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Illustration of a bird flying.
  • ロンドン日記(その2)鉄ちゃん in ロンドン

    さて、前日と同じように地下鉄は止まっています。コンサートが開かれる Cadogan Hall の最寄り駅は Sloane Square なのですが、この駅にとまる Circle Line も District Line も動いていません。幸い、ホテルのある South Kensington 駅からは一駅分なので Sloane Square まで歩いてみることにしました。コンサートのチケットはオンラインで予約できたのですが、郵送はイギリス国内だけということだったので、会場の確認がてらチケットをピックアップしようと思ったわけです。 Sloane Square は高級ショップが立ち並ぶ広場のようなところです。会場の Cadogan Hall はそこから少し奥まった場所にあります。着いてみたらチケットオフィスは午後3時から開くとのこと。ちょうどピアノを搬入しているところでした。 しかたがないので、Knightsbridge まで歩き、そこから地下鉄に乗って Covent Garden へ行き、交通博物館へ行ってみることにしました。日本の鉄道博物館よりは小規模ですが、馬車から始まって、地下鉄、バスなど、ロンドンの交通の歴史を時代順に見ていくことができます。日本とは違う意匠の乗り物がたくさんあって、かなり楽しめました。 一回りした後お土産コーナーへ。主に息子のためにいろいろお土産を買い込みました。 雨も激しくなってきたので昼食は近くのパブ風のレストラン(?)へ。他のお客さんはそろそろハイティーを嗜もうという時間ですが、反射的にビールを注文してしまいました(文句あるか)。フィッシュ・アンド・チップスを食べたかったのですが、少しカジュアルなお店だったのでありませんでした。代わりに注文したのがフィッシュケーキなるもの。魚のすり身とジャガイモを混ぜて揚げたものです。 メインディッシュの量が上品でしたし、雰囲気的にデザートを頼んだ方がよさそうだったのでエスプレッソとデザートを注文しました。(なんかカスタードの海に沈むゴン太くんみたいですが …) 悲しい性のため、近くに CD ショップがあると入らずにはいられません。Covent Garden にあった HMV に入ってみることにしました。イギリス記念ということで。 Welcome to the Pleasuredome 懐かしいですね。リマスター盤が安く売られていたので買ってみました。同性愛を歌って放送禁止になったデビューシングル《Relax》、東西冷戦を茶化してこれまた放送禁止になった第2弾シングル《Two Tribes》の出来は素晴らしいのですが、それ以外の作品がこんなにもつまらなかったこと(笑)を再確認できました。やはり、この2曲の怒涛のバージョン/ミックス違いを集めた盤の方が楽しいかも知れません。 Odelay これはイギリスではないのですが、上記の FGTH とあわせて10ポンドだったので。確か、ミュージックマガジン誌が選ぶ1990年代のベストアルバムに選ばれていたような気がするので聞いてみたかったのです。 Manafon デヴィッド・シルヴィアンの最新アルバム。前作「Blemish」がえらく気にいったので。前作ではデレク・ベイリーが一人でバックを務めていたのですが、今作では大友良英さんやフェネスなどのアンサンブルがバックを務めています。作風は前作と変わっていません。ウェーベルンあたりの歌曲と並べておいても違和感がなさそうな、とにかく抑制された音数です。 The Official […]

    November 29, 2009
  • ロンドン日記(その1)ロンドンは今日も雨だった

    多忙な一週間も無事終わり、今日から2泊3日(月曜日は有給休暇)でロンドンへ遊びに行きます。 そもそもの目的は坂本龍一さんのヨーロッパツアーを聞きに行くことです。ドイツ国内でもコンサートは開催されたのですが、どこも平日だったのでなかなか行きにくい日程ばかりでした。ロンドン公演は日曜日と月曜日に開催されるので、日曜日にコンサートを聴いて、月曜日に帰ってくればいいと思ったわけです。そうすれば週末を利用して観光もできますし。 それから、会社の同期入社の友人がロンドン駐在なので、この機会に一緒に食事でもできれば、ということで。 案の定、多少の二日酔いをともなって午前7時に起床。朝食を食べて、洗濯をしながらゆっくりと荷造りをして午前11時半くらいに家を出ました。アパートの最寄り駅の Hasselbrook からは S バーン1本で20分ほどでハンブルク空港まで行けます。便利です。 チェックイン後、サーモンサンドとアプフェルショーレの軽い昼食を取りながら時間をつぶしました。ちなみに機内食はチーズサンドとアップルジュースでした。 1時間30分ほどのフライトでヒースロー空港へ。浜松から「ひかり」で東京へ行くくらいの所要時間です。なんか、表示が全て英語ってとても新鮮です(笑)。地下鉄用のオイスターカードを購入して市内へ。前もって友人から聞いていたのですが、毎週末を利用して地下鉄の改修工事をしているらしく、特に今週末は主要な路線である Circle Line と District Line が止まっていました。 ホテルは友人の紹介でサウス・ケンジントン(South Kensington)駅近くの Regency を予約しました。 荷解きをしたらすぐに友人との待ち合わせ場所の Turnham Green 駅へ。本当なら South Kensington から Turnham Green までは District Line 一本で行けるのですが、South Kensington 付近の District Line は動いていないので、Hammersmith まで Piccadilly Line で行って、そこで District Line に乗り換えないといけません。特に時間を見積もって移動していたわけではないのですが(そもそも予測不可能)、ほとんどゴルゴ13なみの正確さで待ち合わせ時間の午後5時に Turnham Green 駅に到着、待ち合わせた友人からもびっくりされました。 夕食にはインド風のカレー料理を所望していたのですが、残念ながらこの日は休業していたようで、タイ風のカレー料理のお店に行きました。前に出張に来た時に、当時駐在していたレルラ島さんに連れてきてもらった店かな?そのレルラ島さんおすすめの London Pride などを飲みました。 会話はお互いの近況報告に始まって、自分たちの仕事のこと、日本との仕事のこと、などなど。お互いに全然違う業務を担当しているのですが、やはり日本と現地との些細なコミュニケーション・エラーで双方にフラストレーションがたまってしまうよね、みたいな話になりました。同じような苦労があるのかな。 ちなみに海外赴任情報(笑)。ドイツでは入国してからビザを取得することになっているのですが、イギリスはビザを取得してからでないと入国できないそうです。また、いつビザが発行されるかわからないので、発行されたらすぐに着任できるようにあらかじめ用意しておかないといけないそうです。彼は金曜日にビザが発行されて、その翌々日の日曜日には離日していたそうです。 油断して傘を持って来なかったら帰りはどしゃぶり。(はい、そうですね、このへんの天気の変わりやすさはハンブルクと一緒ですね)駅まで傘に入れてもらいました。

    November 28, 2009
  • おいでませハンブルクへ(第3回その5)

    一応、一週間のミーティングも無事終わり、先週と同様「あかり」で打ち上げ。ドイツ駐在社員4名と出張者2名と面子でした。私はこの4名のなかでいちばん駐在歴が短いので、こういう場でいろいろな情報を教えていただけるのがありがたいです。どこそこで「もやし」を売っていたとか、日本と同じような形のキャベツはとても固いから別の品種を買え、とか。アイデルシュテットに住むのは止めた方がいいぞ(笑、これで3人目ですね、止めた方がいいと言っている人は)とか。 先週同様、牛タン、冷や奴、シメサバ、刺身、お茶漬けなど普段なかなか食べられないものを食べさせていただきました。最近、ここのカツカレーあるいは海老フライカレーを食べていないのですが、さすがにひとしきり食べたり飲んだりしたあとでカツカレーはきついので、またの機会にすることにします。 さて、明日からロンドンへ遊びに行きます。ほとんど用意していないのですが、無事に行けるのでしょうか?

    November 27, 2009
  • おいでませハンブルクへ(第3回その4)

    そして、出張者ご所望のハンブルガードームへ。今回の出張チームはなぜか冬のドームの時期(11月中旬から12月上旬)にハンブルクに出張に来ることが多くて、ドームの中のステーキ屋でステーキを食べることが毎年の恒例になっています。私も2年前の11月に初めて現在の勤務先に出張した時に食べました。毎回、次の企画への決起集会のような意味合いがあるような気がします。というわけで、次の企画もきっとうまく行くでしょう。 ちょっとタレに漬け込んだ豚肉を炭火で焼き、少し胡椒を効かせたザウアークラウトとパンが付け合わされているだけのシンプルな一品なのですが、これがおいしいのです。やはり冬に食べてこそ、だと思います。私自身は家族と一緒に夏のドームにも来たのですが、さすがにその時は食べませんでした。 そのあと、高所恐怖症だというレルラ島さんを言葉巧みに誘って(笑)、大観覧車に乗ってみました。さすがに寒いですが、上から見るライトアップされたドームは綺麗です。夏は日が長過ぎて、そうとう夜遅くならないとこんなに真っ暗にはなりません。

    November 26, 2009
  • おいでませハンブルクへ(第3回その3)

    実はアフターファイブも結構忙しかったりします。 今日は現地社員との食事会ということで出張者2名、駐在員(私も含めて)2名、ドイツ人社員2名で食事に行きました。invitationを出したのが前日のお昼だし、しかも営業部門のクリスマスパーティーがバッティングしていたこともあったのですが、まあキーとなる人たちに出席してもらえたのでよかったのではないかと思っています。 場所は、私が以前出張で来た時にも連れてきてもらった「ショーペンハウアー」というお店です。ミニチュア・ワンダーランドにも近いエルベ川河畔にあります。1842年に発生した大火事や第2次世界大戦中の空襲などから奇跡的に焼け残った一角にあるお店で、建物自体は400年近く前に建てられたものなのだそうです。前もってもらっていた案内図では最寄りのUバーン駅(Rödingsmarkt)から徒歩5分ということだったのですが、5分くらい歩いてもそれらしき建物が見当たりません。周辺はオフィスばかりでレストランのような建物はそれほど多くないので迷いようがないと思っていたのですが、ちょっと不安になります。結局10分くらいかかりました。(どうやったら5分で来れるんだ?) 6人中4人は今が旬のグリュンコール(Grünkohl)を。私は前に食べたので魚のソテーにしました。グリュンコールは食べ続けているとある時点でドカッとお腹にたまるんですよねえ。あと、お酒は初めて試すヴァイツェンです。マイゼルス・ヴァイセ(Maisel’s Weisse)?それから食後に腹ごなしのシュナップスをいただきました。 向かいに座ったArndと音楽の話を(したような気がする …)。エルベ川河岸に新しいコンサートホールが建設中ということは知っていたのですが、工事現場を見学できるのだそうです。いわゆるワインヤード型で、ヨーロッパ随一の音響を誇るホールになる予定なのだとか。財政危機のために建設が遅れているという噂も聞くのですが、私がドイツにいるうちに完成して欲しいものです。それからレーパーバーン地区での音楽情報など。無名のバンドが小さなハコでやるような場所がたくさんあるので熱気はすごいということです。何でもいいから行ってみようかな?

    November 25, 2009
  • おいでませハンブルクへ(第3回その2)

    今日も昨日に引き続き、朝から夕方までみっちりミーティングでした。 夕食は「今までに行ったことがないところ」ということで、私のアパート近くの「Factory」に行きました。同行者はスペアリブと、先週私が注文したシュニッツェル・ボンベイを、私は久しぶりのBratheringeを注文しました。写真を撮り忘れたので、画像は過去の日記からご参照下さい。ちなみにお裾分けをもらったスペアリブは大変おいしかったのですが、とても一人では食べられそうにない量だったので、しばらく画像が載ることはなさそうです。 (過去の食事日記はお店ごとに並べた方が便利かも知れないなあ …)

    November 24, 2009
  • おいでませハンブルクへ(第3回その1)

    今週も日本からお客様が来ています。私も日本にいた時は彼らのチームに属していて、今の勤務先とのやり取りをやっていました。今も仕事上はいちばん密接に関係している人たちです。そういうわけで、今週一週間はほとんど缶詰めで一日中打ち合わせを行うことになりそうです。 夕食は、例の(日本人が来ると毎回連れて行く)Rahlstedt駅近くのアジア料理屋に行きました。 それから、お言葉に甘えて日本から以下のCDとDVDを持ってきてもらいました。 GOLDEN☆BEST 山口百恵 コンプリート・シングルコレクション 例の「ザ・ベストテン 山口百恵 完全保存版 DVD BOX」に触発されて以来、ちゃんと楽曲を聞いてみたいと思っていたのですが、いやいや、想像以上に素晴らしい内容でした。歌唱力という意味ではもっとうまい歌手もいるのでしょうが、ちゃんと歌い方を考えて歌っているんだなあ、という印象です。いわゆる「アイドル歌手」というカテゴリーはもはや死語になっているのだと思いますが、「アイドル歌手」がイコンとして機能していた時代、つまり誰もが歌手としてのスポットライトを浴びることができるわけではなくて、素材として見いだされて、磨き抜かれて、独自の世界観を打ち出すことができた人だけが生き残れた時代の迫力(これは本人だけでなくスタッフも含めた意志という意味で)を再確認できます。はっきりいってデビュー曲はほとんど印象に残らない曲なのですが、そこから軌道を修正しながら確固たる個性を獲得するまでの道筋には畏敬の念すら感じます。懐古趣味も多分にあるのかと思いますが、一曲にかけられた手間が昨今のヒットチャートとは全然違うのだなと思いました。 ビトウィーン・マイ・ヘッド・アンド・ザ・スカイ 日本盤は一曲多いらしいので。コーネリアス周辺がバックアップしていることに興味を持ちました。 The Silken Tent 教授の「out of noise」に参加した古楽器演奏グループ。来月ハンブルクで演奏会があるので予習がてら買ってみることにしました。commmonsから出るくらいだから海外盤もあるのかと思って探していたのですが、今のところ見つかっていません。 ***** 先日、ベルリンに行ってから無性に「ベルリン・天使の詩」を見たくなりました。ついでに「パリ・テキサス」も見直してみたいと思いました。前に見た時にはまだ息子は生まれていなくて、息子が生まれた今あらためて見返したら絶対号泣してしまいそうな気がしているのですが(笑)。で、噂に聞く「都会のアリス」はまだ見ていなかったし、「パリ・テキサス」と同じ監督/脚本で20年ぶりに撮ったという「アメリカ、家族のいる風景」もなかなかよさそうです。というわけでヴィム・ヴェンダース4連発です。せっかく持ってきてもらったので、年末年始の帰国前に全部ちゃんと見ます(宣言)。

    November 23, 2009
  • 演奏会その19: ハンブルク・フィル第3回

    Sonntag 22. November 2009, 11:00 Uhr 3. Philharmonisches Konzert Aaron Copland – Quiet City Christian Jost – Pietà – in memoriam Chet Baker, Konzert für Trompete in B und Orchester Erich W. Korngold – Sinfonie Fis-Dur op. 40 Dirigent: Christian Jost Trompete: Sergej Nakariakov 珍しく、かれこれ2週間ほどライスハレへ行きませんでした。今日は毎月恒例のハンブルク・フィルの定期公演です。今回も月曜日の公演を日曜日のマチネに切り替えてもらいました。コープランドの《静かな都会》、クリスチャン・ヨストの自作自演によるトランペット協奏曲《ピエタ》、コルンゴルトの《交響曲嬰ヘ調》という地味なプログラムなせいか、いつもより心なしかお客さんが少ないような気がしました。 《静かな都会》はイングリッシュ・ホルンとトランペットに弦楽合奏という編成。タイトルからも連想されるように全編に渡ってゆったりとしたテンポで演奏されます。 《ピエタ》のトランペット・ソロはセルゲイ・ナカリャコフ。「うららイン・ザ・スカイ」ももう10年以上前のことなんですね。「バンドジャーナル」でよく見かけた頃はいかにも天才少年という風貌だったのですが、すっかり大人の雰囲気を醸し出していました。曲ですが、私の苦手なタイプの現代音楽でした。ソロは多くの部分でハーマン・ミュートをつけてちまちまとしたパッセージを吹きます。ときどきジャズっぽいリズムがクライマックスを気付いたり、スパニッシュ・モードっぽい感じのトランペット・ソロが出てきたりしますが、もう少しトランペットっぽい、あるいはソロっぽい役割があってもいいのではないかなと思いました。何につけてもひっかかるものがない作品でした。これもCDが出ているようなので解説を読みながら聞き直せばもう少し理解できるのかなあ? メインのコルンゴルトの交響曲ですが、まあマイナーと言っていいですよね。ユダヤ人だったためにオーストリアからアメリカに亡命し、そこで映画音楽を書いて生計を立てていたコルンゴルトが、第2次大戦後にウィーン楽壇への復帰を画策して書いた作品です。私はヴェルザー=メスト/フィラデルフィア管の演奏でかなり予習して臨んだのですが、この交響曲を初めて聞いて50分聞き続けるのは結構大変なのではないかと思います。構造的には古典的な4楽章交響曲、つまりソナタ形式の第1楽章、スケルツォである第2楽章、緩徐楽章の第3楽章、アレグロの第4楽章という形を取っているのですが、無調的な旋律で始まる第1楽章がかなり取っつきにくいので、ここで挫折するとそのあとも何となく煙に巻かれてしまいます(私がそうでした)。第2楽章以降はかなりわかりやすく面白い音楽なのですが。 そういうわけで、各楽想のキャラクターを明確に示した今日の演奏は非常にわかりやすかったし、楽しめました。反面、視点が微視的になりがちで、楽想ごとのつながりがあまり感じられなかったのが欠点だったように思います。第3楽章などは大きな流れでとらえないとクライマックスまでの到達感が不自然になってしまいますし、第4楽章は同じような旋律が続くので曲が漫然と流れてしまいます。まあ、ヨストの指揮を見ていると、そこまでコントロールするバトンテクニックは持ち合わせていないのかな、と思いましたが。 終演後、久しぶりに中央駅前の「NAGEL」で昼食を。 自家醸造らしい黒ビールはかなり苦みがあります。メインディッシュは、まだ試していなかったハンブルガー・パンフィッシュ。画像だとよくわかりませんが、フライパンの中ほぼ半分がジャガイモです。マスタードソースの下の魚も一種類だったのでちょっといまいちだったかな。 食事をしているとハンブルガーSVのレプリカを来た集団が入ってきて、試合前の景気付けをやっていました。今日の試合は小野伸二が所属するボーフム。完全に格下だったのですが、ハンブルガーSVは0-1で負けてしまいました。足踏みをしている間に5位まで交代してしまいました。(小野が先発フル出場したのだったら見に行けばよかったなあ …)

    November 22, 2009
  • 土曜日恒例の買い出し+α

    そういえば来週の土曜日からロンドンに遊びに行く予定なのですが、2泊程度の旅行に行くためのカバンを持っていないことに気付きました。それも含めてちょっと買い出しをしないといけないと思い、例によって午前中に掃除洗濯をしてから街中に出かけました。 まずは電化製品やCDを見にSATURNへ。買ったCDたちです。 The Fall ノラ・ジョーンズの最新アルバム。ふと気になって、iTMSで試聴してみたらけっこう気に入ったので買ってみました。デラックス・エディションには5曲入りのライヴCDが付いてきます。 ブルーノートからリリースされているのですが、もはやジャズではないですね。非常に上質なポップソングと言えると思います。たいそう話題になったらしいジャズシンガーとしてのファーストアルバムは聞いていないのですが、ここにはほとんどジャズ臭さはありません。 ライヴCDはカバー曲のみで構成されていて、ウィルコ、ジョニー・キャッシュ、キンクスのカバーとのことですが、ライブなので多少ラフです。本編の方の端正な音作りの方が印象に残ります。 Playing the Piano 教授のアルバムのインターナショナル版とのことです。ピアノでのセルフカバー集「/04」と「/05」からのピックアップに新録音2曲(《Bolerish》と《水の中のバガテル》)を収録したものです。これも通常盤とデラックスエディションがあって、デラックスエディションには最新オリジナルアルバム「out of noise」がついてきます。 グバイドゥーリナ:最後の7つの言葉/シレンツィオ/イン・クローチェ 「20世紀音楽 クラシックの運命 (光文社新書)」(宮下誠)という本でグバイドィーリナの代表作として紹介されていた《十字架上の最後の7つの言葉》という作品が収録されていたので買ってみました。まあ、NAXOSだし、気軽に買えます。ちなみにSATURNではNAXOSのCDは基本的に5.99ユーロで売られています。日本円換算でもかなり割安感がありますね。例の日本人作曲家選輯も少しありました。 それから、iPodのイヤホンが壊れたので(本当に簡単に壊れません?)代わりのものを。よくわかりませんが、AKGのK 331というモデルがワゴンセールで叩き売られていたので買ってみました。とりあえず音を出してみたところ、特性が少し低音に寄っているというか、ドンシャリというよりはわりとふくよかな音が出ると思います。まあ、エイジングでどう変わるかわかりませんが。 あとはMac用に新しく出たMagic Mouseを買ってみようと思ったのですが、残念ながらありませんでした。品切れなのかな?デモ機には使われていたのでちょっと触ることはできました。Snow Leopardは迷って結局買わず。やはりMouseを買うタイミングで一緒に買おうかな。 昼食はSATURNからカールシュタットへ行く途中にある「ダニエル・ヴィッシャー(Daniel Wischer)」で。ドイツ赴任後最初の休日や、家族が訪ねてきたときにも行ったシーフードのおいしいお店です。少し時間をずらして午後3時くらいに行ったのですが、それでも店内はほぼ満席でした。 アプフェルショーレ(リンゴジュースのソーダ割り)と、何と言いますか「まぐろハンバーグ」のようなものを食しました。まぐろをミンチ状にしたものをこういう形にして揚げたものです。レモンと塩で食べるとおいしいです。 このDaniel Wischerがあるシュピターラー通り(Spitalerstraße)は、中央駅からハンブルクの中心部へ行く通りなのでいつも大勢の人たちで賑わっています。そして、そろそろクリスマスのための出店の準備が始まっているようです。 その後、カバンを買うためにカールシュタットへ。最初はTUMIでも買ってみるか、と勇んでいたのですが、さすがにそこまで踏み切れず、サムソナイトの小さめのキャリーバッグにしてみました。SAHORA TRAVELというモデルです。キャリーがついていて転がせること、ジャケットをあまり折り畳まずに収納できること、そしてできるだけ小さく軽く、という条件に合うバッグの中ではサムソナイトがいちばん気に入りました。実は、かれこれ10年以上使っている(まだ過去形になっていないよな?)布製のキャリーバッグもサムソナイト製で、さすがに角の方は擦り切れてきているのですが、まだまだ問題なく使えています。 アジア食材店では「青しそドレッシング」と各種釜飯の素などを。 そのあとは例によってWandsbekのカールシュタットで週末の食材の買い出し。来週はまたまた日本からお客様が来ることになっているので、今週は少し控えめでした。

    November 21, 2009
  • 「あかり」で飲み会

    今週ハンブルクに出張に来ている同期入社の友人の業務が無事終わったということで、夕食会が催されました。場所は(日本からの出張者が来るたびに来ている)日本食レストラン「あかり」です。 駐在員はここに来るとどうしても「ならでは」のものが食べたくなるので、ビールを飲みながら「シメサバ」「牛タン」「揚げ出し豆腐」をつつきます。最初は(もちろん)ビールですが、途中からイモ焼酎に切り替え、締めは「鮭茶漬け」で。いやあ、本当に居酒屋みたいでいいですね。 出席者は駐在員5名と日本からの出張者1名。私以外はみなさんマーケティングとか商品企画を担当している方たちです。そもそも、うちの会社では開発部門の人間が海外で仕事をすることがまれなので、こういう飲み会になるとそういう業務を担当している人たちが多くなり、話題もそういう方面の話が多くなります。私も海外赴任してから少しずつマーケティング/商品企画担当の人たちと話す機会が多くなってきているのですが、やはり考え方というか問題意識のポイントが違うのだなあ、と感じます。より広い視野を持たなくてはいけないということですね。 またまた、同期入社の友人とは握手をして別れます。いやあ、なんか外国ですね(笑)。日本にいたら気恥ずかしくてできないよな、きっと。

    November 20, 2009
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