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カレーを作りました

まったりと過ごす日曜日。音楽を聴きながら惰眠をむさぼる幸せ。

先日買った「ドイツ・グラモフォン111」(55枚組ではなくて6枚組の方)をつらつら聞いていたのですが、けっこう55枚組に含まれていないものも入っていますなあ。まあ、挙げ始めるときりがありませんが、バーンスタインの自作自演によるキャンディード序曲(オケはロサンゼルス・フィル、アメリカの作曲家による作品集に入っていた演奏ですね、確か)、ジュリーニ/キャサリーン・バトルによるフォーレの《レクイエム》からの「ピエ・イエス」(これ、当時買って後悔しました …)とかが入っています。

で、衝撃を受けたのがマルタ・アルゲリッチによるショパンの前奏曲集 op.28。これは全曲が55枚組の方に入っていますが、6枚組には最後を飾る第24曲が収録されています。

ショパン:24の前奏曲集

漫画「ピアノの森」の中で主人公である一ノ瀬海がショパン・コンクールの一次審査でこの曲を演奏し、最後の低音のDの二分音符三発を拳で叩く(山下洋輔か!)というエピソードがあります。コミックで読んだ時にはこの曲を聞いたことがなかったので、ずっと聞きたかった作品でした。パブリックドメインのピアノ譜がウェブ上にあったので楽譜を見ながら聞いてみたのですが、最後はD mollの和音が鳴り、その和音の最高音から一気に6オクターヴ駆け降りて、ほぼ最低音のD(D1になるのかな?)が三つ鳴ります。アルゲリッチの演奏もとても情熱的でよいです。

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夕飯は昨日買ってきたカレーを。分量も適当、野菜もぶつ切り、カレーをおいしくするための下ごしらえもばっさり省略、市販のルーをしかも一種類だけ、ということで極めてシンプル、まるで「キャンプ場で作るカレー」みたいになってしまいました。日本食レストラン「あかり」のカツカレーも最近食べていないし、食べるカレーはタイ風ばかりだったので、こういう「いかにも日本的なカレー」を食べるのはものすごく久しぶりのような気がします。食べながら、カレーを食べた思い出がどんどんフラッシュバックして、子供の頃に母親が作ってくれた(そして、時々味が気に入らなくて「食べない」と言っては怒られた)あたりまで遡ってしまいました。久しぶりに実家とSkypeしたからかなあ …

引っ越し打ち合わせ

ブログを読んでいただいているみなさんもお気づきだったかも知れませんが、右上に表示されるカレンダーの曜日(特に毎月第1週目)がずれていることがありました。バグかなあ、と思っていたのですが、このたび WordPress をアップデートしたら直ったようです。以前のアップデートがうまくいっていなかったのかなあ?

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午後、そろそろ出かけようかと思っていたところで、高校時代の友人から電話が。よくある「飲み会の途中で、飲み会に来ていない知り合いに電話してみる」といった類いのやつです。彼らは当然新潟で飲んでいるし、私は当然浜松にいるものだと思って電話しているわけで、「いや、今すぐに来いと言っているわけじゃないんだけどさ(本当は新潟弁、以下略)」というオチがあるのですが、そこで彼らが予想だにしない展開が(笑)。

「お前ら、俺が今どこにいるか知ってんの?」「え、浜松じゃないの?」「ドイツにいるんだよ(笑)」「え(驚)?じゃ、この電話ドイツにつながってんの?」

というわけで、前回に引き続き、またしてもひょんなことから引っ越し挨拶になってしまいました。思い返せば、家族がしばらく日本に残るということで、海外赴任の挨拶は全然していませんでした。しかも昨年は喪中だったので新年のご挨拶も控えてフォーマルな喪中はがきだけで、しかも発送は全て妻任せ …

いきなり「電話代がかかる(笑)」ということで手短に話をまとめられてしまいましたが、彼らの近況も聞けたし、次回帰省した時に飲む約束もできました。いつも帰省しても連絡はしないし、たまに飲み会の連絡をもらってもすでに帰省先から浜松に帰ったあとだったりして、何回も「お前って、そういう奴だよな」と責められていましたが、いまだにこういったお誘いをもらえるのはうれしい限りです。(とか言いながら、次回帰省時には約束をコロッと忘れていそうで心配なのですが …)

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今日は、まず街中の「Asia Markt 味豊」で買い出し。お米が切れそうだったので補充しに行ったのですが、ふとインスタントカレーの「こくまろ」が目についたので買ってみました。ちなみに200gの辛口で3.95ユーロでした。その他、韓国ゆず茶や辛ラーメンなどを。

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そのあとはHalstenbekへ。新居が決まったので現在住まれている方との打ち合わせに行きました。駐在経験のある友人にも言われたのですが、多くの場合、日本の住居よりもドイツの住居の方が広いわけで、ドイツで住んでいる環境をそのまま日本に持っていくのは難しいわけで、もし必要なものがあれば次に入居する我々のために残していって下さるということで、その打ち合わせに行ったわけです。

その後、HalstenbekのEDEKAでさらなる食料の買い出し。午後5時過ぎに行ったのですが異様に静かでした。土曜日のこの時間だとすでに一勝負ついてしまった後なのでしょうか。

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徐々に体調も上向きになってきたので、かなり久しぶりに近所の「Conrad’s」へ。年末最後の日に行ったきりだから今年に入ってからは初めてになります。例によって「Große Weizen?」と聞かれたので「Ja, natürlich」と返すとウィンクしてくれました。おお、何か常連みたいです(笑)。

食事の方も久しぶりにガッツリいきたかったのでシュニッツェルを。初めて試す「champignonrahm schnitzel」を注文してみました。英語にするとマッシュルーム・クリームです。

(自分のためのドイツ語備忘録)

完全なブロークン・ジャーマンで「エスプレッソ下さい」と頼んでみたのですが、とりあえず通じたようです。本当は Ich hätte gerne einen Espresso. でいいのかな?Ich würde gerne einen Espresso haben. でもよい?

何とか週末にたどり着きました

仕事が詰まっていたり、ずっと風邪気味だったり、滑って転んで膝を強打したり、とても長く感じられた一週間でしたが、やっと週末です。昨日がっつり食事をとって素晴らしい演奏会を聞いたら体調は少しよくなりました … が、今日は先輩駐在員が風邪でお休みとのこと。ひょっとして風邪を移してしまったかなあ …

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結局、今週の夕食はずっと野菜の煮込みを食べ続けていたような気がします。お昼は社員食堂でそこそこ動物性タンパク質を摂っていたので栄養バランス的には問題ないはず …

演奏会その29: シュターツカペレ・ドレスデン

不覚。

毎日毎日似たような積雪情報をブログに書き綴っていたにも関わらず、今日はわざわざいちばん滑らない靴を選んで履いたにも関わらず、車に乗る時に滑ってすっ転んでいまい、左ひざを思い切り地面にぶつけてしまいました。シャーベット状の雪がつるつるの氷の上に積もっていたようです。すぐにでもその場にうずくまりたい気持だったのですが、さすがに雪の中に倒れこむわけにもいかず、何とか車の中に入って数分呻いていました … しばらくしたら痛みも治まったので今のところは大丈夫そうです。

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さて、昨年に引き続き、2回目のシュターツカペレ・ドレスデンの演奏会です。「ノルディック・コンサート」と題された北欧をまわるツアーのようで(ハンブルクは北欧かい!)、ノルウェーのオスロ(2/2)、デンマークのコペンハーゲン(2/3)、ハンブルク(2/4)、スウェーデンのストックホルム(2/6)という予定です。

ライスハレ周辺は意外に空いていたので、車は余裕で路上駐車できました。夕食はいつもの「Am Gansemarkt」で。アプフェルショーレ、サラダ、グヤーシュスープと控えめにしていた(前はこれにハンバーガーを注文していたりした)のですが、いい具合にお腹にたまります。

Sächsische Staatskapelle Dresden • Frank Peter Zimmermann • Neeme Järvi
Nordic Concerts

Thu, 08:00 PM / Laeiszhalle / Großer Saal

Sächsische Staatskapelle Dresden
Frank Peter Zimmermann Violine
Neeme Järvi Dirigent

Johannes Brahms: Konzert für Violine und Orchester D-Dur op. 77
Richard Strauss: Also sprach Zarathustra / Tondichtung frei nach Friedrich Nietzsche op. 30

残念ながら音楽監督のファビオ・ルイージは健康上の理由でキャンセルということで、代わりにネーメ・ヤルヴィが同じプログラムを振ることになりました。印刷物も全てヤルヴィに差し替わっていたので、代役は比較的前から決まっていたのかも知れません。ホール前で「チケット売ります」の人が多く見受けられたのは、ルイージ期待のお客さんが多かったからなのでしょうか。ホールの入りも7〜8割といったところで、ちょっと淋しいです。

演目はブラームスのヴァイオリン協奏曲と、リヒャルト・シュトラウスの交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》です。ヤルヴィというと「やるときゃやるぜ」といった感じの爆音系指揮者という印象があるのですが、さあ、どうなりますことやら。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲はカラヤンとアンネ=ゾフィー・ムターの演奏で予習していました。実はこの演奏、ブラームス箱とグラモフォン箱の両方に収録されています。ムターの多少ごつごつした演奏(録音マイクが近いのかなあ?)に比べるとフランク=ペーター・ツィマーマンの演奏はとてもまろやかに響きます。第2楽章の冒頭、オーボエの美し過ぎる(笑)ソロにからむ(ホルンも含めた)木管合奏は素晴らしいアンサンブルでした。ドレスデンの木管楽器はそれぞれの奏者の音が非常に立っていてものすごく存在感があります。それでいながら、まとまると束になった何とも言えない芳醇な音色になります。ヴァイオリン・ソロはちょっとポルタメントの使い過ぎが気になりました。第3楽章は前に前に行きたいツィマーマンと、どっしり行きたいヤルヴィの指揮があまり噛み合っていませんでした。まあ、それも些細な問題でしたが。

アンコールは知らない曲でしたがバッハのように聞こえます。無伴奏ソナタの中の1曲かな?ここであらためてツィマーマンの音色の存在感にびっくりしました。協奏曲の中で演奏している音の何倍も豊かに聞こえました。弱音部は、本当にホール全体が息を飲んでいるような緊張感でした。

後半は《ツァラトゥストラはかく語りき》。2管編成だったブラームスに比べると、4管編成になって(しかもテューバ2本、ハープ2台、パイプオルガンつき)ステージ上の人数もかなり増えます。弦も増えていたかな?この曲、冒頭の存在感があまりにも大きいせいか、ぶっちゃけそれ以降の音楽にそんなに魅力を感じません。まあ、曲想などは「いかにもシュトラウス」という感じなので、その雰囲気を楽しむことにしました。

前回同じオケでファビオ・ルイージの指揮で聞いた《アルプス交響曲》は端正に作りこまれた印象があったのですが、ヤルヴィはやはり隅々まで鳴らしてきます。それにしても、このオーケストラが「シュトラウス・オーケストラ」と言われている所以がわかります。音色といい、突出してきてほしい時に出てくる楽器のバランス感とか、「これしかない」というくらいリヒャルト・シュトラウスの作品にふさわしい感じがしました。途中、ステージの上でカラフルな流動体がうごめいていて、それが刻一刻と形を色を変えているようなイメージが頭に浮かびました。

ひょっとして、ルイージだったらここまで奔放な響きを聞けなかったかも知れません。綺麗にまとまる飽和点からほんのちょっとはみ出した奔放さはヤルヴィの指揮のおかげでしょう。まったくもってブラヴォーです。

さてアンコール。ヤルヴィが一言目に何と言ったのか聞き取れなかったのですが、二言目は「Andante Festivo」。シベリウスの《アンダンテ・フェスティーヴォ》です。弦楽合奏とティンパニのために書かれた小品で、「Festivo」というくらいなので一応祝祭的な意味合いの曲なのですが、懐想的で、どこかしんみりする雰囲気の荘厳な曲です。ものすごく大好きな作品で、しかもヤルヴィ指揮エーテボリ響の演奏を愛聴していて(以下の交響曲第5番のカップリングで収録されています)、しかもシュターツカペレ・ドレスデンの弦の響きでこの曲を聞けるなんて、想像だにしていませんでした。最初の音を聞いた瞬間、涙が出てきてしまいました。(分かる人には分かっていただけるかと思いますが、教授のコンサートのアンコールでいきなり《Aqua》が始まった時のような感覚です。)相変わらず彫りの深い演奏で、メインプログラム以上におおらかな表情の演奏でした。コントラバスが唸るような音は他のオケで聞けない音だと思います。

シベリウス:交響曲 第5番 [Import]

アンコール2曲目は知らない曲でした。《Andante Festivo》と違って曲目紹介をしませんでしたし、隣に座った夫婦は曲に合わせてリズムを取っていたりしていたので、一般的には有名な曲なのかも知れません。

ますます、このオケが好きになりました。ドレスデンまで聞きに行くか?(笑)

備忘録:吹奏楽データベース修正

やはり少しずつ気温が上がっています。昼間は陽もさしていました。夜になって、交通量が多い道路は雪も氷もなく乾燥した状態になるのですが、交通量が少ない道路(例えば会社の駐車場など)は溶けた雪の表面が凍るので、つるつるの氷になってしまいます。

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相変わらずノドが痛いです。会社でもゴホゴホやっている人が増えてきているような気がします。早く寝よっと。

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備忘録。

吹奏楽コンクールデータベースをながめていると「はて?」と思う作曲家、自由曲を目にすることがあります。今まで確認する術がないと思っていたのですが、今さらながらにブレーンのミュージックダウンロードストアを利用すればいいことに気付きました。ここにはかなりの数の全国大会音源があって、冒頭だけなら無料で視聴できるわけです。というわけで、(少々どうでもいい話ですが)データベースを修正したメモです。

1979年(第27回大会)の一般の部に出場した郡山吹奏楽団。資料には《ロシアの教会音楽》(リード)と書かれているのですが、これが《ロシアのクリスマス音楽》であることを確認しました。まあ、これは言わずもがなですが、一応確認ということで。

これは多数あるのですが、自由曲が《トッカータとフーガ》(バッハ)とだけ書かれている団体があります。全国大会でこう書かれていた団体については、全て《トッカータとフーガ ニ短調》であることを確認しました。支部大会については確認手段がないのでそのままにしてあります。まあ、ほとんどが「ニ短調」だと思うのですが、たまに「ハ長調」を取り上げる団体もあるので即断はできません。

1970年(第18回)の大学の部に出場した福岡大学吹奏楽団。《ファンタジア ト長調》(マーベス/R.L.リースト)とあります。ずっと読み違えてフランシス・マクベスだと思っていました。マクベスがこういうタイトルの作品を書いたことがないことを確認したあとで演奏を聴いてみたら、何のことはない、バッハの《ファンタジア ト長調 BWV572》であることがわかりました。それと、この表記から編曲者はR.リーストとE.F.ゴールドマンだと思います。で、念のため1974年(第22回)の一般の部に出場した横手吹奏楽団の自由曲《ファンタジア ト短調》(私にリストにはこうありました)を聞いてみたら、これも同じ作品でした。

サーバーへのアップロードはもうちょっとまとまったところで行いますので、少々お待ちを。

long time no see

何か先週末からノドが痛いです。風邪のひきかけかなあ?

昨日作ったポトフもどきにトマトピューレを加えてミネストローネもどきを作りました。だんだん応用力が増している気がします(笑)。

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在ヘルシンキ(フィンランド)の友人Davidと久しぶりの会話。メール上ではずっと「いつか会いたいね」という会話をしていたのですが、最近なかなか会話が噛み合わなくて心配していました。今朝、念のために別のアドレス(linkedin経由)にメッセージを送っておいたのですが、予想通り「スパムフォルダーに入っていたあ!」というメールが。私は独自ドメインを使っているので、おそらく From: アドレスと、送信に使っている smtp サーバーのドメインが違うためにスパム扱いされたのではないかと推測します。

まあ、すったもんだしたあとで何とか電話で会話することができ、ヘルシンキ訪問日程を調整できました。ヘルシンキってハンブルクよりもさらに北なんだよなあ … どのくらい寒いんだろう?

思えば、ふとしたことからメールで知り合い、彼が日本に来た時にアパートに泊めてあげたのがもう10年以上前、その後、彼の故郷であるシアトルで会い、京都で会い、また浜松で会い、今度はヘルシンキで再会することになります。

今はシベリウス・アカデミーというところで音楽学の教授をやっています。音楽に関するいろいろな名所に連れて行ってくれるとのことなので楽しみです。乞うご期待。

調子に乗ってポトフ大作戦

先週あたりから比較的気温が高い日が続いているので、夕方の退社時点での外気温は0℃から2℃くらいでした。ということで、しばらく積もっていた雪も溶け始めています。交通量が多い道路はちょっと湿っている程度なのですが、交通量が少ない道路や水はけがよくない駐車場はベシャベシャしたシャーベット状態です。また、がっちり凍っている路面の氷はなかなか溶けないので、気を抜いているとやはりスリップしてしまいます。

久しぶりにガソリンを入れるのを機に、(今さらですが)ガソリンスタンドで冬を乗り切るための三種の神器を買ってきました。

  • マイナス60℃でも凍らないウィンドウォッシャー液。せこく水道水を使っていたのですが(笑)、日によっては凍ってしまって全く役に立ちませんでした。
  • プラスチックの霜取りヘラ?アパートも会社も青空駐車なので、ガラスについた霜や氷を取るためのものです。
  • 車に積もった雪を払い落とすためのデッキブラシ?

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先週末のポトフもどきがうまくいったのに気をよくして、さらに野菜煮込みを作ることにしました。大量に買ってしまったジャガイモ(1.5kgの袋入り)やタマネギを何とか消費しないといけないということもあるので、今日はソーセージとズッキーニと人参とニンニクを加えてみました。本当はトマトの缶詰めも加えてみようと思っていたのですが、とりあえずコンソメだけでOKだったので、明日トマト味にすることにします。食べる時にハーブソルトを軽く振ると美味。

自炊大作戦

少々、昨日のお酒(黒霧島のお湯割りでした)が残りつつ、午前8時30分起床。とりあえず掃除と洗濯をして12時くらいから活動開始。

まずは DHL に荷物を引き取りに。

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ふだんオンラインでコンサートのチケットを注文した時には普通郵便で届くので郵便受けに入っているのですが、今回のパット・メセニーのコンサートは取り扱い業者が違うので宅急便的な DHL で配送されてきました。当然、平日はアパートにいないので受け取ることができません。不在通知が入っていたので営業所まで取りに行く必要があります。土曜日の受付は13:00まで。12:00過ぎに行ったので駆け込みで多くの人が待ち行列を作っていました。

街中で昼食。ハンブルガー・ホフの中にあるタイ料理屋「CHA CHA」へ。二日酔いのために朝食が軽めだったので、ちょっとがっつり食べました。(撮影していませんが)飲み物はマンゴー・ラッシー、前菜に春巻、メインはフルーツのパド・タイ(タイ風ライス・ヌードル)です。

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このパド・タイ、ベースはナンプラーだし、少々赤唐辛子も入っているのですが、パイナップル、マンゴー、リンゴ、トマトなどが入っています。甘酸っぱさと辛さが同居してけっこうおいしいです。

そうそう、通りを歩いている時に「無印良品」のお店を発見しました。以前、開店するという噂は聞いていたのですが、今春オープンだそうです。

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その後、いつものように「ヘアサロン銀座マツナガ」でヘアカット。いつも切ってもらっていた人が日本に帰ってしまったので、その代わりに新しく来た人に切ってもらいました。1月14日にハンブルクに来たばかりとのこと。かなりサッカー好きのようで、ぎりぎりワールドカップが終わるまでドイツにいられそうだ、みたいな話をしていました。(ワールドカップは6月11日から7月11日まで)

食料の買い出しはちょっと趣向を変えて Wandsbek の EDEKA へ。EDEKA はかなり頻繁に買い物に行くスーパーマーケット・チェーンなのですが、Wandsbek にある EDEKA はかなり大型の店舗です。夏休みに家族が来た時には頻繁にこのお店で買い出しをしていたのですが、それ以来かも知れません。

先日の健康診断の結果を踏まえて、意識的に野菜を多めに摂らないといかんなあ、と思っていたところなので、とりあえず、ジャガイモ、タマネギ、ポロネギ、人参、パプリカ、ニンニクなどをコンソメで煮て、ポトフのようなものを作ってみることにしました。肉なりソーセージなり、動物タンパク質を忘れたのはちょっと失敗でしたが …

野菜を切って煮るだけなのですが、ドイツに来てからもっとも手がかかった料理かも知れません(笑)。一口サイズの小さいジャガイモを皮ごとゆでただけなのですが、とにかくジャガイモはおいしいです。かなり大量に作ったので数日はもちそうです。

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相変わらず雪です。車の運転は大変ですが、雪に覆われた街はけっこう綺麗です。

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夜、何気にテレビをザッピングしているとワーグナーの《ジークフリート》が放送されていました。以前見た《ラインの黄金》の続編のようです。ラ・フラ・デルス・バウス(La Fura dels Baus)による演出。「ヴァレンシア・リング」と呼ばれているやつです。《ヴァルキューレ》は見損なってしまったようです。ということは2月末に《神々の黄昏》をやるのかなあ?

ドイツではすでにブルーレイで発売済なのですが(そう、いちばん左の画像が《ラインの黄金》最終場面で登場するヴァルハラです)、ブルーレイで見たらさぞかしまばゆいであろう、CG なども駆使した色彩感豊かなプロダクションです。こういうのは賛否両論を呼ぶのではないかと思います。視覚的要素が強い分、音楽が置いてけぼりになってしまう危険性もありますが、何回も指環コンプリートに挫折している私のような初心者は飽きずに楽しめるように思います。

とはいえ、ブリュンヒルデはもうちょっとスマートな方がいいなあ …

おいでませ打ち上げへ

水曜日に続いて、今日も午後から大雪。気温は先週末に比べて多少高め(0℃前後)なので、そんなに寒くは感じないのですが … みんな、おそるおそるという感じでかなりスピードを落として運転しているのですが、発進時などにちょっとふかすとたちまちホイールスピンしてしまいます。

ということで一週間の日程も無事終わり、今日は打ち上げでした。

前回も前々回も「あかり」で打ち上げをやったし、しかも出張者は今回の滞在中に2回も「あかり」に行ったとのことなので、別の日本料理屋である「小紋」で催されることになりました。私としては赴任直後に連れてきてもらった時以来なので、ほぼ半年ぶりくらいになります。

「あかり」以上に居酒屋的なメニューを食べられるお店なので、たこわさ、湯豆腐、コロッケ、さばの塩焼き、手羽先、枝豆、巻き寿司などなど、ふだんなかなか食べられないものをいただきました。

電車の遅延/運休などが心配でかなり早めにアパートを出発したのですが、普通に運行していたし、乗り継ぎも思いのほかスムースだったので、ちょっと SATURN に寄ってみることにしました。

オーケストリオン

まずはこれ。リリースされたばかりのパット・メセニーの新作です。アナログ自動演奏機器であるオーケストリオンを使ってのワンマンレコーディングということなのですが、ちょっと微妙。時おり、フランク・ザッパが同様のアイデアでシンクラヴィアを使ってワンマン録音した「ジャズ・フロム・ヘル」のように聞こえます。全ての演奏においてデジタルな音ではなく楽器そのものが鳴っているという意味では、自動演奏といえども音楽がエモーショナルになっている部分はあるのですが、逆にそれぞれのパートを人間が演奏したらもっと面白くなるかもしれないのになあ … と思ったことも確かです。となると、このアルバムの存在意義は?という疑問に行き着いてしまうのですが。ともあれ、ライスハレでオーケストリオンが演奏されるのを見るとやはり楽しくなってしまうのでしょう。サウンド的には(近作を聞いているわけではないのですが)いかにもパット・メセニーといった感じでした。

Brahms Complete Edition

そろそろ買わないとなくなりそうだったので、意を決して買ってみることにしました。CD 46 枚にブラームスの主要作品がほとんど収録されています。”Complete” とは言いながらもいくつか収録されていない作品はあるそうです。

のちにウィーンに移り住んでしまいましたが、ハンブルクはブラームスが生まれた町です。この町で冬を過ごしていると、ブラームスのどっしりとした音楽のバックグラウンドがわかるような気がします。このボックスを聞きながら越冬しようかと思っています。

主要な管弦楽作品以外では、映画にも使われた弦楽六重奏曲第1番の第2楽章が気に入っています。確か、歌手の白鳥英美子さんがこの楽章の旋律に歌詞をつけて歌った「ハートランド」という曲がキリンのビール「ハートランド」の CM に使われていました。それから、曲については全く印象に残っていないのですが、大学時代に学オケのアンサンブル・コンサートで聞いたクラリネット五重奏曲のクラリネット奏者があまりにも素晴らしかったことを覚えています。

実は46枚のうち、三分の一ほどが歌曲です。このあたりが一つのハードルかなと …

Khachaturian: Piano Concerto

キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィルハーモニー交響楽団によるハチャトゥリアンのピアノ協奏曲 … はどうでもよくて(笑)、カップリングが交響曲第3番《シンフォニー・ポエム(交響詩曲)》です。1969年録音ということで、この時期のソ連のオケにしか出せないであろう独特の濃厚なサウンドで、この凶暴な曲が聴けます。バランスが悪いとか、ミスがあるとか、細かいことは言わずに、とてつもない推進力を味わおうではありませんか。

111 Years of DeUtsche Grammophon/Various (Ltd)

前に買ったのは55枚組、これはそこからピックアップした6枚組 … のはずなのですが、微妙に55枚組に含まれていない演奏が含まれているんですよねえ … 毒を食らわば … ということで …

Elgar: Cello Concerto; Sea Pictures; Overture ‘Cockaigne’

エルガーのチェロ協奏曲の予習用に。結局、ジャクリーヌ・デュプレの演奏で、もっとも安く手に入る盤にしました。

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飲み会に行く途中、ハンブルク中央駅の辺りではハンブルガーSVのマフラーを人たちがたくさんしました。珍しく金曜日に試合が行われたようです。対戦相手は長谷部誠を擁するヴォルフスブルク。しかし、これだけ雪が降る中で20:30試合開始ってどうよ?試合終了は23:00くらいになってしまうじゃないですか …

あとでテレビでハイライトを見ましたが、シュートを打っても打っても入らない状態。o-1のまま終わるかと思われた90分に何とかフリーキックを決めて1-1の引き分けで終わりました。5位キープです。下位チームが近付く足音は聞こえなくなりましたが、上位チームの足音も少しずつ遠ざかっている状態です。新加入のファン・ニステルローイも見に来ていたようで、早く見てみたいですね。

おいでませ Asia Lam へ

日本から来ている出張者との打ち合わせも今日が佳境。

とりあえず無事終わった後は、いつものアジア料理屋「Asia Lam」へ。私と先輩駐在員と日本から出張者の3名です。私にとっても先輩駐在員にとっても行きつけの店で、だいたい日本からの出張者があると連れてくる店です。ほぼ皆さん気に入ってくれているようです。

(パド・タイのつもりで頼んだですがうまく伝わらなくて出てきてしまった)焼きそば、タイ風カレー、カラマリのオイスターソース炒めをシェアしながら食べました。(iPhone を忘れたので画像はなし)前にも書きましたが、オン・ザ・ライスするとかなり幸せです。