日別アーカイブ: 2006 年 1 月 25 日

品川にて

品川出張。

品川に行くとなると、やはり昼食は「デヴィコーナー」で食べたい。品川駅から第一京浜を田町方向に行けばすぐ分かるカレー屋である。インド人が作っているが多少日本人向けの味付けになっていると思う。何よりコストパフォーマンスがよい。2種類のカレーとサラダ、タンドリーチキン、飲み物つきで1000円。ライスだととても食べきれる量じゃないのでナンにしておいた方がよかった。

ワインショップ「エノテカ」で晩酌セットを買い、とてもじゃないが持って帰れないので宅配を頼む。2003年のヴィンテージが出始めている。けっこういい年なのだろうか。ムートンは4万円だ。鍵のかかったワインセラーには1934年のシャトー・ディケムがあった。26万円なり。

それから「ルピシア」で妻のお使い。フレーバーティーをいろいろ買い込む。

本題の出張目的はソフトウェア開発のモデリングに関するセミナー。やはりソフトウェア開発は上流での曖昧さをなくすことがみんな(管理者も開発者もテスターも結果的には会社も)幸せになる最良の方法だという思いを強くした。本題とは直接関係なかったのだが「マインドマップ」についての説明を受けて目からウロコ。今まで仕事のアイデアとか所属する吹奏楽団の選曲/方針とか漠然と頭に浮かんでは消える考えはプレーンテキストでつらつらメモっていたのだが、マインドマップのような書き方をすればもう少し整理できそうだし、何よりもあとで見返したときに思考の過程をトレースしやすいような気がする。

ザ・マインドマップ

組込みソフトウェア開発のための構造化モデリング 要求定義/分析/設計からソースコード作成までソフトウェア開発上流工程の基本を構造化手法に学ぶ

ということで、仕事に関連した本もあわせてさっそく買ってみることにした。(年末に買った本も消化し切れていないぞーーー)

… にも関わらず、カバンの中から年末に借りた岡本太郎の本が見つかった(ごめんね。今まで忘れてた …)。シンクロニシティか?ということで、帰りの新幹線の中ではこれを読むことにした。

今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社文庫)

50年前に書かれた本なのであるが、内容は全く古びていない。つねに芸術を生み出し続けていこうとする氏のエネルギーが垣間見える。
(「新しいと言われた時点でもう古くなっている」という言葉は重い)ちょっと前の日記で「すごく極端なことを言えば、演奏者は自分の出す全ての音について、ありったけの知恵と勇気と人生経験を振り絞って意味付けを行なわなければいけないのだ。」と書いたが、岡本太郎が書いている「芸術とは、自分自身を創ることだ」という発言と、実は近いことを言っていたりして。