収録されているのは「坂本龍一 その音楽世界」(1993年6月27日放送分)。 教授がこの番組に出演するのは「作曲家 坂本龍一について」(1984年8月26日放送分)に次いでこれが2回目である。初めての出演のときはピアノ曲《分散・境界・砂》(演奏は高橋アキさん)や、芸大の卒業作品であ る《反復と旋》、当時はまだタイトルがなかった《Replica》(「音楽図鑑」所収)のオーケストラ・バージョンなどが演奏された。この回は話題の中心が映画音楽だったせい か《戦メリ》《ラスト・エンペラー》《シェルタリング・スカイ》、それからバルセロナ五輪の開会式のために作曲された《El Mar Mediterrani》(番組では《バルセロナ・オリンピックス》と表記)が演奏された。

それから「譚盾 その音楽世界」(1997年1月19日放送分)。

そして最後に収録されていたのは「黛敏郎を悼む」(1997年4月13日放送分)。 それまでの「題名のない音楽会」の名場面集といった構成で、岩城宏之さん、永六輔さん、番組プロデューサーの藤田敏雄さんが、そこに現われる黛さんを茶化しながら在りし日を振り返る。追悼番組にしては和んだ雰囲気である。

中でも、美空ひばりさんに歌わせたという「トスカ」の《歌に生き、恋に生き》は、この曲を選んだという黛さんのアイデアといい、それを独自の世界で表現した美空さんといい、まさに名場面である。

また、番組中一本もCMを流さず、最後に黛さんに対する追悼のテロップを流した出光もすごい。いろいろな意味で豊かな番組だったんだと思う。

買い初め(高橋幸宏/砂原良徳/外山雄三/広瀬量平)

お買い物。中古レコード市をのぞく。

CROSSOVER

電気グルーヴ在籍中(1995年)に発表されたファースト・ソロ・アルバム。以前聞いたときにとても気に入っていた。今回はわりと安い値段で売られているのを見つけたので買っておくことにした。ジャケットにも表現されているように、ちょっと昔のアメリカの過剰なゴージャスさが全編から伝わってくる。1曲目の《MFRFM (Music for Robot for Music)》7曲目の《Muddy Water》がお気に入り。
A Sigh Of Ghost
CONSIPIO に移籍後の第1弾ミニアルバムらしい。これも安かったので …..

以下の2枚はデンオンの「シリーズ・現代日本の音楽・1500」というシリーズのLP。

広瀬量平の音楽

室内楽曲集。インド仏教から取られたタイトルの曲ばかりである。

外山雄三/バレエ音楽《幽玄》、ヴァイオリン協奏曲

教授DVD化計画

物置にあるビデオテープのDVD化計画。

VHSのテープを処分した方が物置のスペースに余裕ができるのだが、ある時期のものはほとんど 8mm ビデオに録画しているので、こちらはハードウェアがやばくなる前にDVDにダビングしておかないといけない。

HEART BEAT TOUR 1992

タイトル通り、教授のアルバム「HEART BEAT」のリリースにあわせて行なわれたツアーの映像。パッケージソフト化されておらず、WOWOW だけで放送されたものである。

圧巻は富家哲(サトシ・トミイエ)との連弾による《Tong Poo》。 かなりのアップテンポで、途中で左右の立ち位置を入れ替えたり、鍵盤を肘打ちしたりとアグレッシヴな演奏。

ここでもクレジットにgrokさんのお名前を発見。 (あけましておめでとうございます。また一緒にお仕事したいですね。)

“f” PLAYING THE ORCHESTRA 1997

こちらは佐渡裕さん率いるオーケストラとの共演。 当時はあまり面白くなかった気がするのだが、見直してみるとなかなか面白い。 「普通でないもの」を求め過ぎていたのかも知れない。

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。

浜松は風も弱く陽射しも暖かい。年賀状の追加分の投函や近くの神社へのお参りのために散歩する。なんたって今年の目標は「身も心もダイエット」ですから。

散歩から帰ってきたところ、BSフジでラトル/ベルリン・フィルの昨年の来日公演が放送されていた。リヒャルト・シュトラウスの《英雄の生涯》の途中から見たのであるが、ベルリン・フィルならではの芳醇な響きがなかなかよかった。全部見てみたいな。再放送しないかな。

今年のCD聞き初めは年末に買ったマイルス・デイヴィスの「セラー・ドア・セッション」の disc 5。このディスクの《ホワット・アイ・セイ》が「ライヴ・イヴル」にも収録されている。リマスタリングされているせいか、演奏がかなりすっきりしているような気がする。「ライヴ・イヴル」はもうちょっと音像がぐちゃっと固まっていたような気がするのだが ….. 今度比較して聞いてみよう。

明日、NHK-FMで放送される「坂本龍一ニューイヤースペシャル」を聞くためにチューナーにアンテナをセットする。去年も同じようなプログラムをやっていたそうなのだが、全然気がつかなかった。