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ぐらぐら

今朝起きてきた息子が、いきなり「歯がぐらぐらする」と言い出した。確かに見てみると下の前歯(医学用語では右下Aと言うんですかね?)が斜めになって今にも抜けそうになっている。「自然に抜けるからそっとしておけばいいよ」とは言っているんだが、やはりむずがゆい様子でしきりに歯を触っている。

今日は親子でヘアカット。息子はいつも切ってもらっているお姉さんとの会話が好きなようで、いろいろ話をしているのだが、今日は執拗にお姉さんの年齢を聞いていた。止めろっちゅーに。

電子レンジが壊れたので、街中の大規模家電ショップ「SATURN」で新しいものを買おうと思っていたのだが、今日は街中でトライアスロン大会が開催されているようで(実は日曜日だけかと思っていた)、街中をちょこちょこ移動するのは難しそうである。帰宅がてら郊外にあるショッピングセンター「ELBE」に寄る。

また例によって KIOSK のようなところに寄って、サッカー関連の雑誌が出ていないかどうか探す。昨シーズンのブンデスリーガの「ベスト 100 ゴール」を収録した DVD がついた雑誌を発見。DVD がついて 5.5 ユーロは安いなあ。買っておく。

6/25の徒然

土曜日はだいたい買い物に行く日である。

食料品のほかに細々したものを買おうと計画していたのだが、天候が怪しかったので今日は近場のスーパーマーケット「REWE」に行って食料品のみを買い込むことにした。まあ、妻にとっては私が一緒に行けばビールのケース買いができるのでありがたいらしいが …

ところで、REWE は昨年のワールドカップの際に代表選手のコレクターカードを配布していた。その時のトピックはこちらこちら。今年は日曜日から女子のワールドカップがドイツで開催されるということで、今回も似たようなキャンペーンが行われている。

ドイツ鉄道(DB)や、サッカーのトレードカードで有名なPANINI(パニーニ)と協力して、全出場国の全選手のステッカーを配布している。10ユーロのお買い上げにつきもらえるステッカーは2枚。ステッカーは合計で300枚以上あるので気が遠くなりそうである。まあ、ステッカーは通常のパニーニのものであればお金を払えば買える。さすがにそこまで散財はしませんが。(うちの会社には息子さんのためにUEFAチャンピオンズリーグのシリーズを集めて100ユーロほどかけたという人がいる。)

また、これらのステッカーの中にはDBのチケットが割引になるラッキーステッカーが含まれていたり、ワールドカップが行われるスタジアムのステッカーを全て集めて(ちなみに全部で9会場)送るとDBの無料乗車券がもらえたりする。

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午後、息子はお誘いを受けて、ガブリエルのお姉さんであるアリーチェの誕生会へ行く。先週の誕生日にささやかなプレゼントをあげたり、そのお礼にたくさんのキャンディをもらったりした延長なのだろう。もっともガブリエルとしても、年長の、そしてほとんど女の子であるアリーチェのお友達が集まるので、遊び相手が欲しかったのかもしれない。

そして、息子は泥でドロドロになって帰って来た。

恐竜のいるプール

日曜日。妻はハンブルク日本人学校で行われる英検の手伝いがあるとかで、朝早くから出かけて行った。

息子とちょっと遅い朝食をとったあと、昨日の約束通りプールに行くことにした。今週末から学校の授業としてプールがあるらしい(日本人学校にはプールがないので電車を使って他の施設に行くのだそうだ)ので、昨日買ったゴーグルを使ってみるとか、濡れた水着を早く着替えられるかとか、それなりに目標がある。

行ったのは、先月「ドイツニュースダイジェスト」で紹介されていたところ。

http://www.newsdigest.de/newsde/content/view/3501/60/

屋内と屋外に競泳用のプールがあり、もう一つ屋内に子供用のプールがある。(お父さんとしてはサウナにも行きたかったのだが、息子はまだ無理そうだったのであきらめた。)子供用のプールは古代のジャングルをイメージしたような作りで、そこかしこに大きな恐竜の模型がある。

息子はというと、新しいゴーグルにはご満悦だったのだが、顔を長い間水につけておくことはまだ怖いようだ。水に恐怖心をもっても困るので少しずつ慣らしていくしかないのかな。とりあえずは水の中を歩き回っているだけで楽しいようだ。

この施設には簡単な食事がとれるコーナーもある。(水着を着たまま食事ができるスペースがあるのだが、我々は着替えてから行った。)カリーブルストがうまい。久しぶりに食べたせいなのか、本当においしいのかよくわからないが。

しかし、息子と一緒に水の中を動き回っているだけで、かなりいい運動になる。水泳をしたあとの心地よい気怠さはけっこう好きである。「帰ったら昼寝するぞ。」「え〜、しないよ。」とか言っていたのだが、車に乗ったらあっさりと寝てしまった。

初得点?

息子が所属するサッカーチームの練習試合。4月に続いて2回目の公式戦(?)である。

前回と違い、今回はかなり大規模である。まず屋内ではなく野外。大人用のサッカーフィールドの中に4面の小さなフィールドが作られているので同時に4試合が行われる。

4会場で同時に試合が行われて、なおかつ同じくらいの数のチームが待機したので、少なくとも15チームくらいは参加していたようだ。これだけのチーム数になるとさすがに総当たりは無理で、息子が所属するチームは合計で4試合を行った。

(まあ、ひたすら親バカですが)1ヶ月前の試合の時に比べると、格段に上達しているのがわかる。妻に言わせると、毎度おなじみのガブリエル、それからその師匠であるところのマイクなど、年上の(はるかにうまい)子供たちとサッカーをさせてもらっているのがいいのではないかとのこと。

それなりにドリブルでボールを運べるようになっているし、うまく体を入れて相手からボールを取ることもできている。もう少し積極的にボールに近づいていってもいいように思うのだが、ポジショニングがいいのか、ボールに触る機会は多い。

そんな中で、ディフェンダーともつれながらかろうじて足で触ったボールがゴールと認められたようだ。ほとんどオウンゴール(つまり相手のディフェンダーのミス)だと思っていたのだが、息子も自分が決めたようなことを言っていたし、あとでコーチからもおめでとうみたいなことを言われたので、いささかすっきりしない面もあるのだが、とりあえず息子の公式戦初ゴールということにしておこうか。

そのあとで、あわやゴールかというロングシュート(あ、言い忘れていましたがキーパーなしの4対4の試合なので、全員攻撃全員守備が基本です)をサイドに蹴り出したプレーの方が見応えがあったのだが …

結局4試合戦って2勝2分け。前回の試合を含めてまだ公式戦では負けを経験していない。

前回は(最終試合に出してもらえなかったので)悔し涙を流した息子だったが、今回は出場機会も多かったし、コーチからも褒められたし、自分なりにもかなり手応えがあった試合のようだ。

次の試合は6月。また進化した姿を見せて欲しい。

一周年

妻と息子がドイツで暮らし始めて今日で丸一年。

妻は(当然ではあるが)どこにどんなお店があるのか、どうやって買い物をすればいいのかわからなかった。日本人学校で知り合った奥さん方にいろいろなところに連れて行ってもらって、今では新しく来た人たちを案内する立場になっている。

息子は、日本人学校(当時は幼稚部)に通い出した直後に同級生の誕生会にお呼ばれしたのであるが、大人も子供も含めた見知らぬ人の数に気圧されてしまって何も出来ずに帰って来た。今ではそのうちの一人ととても仲のいい友達であるし、いろいろな人たちと出会えたおかげで、心配されていた人見知りもなくなり、本当にドイツでの生活をエンジョイしているようだ。

正直、当初はずっと単身赴任である可能性もあったのだが、妻の英断によって家族3人で暮らし始めることができた。

私は全然知らなかったのだが、先日聞いた話。私の単身赴任中に、夏休みを利用して妻と息子がハンブルクに遊びに来たことがある。(詳細はこのへんの日記を参照していただけるとよろしいかと。)日本へ帰った時に息子が「なんだかわからないけど、目から涙が出てきた」と言ったそうで、それをきっかけに家族で一緒に住むことを考えるようになったのだとか。

家族はこのように、明らかに変わっているのであるが私はどうなのかなあ?

お見送り

駐在を終えて日本へ帰国される方たちを見送るためハンブルク空港へ。午前中に1家族、午後便で1家族だったので、空港で昼食を取ることにした。空港は(長い)イースター休暇を終えて、ハンブルクに帰ってきたり、あるいはハンブルクから帰っていったり、という人たちでかなり混雑している。

どちらの家族の奥さんも、妻がドイツへ来た直後(そういやそろそろ1年だ …)にいろいろなところに連れて行っていただいて、大変お世話になった方である。妻は感極まって泣いたらどうしよう?とか言っていたのだが、奥さんは直前までの荷物出しと引っ越しに伴うホテル暮らしで「やっと一息つける」という状態だったであろうし、いろいろな家族が集まっているので当然子どもたちは集まる、騒ぐ、泣く(うちの息子は石のテーブルで派手に頭を打って泣いた(笑))、ということでなかなかしんみりする雰囲気にはならない。

また、セキュリティチェックを通る間も、みんな名残惜しそうに手を振っているのだが、えてしてこういう時にはチェックに引っかかって荷物を開けさせられたりするので苦笑せざるを得ないシチュエーションになってしまう。

「まだ全然帰るという実感がない」とおっしゃっていたが、おそらく日本に着いた時に、もうハンブルクに戻ることはないのだということを強く実感するのではないかと思う。

(何年先になるかわからないが)数年後には我が身にも降りかかってくる事態である。公私ともどもやり残したことがないようにしたい … とは言っても絶対心残りはあるのだろうが …

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帰宅後、息子はそそくさと(いつものように)ガブリエルとサッカーをして遊ぶ。今日は近所に住んでいるエムレという子も一緒のようだった。名前からするとトルコ系なのかな?ガブリエルよりも息子よりも小さく、4歳くらいかな?

彼らは用事があるとかで午後5時に終了。息子はまだエネルギーが有り余っているようだったので久しぶりにサッカーの相手をしてやる。久しぶりにやると息子なりに上達しているんだなあ、ということを感じる。

りんご病

週末から息子のほっぺにじんましんのような発疹ができていたのが気になっていました。

何か悪いものを食べさせたのではないだろうか?とか、最近日差しが強くなってきたのでそのせいか(実は真夏よりもこの時期の方が紫外線量が多いらしい)?とか、下手するとイースター休暇の旅行に出かけられないのではないか?とか。

妻が近所の方に聞いてきた話によると、日本人学校の小学部高学年で、いわゆる「りんご病」が流行っていたのだとか。

ちょこっと調べてみたところ、潜伏期間は10日~20日、発症した頃には人にうつす心配なし、特効薬はなくて発疹が引くのを待つだけ、ということなので、特に症状が悪化しなければ普段通りに遊ばせておくことにしました。

入学式

いやあ、いい天気ですねえ。

桜もこの日に合わせたかのようにいい感じで咲いています。

というわけでハンブルグ日本人学校の小学部と中学部の入学式がありました。

基本的に幼稚部の子供たちはそのまま小学部に進むのですが、それ以外にも現地の幼稚園からの転入だったり、日本からの転入だったりで5人の新しい友達が増えました。息子はさっそく隣りに座った新しい子とお互いにちょっかいを出し合ったりしていましたが …

親としては(ある意味後ろ向きというか過去を振り返るための)卒園式ほど感慨はないのですが、息子の方はこれからいろいろと出会うことになる未知のイベントへの期待に胸が高まっているようで、一日中うれしそうでした。息子の場合は機嫌がいいと鼻歌が出るのですぐにわかるのです(笑)。

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おじいちゃんおばあちゃんに持って行ってもらうためにDVDを作ったのですが、タイトルが「入園式」になっていることを息子に指摘されてしまいました。親の方が気持ちが切り替わっていないんですねえ。

Musikmesse 出張その1

昨年に続き、フランクフルトで開催される Musikmesse に出張。今年は息子の入学式ともろにバッティングしているので1泊2日のみの出張となりました。

昨年は ICE で行ったのですが、今年は調べたところ飛行機の方がわずかに安い。迷わず飛行機にしました。

この日は、夕方に日本からフランクフルトに入った同期入社の友人と夕食を取る約束をしていました。ホテルからフランクフルト中央駅まで出てくるのに難儀したようで、無事に落ち合えたのが、午後8時。レーマー広場近くのドイツ料理屋に入ることにしました。

まずは私が好きなヴァイツェンのブランド、シェーファーホッファー、それからフランクフルトの名物というリンゴ酒(Apfelwein)、それから給仕の人に勧められたフランクフルトで作られているピルスナー(すでにこれを飲む頃には銘柄を控えておくところまで頭が回っていなかった)、締めに食後酒としてフルーツのフレーバー(洋梨とフランボワーズ)がついたシュナップスをいただきました。(ちなみにメインディッシュは友人がシュニッツェル、私がレバーケーゼでした。)

まあ、率直に言って食べ過ぎ飲み過ぎですが。

業務的には「現在あまりつながりがないけどつながりがあった方がいいよね」といった関係なので、普段の業務ではあまり気に留めない新しい情報交換があったり、久しぶりに思い切り日本語を話す機会をもてたり、ということでいつになく饒舌に話してしまいました。ごめんね、でもうれしかったんだよなあ。

うちの息子へのプレゼントということで雑誌「小学一年生」をもらいました。ずばりツボをついたプレゼントでこちらもむちゃくちゃうれしかった。

今日届いた本

日本から取り寄せた本が届きました。

モーツァルト全作品事典

というわけで、モーツァルト大全集を買ってちょぼちょぼ聞いているわけですが、今まで知っていた曲や気に入った曲ばかり聞いていて、なかなか消化が進みません。まあ、こういうカタログ的に全作品を俯瞰できるガイドがあれば少しは視野が広がるのかなと。

私はよく違いがわかっていないのですが「complete」ではなくて「compleat」であるのがミソなのだそうで、何を「全作品」として含めるかどうかをきちんと定義してから作業を進めたのだそうです。

で、いきなりぶち当たってしまった疑問。モーツァルトにはヴァイオリンと管弦楽のための《ロンド ハ長調 K.373》という作品があるのですが、これを移調してフルートのために編曲したK.Anh.184という作品もあります。どちらも例の「モーツァルト大全集」には収録されているのですが、後者はこの事典では全く触れられていません。定義を見ると「全作品」に収録されてもおかしくなさそうなのですが … 教えて、えらい人。

バッハ=魂のエヴァンゲリスト (講談社学術文庫)

クラシック関連の書籍を探していて見つけた一冊。確か磯山雅さんがバッハについて書いた本は講談社現代新書で読んでいたのですが、ドイツには持って来ていなかったし、モーツァルトやブラームスと同じようにバッハについてもある程度のパースペクティブを持っていたかったので読んでみることにしました。

鍵盤曲や声楽曲はほとんど知らないし、敷居も高いし …

バロック音楽名曲鑑賞事典 (講談社学術文庫)

こちらも、かつて購入したDHMの50枚組ボックスの消化がなかなか進まないのでカタログ的な知識が欲しかったのでした。

プレイバック 制作ディレクター回想記 音楽「山口百恵」全軌跡

「なぜこの時期に?」という感はありますが、去年山口百恵作品に目覚めた私としては興味ある本です。山口百恵の楽曲のほとんど(全てではない)に立ち会った制作ディレクターによる回想(まさにプレイバックですね)です。上記のモーツァルトやバロック作品と同じように、こういう本を読むと山口百恵さんの諸アルバムを聞きたくなって、ひいては全録音作品(少なくともスタジオ録音作品)購入という事態になりはしないか恐れているところです(笑)。


ところで、私は自分自身「カタログフィリア(という言葉があるかどうかわかりませんが)」だと思っているのですが、息子が幼稚園の卒園記念文集の中で「好きな本」という項目で「レゴのカタログ」と書いていたことがわかり、軽くショックを受けるとともに遺伝とはかくなるものか(笑)と思いました。

他の子は「はれときどきぶた」とか「かいけつゾロリ」とか書いているのに … 息子も「かいけつゾロリ」がけっこう好きなのに …