吹奏楽」カテゴリーアーカイブ

ゴールデンウィーク総括

久しぶりに帰宅。

出張と帰省が続いて10日くらい家を空けていたことになる。明日/明後日は吹奏楽団の練習が詰まっているので実質的なゴールデンウィークは終わり。というわけで簡単な総括を。

行ったところ

厄払い:  ゴールデンウィーク中に中学校の同級生が集まって厄払いをするということになっていたのだが、残念ながらその日には実家にいないため一足先に厄払いを済ませた。これは中学校時代の恩師の家(神社)でやることになっていたので、近況報告や息子の顔見せを兼ねてお邪魔した。

地元のワイナリー「カーヴ・ドッチ」: 葡萄の木を契約しているので毎年1本ずつワインをもらえることになっているのだが、帰省していなかったので6本(つまり6年分)も溜まっていた。2001年のバッカス、2005年のシャルドネ、2002年のカベルネ・ソーヴィニヨンをそれぞれ2本ずつ贈ってもらうことにした。

まつり: ちょうど地元のお祭りとスケジュールが合った。息子を連れて坂の上にある神社に連れて行ったら、ちょうど神輿が帰って来るところだった。

飲み食いしたもの

ワイン: 上記の「カーヴ・ドッチ」で2002年のミュラー・トゥルガウとスパークリング・ワインを買って実家で空ける。ミュラー・トゥルガウはシャルドネほど辛口じゃないのでいろいろな料理に合わせられる。スパークリング・ワインは以前も買ったことがある。以前のものはかなりフルーティだったのだが、今回のはかなりドライ。

魚: やはり日本海側は白身魚やイカがうまい。刺身/寿司おいしくいただいた。

新発見

ZAZEN BOYS: 偶然「トップランナー」で見かけたのだが、かなりかっこいい。

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で、帰って来た日に届いたCDとDVD。

威風堂々

知らんかったなあ。朝比奈隆さんが海上自衛隊を指揮した1970年代の録音のCD化。

77 Million Paintings By Brian Eno (2pc) (Dvdr) [Import]

ブライアン・イーノのビデオ・インスタレーション。

Le Domaine Musical Vol. 1 / Pierre Boulez

「ドメーヌ・ミュジカル」時代のブーレーズの録音を集めたボックスの第1弾。4枚組。《ル・マルトー・サン・メートル(主なき槌)》の初演ボーナス CD がついているというので買ってみた。同時代の作曲家の作品が集められている Vol.1 よりは、ストラヴィンスキーや新ウィーン楽派の作品が集められている Vol.2 の方が聞きやすいのかな?

第18回音の輪コンサート

第1部

  • 音楽祭のプレリュード(指揮:伊藤透)
  • アルメニアン・ダンス・パートI(指揮:汐澤安彦)

第2部

  • ミスター・ミュージック!(指揮:秋山紀夫)
  • マリンバ・コンチェルティーノ(指揮:百瀬和紀、マリンバ独奏:河野玲子)
  • エル・カミーノ・レアル(指揮:伊藤透)

第3部

  • 弔辞(秋山紀夫)
  • サクソフォン四重奏曲《5つのカメオ》より第4楽章 アリア(サクソフォン・アンサンブルなめら〜か)
  • プロセルピナの庭(指揮:伊藤透)
  • ミュージック・メイカーズ(指揮:伊藤透)
  • 第4交響曲(指揮:伊藤透)

アンコール

  • 主よ、人の望みの喜びよ(指揮:伊藤透)
  • 《第1組曲》よりギャロップ(指揮:汐澤安彦)
  • 星条旗よ永遠なれ(指揮:百瀬和紀)

アルフレッド・リードが亡くなって初めての「音の輪」コンサート。汐澤先生が客演で《アルメニアン・ダンス・パートI》を振られる。しかも同じ曲を積志ウィンドアンサンブルの第25回定期演奏会でも振っていただくので、主催者にチラシの挟み込みをお願いしたところ快諾していただいた。

第1部と第2部の間の休憩時間にちょうど本番を終えて客席に入っている汐澤先生とお会いすることができたので、簡単にご挨拶を。実は前日までなかなか曲が仕上がらなくて大変だったというお話をうかがったのだが、さすがにあのテンポで演奏するのは奏者も大変でしょう …

ロビーではリードゆかりの品々が展示されていた。

浜松交響吹奏楽団第33回定期演奏会

なんか、例年に比べるといろいろな意味であっさりしていた演奏会。 演奏者の数もシェイプアップされたようだし、浅田さんのトークも控えめだったし(笑)。

第1部

  • アルフレッド・リード/アルメニアン・ダンス・パートI
  • 星出尚志/丘の上のレイラ
  • 星出尚志/北川木挽歌による幻想曲
  • 八木澤教司/太陽への讃歌 – 大地の鼓動

第2部

  • ポップスいろいろ

第3部

  • 天野正道/交響組曲「ガイア」より第2楽章

八木澤作品はやはりものすごく鳴る。

《丘の上のレイラ》はもっと人数を減らして演奏するべきだったのでは?

天野作品はやはりまとめて聞いてみないと。 少なくとも私は天野さんがプログラムノートで書かれているようなメッセージを音楽から感じ取ることは出来ていない。作曲者が自然言語で書いたメッセージと 音楽に託したメッセージが同じように聞こえるのか?あるいは聞こえるべきなのか?がよくわからない。語法的にはベルトーンのような感じでエコー効果を表現 した賛美歌風のメロディが印象に残った。(これがギョーム・ド・マショーの引用?)

帰り道、例のトンデモ本「人類の月面着陸は無かったろう論」に代表されるアポロ陰謀論に対すると学会のツッコミ本を買う。近所の本屋にはなかったのだが、さすが谷島屋にはあるなあ。

人類の月面着陸はあったんだ論―と学会レポート

その後、ベアード・パパでフォンダン・ショコラを買っているところを団員に見られてしまった ….. いいじゃねーかよ、うちの近くのお店ではシュークリームしか売っていないんだから(笑)。

いろいろと手に入れた

まずは何となく買ってしまったCDたち。

ヤン・ヴァンデルローストと4人の作曲家たち(de haske / DHR 24-001-3)

去年のバンドクリニックで「もうじき出る」と言われたのはこのCDだったのかなあ?ヴァンデルローストが客員教授を務める名古屋芸術大学ウィンドオーケストラによる演奏で、ヴァンデルロースト、広瀬勇人、ケヴィン・ホーベン、マキシム・オーリオ、トム・デハースという5人の作曲家による作品が収録されている。

さて、いつ聞けることやら …

Teaching Music through Performance in Band VOLUME 5

ついにこのシリーズも5冊目まで出版されたらしいが、そういえばまだ買っていない。取り上げられる作品もちょっとネタ切れ感がある。

とはいえ、ここに録音されている作品では、

  • バンドのためのファンタジア(ジャンニーニ)
  • 交響的断章(ネリベル)
  • 第3組曲(ジェイガー)

あたりは、古き良き作品の貴重な作品と言えそう。

*****

mixi の NAPP さんのページで貴重な音源のありかを教えていただいた。ユーフォニアムと吹奏楽のための《とっかあた》(ピアノ・リダクション版もあり)と、先日の「響宴」で残念ながら聞き逃した《科戸の鵲巣》の初演の録音である。

《とっかあた》は、いかにもトッカータという急速なテンポの中でいろいろな日本の旋律が引用されている。外囿祥一郎さんの演奏によるCDが佼成から発売予定とのこと。

《科戸の鵲巣》は(ご本人曰く) NAPP さんの作品の中では「異色」ということであるが、明るい調性感や「わかりやすい」曲想が受けているのではないかと思われる。

貴重なものをありがとうございました。

NAXOSの吹奏楽作品集

ついにNAXOSレーベルの吹奏楽シリーズが始まった。以前スーザの作品集とかはあったけど、吹奏楽作品を体系的に集めたシリーズは初めて。

Strike Up the Band!

最初はこんなところか。有名どころの行進曲を集めたもの。

Persichetti: Divertimento; Masquerade; Parable

以前、ハルモニア・ムンディからリリースされていたパーシケッティの作品集。

Redline Tango

昨年のオストワルド賞受賞作品であるマッキーの《レッドライン・タンゴ》を含む作品集。

(こういうのって今までは Mark Custom の独壇場だったのに …..)

レッスン(今日の積志ウィンドアンサンブル)

浜松海の星高等学校の土屋先生にテューバ/ユーフォニアムのレッスンに来ていただく。

いつも合奏の中で指摘している欠点である

  • アパチュアが狭く「うーーーっ」という音になっている。
  • アタックした直後にピッチが変わるので、和音が響かない。
  • 「大きい音を出せ」と言った時に豊かな音ではなく荒い音が出てしまう。

といったことが指摘されたので、私の認識があまりずれていないことがわかり一安心。

「じゃあ、どうすればこういう点を克服できるのか?」ということについて具体的なアドバイスがいただけたのが収穫だった。

イメージは分かったと思うので、あとはそれを実現すればいいだけです。>> 演奏者諸氏

大変だけどね。

まだ確率は低いものの、パートでまとまった「いい音」が出ることもあったので継続してがんばりましょう。

お買い物(デリコ/コールマン/ストーンズ/吹奏楽などなど)

いろいろやることが溜まってきたので、会社を休んで片付ける。

そのついでにお買い物。

アメリカの空

昨年の「響宴」で演奏された三浦秀秋さんの《SALTY MUSIC》がオーネット・コールマンのオーケストラ曲にインスパイアされて作曲されたという話を聞いたので、ぜひ聞きたいと思っていた。おそらくこの曲なのではないかな?ちょうどリマスター盤が発売されたばかりなので聞いてみることにした。

「ハーモロディック」理論に基づいて作曲されたとあるのだが、ライナーノートを見てもウェブでちょっと検索してもよくわからなかった。要はフリー・ジャズを説明するための理論なのか?

演奏はロンドン交響楽団。いわゆるフリー・ジャズっぽい部分は予想ほど多くなかった。前半は淡々とコード・プログレッションが進むのだが、弦楽器で作られる和音が面白い。ちょっと複調っぽい響きがするのも「ハーモロディック」理論なのだろうか?

LIVE PSYCHEDELICO

仕事が忙しい時期が続くと世間にも疎くなる。LOVE PSYCHEDELICO のライヴアルバムが発売されたことを知らなかった。

デリコのライヴを生で見たことはないのだが、初めて店頭販促ビデオで見たときや昨年リリースされた DVD を見たときの印象はあまりよくない。ライブならではのラフさがデリコの場合にはマイナスに働いて稚拙に聞こえてしまう。

この CD も想像していたほど悪くなかったが、やはりスタジオ録音のオリジナルバージョンを聞いていた方がいい。KUMI のボーカルはシャウトよりも繊細な歌い回しの方が似合う。

CAFUAセレクション2006 吹奏楽コンクール自由曲選「オペラ座の怪人」

大手レーベルがこの手の新譜(だけでもないが …..)紹介用 CD をリリースしなくなったので CAFUA やブレーンにはがんばって欲しい ….. という意味も込めて毎年買っているのだが、あまり聞こうという気が起きないんだよなあ …..

*****

さんざん迷ったあげく、ローリング・ストーンズの紙ジャケ22枚を買うことにした。今まで忙しかった仕事が一段落着いた自分へのご褒美とか、1970年代の紙ジャケを買ってしまったからついでに買わねばならないとか、なぜエルヴィスの紙ジャケは全買いしたのにストーンズは買わないのだ?などと自問自答しながらの決断(笑)。

さらに購買意欲を高めようと、今週はストーンズ40周年(!)記念ベスト「Forty Licks」を聞いていたのだが、初期のストーンズもなかなか面白い。ビートルズとタメを張っていたグループならではのブリティッシュ・ロック的な雰囲気があったり、アメリカ南部の泥臭いブルースの雰囲気があったりしている。

バンドジャーナル

http://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/bandjournal/index.html

バンドジャーナル2006年4月号で、無事私の所属する吹奏楽団が紹介された。

「話したことと全然違うことが載ってしまってどうしよう」という夢を見てしまったので(そんな夢見るなよ)ちょっと心配していたのだが、団長のコメントも私のコメントも意図した通りに載っていたので安心。

写真のアングルも結構気に入っています(笑)。

光の中で

日本の吹奏楽 ’93 VOL.12 一般・課題曲編

基本的に吹奏楽コンクールの CD は買わない主義なのであるが、この CD にはヤマハ吹奏楽団が田中賢さんに委嘱した《…im Light − 光りの中で…》が収録されているので欲しかった。

以前、ブレーンからリリースされていた、招待演奏のみを集めたカセットテープに収録されていたのであるが、CD ではこれが唯一の音源である。

軽い気持ちでオークションに入札したところ、あっさり落札できた。以前はもっと高額で落札されていたんだけど …