ブレーンから「BCL4」の情報をいただく。ついに「あの曲」がCDで聞けるらしい。
ブレーンから「BCL4」の情報をいただく。ついに「あの曲」がCDで聞けるらしい。
3月6日に行われる「こども講座 吹奏楽編」の合奏。
その後、9月の定期演奏会のための選曲会議。とりあえず全容が決定する。
毎年チャレンジングな曲が多くて消化不良の部分があったという反省があったので、今年はぐっとこらえていくらかハードルを低くした。毎年少しずつでも前進していきたいという思いと、技術的に少し余裕を持ってその分表現を充実させたいという思いの葛藤が強かったのだが、今年は比較的いいところに着地したのではないか。
思い入れの強い曲ばかりやっても必ずどこかで空回りが起こってしまうと思うし、「積志ウィンドアンサンブルらしい曲」ばかりやっても自己満足に終わってしまっては意味がない。要はバランスなのだろう。
今年は副指揮者にも何曲か振ってもらうことになっている。自分が振らない曲では客観的にうちのバンドを観察できそうだし、演奏者も新鮮な方向からの曲作りができてメリットがあるのではないかと思う。結局、いちばん忙しいのは演奏者としても指揮者としても出演しなければならない副指揮者になりそうなのだが、ぜひがんばって欲しい。
先日代金を送金した楽譜とCDが送られてきた。昨年の11月に初演されたシュワントナーの最新吹奏楽作品《リコイル》である。氏の出版社である Atherton Hill Press(http://www.athertonhillpress.com/)から購入した。
(後日付記)シュワントナーのホームページは以下に移動したようです。上記のリンクは無効です。
吹奏楽作品といっても、いわゆる三部作《そして、どこにも山の姿はない》《暗黒の一千年代》《夕暮れの静寂の中で》は、ほぼ4管の管楽オーケストラのために書かれていた。したがってサクソフォンやユーフォニアムは含まれていない。(あれ?コンクールで演奏している団体は …..)この《リコイル》はシュワントナーとしては初めての「普通の」吹奏楽編成のために書かれた作品となる。氏の作品に必要不可欠なアンプつきのピアノは含まれているが。
「導入部 – ミニマルっぽい主部 – 中間部 – 再現部」という構成は前作《夕暮れの静寂の中で》に似ていなくもない。ただ、《夕暮れの静寂の中で》が比較的穏やかな曲想だったのに対して、《リコイル》は主部の荒々しさと中間部の静寂さの対照がより大きい。主部では 7/8 拍子で複数のバスドラムで叩かれる暴力的なリズム・オスティナートが印象的であるし、中間部では2部に分かれた歌詞のないコーラス(女声の音域なので男性が歌う場合はファルセットでという指定がある)が使われている。
《夕暮れの静寂の中で》のスコアを見た時にも思ったのであるが、この変拍子の中でベルトーン的なアンサンブルを合わせるのはかなり難しいだろう。また、フレーズが変拍子の裏拍から入っていたりしているので、なかなか変拍子のリズムに乗りにくい。
大砲と吹奏楽の饗宴 – 自衛隊の「大砲を使った」コンサート
あまりにもわかりやすいタイトル(笑)。2004年10月30日に陸上自衛隊朝霞訓練場で行われた、陸上自衛隊の東部方面音楽隊・第1音楽隊・第12音楽隊の合同演奏のライヴ盤。
突撃ラッパをモチーフにした《攻撃》(山本銃三郎)、《アメリカ野砲隊》(スーザ)、大序曲《1812年》(チャイコフスキー)という、小銃や大砲の音が盛り込まれている3曲が演奏されている。
野外で、しかも雨の中での演奏ということであるが、演奏・録音ともにかなりよい。CD-R ではあるが、これで1000円ならお買い得。
白樺録音企画(http://www.i-love-wind-music.com/index.html)から購入できます。
朝っぱらから宅急便が届く。
Fennell: A Tribute To Frederick Fennell
フレデリック・フェネルの写真や手紙などを集めた本である。緻密な資料集といった感じではなく、フェネルの業績を視覚的にとらえるための本と考えた方がいいだろう。
2004年の夏に発行されたようなので「追悼」という雰囲気はない。(結果的にそうなってしまったが …..)
フェネルが2000年に来日した際に、ユーフォニアム奏者の三浦徹さんの別荘で開催された「コンダクターズ・クリニック」の集合写真が178ページに載っている。
フェネルはもちろん、三浦徹さん、伊藤康英さん、等身大のフェネルの立て看板(笑)も写っているのだが、私もちゃんと写っている。ちょっと感激。
このときの様子は2000年4月29日の日記にちらっと書かれています。
フェネル/イーストマン・ウィンド・アンサンブルのコンビがマーキュリーに録音したアルバムが3月に一挙に14枚リリースされるそうだ。
(amazon には全部入っていないのかな?以下のような感じ。)
まあ、このシリーズは以前から何度も再発されているし、率直に言って全てが「聞くべき演奏」ではないと思う。ホルストの2つの組曲や RVW の《イギリス民謡組曲》《トッカータ・マルツィアーレ》、グレインジャーの《ヒル・ソング第2番》はぜひとも聞いておいていただきたい1枚ではあるが。
マーキュリーに録音されたものよりも、テラークに録音されたものの方が価値は高いと思う。クリーヴランド管弦楽団の管楽器セクションのメンバーとともに録音された2枚のアルバムからの編集盤も同時に発売される。SACD と書かれているけどハイブリッドなのかなあ?
(こちらも)ホルストの2つの組曲が収録されている盤は名盤の誉れ高く何度も再発されているのだが、もう一枚の方は残念ながら国内盤は廃盤のようである。《イギリス民謡組曲》や《リンカンシャーの花束》、あるいはいくつかの行進曲なども優れた演奏の「隠れ名盤」である。この機に聞ける状態になったことはうれしいのであるが、SACD でしか聞けないとなるとちょっと残念である。
ホルストが入っている盤は高校時代に先輩から借りたことをよく覚えている。もちろん CD ではなくレコードだった。当時のレコードの相場は確か 2800 円くらいだったと記憶しているのだが、このレコードは直輸入盤で確か 3800 円もした。また、オーディオマニアだったその先輩からは「安物のレコードだと針が飛んで再生できない」とも言われた。それが、あのホルストの《第1組曲》のバスドラムである。幸い、うちのオーディオ設備はそこそこいいものであったので、ちゃんと聞くことができた。
今でこそいろいろな演奏がだれでも簡単に手に入るようになっているが、当時の状況、また私が住んでいたような田舎では、吹奏楽の演奏というと、コンクールとか、「ブラスのひびき」でかかるような演奏(やはり行進曲が多かったような気がする)しか耳にすることができなかった。
そんな時に聞いたこの盤はカルチャー・ショックだった。マーキュリーの諸録音に見られるようなフェネルの奔放な演奏ではなく、適度に抑制の効いた練られた演奏だった。(このあたりは主兵であるイーストマンではなかったからこその指揮者と演奏者の相乗効果があったものと推測する。)
備忘録。
某吹奏楽作品とその音源を購入するために International Money Order(日本語にすると何なんだろ?)を作成して発送する。届いたら報告したいと思うのでお楽しみに。
「隠し玉」のつもりだったんだが、うちの吹奏楽団での演奏できる可能性がかなり低くなってきたのでおおっぴらにしてもいいかなと。
いろんなものが一度に届きましたとさ。
懐かしい。1993年リリースとあるから、かれこれ10年以上経っているのか。「イロモノ・ロック」とでも言おうか、モダンチョキチョキズの 2nd アルバム。ちなみにリードヴォーカルだった濱田マリ(浜田麻里じゃないよ)は最近でもナレーションなどで名前を目にすることが多い。
ホーンセクションも常備していて、トロンボーン吹きの友人の後輩が参加していたそうだ。
イロモノではあるが、押さえているところは押さえているという感じ。1st アルバム「ローリング・ドドイツ」に収録されている《新・オバケのQ太郎》などもかなりかっこいいアレンジで、吹奏楽から離れていた時期にバンドでカバーしたこともある。
このアルバムに収録されている《ふられ節》や《凍りの梨》も、かなりいいメロディだと思う。
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション [DVD]
このシリーズは DVD で見始めてけっこうはまってしまい、3部作の最終作であるこの作品は映画館へ見に行った。上映時間のあまりの長さに辟易したという知人も結構いるのだが、私はこの世界観にどっぷりはまることができたので、そんなに長くは感じなかった。この圧倒的な架空感がよい。
ちなみに私が買ったのは公式ホームページ(http://www.lotr.jp/)で扱っていた「コレクターズ・DVDギフトセット」。ミナス・ティリスのフィギュアはどうでもよかったのであるが、「ロード・オブ・ザ・リング シンフォニー」の録音風景(モントリオール交響楽団)が収録されたボーナス DVD に興味があった。
DVD では本編に未公開シーンを 50 分追加 … ということは 4 時間越えるのか …
某廃盤セールでゲット。開始日を勘違いしていたり戦略を誤っていたりしたせいで成果はいまいち。
某ショップの改装在庫処分セール。在庫 DVD が全品半額ということなので開店時間を狙って行き、物色する。
第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (中学校編)
第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (高校編)
第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (大学職場一般編)
大学・職場・一般編は邦人作品が多く収められているし(本当に多くなりましたね、最近)、高校編ではバルトークのオケコンの終楽章が収められているというし、2枚買うんだったら中学編も買っておかなきゃ … ということで、悩んだ末に結局全部買ってしまった。
下手にこねくり回した解釈よりもストレートな演奏の方が楽しめるという意味で、大阪市立市岡中学校吹奏楽部の《呪文と踊り》(チャンス)は面白かった。
埼玉県立伊奈学園総合高等学校吹奏楽部の《管弦楽のための協奏曲》の終曲(バルトーク)は確かに超絶技巧を披露するにはもってこいの曲なのだろうが、編曲すると「ただそれだけ」という感じになってしまう。原曲の持つきらびやかさが薄れてしまってうまくアピールできなかったのではないかという気がする。
土気シビックウィンドオーケストラは、そのゴージャスな音色が他の団体とは一線を画しているように思う。どうしてもこじんまりした感じやチマチマした感じが拭えない編曲作品よりも、シンプルにソノリティをアピールすることができるオリジナル作品の方がこの団体には向いているのだろう。
ライブ2004 [DVD]
須川展也さんと東京佼成ウィンドオーケストラのライヴ盤。買おうかどうしようか迷っていたところ、この半額セールになったので自信を持って買ったしだい。うちの団員によると須川ファンでなくても楽しめるとのこと。
1991年と1992年のモントルー・ジャズ・フェスティバルを収録したDVD。
1991年には亡くなる直前のマイルス・デイヴィスが出演しており、クインシー・ジョーンズが指揮するビッグ・バンドを従えて、「マイルス・アヘッド」などの再演を行った。
1992年には、その亡くなったマイルスを追悼するトリビュートバンドが出演している。いわゆる「黄金のクインテット」のメンバーであるウェイン・ショーター(サックス)、ハービー・ハンコック(ピアノ)、ロン・カーター(ベース)、トニー・ウィリアムス(ドラムス)に、トランペットのウォレス・ルーニーを加えたもの。このメンバーは同じ年に来日しており、読売ランドや万博公園で行われたジャズ・フェスティバルに出演した。(私は東京も大阪も見に行きました。)
レイ・チャールズやデヴィッド・サンボーンも登場するらしい。
JリーグオフィシャルDVD ジュビロ磐田2003シーズンレビュー 第38回天皇杯カップ・ウィナーズへの軌跡
ジュビロ磐田の2003年シーズンのハイライト。およそ1年前、最後に天皇杯を制してとりあえずタイトルを確保したものの、昨シーズンはついにタイトルなし … 今年こそ頼みますよ。
ちょっと前にわりとブレークしていた《キャラヴァンの到着》の作曲者であるミシェル・ルグランが豪華ミュージシャンを集めて作ったアレンジ作品集。
当時のマイルス・デイヴィスとその周辺のミュージシャン(例えばコルトレーンとかビル・エヴァンスとか)が参加しているセッションが興味深い。これより先にレギュラー・クインテットで発表されている《ラウンド・ミッドナイト》(同名アルバム収録)も違う編成で録音されているのだが、ヴィブラフォン、フルート、ハープなどが加わった少しゴージャスなアレンジになっている。
あと、ニューサウンズ・イン・ブラスの《チュニジアの夜》(真島俊夫編曲)はこのアルバムに収録されているアレンジが元ネタ。もともとのアフロ・キューバンではなく、疾走感あふれるテンポ設定になっている。
DVD BOOK「ELEPHANTISM」のサントラ盤。買いそびれていたのだが安かったので …
NHK総合で放送される「ライブジャム2005」に天理高等学校吹奏楽部が出演するというので見てみる。
《ウェストサイドストーリー》から1曲、平原綾香の父であり天理高校OBであるサックス奏者平原まことをソリストにした《宝島》、平原綾香をソリストにした《ジュピター》を演奏。
PAバランスが悪いのか、かなり奥まった感じで聞こえる。金管はもっと歯切れよく聞こえていいはずだし、《ジュピター》の静かな部分ではあまり聞こえて欲しくない低音の伴奏が突出して聞こえてしまった(しかもかなり不安定)。
しかし、「堅気の人たち」の前であのマスゲーム的な振り付けはいかがなものかと思うよ。