ううん、聞く時間がないよう …
田村文生編曲作品集「TRANSFORM」
スタジオ・シンフォニカが制作した田村文生さんによる吹奏楽編曲作品集。
チラシは以下の URL で。
http://www.sinfonica.co.jp/con_produce/pdf/200604_flyer_transform_web.pdf
ご注文は以下の URL で。
http://www.sinfonica.co.jp/
私はまだ《バッハナール》(原曲はJ.S.バッハの《聖アン》)や《海の微風 春の再来》(同じくドビュッシーの弦楽四重奏曲の第4楽章)あたりしか聞いたことがないのであるが、単なるトランスクリプションに留まらない様々なアイデアがちりばめられている。
特にヤマハ吹奏楽団の定期演奏会で《バッハナール》を初めて聞いたときなんか本当にぶったまげた。
演奏はわたけんさん率いる北海道教育大学函館校吹奏楽団。
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それから、今回もライナーノートを書かせていただくことになっている某CDのラフミックスのCDも送っていただき、今日到着した。
実はいろいろな原稿の締め切りが立て込んでいてけっこう大変だったりするのである …
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あと、マトモスのCDの件でコメントをくれた “かしくん” からマシュー・ハーバートの「Plat du Jour」(日本語にすると「今日の一皿」?)を聞かせてもらう。
マトモスのように現実音をサンプリングしているのだが、かなり明確な意図を持って素材を選んでいる。このアルバムもタイトルから何となく想像がつくようにジャンク・フードの危険性を訴える意図をもって人間の口に入るいろいろなモノを素材にしているらしい。
ご丁寧にアルバムの意図を説明したウェブページも用意してある。ちゃんと日本語で書かれているのでご心配なく。
仕事中に聞き流していたのだが、5曲目《CELEBRITY》でデヴィッドだの、ヴィクトリアだの、ビヨンセだのが歌われているのを聞いておかしくなってきた。やはり怒りにはウィットが必要である。
閑話休題。マイケル・ムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」が面白くて「華氏911」がそれほど面白くなかったのはこのウィットの差なのではないか。
マシュー・ハーバートはビッグバンドも録音しているらしい。どんなんだろう?