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ワールドカップということで

最近、自動車の後部座席の窓にドイツの旗を立てている車をよく見かけます。だいたい予想はついていたのですが、ワールドカップに向けてガソリンスタンドなどでフラッグが売られているようです。たまにイタリアの旗を立てている車も見かけますが …

また、スーパーマーケットの「REWE(レーヴェ)」では、レジでドイツ代表チームのカードを配布しています。どういう基準で何枚もらえるか実はよくわかっていません。妻が近所の方と一緒に買い物に行った時にはもらえなかったそうで、今日息子と行った時には2枚もらえました。また、息子がレジの前でカードを持ってウロウロしていたら、買い物を済ませた見知らぬおじさんからカードを1枚もらいました。ミヒャエル・バラックのカードが入っていたのですが、ワールドカップには出場できないんですよねえ …

昨日はフランス人(英語とドイツ語も話せる)と昼食を食べに行ったのですが、その時にもワールドカップの話題になりました。12年前のフランス大会の決勝戦(フランス対ブラジル)をパブリック・ビューイングで見たとか。しかし、フランスやドイツの人とサッカーの話になると、何となく「上から目線」で話をされるのが悔しいです。先日も「日本はオランダ、デンマーク、カメルーンと同じ組なので決勝トーナメントに進むのはほぼ不可能なんだ」という話をしたら、「ほう、それは残念だねえ」みたいな反応が返ってきました。(最近のフランスはどうなのかよくわかりませんが)ドイツくらいの代表チームになると応援に熱が入るのは決勝トーナメントに入ってからなんでしょうね。

日本代表チームの映像は放送権の関係でこちらの日本語放送(JSTV)では映像が全く放送されません。ウェブなどではいろいろニュースを見る機会があるのですが、チーム状態はなかなか大変そうですね。

というわけで、ドイツを応援しながらテレビを見ようかなと思っているところです。

神々の黄昏マンボ

妻が綿棒(メンボウ)を使って息子の耳掃除をしたそうで、二人でウェスト・サイド・ストーリー(バーンスタイン作曲)の《マンボ》を歌って盛り上がっていたそうな。

寝る時に「他にマンボって叫ぶ曲知らない?」と尋ねられたのだが、ペレス・プラードの《マンボ No.5》しか思い浮かばなかった。まあ、あれは「叫ぶ」のではなく「歌う」といった方が正しいのだが。

そうしたら、息子が「ねえねえ、《神々の黄昏》は?」と聞く。「さすがに《神々の黄昏》では歌わないなあ …」と苦笑しながら答えたものの、いろいろな場面で登場人物がマンボを踊ったり歌ったりするシチュエーションを想像したらたまらなくおかしくなったので、備忘録ということで書いておく。

それだけ。

久しぶりに本買いました

ほぼ一日を通じて快晴。珍しくコートなしで外出できるくらいの暑さ(暖かさ)になりました。

久しぶりにヘアサロンマツナガでヘアカット。ついでに息子もドイツに来てから初めて髪を切ってもらう予定だったのですが、例によって人見知りとか、耳とかうなじとかと触られるとくすぐったいとかで前髪だけちょっと切ってもらいました。そのくせ、髪の毛を切ってもらったお姉さんが気に入ったようで、何度も「バイバ〜イ」とか言っていましたが。

そのあと、隣りの OCS をのぞきました。今まで日本の雑誌は特に買おうと思っていなかったのですが、見たことがなかった「ミュージックマガジン」が売られていたので、おもわず買ってしまいました。特集は2000年〜2009年にリリースされた洋楽のベストアルバム。やはり、この時期になるとほとんど洋楽は聴いていませんねえ。聞いたことがあるアルバムも大ベテランであるボブ・ディランの「モダン・タイムス」とかブライアン・ウィルソンの「スマイル」だし …

MUSIC MAGAZINE ( ミュージックマガジン ) 2010年 06月号 [雑誌]

それから、旬が過ぎて1ユーロで売られていたバーゲンブックから一冊。

ヒラリー・クイーン――大統領への道 (光文社文庫)

オチがひねられ過ぎていてどこが面白いのかさっぱりわからないネタもありますが、いしいひさいちが描く実在人物のデフォルメが時々ツボに入るのが楽しみなのです。今回はコリン・パウエルとかコンドリーザ・ライスがヒットかな。

昼食はおいしいカリーブルストのお店「EDEL CURRY」で。私と同じように妻も息子も気に入ってくれたようです。

とりあえず解脱

マイレージを貯めるために特定の航空会社を利用することを「修業」、修業によってマイレージサービスの上のクラスになることを「解脱」というらしいですが、このたび無事ルフトハンザのフリークエントトラベラー、スターアライアンスでいうところのシルバー会員になることができました。

今年は年末年始の帰省に始まって、弟の結婚式、家族渡独のための引っ越し手伝いと日本へ帰る機会が多かったので早々と「解脱」する予定だったのですが、日本に帰った時のマイルがいつまで経っても加算されませんでした。オンラインでマイルの事後加算ができることを知ったので試してみたところ、「加算対象外の予約クラスのために加算できませんでした」というメッセージが出てしまいました。よくよく見てみると、例の火山騒動のために再予約を繰り返したところ、予約クラスが変わってしまって加算できなかったようです。ルフトハンザに電子メールで依頼して、今日めでたく加算が確認されたわけです。

以前は上級クラスのメリットとしてインボラアップグレードの可能性が増えることが楽しみで、実際ユナイテッド航空のプラチナメンバーだった時にはアメリカ出張の際の復路をほとんどアップグレードしてもらっていたこともありました。最近はエコノミークラスでの10時間のフライトも慣れたようで、それよりも手荷物の重量制限が多くなったりバゲージの PRIORITY タグのおかげで荷物が早く出てくることの方がうれしくなっています。

ドイツ赴任を機にユナイテッドのマイレージプラスからルフトハンザのマイルズ&モアに切り替えてマイルをためているのですが、こんなに日本に帰る機会が多いのであれば、ANA で貯めて SFC を目指せばよかったかなあ、とも思っています。

森の日

ドイツの幼稚園では「森の日(Waldtag)」と呼ばれる行事があるそうです。まあ、単に森へ行って遊ぶだけなのだそうですが、遊具も何もないところで遊ぶ方法を見つけることで子供たちの創意工夫を養うという意味合いがあるのかなと。

ハンブルク日本人学校でも年に3回(かな?)の「森の日」があるそうで、Halstenbekから2駅先にあるPinnebergの森へ行ったそうです。近くのドイツの幼稚園の子供たちに同行するような形で行くのだそうです。

息子の話を聞くと、切り倒された大きな木を電車や飛行機に見立てたり、落ちていた長い木の枝を剣に見立てたり、それなりに遊び方を発見できたようです。

で、この「森の日」は小雨でも決行するようですし、真冬の、おそらく雪が降る中でも決行されます。したがって、日本ではまず必要ないような防水服が必要になります。先週末、このためのRegenJacke(レーゲンヤッケ、いわゆる雨ガッパ?)やRegenhose(レーゲンホーゼ、いわゆる雨ズボン?)などをスポーツ用品店で購入しました。

自転車の練習

そして連休の最終日。

午前中と夕方、妻が昼食や夕食の用意をしている間に息子の自転車の練習に付き合って日本人学校まで往復しました。こぎ出しはやはり力が要るせいか少しサポートが必要ですが、走り始めてからはかなりスムースに乗っています。自転車に乗って日本人学校まで行き、日本人学校の正門前にある広めの歩道スペースで練習し、また自転車に乗りながら自宅まで帰ってくる、というコースです。今のところ、息子がこぐ自転車の最高速度が私の駆け足と同じくらいのスピードなので私にとってもいい運動になっています。

サイズとして、浜松市内の交通公園でよく乗っていた自転車くらいの大きさのものを買ったのですが、少々息子には大きい感じなので、近い将来に補助輪の外して練習するのであればもう少し小さいサイズを買ってあげた方がいいかなあ、と思っています。

連休2日目の買い出し

そして連休二日目。今日はカレンダー上は平日なので、買い物や赴任に関する手続きをするために電車で街中へ出かけました。

まず、本来なら家族のドイツ入国直後にやろうと思っていた、在留届の提出(と私の分の住所変更)を行うために在ハンブルク日本領事館へ。家族が5/2に入国して、その後に取得していた休暇の間(5/3~5/5)にこの手続きをやろうと思っていたのですが、日本領事館は日本の休日には閉まっているんですねえ … もちろんドイツの休日にも閉まっているのですが … ということで、あらためて今日手続きを行ったわけです。ついでに妻の日本の運転免許証の独訳依頼と、在外選挙人登録申請も行いました。

やっと日本から持ってきた(航空便で送ってもらった)ブルーレイディスクプレーヤーを設置したので、街中への買い物がてらブルーレイディスクを買いに SATURN へ。やはり、いわゆるヴァレンシア・リングを高画質で見てみたいと思ったので、まとめて購入しようと思ったのですが … 4部作のうち《ラインの黄金》は売り切れのようで店頭になく、他の3作も amazon.de などで購入した方がかなり安く買えそうです。とはいえ、なるべく早くブルーレイディスクの映像を見たかったので、とりあえずかろうじておおまかなあらすじは把握している《神々の黄昏》を購入して、あとの3作はamazon.deから後日購入することにしました。

Gotterdammerung (Ws Sub) [Blu-ray] [Import]

今日から4連休

今日は Christi Himmelfahrt(キリストの昇天)という祭日です。文字通り、復活したキリストが昇天したことを記念する祭日で、復活祭から39日目にあたります。復活祭は毎年移動する祭日なのですが毎年日曜日になるように設定されています。そのため、この「キリストの昇天」も毎年時期は動くものの木曜日になります。

そして、翌金曜日はカレンダー上は平日なので、私の勤務先は(おそらく他の企業も)出勤日にはなっているのですが、学校が木曜日から日曜日まで4連休になるため、多くの人が金曜日も休暇を撮ります。そういうわけで、私も休暇を取得して4連休にしました。

例によって、祭日はお店も閉まっているので買い出しなどもできません。日帰りで行けるところへ小旅行することにしました。

向かった先はリューベック。ハンブルクの50kmほど北に位置する街で、私も赴任後最初の休日に訪れた場所です。街並み自体が世界遺産に登録されている美しい街なのですが、妻や息子はマルツィパン(マジパン)で有名なニーダーエッガーのカフェで飲食することの方に興味があるようです。

ホルステン門近くの無料駐車場に車を停めて、バッハがそのオルガンの音を愛したと言われる聖マリエン教会、そのすぐそばにある市庁舎広場(ニーダーエッガーもこの近くにあります)、塔の上から街を見下ろすことができる聖ペトリ教会、そして街のシンボルともいえるホルステン門、という経路でまわりました。まあ5歳の息子にはこのくらいが限界のようです。

以前、ニーダーエッガーを訪れた時には市庁舎広場にあるカフェに入ったのですが、今日は本店の2階にあるカフェに入りました。数多くのトルテがディスプレイされているスペースで好みのものを注文し、あとから持ってきてもらうというシステムです。その上の階にはニーダーエッガーの歴史を展示している部屋があり、そこではマジパン細工のデモンストレーションも行われています。息子はうさぎのマジパン細工を作ってもらいました。

みなとまつり

妻が昼からハンブルク日本人会の婦人部会があるということで、息子と何をしようかと思案。

体調があまりよくないので、ずっと家でゴロゴロしていてもいいのですが、せっかくなので 5/7(金)から 5/9(日)にかけて行われている「ハンブルク港祭り」を見に行くことにしました。ドイツ語では「Hafengeburtstag(港の誕生日)」ということなので、開港祭という意味合いなのでしょうか。

息子はあまり乗り気じゃないようで、中央駅(Hauptbahnhof)に行っていろいろな電車を見たいようです。「中央駅まで行く途中の駅でちょっと船を見てみよう。」という提案にも、しぶしぶ「じゃあ、いいよ。」という感じで了承。

Halstenbek 駅からS3に乗り、Landungsbrücken駅で下車。この駅からは港を見下ろすような形になるのですが、たくさんの出店があったり、大小さまざまな船がエルベ河を行き来したりしています。

息子もだんだんテンションが高まってきたようで、岸に近づいてきた外輪船を見て「あれ、乗りたい!」「だって、まだ船に乗ったことないもん。」とのこと。そういえば、今まで乗ったことなかったっけかなあ?ということで乗ってみることにしました。本当は5歳の息子も料金を払わなければいけないように思うのですが、まけてもらって(?)大人料金の14ユーロのみでした。

まあ、エルベ河の中を1時間程度往復するだけなので、いわゆる「風光明媚」は期待できないのですが、高級住宅地とされるBlankeneseの砂浜を眺めたりとか、ばかでかい貨物船の近くを通り過ぎたりとか、大きなドックの中をのぞいたりとか、再開発が進むHafencity地区の近代的な建物を眺めたりとか、おそるおそる風の強い甲板に出て景色を眺めたりとか、息子にとってはかなり満足する体験だったようです。ちなみに新しいコンサートホールもHafencity地区に作られています。会社の同僚からは資金難で計画通りに進んでいないという話を聞きましたが …

そして第1日目

時差ボケのせいか、機内で寝過ぎたためか、家族でかなり早めに起床。

まずは妻と息子の住民登録を行うために Halstenbek の Rathaus(市役所)へ。前回、自分自身の住民票を移動したときと同様に「家族が日本から引っ越して来たので住民登録をしたい」と書いた文書(英文とその独訳)を担当者に渡して作業をお願いしました。パスポートの内容を登録して、特に問題なく終了。

その後、日本人学校へ。ちょうどこの日(5/3)の午後に幼稚部の保護者懇談会があるということだったので、午前中に見学と挨拶をして、午後から妻が保護者懇談会に参加する、という日程にしました。幼稚部が体育館で遊ぶ様子を見学させていただいたのですが、案の定、息子は「人見知りモード」でなかなか親を離れません。まあいつものことだから … と思う反面、入園してちゃんとやっていけるんだろうかという不安もあります。

帰りしな、日本人学校近くのパン屋さんで昼食用のパンを購入。意外にドイツ特有のパン以外の種類もあって、うちでは好評でした。

妻が保護者懇談会へ行っている間、体調の優れない父子は昼寝を。引っ越し疲れかなあ …

妻が帰って来たあとは、近くの EDEKA で食料を買い込みました。1週間以上家を空けていたので、ほとんど食料が尽きていたわけで。