親バカ」カテゴリーアーカイブ

サッカースクール初日

ということで、息子も夏休みに突入し、ちょうど今週から Hastenbek – Rellingen 地域でのハンブルガーSV主催のサッカースクール(HSV fussballschule)が始まった。

前にも書いたように、親は親で息子がうまくやっていけるかどうか心配なのであるが、息子も息子でやはり不安はあるようだ。朝、サッカーのユニフォームに着替える時にも「ちょっと緊張している」と言っていたし、妻によると「時間に遅れるといけないから早めに行こう」と、いつになく慎重だったようだ。

スクールは月曜日から金曜日までの9:30から15:30まで。さまざまな年代の子供たち(もちろん女の子もいる)が50人以上集まったらしい。この間のトレーニングはHSVから派遣されたコーチにまかせっきりで、親は時間に間に合うように送って行き、終了時間に合わせて迎えに行く。

参加者にはネーム入りのユニフォーム(半袖、長袖、ショートパンツ、ソックス、それらを入れるバッグ)が支給され、トレーニング中はそれを着ることになる。昼食やトレーニング中の飲料水も主催者側が用意してくれる(水筒もユニフォームと同様に支給される)。

トレーニング内容は、5人のコーチがそれぞれ専門の技術を教えてくれるようで、いくつかのチームに分かれた参加者は時間を区切ってそれぞれのコーチのところをローテーションすることになる。あるコーチはドリブル、あるコーチはシュート、あるコーチはゲームメイキング、といった感じである。

心配だった息子の適応具合だが、(息子本人も含めた)我々の心配は全く杞憂だったようで、とてもはつらつとして帰ってきた。今回構成されたチームは普段参加しているサッカーチームの友達もいれば、初対面の子もいたようなのだが、いろいろ話しかけてもらったらしい。日本人なので(?)「カンフーを知っているか?」とかとも聞かれたし、昼食時にはいろいろと助けてもらったとも言っていた。あらかじめ「ドイツ語はあまり理解できない」ということも主催者側に伝えておいたので、コーチの方々もけっこう気を使ってくれていたようだ。

矢継ぎ早に練習の様子を話してくれるところを見ると、それで楽しかったということがわかり、とりあえずは一安心。本当に子どもの適応力は素晴らしい。

あと4日、何事もなく、このまま続けられればいいのだが。

住めば都

「ねえねえ、ハンブルグって『住めば都』だよね。」

と息子がいきなり夕食の時に語り出した。どうやら最近「ことわざ辞典」を読んでいてこの表現を見つけたらしい。

「でも、『住めば都』って最初は住みにくかったけど、住んでいたらだんだん居心地がよくなってくるという意味だよ。」

と教えたら、

「うん、だって最初はドイツ語とか全然分からなくてすごく怖かったもん。」

と言われた。

あらためて、息子なり(ドイツに引っ越した時点で5歳)にストレスがあったんだなあ、と感じた。

最近、妻はサッカースクールのママ友から「息子が、(うちの息子が)ドイツ語を話すようになった、と言っていたわよ。」と言われたらしい。

来週からは日本人学校も夏休みに入り、息子はハンブルガーSVが主催するサッカー教室に5日間通うことになっている。数ヶ月前に勢いで申し込んでしまったのだが、息子がうまくやっていけるか非常に心配である。普段のサッカースクールで一緒の友達も何人か参加するようなので、うまく助けてもらえるといいのだが …

 

7/14 の徒然

ハンブルク日本人学校は(ふだんは仕事をしているお父さんも参加できるように)今日土曜日に授業参観日が設定された。土曜日なのだが平日のようなスケジュールで息子を学校に送り出し、それから我々も1時間目に間に合うように学校へ行く。

何十年ぶりかに授業を最初から最後まで見たわけなのだが(去年のことは記憶にないなあ、たぶん平日だから参加しなかったのだと思うけど)、小学校低学年の授業というのは、少なくとも高校の授業や大学の講義に比べると、密度が濃いというか、常に集中し続けていないといけないのだなあ、とあらためて思った。息子の宿題や通信教育の状況を見るとすごいペースでいろいろな知識が増えているのだが、本当に何でも貪欲に吸収できる時期なのだなあ、と思う。ある意味羨ましい。

妻は懇談会に出席するということで、授業が終わった息子と一緒に先に帰る。帰りしなパン屋さんによって少し買い込むことにしたのだが、子供(息子はそこそこ大きくなっているのだが)を連れているのを見かけたドイツ人が行列の前に入れてくれた。いつも思う(こういうことは決して稀ではない)のだが、こういうのがごく自然に行われる文化というのはとても素敵だと思う。

夕方から家族で髪の毛を切りに行き(なんか同じ会社の人ばかりになっていた)、そのあとは日本料理屋の「小紋」へ。私は単身赴任自体に連れてきてもらったり、日本から来た出張者を何度か連れて行ったりしていたのだが、妻と息子は初めて。先月カルミナ・ブラーナの演奏会があった時には演奏会後に「小紋」へ行こうと思っていたのだが予約がいっぱいで入れなかった。今回はそのリベンジというわけ。

 

NO NUKES 2012 (2日目): YMO など

今日も昼間っから PC にかじりついて NO NUKES 2012 の USTREAM 中継を見る。

そして2日目のYMOのセットリスト。

  • Radioactivity
  • Lotus Love
  • The City of Light
  • Ongaku
  • La Femme Chinoise
  • Riot in Lagos
  • Tong Poo
  • Rydeen
  • Solid State Survivor (encore)

昨日の「中期〜後期でまとめて欲しい」という願いは、半分くらいかなったというところか。昨日とダブっている曲も微妙に変わっている。

まさか《Lotus Love》をやるとは思わなかった。

《La Femme Chinoise (中国女)》は中間部の小山田圭吾のギターソロがかっこいい。「中国女」だけにデヴィッド・ボウイの《China Girl》のリフを使ったりしている。また、ヴォーカルは最初のバースがオリジナルというか初期ライブに近いもの、次のバースは散開ヴァージョンとなっている。

昨日もそうだったが《Solid State Survivor》の疾走感は初期に勝るとも劣らない。

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その前の「忌野清志郎スペシャルセッション」も見た。30年ぶりの《い・け・な・いルージュマジック》。教授がピアノを弾く《スローバラード》。トータス松本はよくがんばったという印象。YMO が好きで「メタルテープに録音した」というMCに笑えるのは40歳代以上か(笑)。

しかし教授はタフだわ。本当にお疲れさまと言いたい。

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今年の World Happiness 行きたくなってきたなあ。YMO として出演するのは今年が最後ということらしいし。

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年末年始の帰省で日本から買ってきて、息子とコツコツ作ってきたガンプラがついに完成。さすがに細かい仕事は目と肩にくる。

好評につき売切れです

 

6/30の徒然

ハンブルク日本人学校にはプールがないので、毎年近くの学校や施設を借りて集中的にプール実習をするらしい。

今年も7月中旬に3日間のプール実習があるらしいので、少しでも息子を水に慣れさせるべくプールに連れて行くことにした。場所は前にも行ったことがある恐竜のいるプール。前回は妻が用事があって息子と二人だったのだが、今回は家族で行った。

息子は水に何秒間か顔をつけることはできるのだが、鼻に水が入ってくるのが嫌だとかで水に潜ることをしない。鼻から息を出せば水が入ってこないと教えるのだが、息を強く出し過ぎるので長く続かない、といった問題がある。あまり急いて水に対する恐怖心が生まれてしまっては元も子もないので気長に教えてるしかないのかなあ?

しばし息子を妻に預けて久しぶりに泳いでみる。ここには水深60cmくらいのプールもあるし、25mの本格的な競泳プールもあるのである。しかしちゃんと泳ぐのは何年振りだろう?日本で通っていたスポーツクラブに比べるとまったりしていて泳ぐ速度も適度でよい。が、300mほど泳いだところで突然右耳が痛くなった。今までそんな経験をしたことはなかったのに。結局続けられずに中断。しばらく休んでいたら問題なくなったのだが、ちょっと不安。

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昼食は久しぶりにカリーブルストのお店「EDEL CURRY」へ行く。今のところハンブルクでいちばんおいしいカリーブルストが食べられる店だと思っている。車で行ったのでビールは飲めない。アルコールフリーのヴァイツェンで我慢する。

車は有料駐車場に停めた。45分単位で精算されるのだが、食事が終わって精算しようとしたら50分だった(5分オーバー)。貧乏性の我々はこれで出庫したらもったいないと思い、近くの無印良品やH&Mで買い物をすることにした。

一応残り時間は計算していたのだが、H&Mのレジで予想以上に時間がかかってしまい、急いで駐車場の精算機にたどりついたのだが入庫してから91分(1分オーバー) …… また買い物に戻ることにした。息子はぶーたれたがやはりもったいない(笑)。

きれいなシャツの店を見つけたので一枚買おうと思ったのだが、これもサイズが合わずになかなか決まらない。何とか決めきって、今度はさすがに5分前に精算することができた。

 

息子のサッカー

今日は息子が所属しているサッカーチームの打ち上げがあった。

6月はこちらの学年でいうと年度末にあたる。実際、多くの学校は来週から夏休みに入ってしまうらしい。ということで、今日が年度内最後の練習ということになり、親も集まってレクリエーション的なイベントになった。私も少し早めに退社して参加する。

お母さんたちは手作りの料理を持ってきて振る舞う。妻は各種マフィンと寿司を作っていった。ドイツ人でも敬遠しないように生ものは避け、卵焼き、かにかま、野菜などを中心にした巻き寿司を作ったらしいが、かなり好評だった。片付け時に「かにかまや海苔はどこで買うの?」みたいなことを聞かれていた。いなり寿司はこちらではあまり馴染みがないのかなあ?

あとはチームメンバーとその家族(お父さん、お母さん、兄弟)でのサッカーの試合。親は当然手を抜くが、子供たちはいつもより必死に(親にいいところを見せようとして?)がんばっていたようだ。

1カ月近い休暇のあと、来年度のチーム活動が再開する。

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たまらず、今日買ってしまったDVD。

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フランスの実業家アルベール・カーンが20世紀初頭に世界中にカメラマンを派遣して、各地の様子をカラー写真やフィルムに記録した。ふだんは少しぼやけた白黒写真や映像でしか確認できない100年前の世界がカラーで残されていることにショックと感動と興奮を覚える。

(先日購入した「The World at War(秘録 第二次世界大戦)」やら「Civilization」といい)「なんか、最近こんなの(回顧もの)ばっかり買ってるね。」という妻の言葉に「ひょっとして死期が近づいているのかも知れないなあ。」と返したら、「そうかもね。」と言われた。

今のところそういう予定はないのですが、万が一ぽっくり逝ってしまったら「そういや、そんなこと言っていたなあ」と思い出してください。

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夜はEURO2012の予選グループDの最終戦。本当に疲れてきているなあ … このグループはイングランドとフランスが本命なのであるが、開催国であるウクライナにもがんばってほしい。

テレビで放送されたのはイングランド対ウクライナ。予選でのラフプレーから本選2試合の出場停止が課せられていたルーニーがやっとEURO初登場。かたやウクライナは中心選手のシェフチェンコが怪我でベンチスタート。

相変わらず激しく眠かったのでとりあえずルーニーのゴールを見て寝てしまったのだが、あとから聞いた話やニュースによると「疑惑のゴール」で一悶着あったそうで。結局1-0でイングランドの勝ち。このグループもイングランドとフランスが順当に駒を進めた。

 

夏も近づく …

そろそろドイツ・ブンデスリーガも終わろうとし、興味は6月8日に開幕するEURO2012に移りつつある。

2年前のワールドカップの時に、ドイツ代表のスポンサーであるスーパーマーケットチェーンのREWEがプラスチックカードを発行した(こちらを参照のこと)。

今回も同じようなカードの配布が始まった。10ユーロの買い物で1枚もらえる。レジの担当者によっては、アバウトな人がいて多めにもらえることもできるようだが …

聖ミヒャエル教会「子ども合唱祭」

「ミヒャエル」という愛称で親しまれているハンブルクの聖ミヒャエル教会。

ここで開催された「子ども合唱祭」にハンブルク日本人学校の子供たちが参加した。ちなみにドイツ語では “Kinder singen für Kinder” というイベントなので「子供たちのために歌う子供たち」とでもいった意味合いになろうか。また、”Festival der 1000 Stimmen”(1000人の声によるフェスティヴァル)という副題もついている。確かにプログラムを見ると100人を越える大所帯のグループもあったので、実際に1000人くらいの子供たちが参加したのかも知れない。ちなみに日本人学校は小学校2年生から中学校3年生までのおよそ70人が参加、息子は今年初めての参加となった。

歌われたのは3曲。1曲目はモーツァルトが亡くなった年に作曲した子供向けの歌曲《春への憧れ Sehnsucht nach dem Frühling K.596》。「五月の歌(たのしや五月)」という日本語詩でも親しまれているようで、ドイツ語と日本語で歌われた。2曲目は《Hamborger Veermaster》。古いドイツ語と英語で歌われる古いハンブルク民謡で、ハンブルクに住んでいる人ならほとんど知っている歌らしい。日本人がこの(言ってみれば俗っぽい)歌を歌うことは意外だったようで、最初はどよめきと失笑が漏れ、それから手拍子が加わった。3曲目は《世界がひとつになるまで》。昨年末に校内で行われた学芸文化発表会でも歌われていたので、もう半年近く練習している曲ではないか。さすがにいちばん声が出ていたように思える。

この3曲は、こういう場で披露する曲目としては理想的だったのではないだろうか。

初めて参加する息子がどのくらい気圧されるのか心配だったが「照明が熱かったけど楽しかった」と言っていた。

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お昼に息子を学校の先生に引き渡し、閉会して息子が戻って来たのが午後5時過ぎ。久しぶりの外食でお寿司を食べた。久しぶりに食べるとかなりうれしくほっとする。

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ドイツブンデスリーガは大詰め。今日ボルシア・ドルトムントがボルシア・メンヒェングラートバッハ(いわゆるボルシア・ダービー)に勝つと優勝が決まる。一方、スペインのリーガ・エスパニョーラではバルサのホームでクラシコが行われる。首位を走るレアルを追うバルサにとっては絶対負けられない一戦である。

というわけで、ネットでクラシコが見られるところを探して観戦する。

レアルの守備ってもっとルーズかと思っていたら、少し引いてかなり組織的に守っている。ほとんどバルサが攻め続ける展開なのだが、なかなか崩せない。先手を取ったのはレアル。エズィルのコーナーキックをバルデスが弾いたところをケディラが素早く押し込む。ドイツ代表2人の活躍。バルサも変わったばかりのアレクシス・サンチェスが1点返すが、その直後にエズィルの絶妙のパスに走り込んだロナウドが決める。レアルもバルサも直前の試合(すなわちチャンピオンズ・リーグの準決勝)で負けていたのだが、レアルがうまく切り替えたということなのかなあ。

ちなみに、日本のゴールデンウィークほどではないが、ドイツでも 5/1 の休日にからめて連休が取れるのでマドリードに小旅行に出かける予定。来週末はレアルもバルサもマドリードで試合を行うので(レアルはホームでセビージャと、バルサはアウェイでラーヨ・バジェカーノと)、どちらか(あるいは両方)見られるといいな。

試合の最中に、BvB の香川が2点目を取って優勝を決めたことを知る。優勝記念Tシャツとか香川のユニフォームのレプリカ(来シーズンもBvBにいるかどうかわからないので)とかを買おうと思ってファンショップにアクセスするが、アクセスが殺到しているようでなかなかつながらない。

 

3/5 の徒然

例によって職場でバースデイがあってケーキが振る舞われた。

その時に教えてもらったのであるが、ドイツでは「33」とか「44」とかゾロ目の年齢になることを「シュナップス」と言うらしい。シュナップスはそもそもアルコール度数の高い食後酒である。(ぐらっぱなどを想像していただければいいかと。)

ということで、ケーキと一緒にこのシュナップスも振る舞われたのであるが、さすがに午後4時からしかも社内でこんなに強いお酒を飲むわけにはいかないので、こちらは遠慮した。

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1月に漢字検定を受験した息子のところに合否通知が届いた。漢検10級を無事に合格したようだ。

以前から同級生の間で争うように漢字を覚えていたので10級(小学校1年生で習う漢字の範囲)は楽勝だったようだが、やはりケアレスミスがあったのが息子らしい。

 

風邪?インフルエンザ?

「そういえば今年はあまりインフルエンザが流行っていないねえ」と話していた矢先に息子がダウン。

昨日の夜から少し咳き込んでいた(息子の体調が悪くなる兆候)のだが、今朝は全然ダメ。自発的に熱を計り、朝食も食べずに、「今日は休む」と宣言して寝込んだ。

午後に学校の先生からかかってきた電話によると、2年生のクラスでは今日6人休んだために学級閉鎖になってしまったとのこと。

また、妻に聞くと昨日の放課後はかなり一生懸命2年生の子供たちと遊んでいたとのこと …

息子の体調はもちろん心配なのであるが、家族に蔓延しないかどうかも心配 … 息子は息子でサッカーの試合があるし、妻は妻で学期末の行事の準備があるらしいし、私は私で来週から念願のワーグナーの楽劇《ニーベルンクの指環》4部作一挙上演が始まるし …

ということで《指環》の予習をしようと思っているのであるが、日本から持ってきたブルーレイプレーヤーが本格的にやばい。今まで、再生の途中で止まることが多くてストレスがたまっていたのであるが、最近は電源を入れても数回に一回しか起動しなくなった。メインプログラムの起動途中でフリーズしているっぽい。

こちらで買ったブルーレイタイトルの多くはフリーリージョンなので、さしあたりこちらでプレーヤーを買えば見ることはできるのだが、日本のタイトルを見るにはどうすればいいのだろう …