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そして初仕事

そして今日から初仕事。ヨーロッパ諸国では 1/2 から平日モードなので、先週から仕事を始めている人もいるのだが、今週の半ばくらいまで休暇を取っている人も多いので、職場はまだ静かである。

こちらの会社のメールは常に iPhone でチェックできるので、休み中でも緊急の用件には対応できる(し、実際に対応した)。日本の会社にサーバーがあるメールはセキュリティが厳しいので出社しないと参照できないのである。

年末から年始までのメールをチェックしていたら、以前同じ部署で仕事をしていた方の訃報があった。以前から体調を崩しがちで入院が多かったのだが … 「仕事をそつなく美しく仕上げる」というやり方について、私はこの方から多くのことを学んだ。また、私がその前に属していて失敗した(と言っていいだろう)プロジェクトを、少なくともプラスマイナスゼロの完成度まで引き上げることができたのも、この方のおかげだと思う。ほとんど全人格を否定されるくらいに罵倒された人も多いと思うが(幸い、私はそんなに多くなかった)、その芸風も思い出される。もっといろいろなことを学びたかった。合掌。

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また、今日は息子の誕生日である。

いつからか、息子の誕生日には直接言えないメッセージをメールで送ることにしている。(最近は息子も対応して私や妻の誕生日、あるいはクリスマスやお正月などにメッセージを送ってくることもある。)以前は無邪気なメッセージを書いていたのだが、そろそろ内容をちゃんと考えないといかんなあ、と思い悩む。息子も日々大人になっているのだ。

そういうわけで、ガブリエルがプレゼントを持って遊びに来てくれた。(旅行から帰って来てから1日おきくらいに遊んでいるのではないか?)

 

息子のサッカーの試合

今日はお昼から息子のサッカーの試合。アルトナ駅の近くにある体育館へ行く。

最近はリーグ戦として1日1戦というパターンが多かったのだが、今日は5チームによる総当たりが行われた。ハンブルク市内にある「都会の」チームは強そうだし、息子が所属する SVHR (Sport Verein Halstenbek-Rellingen) と同じリーグに所属していて先シーズン1位だったチーム(SVHR は2位)もいる。

息子は基本的にベンチスタート。最初の試合はディフェンダーとしての交替だったが、日頃の練習がミッドフィルダーなのでポジショニングなどが全くディフェンダーではない。ボールを追いかけ過ぎてサイドに大きなスペースを空けてしまうことがあったり、1対1でリスキーな守備をして、かわされて、相手の決定的なチャンスになってしまったり、ということもあった。

今までは野外の広いスペースで試合をしていて、今回は今シーズン初めてのインドアだったので、なかなか調子がつかめなかったのだろうか。まあ、それでも試合が進むにつれだんだん前のポジションを指示されるようになってきたので徐々にいいプレーも出てきた。中盤で相手の攻撃をつぶすことに貢献できたかな。

上にも書いたように強いチームばかりだったので苦戦が予想されたのだが、テクニックで勝る他チームよりも中盤の運動量が多かったように思ったし、フォワードの決定力、キーパーの守備力などもあって、接戦ではあったが全勝することができた。最後はコーチもかなりよろこんでいたし、まあ結果オーライというところか。

11/4の徒然 (On a special day)

私事ながら、今日は誕生日である。

まず、息子が朝食前に YouTube から “Happy Birthday” を探して(最近、このくらいの検索はできるようになっている)、かけてくれた。いきなりこういうことをされるとぐっときてしまう。

お昼過ぎに例によってガブリエルが遊びに来る。「ガブリエルと家族より」ということで、メッセージカードやらオーナメントやらプレゼントやらを持ってきてくれる。私が直接誕生日を伝えたわけではないので、こういうのも不意打ちだなあ。

ちなみにプレゼントはイタリア生まれ(ちなみにガブリエル家もイタリア出身)のバリトン歌手、レナート・ブルーソンによるイタリア・オペラ集のCD。ペルゴレージ、スカルラッティ、グルックなどのレパートリーが収録されているところを見ると、時代的には少し古めの作品なのかも。(おそらく、どの作品も聞いたことがないはず。)なかなか、ツボをついたうれしいプレゼントである。

 

日本人学校学芸文化発表会

ハンブルク日本人学校の学芸文化発表会が開催された。

息子がドイツに来てから3回目の発表会なのであるが、最初の年は見に行くことができず、次の年(昨年)は息子がマイコプラズマにかかっていたので自分の出番だけ強行出場させてすぐに帰った。そういうわけで、最初から最後までじっくり見たのは今年が初めてだった。

基本的に各学年ごとに出し物(劇とか歌とかダンスとか)を披露する。各学年は多くても10数人、少ない学年では人数が一桁のところもある。一人一人が大きな責任を持って取り組まざるを得ない状況なのである。子供たちが自覚しているかどうかわからないが、これはとても得難い経験で、将来きっと何らかの役に立つはずである。

そんなことを考えていると、誰もがそつなく自分の役割をこなしていることに驚き、どれを見るにしても目頭が熱くなってしまうのである。

 

9/30の徒然

昨日に続いて鉄ちゃんのお話。

昨日行った鉄道模型店に置いてあったチラシによると、9/29と9/30にハンブルク歴史博物館で鉄道模型の催し物があるらしい。

天気もいいことだし、ちょっと出かけてみた。

最寄り駅はザンクト・パウリ駅。車で行ったのだが休日とはいえ路上駐車をする場所を探すのにちょっと一苦労した。

そういえば、どこかで読んだことがあったような気がするのだが、この博物館にある鉄道模型のジオラマも規模が大きい。ハンブルクでは他にも「ミニチュア・ワンダーランド」という有名な鉄道模型ジオラマの展示施設があるが、「ミニチュア・ワンダーランド」がHOゲージであるのに対して、歴史博物館は一回り大きい1番ゲージ(で日本語訳は合っていますか?)の模型が使われている。その分、精密になるし、迫力もある。

息子は片隅に置かれていた自由に動かせるHOゲージの小さなジオラマにはまる。一緒に遊んでいた初対面の男の子と意気投合してしばらく一緒に遊んでいた。

さて、そのチラシに書かれていた催し物は博物館の中庭を使って行われていた。

いろいろな同好会がジオラマを広げて展示している。(きっと愛好者は人に見せるのが好きなのだろう。)

ここで鉄道模型には一般的なHOゲージやNゲージ以外にもたくさんの規格があることを知った。博物館の施設でも使われている1番ゲージ、HOとNの中間的な大きさのTTゲージなどなど。息子がいちばん興味を持ったのはかつていちばん小さい規格だったZゲージである。(今はそれよりわずかに小さい規格があるらしい)

HOゲージの軌間(2本のレールの幅)が16.5mm、Nゲージが9mm(Nゲージの「N」が nine から来ていることも初めて知った)であるのに対して、Zゲージの軌間は6mm。なので、テーブルの上くらいのスペースでも立派なジオラマを作ることができてしまう。

やはり、日本での普及度や日本での入手性を考えると、これから我が家で推し進めるべきなのはNゲージなのかなあ、と思ったしだい。

 

9/29の徒然

いつものようにまったりとした休日。

午前中の勉強が終わったあと、息子が鉄道模型「メルクリン(Märklin)」のカタログを引っ張り出してきて何やら思案を始めた。「スターターキット」というものがあって、今まで貯めたお金でそれを買いたいとのこと。

好評につき売切れです

よくよく見てみると線路の規格はHOゲージなのであるが、車両はプラレールと同じように電池を内蔵して自走し、それをリモコンでコントロールする、というものらしい。

これを言い出したのが土曜日のお昼頃。メルクリンの公式ホームページでハンブルク周辺の取扱店を探してみる。ドイツでは模型店に限らず小さなショップは土曜日は午前中のみの営業が多いので、今から行ける店は限られている。前に行ったことがあるシェーネフェルト(Schenefeld)の模型店が自宅からはいちばん近いのであるが、今からでは間に合わないことがわかった。ひとまず、アルスター湖の東側、ウーレンホースト(Uhlenhorst)のあたりに午後2時までやっているショップを見つけたのでそこに行ってみることにした。

ショップは本当に趣味でやっているような感じの小さなお店だった。中古の模型がたくさん並べられていて新品のモデルはあまり置かれていない。店員さんに問い合わせてみると「もう少し先に行ったところにメルクリンをたくさん扱っている店があるよ。」と教えてもらう。商売敵であろうお店を簡単に教えてくれるのだなあ …

妻も息子も私もドイツ語のヒアリング能力はおぼつかないのであるが、みんなの意見を総合すると「右に行って左に曲がって少し行く」ということらしいことがわかった。どうでもいいことだが、このあたりはモーツァルト通り(Mozartstraße)とかベートーヴェン通り(Beethovenstraße)とか作曲家にまつわる名前がつけられた通りが目につく。というわけでベートーヴェン通りに沿ってお店を探すことにした。

少し行くと「新装開店」と張り出された模型店を見つけることができた。先ほどのお店に比べると垢抜けていると言うか近代的と言うか … 息子が探していた商品も置かれていて、しかもセールで安くなっていた。ちなみに定価は49.95ユーロ(約5000円)なのだが、売価は39.95ユーロ(約4000円)だった。

カタログやらステッカーやらをたくさんもらって、店頭に飾られているジオラマを操作させてもらって息子はかなりご満悦。店の外では新装開店を記念してか、飲み物やケーキが振る舞われていたので(ドイツではよくある光景)、我々もコーヒーと手作りケーキをごちそうになる。

しかし、率直に言って「禁断の森」に足を踏み入れてしまった。HOゲージの鉃道車両は確かにうっとりするくらい素晴らしく精巧にできているのであるが恐ろしく高価である。蒸気機関車などは1台で数百ユーロ(数万円)もする。また、日本に帰ったらこんなのを広げられるほどのスペースもない。いつかはプラレールを卒業する日が来るのでは?と思っていたのであるが …

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ドイツブンデスリーガ。HSVはホームでハノーファーと対戦した。意外にチケットが売れていて、気がついた時にはもう家族3人では席が取れなかった。

前節でやっと移籍後初ゴールをあげたルドネフス(ラトヴィア人で、昨年のポーランドリーグの得点王)が今節も得点をあげ(やはりアシストはラフィー)、1-0で勝利。ハノーファーの酒井はベンチ入りしたものの出番はなかった。

開幕3連敗のあと、勝ち(しかも相手は昨年の王者BVB)→引き分け→勝ちと、やっと調子が乗ってきた。ラフィー(ファンデルファールト)が加入してから確実に勢いがついてきている。これからフュルト、シュトゥットガルト、アウグスブルク、と低迷しているチームとの対戦が続くのでここは確実に勝ち点を取っておきたい。

そして、そのあとに続くバイエルンミュンヘンとの試合を観戦予定。

 

息子のサッカー観戦

土曜日の午前中、息子が所属するサッカーチームの試合があるので送迎と観戦。

こちらの学期は8月から始まる(通常は8月下旬か9月上旬から始まるのだが、今年はかなり前倒しだったらしく8月上旬から始まっていたらしい)ので、サッカーのリーグも8月から始まっている。昨シーズンまでは練習試合はあくまでも練習試合だったのだが、今シーズンからは学年が上がったということなのか、ちゃんと毎試合記録が取られていて、それによって順位もつけられている。前節までは6試合で4勝1敗1分けで2位につけている。

実は息子が今シーズンの試合に出場するのは初めて。息子が所属するチーム(クラブ)では2つのチームを編成してほぼ交互に参加しているのだが、たまたま息子の所属するチームの試合日に限って、旅行していたりとか、日本に一時帰国していたりとか、日本人学校の運動会とぶつかったりとかしていてなかなかチャンスがなかった。

今までどの試合も圧勝と言える点数差で勝っているので、息子が参加したとたんに勢いがなくなるようなことがなければいいなあ、とちょっと不安に思っていたりもした。もちろん、息子一人でそんなにチームの雰囲気が変わることはないのだが。

ということで息子はフォワードで先発。コーチからは「とにかく前でプレーしろ」と言われていたらしい。

以前は、自分のところに来たボールを蹴り返すだけ、みたいな感じだったのだが、積極的にドリブルして相手のゴール前で展開しようとしている。そういえば息子の試合を見るのは数ヶ月ぶりだと思うのだが、ずいぶん成長している。

… と私も妻もちょっと目を離している隙に息子がゴールを決めたようだ。回りにいる他の子の親たちが息子の名前を連呼してくれている。(あとで見たらカメラには何とかシュートの瞬間を収めていたのだが …)

前半(試合は20分ハーフ)の後半には疲れてきたのかポジションが下がってきた。チャンスの時は上がっていかなければいけないので、結果的に「無駄走り」が多くなってしまったのだが、なかなかいい活躍だったと思う。試合終了直前には右サイドを駆け上がってクロスを入れ、チームメイトのゴールにもしっかり貢献した。「もう一つアシストをすれば清武と同じだったのに」とか贅沢なことを言っている。

試合は11対5で大勝。これだけ後味のいい試合は久しぶりかも。

 

秋の到来

昨日に比べるといきなり気温が下がった。最高気温も20℃に達しなくなり、昼間でも最高気温は16℃くらいだった。本格的な秋の到来である。

ということで、夕食は秋ならではのものを。

(食べかけですみません …)

まず奥のワインは以前にも紹介したフェーダーヴァイサー(Federweißer)。発酵中のぶどうを瓶詰めしたものである。いろいろなところで売っているものを試して、最初はスーパーマーケット、次は牧場の産地直送っぽいもの、そして今回はハルステンベックにあるワインショップで売られていたものを買ってきた。

手前にあるのは、そのフェーダーヴァイサーに合うと言われているらしいツヴィーベルクーヘン(Zwiebel Kuchen)。直訳すると「たまねぎケーキ」ということになるが、たまねぎ、ベーコン、チーズを卵やクリームと混ぜて、タルト生地に入れて焼く、ほとんどキッシュのようなものである。確かに少ししょっぱい味付けがフェーダーヴァイサーの発泡した飲み心地と合うような気がする。

そして、これも昨年紹介したクルミ。まだドイツ産のものは出回っていないらしく、これはアメリカ産。ドイツ産に比べると大きめだし、ちょっと乾燥している感じがする。これはまだ旬じゃないかも。

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息子が、ともだちが DS でやっているゲームを見て「初音ミク」に目覚めたようだ。タイトルを覚えてきた曲(《深海少女》とか《マトリョシカ》とか)を YouTube で探して聞いている。(ついにローマ字で日本語入力もできるようになってきた。)

 

ハンブルク日本人学校/補習校運動会

なかなか微妙な天候の中でハンブルク日本人学校/補習校運動会が行われた。

毎年(とはいっても昨年は日本出張と重なってしまったので参加できなかったのだが)天気が悪い中で「小雨決行」というような状況だった。いろいろ予定の調整が難しいのでできるだけ予定当日に決行することになっているようなのだが、今年は開始時間の午前9時前からかなりの大降り。開始を30分遅らせたものの、結局開会式は土砂降りの中で行われるはめになってしまった。

保護者は傘をさしながら見ていられるからいいのだが、子供たちや先生方はずぶ濡れである。

うちの息子はといえば、急きょリレーの先頭ランナーに決まったとかでかなり神経質になっていたが、予想外にいい走りができたようで喜んでいた。「南中ソーラン」の踊りも以前見た時に比べてメリハリがついていてよかったのではないかな。

あと、これは閉会の挨拶の時にも触れられていたが、いちばん感動したのは小学部高学年と中学部全員によって行われた「組み体操」。真剣さが伝わってくる。人数が少ないゆえに一人一人に与えられる責任が大きいのである。(最初から知っていれば広角レンズ持って行ったのになあ … 使う場面がなさそうだったので置いてきてしまったのだった …)

お疲れ様でした。

サッカースクール2日目/HSV対FCB

さて、息子のサッカースクールも2日目。

今日は「友達になろう」と言ってきた子がいたらしい。何でもお母さんはアメリカの大学(名前を聞いたことがなかったのだが、あとで調べてみたら津田梅子も留学したことがある女子大学らしい)の教授で、夏休みの間ドイツに里帰りして、このサッカースクールに参加したのだそうだ。

しばらくドイツにいるそうなので、今後も遊ぶ予定とのこと。

夕方からはハンブルガーSV創設125周年プレシーズンマッチということで、FCバルセロナとの試合が行われる。妻は同行する友人(とその子供たち)と電車で行き、私は会社から直行して現地集合ということにした … のだが …

前にも一度車でスタジアムに行ったことがあったのだが、その時と同じようにスタジアムに近づくにつれて渋滞がひどくなる。結局、スタジアムから遥か離れたところに車を停めることはできたのだが、スタジアムに着いたのは後半が始まる直前だった。

バルセロナは、EURO2012に出場したメンバーはみんな夏休み、プジョルやダヴィド・ビジャはまだリハビリ中、半分Aチームで半分Bチームという編成。ほぼ唯一の頼みだったメッシも怪我のために欠場、これで本当に125周年記念試合なのか?というくらい寒い内容だった。しかも、そんなチームに負けてしまう HSV は大丈夫なのか?

ちなみに同行者のお子さん二人とうちの息子はみんなメッシのレプリカユニフォームを着て行った。

試合後、息子を連れて駐車場への道を歩いていたら、見知らぬ人から「メッシ、なんで今日は試合に出なかったんだ!」と言われてしまった …