ということで、無事拙文が掲載されました。
実際に印刷されたものを見ないと安心できない性質なので、とりあえずほっとしています。
息子が体調を崩したので会社を休んで一日中子守り。
Holiday Traditions(アメリカ空軍交響楽団)
久しぶりに海外オークションで入手。 いつの間にか空軍モノがデジパックというか簡易パッケージになっている。
この CD にはリードの《ロシアのクリスマス音楽》の管弦楽編曲が収録されている。 ライナーノートによると、リードの助言のもと、クラーク・マカリスターが編曲したものらしい。 率直に言って、この手のニッチなレパートリーはちゃんとしたオーケストラによる音源は出てきにくいと思われるので、こういう音源はありがたい。
スコアを見ながら聞いてみると、もともと管弦楽を念頭において原曲(吹奏楽版)を作曲したのかと思うくらい相性がよい。 頻繁に登場するクラリネットセクションによる聖歌のコラールはそのまま弦楽セクションに移しても問題なさそうだし、最後の部分(イングリッシュホルンのソ ロが終わってトロンボーンのコラールが始まるところ)はニ長調(Bb 管でシャープ 4 つ)という吹奏楽ではなかなか扱いにくい調だし。
吹奏楽に慣れた耳だと、最終部分は金管セクションによるマッシヴな響き(命を削るようなフォルティシモ(笑))が欲しいところであるが、管弦楽編曲になると弦楽(+木管高音群)の響きが主体になり、金管は添え物的な役割に回ってしまう。 そのあたりがちょっと残念か。
追記: ちょっと探してみたところ、アメリカの iTMS で見つけました。「US Air Force Band」の演奏になっていますが管弦楽版でした。「Season of Hope Vol.2」というアルバムです。iTMS だとアルバム単位でしか買えないみたいですし、このアルバムは Altissimo! からリリースされているので普通に購入できると思います。URL はこちら↓
今年最後の合奏。
とりあえず、突破口は「伸ばしている音でもビートを感じる」「音の立ち上がりの形を合わせる」だろうか。これができればかなり聞き映えが変わると思うのだが。
定期演奏会まであと半年でどのくらい向上するかわからないが、さしあたっての目標である。
練習後、定期演奏会に向けた選曲会議。 「今日で全部決める」という目標は達成できなかったものの、大筋の流れはまとまる。 笑ってしまうような流れであるが、それでもちゃんと流れはある。
吹奏楽は演奏時間が短い曲が多いので、その並べ方でお客さんが受ける印象も変わる(言葉は悪いかも知れないが、別の言い方をすればコントロールできる)のではないかというのが私の持論である。
そういうことで、各ステージの最後の曲へ向かう流れを大事にして曲を配置して行っているつもりである。
適切な曲を配置するに当たって、事前に考えた自案が却下されるとなかなか進展せず(さすがに案を複数練っている時間はないので …..)煮詰まってしまうのであるが、今年は新入団員の M 君という強力な助っ人が現れた。
彼は、私(あるいは私を含めたおじさんたち)が持っている引き出しとは全然別の引き出しを持っている。我々が煮詰まっても別の曲が出てくると助かるのである。
ということで、私の引き出しと彼の引き出しから出された曲がうまい具合に絡みそうである。おそらく、いつもとは多少違う味付けのメニューになると思うので乞うご期待。
(誰が期待しているんだ?)
ネーミングのセンスはいまいちアレだが、浜松市が興味深い演奏会を開催する。
ウィンド・アンサンブルの現在 バンド維新
2008年2月16日(土)作曲家によるレクチャーと公開練習
2008年2月17日(日)作品発表コンサート(全曲初演!)
かなり前に napp さん(中橋愛生さん)の日記でちらっと触れられていたような気がするのだが、彼も一枚噛んでいるのだろうか?
主催者(浜松市文化振興財団文化育成課)によると、演奏するのは浜松市内の中学・高校生ということなので、アマチュアでの演奏も可能な難易度なのだろう。
チケットは年明けに発売されるそう。
第1部
第2部
第3部
例年書いているが、中低音が充実した響きを聞かせるバンドなのである。 バンドの特色をアピールするのなら、選曲には考慮の余地があったのでは?
また、パート間のピッチ感が違っているので、主旋律のユニゾンが不安定になってしまったり、テュッティになるほど音が濁ったりで、ちょっと残念。
あと、いくつか苦言。
プログラムの曲目紹介に明らかなミスがあった。誤字とかではなくて、数行抜け落ちてしまっている感じ。このまま読んだら全く意味不明。主催者側が気 付かないはずはないのだから、訂正を挟み込むなり(対応が間に合わなかったのだとしたら最悪でも)司会者に言及させるなりすべき。お客さんに失礼でしょ う。
それから、指揮者が演奏者を立たせて、お客さんの拍手をもらっている時に演奏者が席を移動するのも失礼。お客さんの拍手を蔑ろにしていませんか?
ということで、また「あの」シリーズの解説を書かせていただくことになった。
「あの曲」の 1971 年版が収録されるそうで。 意外と最近もコンクールで演奏されているようだが、演奏されるのは改訂版なのではないかな? 私は 1971 年版の方が好きなので、楽しみである。
午前中は息子が通う保育園の「生活発表会」。 まあ、学芸会のようなもので、劇や演奏や踊りなどの練習の成果を発表する場である。
本番に弱い息子は、かなり緊張して歌を歌っていた。 (こんなに緊張した顔を見たのは初めてかも知れない(笑)。)
その後、CD を引き取りにショップへ。 エスカレーターをのぼると「12:30 〜 13:30 の間にアキラさんが来店予定です」とある(12/2 は浜松でアンサンブル・ベガのコンサート)。運がよければサインでも ….. と思っていたのだが、残念ながら我々が来る直前に帰られてしまったらしい。
それにもめげず、息子が先日買ったアンサンブル・ベガの DVD に食いついていたので、CD も買ってみることにした。
なぜアンサンブル・ベガがこんなに心に効くのか聴けば解る!というCD
収録内容は先日買った DVD とそんなに変わらないのだが、アキラさんの語りが入っていない分、息子には集中できていいのかもしれない。 吹奏楽版もある組曲《ブラック・ジャック》全曲収録。
EMI のジョン・レノンのソロ・アルバムが紙ジャケ化。 音的には既存の音源、つまり「ジョンの魂」「イマジン」「マインド・ゲームス」は2000年前後にリマスターされた音源、「平和の祈りをこめて」と「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」はリマスタリングされていない音源である。
「サムタイム」は2枚組だったオリジナルアルバムを1枚にまとめてしまった悪名高きリマスタリング盤があるのだが、紙ジャケにすると辻褄が合わなくなってしまうため、リマスタリング前の音源に戻したのだろう。
ということで、5枚中4枚はすでに持っている音なのだが、いいんです、ジョンだから。
ふだんはボーナス・トラックをあまり気にしない私であるが「ジョンの魂」はボーナス・トラックを削った方がよかったのでは? やはり、このアルバムはカセットレコーダーで録音された《母の死》で終わって欲しい。そのあとでハイテンションな《パワー・トゥ・ザ・ピープル》や《ドゥ・ジ・オズ》を聞かされてしまっては余韻も何もないのである。
夜、吹奏楽団の練習の後で来年の定期演奏会の選曲会議。 充実した議論の末にメインに置く曲が決まる。
某雑誌の記事執筆のために全日本吹奏楽コンクールのデータ整理。
三連休で片付けようと思ったら、ちょっと時間が足りなくて仕上げができていなかった。 案の定、休み明けに催促の連絡が入ったのでちょっとがんばって仕上げる。 (日が変わる前に終わると思ったのに、見通しが甘くて2時までかかってしまった …..)
支部大会で取り上げられた自由曲のランキング、大編成はあのへんの曲とかあのへんの曲とか、おおよその見当はつくと思うのだが、小編成については意外な結果が出て面白い。
2月号掲載予定なのでお楽しみに。
練習で利用させていただいている積志公民館の「公民館祭り」に出演。 例年、これが年内最後の公式演奏となっている。
出張に行っていたので練習は一回お休みさせていただいていた。 しかも、その前の週は休日のため公民館が利用できずに練習中止、その前の週は「ふれあいコンサート」の準備と練習だったので、実質的に私が振ることができたのは前日の練習のみだった。
(まあ、どれも以前演奏したことのある曲ばかりだったので、そんなに心配していなかったのだが …..)
そういえば、最近の公式演奏といえば、屋外だったり体育館だったりかなり広い場所ばかりだった。音が少々荒れるのは仕方ないか。前日の練習でも少し オーバーブロー気味だったのだが、その方が曲に勢いが出るのではないかと思い、基本的にはそのままにしておいた。多少メロディを浮き立たせるためにバラン スは調整したけど。
結果的には、これがいい方向に働いたのではないかな。 お客さんにも喜んでいただけたようだし、全般的にはいい出来だったと思う。
第55回全日本吹奏楽コンクール大学の部の結果を入力しました。