BCL6

最近、ふと気がつくと家の中でCDや本が増殖している気がする …..

ライナーノートを書かせていただいているバンド・クラシックス・ライブラリーの第6弾「音楽祭のプレリュード」がプレスされたということでサンプル盤を送っていただく。

あわせてブレーンから最近リリースされた作品も送っていただく。

積志ウィンドアンサンブル第25回定期演奏会

第1部

  • 伊藤康英/オン・ザ・マーチ
  • 真島俊夫/波の見える風景(改定新版)
    • (指揮:寺田光太郎)
  • ジョセフ・オリヴァドーティ/序曲《バラの謝肉祭》
  • アルフレッド・リード/アルメニアン・ダンス・パートI
    • (指揮:汐澤安彦)

第2部

  • 小長谷宗一/グランド・マーチ
    • (指揮:氏原竜也)
  • ケース・フラク/ロシアン・ダンス組曲
  • ロバート・ジェイガー/吹奏楽のための交響曲(第1番)
    • (指揮:阿部達利)

アンコール

  • ジェリー・ビリク/ブロックM
    • (指揮:汐澤安彦)
  • 中田喜直(藤田玄播)/夏の思い出
  • バリー・グレイ(森田一浩)/サンダーバード
    • (指揮:阿部達利)

汐澤安彦先生を客演指揮にお迎えしての第25回定期演奏会。

良くも悪くも練習通りの本番だったのではないかと思う。 いわゆる「ピーキング」、練習〜本番を通してどこに頂点を持っていくかの難しさを感じた。

直前までうまくまとまらなかった曲、いわば発展途上の曲が本番でがっちり決まってベストの演奏ができるというのはよくある話である。 また、練習である程度できあがっている曲は、そこそこの本番が迎えられる代わりに本番での「奇跡」を期待できないような気もしている。

そういった意味でなかなか自己評価しにくい演奏会であった。 《ロシアン・ダンス》はリラックスしたいい演奏だった。 (そりゃそうだ。汐澤先生の2曲と、団長の「涙の指揮」(笑)という2大イベントを終えたのだから。) 《ジェイガー》はもう少しいい演奏が出来たのではないかと思うのだが「奇跡」を期待してはいけない。直前の演奏でなかなかうまくいっていなかった第1楽章が期待以上の出来だったのでよしとしよう。

よいところはどんどん伸びている反面、改善すべきところもどんどん露呈している。 それは、バンドとして成長段階にあるということなのだろう。 やらなければいけないことはまだたくさんある。

前日、汐澤先生や遠山詠一先生と夕食をご一緒したのだが、その時遠山先生がおっしゃったのが「指揮者も演奏者も暗譜するくらいでないとダメだ。演奏者は指揮者を見て演奏しなければいけないし、指揮者も演奏者を見て指揮しなければいけない。」ということだった。

そう言われたからというわけではないのだが、今年は全て暗譜で振った。 (念のため指揮台の上にスコアは用意していたのだが、結局一度も見なかった。)

演奏会後のレセプションで再び遠山先生とお話ししたのだが「今日は暗譜で振ったね。非常によかった。」というコメントをいただいた。 そこまで見ていただいていたのかと思い、感服するとともにちょっと恐縮。

Shine On You Crazy Diamond

元ピンク・フロイドのシド・バレット死去。60歳。

まともにアルバムに参加したのはファーストの「夜明けの口笛吹き」だけなので、「元」というカンムリが適当かどうかはわからないが、少なくともシ ド・バレットという存在がなければ《クレイジー・ダイアモンド(Shine On You Crazy Diamond)》や、この曲が収録されている「炎〜あなたがここにいてほしい〜(Wish You Were Here)」は生まれなかったのである。

シド・バレットがずっとマトモでいたら、ピンク・フロイドはどういう道を辿ったのだろう?

正直、ピンク・フロイドの頂点であろう「狂気」や「炎〜あなたがここにいてほしい〜」あたりは、あまりにも洗練され過ぎているような気がする。で も、ひねくれたサイケデリック・ロックである「夜明けの口笛吹き」のような路線が続いていたとしたら、21世紀まで支持され続けるバンドにはならなかった ような気もする。

せっかく、去年デヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズが和解したのにね。

突然の手紙

突然、吹奏楽界の大御所である秋山紀夫さんから手紙が届く。

全然心当たりがなかったのでとてもびっくりしたのであるが、WASBE(世界吹奏楽協会)の日本人会員に向けてのお願いであった。

  • 現在 WASBE に登録されている日本人は12名。
  • その多くが会費を滞納している。

という事実に驚いてしまった。現在12名しか登録されていないのも、会費を滞納していたために登録を抹消された会員が多いからとのこと。

私はちゃんとオンラインで毎年更新しているんだけどな。

今日の積志ウィンドアンサンブル(&今日買ったもの)

Aha!(All We Want)(初回限定盤)

最近、DVD 付きの便乗商法が多い CD であるが、これは初回限定ピンボールつき。 ケータイの CM で使われているタイトル曲はデリコにしたら「まあまあ」というレベルなのであるが、NHK「英語でしゃべらナイト」で使われているビートルズの《HELP》はグッド。

以前からデリコで60〜70年代カバーアルバムを作ったら売れると思っているんだけど、いかがでしょうか?

ウクレレ栗コーダー

最近、栗コーダーがお気に入り。「ウクレレ」シリーズに収録された曲に、新録音を加えたベスト盤。例の(やる気のない)《ダース・ベイダーのテーマ》も収録されている。ディープ・パープルの《ハイウェイ・スター》も面白い。

ソウルトレーン

紙ジャケも再発されて安くなるのだ。ビクターの大英断に感謝。 まだ普通だった時代のコルトレーン。

Yumi Arai 1972-1976

魔が差したというか、目の前にディスプレイされていたので … ユーミンが聞きたかったというわけではなく(おいおい)、バックを務めているティンパン・アレーが聞きたかったので。

*****

来週はホールでの前日リハになるので、ちゃんと通せる練習はこれで最後。

私は「アマチュアの音楽活動=ドミノ倒し」という持論を持っている。 ドミノは並べたとおりにしか倒れない。 本番は最初のドミノを倒したら、あとは並べたとおりに倒れるのを見守るしかないのである。

そういう意味で、本番の一つ前の演奏がいいものであったなら、それで「練習の積み重ね」としては価値があるのだと思う。

今まで積み重ねた練習量に比べたら、本番の2時間なんてあっという間である。 2時間で、今まで並べてきた全てのドミノが倒れますように。

NAXOSの吹奏楽作品集(買いました)

公私ともにやることが多過ぎて日記を書く気力がない …..

NAXOS から出始めた吹奏楽作品集を購入。

Redline Tango

ジャンニーニ:交響曲第3番

とりあえず、ジャンニーニの《交響曲第3番》を聞いてみる。

古典的な交響曲の構成に基づいた作品。 あまりにも生真面目過ぎて聞き栄えがしないのかも知れない。 何度か所属する吹奏楽団の選曲候補に挙げてみたのだが、なかなか演奏者の支持が得られない。

いかにも古めかしいソナタ形式の開始を思わせる第1楽章の冒頭と、それに続く複雑なフーガ、6/8 と 3/4 が交錯するスケルツォの第3楽章あたりが好きである。

今までの愛聴盤だったフェネル/ダラス・ウィンド・シンフォニーはかなりゴージャスな響きがしていたのであるが、この演奏はそれとは対照的にかなり風通しがいい。いわゆる「ウィンド・アンサンブル」の響きのお手本のような感じである。

第1楽章や第4楽章は演奏も生真面目で面白みに欠けるのであるが、第2楽章はウィンド・アンサンブル的な響きが生み出すソノリティが効果的だし、第3楽章も乾いた響きが諧謔性を醸し出していてなかなか面白い。

他の曲や、もう一枚のCDはがんばって後日聞きます …..

ビートルズ来日40周年

ビートルズがJALのハッピを着て真夜中の羽田空港に到着したのはちょうど40年前だった。

私がビートルズ来日公演の演奏を初めて聞いたのは中学生の時で、某ファンクラブが販売していたカセットテープを買ったのだった。(今から考えるとかなりやばい商売ですな)

当時、ビートルズを聞き始めたばかりの私にとって日本公演はそんなに面白いものではなかった。まず選曲。《抱きしめたい》とか《シー・ラヴズ・ ユー》とかといった超有名曲は演奏されなかった。超有名曲で演奏されたのは《イエスタディ》くらいだったのだが、もともと弦楽四重奏+ポールのギターで演 奏されている曲をビートルズの4人がやるのは無理がある。8ビートのドラムが入ったとたんに何だか安っぽい音楽になっていてがっかりした覚えがある。

その頃のビートルズは人前で演奏することに全く興味を失っていて、その2ヵ月後にはライブ活動を停止してしまう。だから演奏には全く身が入っていなかったのだ ….. ということを知るのはさらに数年後であった。

この日本公演で聞くべき部分があるとすれば、チューニングから間髪入れずにイントロのカッティングにつながるオープニングの《ロックンロール・ミュージック》だけかも知れない。

あと、この日本公演の映像作品(確か DVD にはなっていませんよね?)でもっとも有名な場面かも知れない、夜明けの首都高をパトカーに先導されながらホテルへ向かう映像にかぶせられる《ミスター・ムーンライト》もかっこいい。

水曜日に休んだら何をしよう?

訳あって有給休暇を取得。

ずっと前から予定されていたことはいえ、かなりグロッキーの状態だったのでちょうどいいリフレッシュになる。

録画しておいた「スペイン対フランス」を見る。 スペインが勝つと思いきやフランスの貫録勝ち。 録画した試合を見るときには適当に早送りすることが多いのだが、これは見入ってしまった。

フランスのベテランのがんばり。 誰もが「ジダン最後の試合」はできるだけ後ろにしたいと思っているのだろう。

次はブラジルとの準々決勝。 この組み合わせは1998年フランス大会の決勝を思い出す。 ジダンの華麗なヘッド二発でブラジルを圧倒した試合だ。 まだまだ本気を出していないブラジルとモチベーションのあがってきたフランス。 これも楽しみ。

決勝トーナメントに入ってからことごとく予想が外れているのだが、紙一重でどちらにも転ぶ可能性があるということなのだろう。

*****

ほぼ一日息子と付き合わないといけないので車に乗せてつれ回すことにする。

まずは、どうしても「PLUTO」の原作である鉄腕アトムの「地上最大のロボット」が読みたくて、「PLUTO」第1巻の豪華版を買う。

PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル

第1巻はそのアトムのエピソードがついてくるのでまだ付加価値は高いのであるが、第2巻以降の豪華版の付録ははっきり言ってしょぼい。第1巻を豪華版で買ってしまうとそのあともズルズルと … となりそうなので怖いのであるが、今のところは大丈夫そうだ。

その「地上最大のロボット」はシンプルなストーリーだし、年少の読者を想定しているせいかセリフもいくぶん説明的なのであるが、やはり素晴らしい。 また、これを読むと「地上最大のロボット」のプロットの「PLUTO」への配置と、「地上最大のロボット」に登場するロボットに関する「PLUTO」でのストーリーの膨らませ方の見事さがわかる。

***

立ち寄ったCDショップのワゴンセールで買ったもの。1枚280円。

Uh-Oh

デヴィッド・バーンのソロ・アルバム。 トーキング・ヘッズの頃に比べると、わりと素直にラテンとかファンクを消化しているように思える。直球勝負しながらもわずかにトーキング・ヘッズの残像が見える。物足りないと言えば物足りないが、リラックスして聞くにはいいのだろう。

Strawberries Oceans Ships Forest

ポール・マッカートニーが変名で出したテクノ・アルバム。 どんなんだろう?

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夕飯はお寿司とシャルドネ。辛口のシャルドネは魚介類に合う。 幸せで飲み過ぎてしまいました。

PLUTO

オランダ敗退 … 日本が予選敗退した時よりへこんでます … 前にも書いたけど、今大会はオランダとポルトガルに注目していたのでもうちょっと上で当たって欲しかったなあ。おまけにもうちょっとゲームコントロールできる審判でやって欲しかったなあ …

噂に聞く手塚治虫×浦沢直樹の「PLUTO」を借りて読む。素晴らしい。

「鉄腕アトム」のエピソードの一つ「史上最大のロボット」を下敷きに浦沢直樹が新しいストーリーを展開しているものらしい。

最初から遥か遠くにある終末を見据えたストーリー展開。表現的にはかなり抑制されているように思えるが、裏に隠れている壮大なストーリーに対しては、このくらいの穏やかな語り口の方がかえって緊迫感がある。原作も読んでみた方がいいのかなあ?

突然、アトムやウランやお茶の水博士といったお馴染みのキャラクターが顔を出すのが面白い。

最初の方はそれぞれのロボットの短いエピソードが挿入されるような形になっているのだが、音楽を扱った「ノース2号」のエピソードが印象的。

映画化すれば確実に「ブレード・ランナー」より売れそうな気がする。

I’m so tired

金曜日は早朝のブラジル戦→仕事→飲み会、土曜日は散髪→子守り→吹奏楽団の練習→深夜までの演奏会実行委員会、そして今日は7時からの草刈りと午前中は金管分奏。

全然休めないぞ ……

TIMES SQUARE~Live at STB 139~

エリック宮城率いるビッグバンド EM バンドのライヴ盤。 直筆ビッグバンドスコアの複製がもらえるというので買ってしまった。

ライヴ盤ということでラフな感じであるが、そのラフさがいい具合に出ている。