月別アーカイブ: 2004年11月

クイーンのライブCDとか華氏911とか

今日買ったもの。

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クイーンのライブCDを3枚。これでオリジナル・アルバムの紙ジャケ化は完了か?「ライブ・キラーズ」は高校時代に友達から借りて聞いた。アルバムとしてクイーンを聴いたのはこれが最初だったような気がする。

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最近は劇場公開からDVD発売への期間が極端に短くなっているような気がする。まさに「興奮冷めやらぬ」というタイミングでDVDが出た。劇場で見られなかったので購入。

 

アヴァンギャルド・アコースティックのスピーカー

リスニング・ルームのスピーカー配置を変更しようと思い立った。 サラウンド用のリア・スピーカーの位置が悪くて DVD の音声がいまいち気に入らなかったのである。 ケーブルの引き回しに問題があるので新しくスピーカー・ケーブルを買いに行った。

ケーブル自体は問題なく買えた(少々予算よりも高くついたのであるが)が、ふと目に留まったスピーカーがあったので試聴させてもらうことにした。

ティアックが輸入販売しているドイツのアヴァンギャルド・アコースティックの「DUO」というスピーカー・システムである。(写真はこちら) 直径70cmくらいの馬鹿でかいホーンが目立つ斬新なデザインである。(気になるお値段は280万円なり)

応答のよさと低音の空気感がいい感じ。かなり分離がよいのでフルオーケストラなどよりは室内楽やジャズくらいの編成の方が向いているように思う。リ ファレンスとしてドヴォルザークの交響曲第9番(指揮者/演奏者不明)を聞かせてもらったのだが、各楽器がはっきり聞こえる反面、全体としてのまとまりが なくなってしまう気がする。その後に聞かせていただいたジャズ・トリオの方が合っている。

最高級モデル(気になるお値段は1800万円なり)を使ったジャズ喫茶が近々浜松にオープンするらしいのでぜひ行ってみたい。

自宅のもっと貧相な(涙)オーディオ・システムはリア・スピーカーの位置を移動してだいぶサラウンド感がよくなった。ビョークの「ヴェスパタイン」 (DVD オーディオ盤)を聞いて幸せになる。この DVD は内容もいいし、マルチチャンネルオーディオのリファレンスにももってこいである。

 

今日届いたもの(本)

封印作品の謎

円谷プロ作品「怪奇大作戦」に関するホームページを見ていて見つけた本。面白そうだったので注文してみた。

ちょっとした特撮マニアなら、例えば「ウルトラセブン」の第12話「遊星より愛をこめて」や「怪奇大作戦」の第24話「狂鬼人間」が欠番扱いになっていて、一般的には見ることのできない作品になっていることは知っている。この本ではそういった作品がなぜ欠番になってしまったのかということを細かく検証している。

ちょっと前に読んだ「放送禁止歌」という本でも感じたことであるが、表層的な部分だけをとらえてマスコミを批判する糾弾者と、それを深く考えることなく「臭いものに蓋」式に「自主規制」してしまうマスコミという構図は、実は無自覚的に表現者を抑圧しているのではないかと思う。

(例えば注意深く読んでみると、上記のウルトラセブン第12話が欠番となる発端となった抗議がいかに論理的に捻じ曲がったものであるかわかる。)

今日届いたもの

Computer Animation Video Album (Spec) [DVD] [Import]

先日のアメリカ出張で視察したショーで、とあるメーカーのブースがデモとして流していたDVD。オリジナル制作のものだと思っていたのであるが、たまたま係員がDVDを入れ替える時にタイトルが見えたので、それを頼りに探してみた。

アメリカのDVDショップでは見つからなく、インターネットで発注したものが今日届いたしだい。

日本のアマゾンでは別のタイトルになっているが、もともとは「ANIMUSIC」というタイトル。言ってしまえば打ち込みの音楽に合わせてCGが動くだけなのだが、そのアイデアがなかなか面白い。

例えば、次々と打ち出されるボールがドラムやヴィブラフォンの上でバウンドする様子や、魚の動きを思わせる物体がハープを弾いたりする様子が、バックで流れる音楽とシンクロしているのである。

味気ない音楽に目に見える運動性が加わっただけでこうも楽しくなるということは、通常の演奏でも視覚というのはかなり重要な要素なのだと思った。

DVDは輸入盤しかないようだがオールリージョンのようだ。

その日に買ったもの(CD・DVD)

ビートルズ アメリカ盤のすべて

探していた本。別の書店でやっと見つけた。近々 CAPITOL BOX がリリースされるのに合わせた発売だろう。いろいろなところで触れられていると思うが、ビートルズのアメリカ編集盤が公式にリリースされるのはやっぱり大事件なのである。

今でこそビートルズのアルバムはイギリス発売盤に統一されているが、その昔は(特に日本では)各国盤が入り乱れての混乱状態であった。おそらくイギ リスではイギリス盤のみが、アメリカではアメリカ盤のみが、オランダではオランダ盤のみが、(以下続く)売られていると思うのだが、日本では日本盤はもち ろん、イギリス盤もアメリカ盤もオランダ盤も「国内盤」として売られていたのである。

私は赤盤・青盤からビートルズに入った非リアルタイム世代なので、その次にどのようなアルバムを買うべきか非常に迷った。赤盤・青盤にはご丁寧にカ ラーで各アルバムのカタログが載っていたのである。いろいろな資料を検討した結果、イギリス盤を揃えようと決めたのは賢明な選択だったのだろう。確か「ア ビー・ロード」を買って、その次に「リボルバー」を買ったように記憶している。

あまり食指が動かなかったのであるが、そろそろなくなりつつあるのでキープ。

その日に買ったもの(CD・DVD)

風街クロニクル~another side of happy end~

はっぴいえんどのメンバー(松本隆:作詞/細野晴臣、大滝詠一、鈴木茂:作曲)による作品を集めたオムニバスCD。

私はどちらかというと細野さんから遡ってはっぴいえんどに行き着いたファンなのであるが、この作品集での大滝詠一作品の存在感は圧倒的である。細野作品がわりと歌い手に合わせて作風を変えているのに対して、大滝作品は誰が歌っても「大滝節」が聞こえてくる。

全体的には曲によってリマスタリングの違いが気になるところがあったり、メンバーのソロが入っていたり(あくまでも他者に提供した作品だけにして欲 しかった)しているのが若干気になるところであるが、記憶の中にだけ存在していたこれらの作品をちゃんとした形でまとめて聞ける形になったのはとてもうれ しい。

最近はソニーの紙ジャケラッシュがすさまじい。また年代的には70年代から80年代のアーティストに移行しつつあるので、リアルタイムに聞いていた音楽が多くなってきている。

ビリー・ジョエルは、ちょうど洋楽を聞き始めた頃に《ストレンジャー》が流行っていて、何とかエアチェックされているのを聞こうとがんばっていた記憶がある。《素顔のままで》(紙ジャケの帯では《そのままの君が好き》という邦訳になっている。まあ、こっちの方が Just the way you are に近いな)が評判が高いようであるが、個人的にはちょっとすかしているなあと思う。それよりも、シンプルな《ピアノ・マン》とか《オネスティ》あたりが好きな曲である。

ノーブル・エレメンツ

「やっと出た」という感じの中山鉄也さん指揮のヘリオトロープ・ウィンド・シンフォニーのCD。

その日に買ったもの(本)

とある本を探しに書店へ行ったところ見つからず。癪だったので全然別の本を買ってしまった。

ストレンジ・デイズ12月号増刊 アーティスト&ディスク・ファイル・シリーズ Vol.5『カンタベリー・ミュージック』

最近お気に入りのカンタベリー・ミュージックを特集した本。このシリーズは過去にも『イエス』や『キング・クリムゾン』や『クイーン』などが出ているが、対象アーティストとその周辺を俯瞰した文章と、カラーページを豊富に使ったアルバム紹介でなかなか読み応えがある。

ということで、このシリーズを読むとさらに興味対象が広がってしまうところがいいところというか罠というか …..

シベリア鎮魂歌 香月泰男の世界

久しぶりに見かけた立花隆さんの新刊。香月泰男さんについてはこの本を手にするまで名前も知らなかったのであるが、シベリアでの抑留体験に基づいた 57点にも及ぶ絵画「シベリア・シリーズ」を残した画家だそうである。この本には小さいながら全ての図版が載っているのであるが、黒を主体としたプリミ ティブな造形からは確かに抑圧された怒りや悲しみのようなものを感じる。

前書きでこの「シベリア・シリーズ」がいかに鮮烈なものであるかを立花隆さんが熱く語っているので、否が応でも先に読み進む意欲が湧く。

また、立花さんは「実物を見なければ、この『シベリア・シリーズ』を体験したことにはならない。」と繰り返し書かれている。幸い、11月から静岡県立美術館でシリーズ全点を含む特別展が開催されているらしい。ぜひ見に行かなければ。

(全点を所蔵している山口県立美術館では展示面積の関係で一度に全てを展示することができないらしく、こういう機会でないとこのシリーズを全点鑑賞することは不可能なのだそうだ。)

ボルダーにて

サンフランシスコからマラソンの高地トレーニングで有名なコロラド州ボルダーへ移動。少しの空き時間を利用してホテル近くの「Bart’s CD Cellar」という中古CD屋へ行く。

The John Lennon Collection

かなり前(CDのクレジットによると1989年とある)にリリースされたジョン・レノンのベスト・アルバム。すでに廃盤だし、その後「レノン・レジェンド」という新しいベスト盤が出てしまったので、あまり存在価値はないのであるが …..

ア ルバム「ロックン・ロール」からシングル・カットされた《スタンド・バイ・ミー》のB面だった《ようこそレノン夫人》が収録されているのが重要。ヨーコさ んのお気に召さないのかどうかわからないが、現在この曲が聞ける現役盤はない。そのうちジョンのディスコグラフィから抹殺されてしまうんじゃないかという 危惧がある。

MILES DAVIS QUINTET 1965-’68 (The Complete Columbia Studio Sessions) SAMPLER

確かマイルス箱の第2弾としてリリースされた、いわゆる「黄金のクインテット」ボックスの非売品サンプラーCDである。収録されている作品自体は珍 しいものではないのだが、この手の販促用サンプラーCDは日本ではほとんどお目にかからないか、見つけてもコアなコレクターしか手を出せないほどの価格に なっている。かなりお手頃な価格なので買っておくことにした。

ほとんどボーナス時期の恒例になっているマイルス・デイヴィスのBOXものリリースであるが、だんだん惰性になってきつつある(最近出たやつなん だっけ?)。オリジナルCD(ソニーからでているやつはほとんど持っている)の順番をちょっと変えて、未発表曲(というか没テイクがほとんどなのである が)をちょっと追加したものを二重に買わされているような気になるのである。

まあ、「マスタリングが違う」ということで自分を納得させて、なんだかんだいいながら惰性で買ってしまっているのであるが。(ちなみにマイルスのリ マスタリングは、紙ジャケのいわゆる「赤帯」のリリース時と、いわゆる「黒帯」のリリース時にそれぞれ行われている。私が持っているのは「赤帯」シリーズ の紙ジャケで、一連の箱モノは「黒帯」マスタリングをベースにしているのである。)

それより「セラー・ドア」のコンプリートを出してくれ(期待薄 …..)。

Highlights of the Aspen Music Festival

ご当地モノで珍しいものを見つけたので。

コロラド州にはアスペンというスキー・リゾートがあり、そこでは毎年夏に音楽祭が開催されているらしい。(ロン・ネルソンにも《アスペン・ジュビリー》という吹奏楽曲がありますね。)

その音楽祭での演奏をCD4枚組にまとめたもの。管弦楽曲あり、協奏曲あり、ピアノ独奏あり、ブラスアンサンブルあり(ガブリエリ)といった感じで、編成的にも時代的にも広い範囲をカバーした内容になっている。